報道関係各位

MSD株式会社

この参考資料は、Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAが2023年4月27日付(米国東部時間)で発表した2023年度第1四半期決算のプレスリリースMerck Announces First-Quarter 2023 Financial Resultsを日本語に翻訳したもので、内容および解釈については英語が優先されます。 

以下の医療用医薬品は、日本国内で発売しております。カナ表記は括弧内をご参考ください。 
BRIDION®(ブリディオン®)、GARDASIL®(ガーダシル®)、GARDASIL®9(日本ではシルガード®9)、JANUVIA®(ジャヌビア®)、KEYTRUDA®(キイトルーダ®)、Lenvima®(レンビマ®)、Lynparza®(リムパーザ®)、ROTATEQ®(ロタテック®)、ZERBAXA®(ザバクサ®)、LAGEVRIO®(ラゲブリオ®)、VAXNEUVANCE™(バクニュバンス®)、PNEUMOVAX ®23(ニューモバックス®NP) 


参考資料

Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USA
2023年度第1四半期決算発表

  • 2023年度第1四半期は、オンコロジーやワクチン領域をはじめとする主要な成長ドライバーにおいて持続的で堅調な業績基盤を反映 
  • 2023年度第1四半期の全世界売上高は、前年同期比9%減の145億ドル。LAGEVRIOの売上を除き11%増の成長。LAGEVRIOの売上および為替の影響を除き15%増の成長。
    • KEYTRUDAの売上高は、20%の成長で58億ドル(為替の影響を除き24%増)
    • GARDASILおよびGARDASIL 9の売上高は、35%の成長で20億ドル(為替の影響を除き43%増)
    • LAGEVRIOの売上高は、88%の減少で3億9,200万ドル(為替の影響を除き87%減)
  • 2023年度第1四半期のGAAPベースのEPSは1.11ドル、non-GAAPベースでは1.40ドル。GAAP およびnon-GAAPベースのEPSは、Imago社の買収、Kelun-Biotech社との提携およびライセンス契約に関連する負担費用0.52ドルを含む
  • 免疫系パイプラインを強化するため、Prometheus Biosciences の買収提案を発表
  • 革新的な心血管系パイプラインによる以下の有望なデータを発表:
    • sotaterceptによる第3相試験の良好な結果
    • MK-0616による第2b相試験の良好な結果(2023年に第3相試験を開始予定)
  • 先進的なオンコロジー研究への取り組みとして特定の腫瘍タイプにおける早期がんに関する以下の進展を発表:
    • 第3相KEYNOTE-671試験の良好な結果を発表
    • Moderna社との提携のもと、第2b相KEYNOTE-942/mRNA-4157-P201試験の良好な結果の詳細を発表
  • 2023年度業績見通し
    • 2023年度通期の全世界売上高を577億ドル~589億ドルに上方修正(為替のマイナス影響約2%ポイントを含む。業績見通しには、LAGEVRIOの売上約10億ドルを含む)
    • 2023年度通期のGAAPベースのEPSレンジを5.85ドル~5.97ドルに下方修正(Zetiaの反トラスト訴訟の和解に関連する費用を反映)
    • 2023年度通期のnon-GAAPベースのEPSレンジを6.88ドル~7.00ドルに上方修正(為替のマイナス影響約4%ポイントを含む)
    • 業績見通しには、Prometheus Biosciences の買収提案による影響を反映していません。2023年度第3四半期には完了見込みで、最終的に、GAAPおよびnon-GAAPベースの業績に約103億ドルまたは一株当たりの約4.00ドルを一括で計上予定

米国ニュージャージー州ローウェイ– Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USA(米国とカナダ以外ではMSD)は2023年4月27日、2023年度第1四半期決算を発表しました。

会長兼最高経営責任者(CEO)ロバート・M・デイビスは、「重要なアンメットニーズに応えるため、私たちは果敢に科学技術を発展させる取り組みを進めており、当社の革新的なパイプラインにおける大きな進展とともに2023年度を迎えることができました。今年度の第1四半期は、当社のサイエンスに立脚した戦略、主要な成長ドライバーによる堅調な業績、商業面および事業面の持続的な進展、そして最も重要なこととして世界各国の当社の社員による献身的な努力と協力を反映しています。このような成果を成し遂げたことに大変誇りに思います。私たちは引き続き、スピード感をもって迅速に取り組み、未来を見据えて患者さんや株主の皆さんに大きな価値を届けます」と述べています。

決算サマリー

2023年度第1四半期のGAAP(GAAP:一般に公正妥当と認められる会計基準)ベースの希薄化後EPSは1.11ドルでした。2023年度第1四半期のnon-GAAPベースのEPSは1.40ドルでした。2023年度第1四半期のGAAP およびnon-GAAPベースのEPSの前年からの減少は、主にImago BioSciences, Inc.(Imago社)の買収、Kelun-Biotech社(Sichuan Kelun Pharmaceutical Co., Ltdの持株子会社)との提携およびライセンス契約に関連する負担費用0.52ドルを反映しています。また当四半期のGAAP およびnon-GAAPベースのEPSの減少は、新型コロナウイルス感染症の治療薬LAGEVRIO(モルヌピラビル)の売上高減少および為替のマイナス影響を反映しています。さらに2023年度第1四半期のGAAPベースのEPSの減少は、Zetiaの反トラスト訴訟の特定の原告との和解に関連する費用を反映しています。当四半期のGAAPベースのEPSの減少は、前年の株式の投資による損失に対して株式の投資による利益が計上されたことによるプラス影響により一部相殺されました。

non-GAAPベースのEPSは、事業統合・売却関連費用、事業再構築プログラムに関連する費用、株式の投資による収益と損失、およびZetiaの反トラスト訴訟の特定の原告との和解に関連する費用を除外しています。

免疫系パイプラインを強化するPrometheus Biosciences の買収を提案 

  • 2023年4月16日、Prometheus Biosciences (Prometheus社)を買収する最終契約を発表しました。子会社を通して、1株当たり200ドル、全株式概算108億ドルを現金で取得する予定です。この契約によって、免疫領域における当社のプレゼンスが高まり、潰瘍性大腸炎、クローン病などの自己免疫疾患の治療薬として新規の後期開発候補PRA023とともに、炎症性および免疫性疾患にアプローチするプレシジョン医療および標的探索を可能にするPrometheus社の網羅的データセットが加わることで当社のポートフォリオ全体に多様性をもたらします。この買収は、Prometheus社の株主の承認と一定の条件を受けて2023年度第3四半期に完了する予定です。 

心血管系パイプラインハイライト

  • World Heart Federation’s World Congress of Cardiologyと共同開催されたAmerican College of Cardiologyの第72回Annual Scientific Sessionで以下のデータを発表:
    • 開発中の新規アクチビンシグナル伝達阻害剤のsotaterceptについて、肺動脈性肺高血圧症(PAH、WHO Group 1)の成人患者を対象とし、安定した用量で実施中の基礎療法との併用療法を評価した第3相STELLAR試験の結果を発表。Sotaterceptは、この試験の主要評価項目であるベースラインから24週時の6分間歩行距離(6MWD)を40.8メートル延長し、運動耐容能をプラセボと比較して有意に改善。さらに副次評価項目においても、臨床的な悪化または死亡のリスクの低下を含む9項目中8項目で統計学的に有意に改善。これらのデータは、The New England Journal of Medicine(NEJM)誌にも掲載。
    • 高コレステロール血症の成人患者を対象に1日1回経口投与のプロタンパク質転換酵素サブチリシン/ケキシン9型(PCSK9)阻害剤として開発中のMK-0616を評価した第2b相試験の結果を発表。MK-0616の忍容性は概ね良好で、プラセボと比較してすべての用量で低比重リポタンパク質コレステロ―ル(LDL-C)が低下。これらのデータは、Journal of The American College of Cardiologyにも掲載。

オンコロジープログラムハイライト

  • 当社は、KEYTRUDA(ペムブロリズマブ)に関する以下の薬事および臨床開発の進展を発表: 
    • II期、IIIA期、IIIB期の切除可能な非小細胞肺がん(NSCLC)患者に対する周術期療法として開発中のKEYTRUDAを評価する第3相KEYNOTE-671試験による良好な結果を発表。米国食品医薬品局(FDA)は、KEYTRUDAの生物製剤承認一部変更申請(sBLA)を受理。FDAは、処方薬ユーザーフィー法(PDUFA)の審査完了予定日を2023年10月16日に設定。 
    • 当社とModerna, Inc.(Moderna社)の提携のもと、第2b相KEYNOTE-942/mRNA-4157-P201試験の詳細な結果をAmerican Association for Cancer Researchの年次総会で初めて発表。KEYTRUDAと開発中の個別化ネオアンチゲン治療ワクチンmRNA-4157/V940の併用療法が、完全切除後のIII期/IV期の悪性黒色腫患者に対する術後補助療法として、KEYTRUDA単独投与と比較し、主要評価項目である無再発生存期間(RFS)について統計学的に有意でかつ臨床的に意義のある改善を示す。
      • KEYTRUDAとmRNA-4157/V940の併用療法は、FDA からBreakthrough Therapy(画期的治療薬)の指定、また欧州医薬品庁(EMA)からはPriority Medicines(優先審査対象)の指定を取得。
    • KEYNOTE-869試験のデータに基づき、シスプラチン含有治療が適合しない局所進行性または転移性尿路上皮がんの成人患者を対象とした、KEYTRUDAとPADCEV ®3(enfortumab vedotin-ejfv)の併用療法をFDAが迅速承認。
    • III/IV期または再発子宮内膜がんの一次治療として、KEYTRUDAと化学療法との併用療法、さらに、その後の単独療法に関する第3相NRG-GY018試験の結果が米国婦人科腫瘍学会(SGO)2023 Annual Meetingで発表され、同時にNEJM誌に掲載。KEYTRUDAと化学療法の併用療法は、腫瘍のDNAミスマッチ修復機構の状態に関わらず、このような患者を対象として無増悪生存期間の有意な延長を達成。
    • ヒト上皮成長因子受容体2(HER2)陰性の局所進行性切除不能または転移性胃腺がんまたは食道胃接合部腺がん患者に対する一次治療としてKEYTRUDAと化学療法の併用療法を評価したピボタル第3相KEYNOTE-859試験の結果をオンライン開催される「欧州臨床腫瘍学会(ESMO)のプレナリーセッション」で発表。KEYTRUDAと化学療法の併用療法は、PD-L1発現状況に関わらず、このような患者を対象として化学療法単独と比較して全生存期間(OS)が有意に改善。
      • さらにFDAは、これらのデータに基づき、当社のsBLAを受理。FDAは、PDUFAよる期日を2023年12月16日に指定。
    • 切除不能な進行または転移性の悪性胸膜中皮腫の一次治療においてKEYTRUDAと化学療法の併用療法を評価する第2/3相Canadian Cancer Trials Group(CCTG)IND.227/KEYNOTE-483試験の良好な結果を発表。
  • FDAは抗がん剤諮問委員会(Oncologic Drugs Advisory Committee)を2023年4月28日に開き、転移性去勢抵抗性前立腺がんの成人患者を対象に、アビラテロンおよびプレドニゾンまたはプレドニゾロン(abi/pred)との併用療法として、Lynparza(オラパリブ)の医薬品承認事項変更申請(sNDA)を検討することを発表(主要評価項目である画像診断に基づく無増悪生存期間を含む第3相PROpel試験の結果に基づく)。またPROpel試験における主な副次評価項目としてOSの最終解析の結果も発表。
  • オンコロジー領域に関する投資家向けイベントを米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会で2023年6月5日月曜日、中部標準時(CT)午後6時に主催する予定。このイベントでは、上級幹部が当社のオンコロジー戦略およびプログラムに関する最新情報を提示する予定。このイベントは、米国イリノイ州シカゴで開催され、ウェブキャストでアクセス可能。ウェブキャストリンクを含めて詳細については後日、発表予定。

感染症疾患パイプラインハイライト

  • HIV-1感染症の治療薬として開発中のドラビリン100 mgとイスラトラビル0.25 mgとの配合剤(DOR/ISL)の1日1回併用投与を評価する新たな第3相試験の登録を開始(HIVに関する当社の継続的な取り組みの一環)。
  • 当社とギリアド社は、抗レトロウイルス療法でウイルス学的抑制が得られているHIV感染症患者を対象として、当社が開発するイスラトラビルとギリアド社が開発するlenacapavirの週1回経口併用投与レジメンを評価する第2相臨床試験を再開(改訂した治験実施計画書に基づく)。

ESG(Environment, Social, Governance:環境、社会、ガバナンス)ハイライト 

  • 当社は、バロンズ誌の「米国の最も持続可能な100社(Barron’s 100 Most Sustainable Companies in U.S.)」に3年連続で選出されました(製薬業界で第1位、総合では第29位)。

2023年度第1四半期の業績

以下の表は当社の医薬品の売上高上位製品およびアニマルヘルス製品の売上高総額を表しています。

医薬品の業績

2023年度第1四半期の医薬品売上高は、10%減の127億ドルとなりました。これは主にウイルス関連製品(主にLAGEVRIO)および糖尿病領域製品の売上高減少によるものですが、オンコロジー領域、ワクチン領域および急性期治療・病院領域の成長により一部相殺されました。LAGEVRIOの売上を除けば、医薬品売上高は14%増です。またLAGEVRIOの売上およびマイナス為替の影響を除けば、医薬品売上高は18%増です。 

ウイルス関連製品の売上高減少は、主にLAGEVRIOの売上高減少によるもので(88%減の3億9,200万ドル)、これは主に2022年度第1四半期の米国と英国市場の売上高が、2023年度第1四半期に再現しなかったことによるものです。またLAGEVRIOの売上高減少は、日本とオーストラリアでの売上高減少にも起因しています。 

糖尿病領域における売上高の減少は、主にJANUVIA(シタグリプチン)とJANUMET(シタグリプチン/メトホルミン)の合計売上高の減少を主に反映しています。JANUVIAとJANUMETの合計売上高は、29%減の8億8,000万ドルとなりました。これは主に、複数の国際市場(特に欧州)におけるジェネリック市場競争、および米国での需要の低下および価格設定を反映しています。 

オンコロジー領域の成長は、主にKEYTRUDAの売上高増加によるもので、KEYTRUDAの当四半期の売上高は前年同期比20%増の58億ドルとなりました。KEYTRUDAの世界的な売上高増加は、NSCLC、腎細胞がん、頭頸部扁平上皮がん、トリプルネガティブ乳がん(TNBC) および高頻度マイクロサテライト不安定性(microsatellite instability-high: MSI-High)固形がんの転移性の適応における力強い進展が続いていること、また米国におけるTNBCの術前/術後補助療法を含む早期がんの市場浸透を反映しています。 

ワクチン領域の成長は、主にGARDASIL(組換え沈降4価 [6、11、16、18型] ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン)およびGARDASIL 9(組換え沈降9価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン)の合計売上高の増加(35%増の20億ドル)によるものです。これは、米国以外の特に中国においての需要増加を反映していますが、出荷タイミングおよび供給増加による影響もあります。 またワクチン領域の成長は、VAXNEUVANCE(15価肺炎球菌結合型ワクチン)の売上高増加を反映しています(1億600万ドルに増加)。これは、主に米国での上市に続き、小児の適応症での継続的な市場浸透によるものです。さらにワクチン領域の売上高は、ROTATEQ(5価経口弱毒生ロタウイルスワクチン)の売上高増加を反映しています(38%増の2億9,700万ドル)。これは、主に中国における在庫確保の影響によるものです。ワクチン領域の成長は、PNEUMOVAX 23(多価肺炎球菌ワクチン)の売上高減少により一部相殺されました(44%減の9,600万ドル)。これは主に、新規の成人用肺炎球菌結合型ワクチンが使用される傾向が続き、米国での需要が減少したことを反映しています。 

急性期治療・病院領域の成長は、BRIDION注射液100 mg/mL(スガマデクスナトリウム)の売上高増加を反映しています(23%増の4億8,700万ドル)。これは、主に筋弛緩回復剤のシェア拡大による需要(特に米国における)の増加によるものです。 

アニマルヘルスの業績

アニマルヘルスの2023年度第1四半期の全世界での売上高は、前年同期比で1%増の15億ドルでした(為替の影響を除きアニマルヘルスの売上高は5%増)。家畜類製品の売上高成長は、特に反芻動物関連製品および養鶏関連製品のポートフォリオにおける高い需要を反映しています(テクノロジーソリューション製品、および高い価格設定を含む)。為替のマイナス影響を除けば、コンパニオンアニマル関連製品の成長は、高い価格設定による影響を反映しています。BRAVECTO(フルララネル)などの寄生虫予防薬の2023年度第1四半期の売上高は3億1,400万ドルとなりました。 

2023年度第1四半期の費用に関する情報

以下の表は、費用に関する抜粋情報を表しています。

GAAPベースの費用、EPSおよび関連情報

GAAPベースでは、2023年度第1四半期の売上高総利益率は72.9%で、2022年度第1四半期では66.2%でした。この増加は主に、売上高総利益率が低いLAGEVRIOの売上高減少、プロダクト・ミックスのプラス影響および無形資産の償却費の減少を反映しています。 

2023年度第1四半期の販売費および一般管理費は、前年同期比で7%増の25億ドルでした。この増加は主に、管理費の増加および販売促進費の増加を反映していますが、為替のプラス影響により一部相殺されました。 

2023年度第1四半期の研究開発費は、前年同期比で66%増の43億ドルでした。この増加は主に、Imago社の買収に関連する費用12億ドル、Kelun-Biotech社との提携およびライセンス契約に関連する負担費用1億7,500万ドルを反映しています。さらに、この増加は、報酬および福利厚生費用の増加(臨床開発活動の拡大を支える人員の部分的な増加を反映)、開発候補品の発見と初期の医薬品開発への投資の増加、ならびに臨床開発費の増加も反映しています。 

2023年度第1四半期のその他の費用(収益)純額は、2022年度第1四半期の7億800万ドルの費用に対し8,900万ドルの費用を計上しました。2023年度第1四半期におけるその他の費用(収益)純額の変動は主に、2022年第1四半期の株式の投資による損失に対して2023年第1四半期は株式の投資による利益が計上されこと、ならびに2023年第1四半期の金利収入の増加を反映しています。このプラス影響は、Zetiaの反トラスト訴訟の特定の原告との和解に関連する費用5億7,300万ドル(2023年第1四半期)により一部相殺されました。 

2023年度第1四半期の実効税率は22.6%となり、Imago社の買収に関連する費用に税務優遇が適用されなかったことによる個別のマイナス影響、外国税額の増加、Tax Cuts and Jobs Act(2017米国税制改革)による研究開発費に対する資本化引当および株式の投資による未実現純利益(米国税率によって課税されました)によるマイナス影響を反映しています。 

2023年度第1四半期のGAAPベースのEPSは1.11ドル、2022年度第1四半期では1.70ドルでした。 

non-GAAPベースの費用、EPSおよび関連情報

non-GAAPベースの売上高総利益率は、2022年度第1四半期の70.7%に対し2023年度第1四半期は76.9%でした。この増加は主に、売上高総利益率が低いLAGEVRIOの売上高減少、プロダクト・ミックスのプラス影響を反映しています。

2023年度第1四半期のnon-GAAPベースの販売費および一般管理費は、前年同期比で9%増の25億ドルでした。この増加は主に、管理費の増加および販売促進費の増加を反映していますが、為替のプラス影響により一部相殺されました。

2023年度第1四半期のnon-GAAPベースの研究開発費は、前年同期比で67%増の43億ドルでした。この増加は主に、Imago社の買収に関連する費用12億ドル、Kelun-Biotech社との提携およびライセンス契約に関連する負担費用1億7,500万ドルを反映しています。さらに、この増加は、報酬および福利厚生費用の増加(臨床開発活動の拡大を支える人員の部分的な増加を反映)、開発候補品の発見と初期の医薬品開発への投資の増加、ならびに臨床開発費の増加も反映しています。

non-GAAPベースでの2023年度第1四半期のその他の費用(収益)純額は、2022年度第1四半期の1億3,900万ドルの費用に対し7,000万ドルの収益を計上しました。この変動は主に、2023年第1四半期の金利収入の増加を反映しています。

2023年度第1四半期のnon-GAAPベースの実効税率は22.6%となり、Imago社の買収に関連する費用に税務優遇が適用されなかったことによるマイナス影響、外国税額の増加およびTax Cuts and Jobs Act(2017米国税制改革)による研究開発費に対する資本化引当によるマイナス影響を反映しています。

2023年度第1四半期のnon-GAAPベースのEPSは1.11ドル、2022年度第1四半期では1.70ドルでした。

当期純利益およびEPSのGAAPベースからnon-GAAPベースへの調整は、以下の表のとおりです。

業績見通し

以下の表は、当社の2023年通期の業績見通しの要約を表しています。 

当社は、主要な成長領域において世界的に堅調な潜在需要を取り込み続けています。そのため当社は、通期の業績見通しおよびnon-GAAPベースのEPSを上方修正しました。GAAPベースのEPSについては、通期の業績見通しを下方修正しました。これは、Zetiaの反トラスト訴訟の特定の原告との和解に関連する費用(GAAPベースのみ)が起因しています。 

当社は、2023年4月中旬の為替を基準として、為替のマイナス影響約2%ポイントを含み、2023年度通期の売上高を577億ドル~589億ドルになると予想しています。2023年通期の業績見通しには、LAGEVRIOの予測売上高約10億ドルが含まれます。 

2023年度通期の実効税率は17%~18%になると予想しています。

当社は、2023年度通期のGAAPベースのEPSレンジを5.85ドル~5.97ドルに下方修正しています。 

2023年度通期のnon-GAAPベースのEPSレンジを6.88ドル~7.00ドルに上方修正しています(2023年4月中旬の為替を基準として為替のマイナス影響約4%ポイントを含む)。またnon-GAAPレンジでは、事業統合・売却関連費用、事業再構築プログラムに関連する費用、株式の投資による収益と損失、Zetiaの反トラスト訴訟の特定の原告との和解に関連する費用を除外しています。

2023年度のGAAPベースの予想EPSからnon-GAAPベースのEPSへの調整、およびnon-GAAPベースのEPSからの控除項目は以下の表のとおりです。

2023年4月、当社はPrometheus社の買収に合意したことを発表しました。この買収は、2023年度第3四半期に完了する予定です。今回の業績見通しには、この買収による影響を反映しておりませんが、資産の買収として、2023年年度のGAAPおよびnon-GAAPベースの研究開発費に、約103億ドルの費用を一括計上する予定です(一株当たり約4.00ドル)。さらにパイプライン資産を推進するための運用投資、および資金調達コストを考慮すると、この買収が完了してからの12カ月間において、EPSは約0.25ドルのマイナス影響を受けると予想しています。この取引が完了次第、当社のGAAPおよびnon-GAAPベースの業績見通しに、この買収による影響予測を反映する予定です。 

Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAについて

Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USA(米国とカナダ以外ではMSD)は、最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善するというパーパスのもとに結束しています。130年以上にわたり、重要な医薬品やワクチンの発見を通して人類に希望をもたらしてきました。私たちは、世界トップクラスの研究開発型バイオ医薬品企業を目指し、人類や動物の疾患予防や治療に寄与する革新的なヘルスケア・ソリューションを提供するために、研究開発の最前線で活動しています。私たちは、多様かつ包括的な職場環境を醸成し、世界中の人々と地域社会に、安全で持続可能かつ健康な未来をもたらすため、責任ある経営を日々続けています。詳細については、当社ウェブサイトTwitterFacebookInstagramYouTubeLinkedInをご参照ください。 

 

Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAの将来に関する記述 

このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAの経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。 

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行の影響、米国および世界における医薬品業界の規制やヘルスケア関連の法制度が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAによる将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、革新的製品に対するMerck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAの特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。 

Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAは、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAに関するForm 10-Kの2022年度年次報告書および米国証券取引委員会(SEC)のインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できるSECに対するその他の書類で確認できます。

1Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAに帰属する当期純利益 

2Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAは、事業業績や傾向に関する分析への特定項目の性質による影響を考慮し、2023年度および2022年度の特定の項目の影響を除いたnon-GAAPベースの情報を提供しています。経営陣は、non-GAAPベースの決算報告を用いて業績を評価しているため、この情報が会社の決算結果の理解を深めるものと考えています。経営陣は、non-GAAPベースの指標を目標の設定や達成予測のため、またその他の基準で当社の業績を評価するために社内的に活用します。加えて、上級管理職の年間報酬の一部はnon-GAAPベースの税引前利益から支払われています。これはGAAPに基づき算出された情報に関する追加情報であって、その代わりとなるものではなく、また優先されるものでもありません。non-GAAPベースの調整についての詳細は、本報告書に添付された表2a(脚注を含む)を参照してください。 

3Seagen社およびAgensys社の登録商標です。

4事業統合・売却に関する統合費用、取引費用およびその他の費用と共に、買収の結果、認識された無形資産の償却費および棚卸資産に対するパーチェス法適用に伴う調整額、無形資産の減損損失、および、条件付対価による負債の公正価値測定の見積り変更に関連する費用または収益が含まれます。

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MSDについて

MSD(Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAが米国とカナダ以外の国と地域で事業を行う際に使用している名称)は、最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善するというパーパスのもとに結束しています。130年以上にわたり、重要な医薬品やワクチンの発見を通して人類に希望をもたらしてきました。私たちは、世界トップクラスの研究開発型バイオ医薬品企業を目指し、人類や動物の疾患予防や治療に寄与する革新的なヘルスケア・ソリューションを提供するために、研究開発の最前線で活動しています。私たちは、多様かつ包括的な職場環境を醸成し、世界中の人々と地域社会に、安全で持続可能かつ健康な未来をもたらすため、責任ある経営を日々続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)やFacebookTwitterYouTubeLinkedInをご参照ください。 

報道関係各位

MSD株式会社

MSD株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:カイル・タトル、以下 「MSD」)は、本日、抗PD-1抗体「キイトルーダ®(一般名:ペムブロリズマブ(遺伝子組換え))」について、HER2陰性の胃腺がんまたは食道胃接合部腺がんに対する化学療法との併用療法としての製造販売承認事項一部変更承認申請を行いましたのでお知らせいたします。

胃がんは日本で3番目に多いがんで、がんの死因でも第3位となっています。2019年には約12.4万人が新たに胃がんと診断され、2020年には約4.2万人が亡くなっています*1。胃がんは初期症状がほとんどなく、長年にわたりゆっくり進行することが多いため、進行してから発見されることも少なくありません。胃がんのほとんどは腺がん*2で、胃粘膜の中にある胃液を分泌する腺細胞から発生します。また、食道胃接合部腺がんは、食道と胃の境目に発生する腺がんで、近年増加しています。Ⅳ期の胃がんと診断された患者さんの5年相対生存率は6.2%*3であり、新たな治療法の開発が喫緊に求められていました。

今回の製造販売承認事項一部変更承認申請は、国際共同第3相試験であるKEYNOTE-859試験の結果に基づいています。同試験において、HER2陰性の治癒切除不能な進行・再発の胃腺がんまたは食道胃接合部腺がんの患者に対する一次治療として、キイトルーダ®と化学療法(フッ化ピリミジン系薬剤およびプラチナ系薬剤)の併用療法をプラセボと化学療法の併用療法と比較したところ、キイトルーダ®と化学療法の併用療法では主要評価項目である全生存期間(OS)の有意な改善が示されました。また、副次評価項目である無増悪生存期間(PFS)および奏効率(ORR)についても、統計学的に有意で臨床的に意味のある改善が認められました。なお、本試験におけるキイトルーダ®と化学療法の併用療法の安全性プロファイルは、これまでに報告されている臨床試験と同様でした。

MSDは、重点分野と位置付けるがん領域で患者さんと医療従事者のニーズに応えていけるよう、革新的な医薬品の開発を進めてまいります。

 

キイトルーダ®について

キイトルーダ®は、PD-1に対するヒト化モノクローナル抗体であり、活性化T細胞上のPD-1に結合することにより、がん細胞上のPD-L1及びPD-L2との結合を阻害することで、がん細胞による活性化T細胞の抑制を阻害します。その結果、抑制されていたT細胞が再度がん抗原を認識した際に、再活性化され、がん細胞を排除できるようになります。

キイトルーダ®は、2017年2月15日に国内で販売を開始しました。これまでに「悪性黒色腫」「切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」「再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫」「がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌」「がん化学療法後に増悪した進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)注)」「根治切除不能又は転移性の腎細胞癌」「腎細胞癌における術後補助療法」「再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌」「根治切除不能な進行・再発の食道癌」「治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌」「PD-L1陽性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌」「ホルモン受容体陰性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術前・術後薬物療法」「がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌」「がん化学療法後に増悪した高い腫瘍遺伝子変異量(TMB-High)を有する進行・再発の固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)」「進行又は再発の子宮頸癌」の効能又は効果について承認を取得しています。また、再発又は難治性の原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫の単剤療法について申請中で、前立腺がん、肝細胞がん、卵巣がんなどを対象とした後期臨床試験が進行中です。

注) 条件付き早期承認対象

*1 国立がん研究センターがん情報サービス 「最新がん統計」

*2 国立がん研究センターがん情報サービス 「胃がんについて」

*国立がん研究センターがん情報サービス 「院内がん登録生存集計結果閲覧システム」

 

以上

 

MSDについて

MSD(Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USA.が米国とカナダ以外の国と地域で事業を行う際に使用している名称)は、最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善するというパーパスのもとに結束しています。130年以上にわたり、重要な医薬品やワクチンの発見を通して人類に希望をもたらしてきました。私たちは、世界トップクラスの研究開発型バイオ医薬品企業を目指し、人類や動物の疾患予防や治療に寄与する革新的なヘルスケア・ソリューションを提供するために、研究開発の最前線で活動しています。私たちは、多様かつ包括的な職場環境を醸成し、世界中の人々と地域社会に、安全で持続可能かつ健康な未来をもたらすため、責任ある経営を日々続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)やFacebookTwitterYouTubeをご参照ください。

 

報道関係各位

MSD株式会社

MSD株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:カイル・タトル、以下 「MSD」)は、本日、15種類の肺炎球菌血清型に対応した沈降15価肺炎球菌結合型ワクチン(無毒性変異ジフテリア毒素結合体)(以下、15価肺炎球菌結合型ワクチン)「バクニュバンス®水性懸濁注シリンジ」(以下「バクニュバンス®」)を発売いたしましたのでお知らせいたします。

「バクニュバンス®」は、15種類の血清型に対応した肺炎球菌結合型ワクチンです。高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる成人における肺炎球菌(血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F、22F、23F及び33F)による感染症の予防を効能又は効果として、2022年9月26日に製造販売承認を取得いたしました。

肺炎は日本人の死因の第5位で、肺炎で亡くなる方の95%以上は65歳以上の高齢者が占めています1。そして、市中肺炎の原因菌で最も多いのが肺炎球菌です2。また、肺炎球菌への感染は体の抵抗力(免疫力)が弱まったときなどでも起こりやすく、65歳未満でも肺炎球菌に感染するリスクが高い疾患を有する方は注意が必要です。肺炎球菌結合型ワクチンは肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチンと免疫原性の面で異なる特性を持ち、肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチンとともに高齢者および肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる成人の肺炎球菌感染症予防に貢献することが期待されます。

1 厚生労働省 人口動態統計(確定数)2020年     2 日本呼吸器学会 成人肺炎診療ガイドライン 2017: 10

15価肺炎球菌結合型ワクチン「バクニュバンス®」は海外では「VAXNEUVANCE™」として、2021年7月に米国[肺炎球菌(※)による侵襲性感染症の予防]で、2021年12月にEU[肺炎球菌(※)による感染症の予防]で18歳以上の成人に対する適応を取得しています。また、2022年6月に米国[肺炎球菌(※)による侵襲性感染症の予防]で、2022年10月にEU[肺炎球菌(※)による感染症の予防]で生後6週から17歳までの小児に対する適応を取得しています。日本では、2022年7月に小児に対する適応について承認を申請しています。

※ 血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F、22F、23F及び33F

MSDは、1988年11月に23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン「ニューモバックス®」を、そして2006年11月には23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン「ニューモバックス®NP」を発売し、日本人の肺炎球菌感染予防に貢献してまいりました。MSDは、この度の「バクニュバンス®」の発売を通じて、高齢者および肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる成人における肺炎球菌感染症の新たな予防手段を提供し、日本人の健康にさらに貢献できるよう努めてまいります。

以上

<参考資料>

沈降15価肺炎球菌結合型ワクチン(無毒性変異ジフテリア毒素結合体) 「バクニュバンス®水性懸濁注シリンジ」

<製剤写真>

製剤写真

MSDについて

MSD(Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAが米国とカナダ以外の国と地域で事業を行う際に使用している名称)は、最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善するというパーパスのもとに結束しています。130年以上にわたり、重要な医薬品やワクチンの発見を通して人類に希望をもたらしてきました。私たちは、世界トップクラスの研究開発型バイオ医薬品企業を目指し、人類や動物の疾患予防や治療に寄与する革新的なヘルスケア・ソリューションを提供するために、研究開発の最前線で活動しています。私たちは、多様かつ包括的な職場環境を醸成し、世界中の人々と地域社会に、安全で持続可能かつ健康な未来をもたらすため、責任ある経営を日々続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト( www.msd.co.jp) や  Facebook 、 Twitter 、  YouTube をご参照ください。

報道関係各位

MSD株式会社

 

MSD株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:カイル・タトル、以下MSD)は、子宮頸がん予防を啓発するための「子宮の日」(4月9日)をきっかけに、子宮頸がん予防啓発キャンペーン『今できること、しなきゃ。』を2023年4月14日(金)から開始いたします。本キャンペーンは、映画やドラマ、テレビCMで活躍中の女優 、桜井 日奈子(さくらい  ひなこ)さんを起用し、10代~20代の女性、およびそのご家族の方に向けて、テレビやオンラインをはじめとする各種媒体を通じて展開してまいります。

子宮頸がんは、子宮の入り口である子宮頸部にできるがんで、日本では、毎年1万人以上が新たに子宮頸がんと診断され、年間約2,900人が亡くなっています1。また、子宮頸がんは、20代~30代の若い世代でも罹患する病気です。早期に発見できれば、命や子宮を守ることができますが、就労や結婚、出産、子育てなど、女性にとって大きなライフイベントを迎える時期での発症率も高く、女性の人生に大きな影響を与える可能性があります。子宮頸がんの原因の90%以上がヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によるものといわれています2。そのような理由から、10代からのHPVワクチン接種による予防と、20歳からの定期的な子宮頸がん検診(2年に1回)で早期発見につなげることが非常に重要です。

※画像は実際とは異なる場合があります。

一方、10代~20代にかけては、勉強やクラブ活動、仕事、そしてプライベートでもやりたいことがたくさんあったり、若い方にとって「がん」は身近に感じることが少ないため、子宮頸がん予防をつい後回しにしている方も多いと考えられます。今回、MSDは、忙しい若い世代とそのご家族の方に、子宮頸がん予防は「今できること」であることを考えていただきたく、本キャンペーンを実施することにいたしました。子宮頸がんから身を守るための「ワクチン接種」と「検診」の重要性を広く呼びかけるべく、若い世代からの支持も厚い、桜井 日奈子さんを起用し、テレビやオンラインをはじめとする各種媒体で展開してまいります。

また、本キャンペーンの開始に合わせて、4月14日よりMSDの子宮頸がん予防情報サイトの名称を「もっと知りたい 子宮頸がん予防」https://www.shikyukeigan-yobo.jp/)に変更し、内容を大幅にリニューアルして公開する予定です。(13日までは旧サイトの「もっと守ろう.jp」に接続します)サイトでは子宮頸がんの原因・予防・治療についての基本的な情報をQ&A形式でわかりやすく解説するとともに、子宮頸がんに関する用語集も新設します。

最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善することをパーパスとするMSDは、今後も、日本でもHPV関連疾患の予防が進み、子宮頸がんで苦しむ患者さんを一人でも減らせるよう、関連する情報の提供活動に努めてまいります。

以上

※画像は実際とは異なる場合があります。

1 国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録/厚生労働省人口動態統計)全国がん罹患データ(2016年~2019年)/全国がん死亡データ(1958年~2021年)

2 厚生労働省 HPVワクチンQ&A

 

MSDについて

MSD(Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USA.が米国とカナダ以外の国と地域で事業を行う際に使用している名称)は、最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善するというパーパスのもとに結束しています。130年以上にわたり、重要な医薬品やワクチンの発見を通して人類に希望をもたらしてきました。私たちは、世界トップクラスの研究開発型バイオ医薬品企業を目指し、人類や動物の疾患予防や治療に寄与する革新的なヘルスケア・ソリューションを提供するために、研究開発の最前線で活動しています。私たちは、多様かつ包括的な職場環境を醸成し、世界中の人々と地域社会に、安全で持続可能かつ健康な未来をもたらすため、責任ある経営を日々続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)や Facebook 、 Twitter 、 YouTubeをご参照ください。

報道関係各位

MSD株式会社

MSD株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:カイル・タトル、以下MSD)は、4月1日に子宮頸がんなどのヒトパピローマウイルス(HPV)感染症の予防を目的とした小学校6年生から高校1年生に相当する女子の定期接種と、平成9年度~平成18年度生まれの女性に対するキャッチアップ接種に、9価HPVワクチン「シルガード®9水性懸濁筋注シリンジ」の使用が可能となりましたことを受け、本日、添付のステートメントを発表しました。

以上

 

MSDについて

MSD(Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USA.が米国とカナダ以外の国と地域で事業を行う際に使用している名称)は、最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善するというパーパスのもとに結束しています。130年以上にわたり、重要な医薬品やワクチンの発見を通して人類に希望をもたらしてきました。私たちは、世界トップクラスの研究開発型バイオ医薬品企業を目指し、人類や動物の疾患予防や治療に寄与する革新的なヘルスケア・ソリューションを提供するために、研究開発の最前線で活動しています。私たちは、多様かつ包括的な職場環境を醸成し、世界中の人々と地域社会に、安全で持続可能かつ健康な未来をもたらすため、責任ある経営を日々続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト( www.msd.co.jp) や  Facebook 、  Twitter 、  YouTube をご参照ください。

報道関係各位

MSD株式会社

この参考資料は、KEYTRUDA® (pembrolizumab) Plus Chemotherapy Significantly Improved Overall Survival Versus Chemotherapy Alone as First-Line Treatment for Advanced Malignant Pleural Mesothelioma (https://www.merck.com/news/keytruda-pembrolizumab-plus-chemotherapy-significantly-improved-overall-survival-versus-chemotherapy-alone-as-first-line-treatment-for-advanced-malignant-pleural-mesothelioma/) の日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症と安全性情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。

KEYTRUDA®は、日本ではキイトルーダ®として、悪性黒色腫、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫、がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌、がん化学療法後に増悪した進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)注)、根治切除不能又は転移性の腎細胞癌、腎細胞癌における術後補助療法、再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌、根治切除不能な進行・再発の食道癌、治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌、PD-L1陽性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌、ホルモン受容体陰性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術前・術後薬物療法、がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌、がん化学療法後に増悪した高い腫瘍遺伝子変異量(TMB-High)を有する進行・再発の固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)、進行又は再発の子宮頸癌に対する効能又は効果で承認を取得しております。 

注) 条件付き早期承認対象


参考資料

KEYTRUDA®(ペムブロリズマブ)、進行悪性胸膜中皮腫の一次治療において
化学療法との併用療法群が化学療法単独群と比較して全生存期間を有意に改善

2023年3月10日:ニュージャージー州ローウェイおよびオンタリオ州キングストン―Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)とCanadian Cancer Trials Group(CCTG)は本日、切除不能な進行または転移性の悪性胸膜中皮腫の一次治療において抗PD-1抗体KEYTRUDA®と化学療法の併用療法を評価する第2/3相CCTG IND.227/KEYNOTE-483試験で、主要評価項目の全生存期間(OS)を達成したことを発表しました。IND.227試験はCCTGが実施医療機関となり、イタリア(共同実施組織:National Cancer Institute of Naples – NCIN)およびフランス(共同実施組織:The French Cooperative Thoracic Intergroup – IFCT)の治験責任医師と共同で実施されました。Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., U.S.A.はKEYTRUDA®を提供し、試験を支援しました。本試験の最終解析でKEYTRUDA®と化学療法の併用療法群では、化学療法単独群と比較して統計学的に有意かつ臨床的に意味のあるOSの改善が認められました。本試験におけるKEYTRUDA®と化学療法の併用療法の安全性プロファイルはこれまでに報告されている試験の結果と一貫していました。今後さまざまな腫瘍関連学会で発表するとともに、世界各国の規制当局へ承認申請する予定です。

Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., U.S.A.研究開発本部シニアバイスプレジデントでグローバル臨床開発責任者、チーフメディカルオフィサーのEliav Barr博士は、「悪性胸膜中皮腫は肺あるいは胸腔を包む膜に発生する進行の速いがんで予後は不良です。生存率を向上させる新たな治療が求められており、今回の良好な結果で、KEYTRUDA®と化学療法の併用療法が悪性中皮腫の中で最も多い悪性胸膜中皮腫の一次治療として期待できることが示されました」と述べています。

CCTGでIND.227 trial/KEYNOTE-483試験の研究責任者を務めるQuincy Chu博士は、「手術や放射線治療だけではなかなか治療が難しい悪性胸膜中皮腫の患者さんに対する治療法はほとんど進歩していません。本試験の結果は、治療の選択肢が限られるこの疾患の患者さんに新たな変化をもたらす可能性があります」と述べています。

Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., U.S.A.は肺がんの広範な臨床開発プログラムを実施しており、早期がんや新たな併用療法を対象とする研究など、承認申請に向けた複数の試験を実施しています。

 

IND.227/KEYNOTE-483試験について

IND.227/KEYNOTE-483試験は、Canadian Cancer Trials Group(CCTG)が実施医療機関となり、National Cancer Institute of Naples(NCIN)およびIntergroupe Francophone de Cancérologie Thoracique(IFCT)と共同で実施する非盲検無作為化第2/3相試験(ClinicalTrials.gov, NCT02784171)です。Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., U.S.A.が試験を支援しました。本試験では切除不能な進行悪性胸膜中皮腫の治療においてKEYTRUDA®と化学療法の併用療法を評価しました。本試験の主要評価項目はOSで、副次評価項目はRECIST(Response Evaluation Criteria in Solid Tumors) v 1.1(中皮腫向けに判定基準を一部変更)を用いて盲検下独立判定機関(BICR)が評価した無増悪生存期間(PFS)および客観的奏効率(ORR)のほか、安全性、生活の質(QoL)です。本試験の第3相試験パートでは登録患者440名を以下のいずれかに無作為に割り付けました。

  • KEYTRUDA®(200 mgを3週間おきに最大35サイクル)をペメトレキセド(500 mg/m2を3週間おきに6サイクル)およびシスプラチン(75 mg/m2を3週間おきに6サイクル、カルボプラチンへの変更も可)と併用
  • ペメトレキセドおよびシスプラチン(カルボプラチンへの変更も可)のみ

 

悪性中皮腫について

悪性中皮腫は胸部、腹部、心臓、精巣など体の特定の部位を覆う膜に発生するがんです。2020年には世界中で30,000人以上が新たに悪性中皮腫と診断され、26,000人以上が死亡したと推定されています。肺あるいは胸腔を覆う膜に発生する胸膜中皮腫は、悪性中皮腫の中で最も多く、約75%を占めています。悪性胸膜中皮腫は多くの場合進行が速く、5年生存率はわずか12%です。悪性中皮腫の発生率は米国では徐々に低下しつつありますが、世界各地で悪性胸膜中皮腫を引き起こすアスベストの使用やその曝露が続いており、世界ではこの進行の速い疾患の発生率が上昇しています。

 

Canadian Cancer Trials Groupについて

Canadian Cancer Trials Group(CCTG)はがん臨床試験の共同研究グループで、抗がん剤や支持療法の第1〜3相試験をカナダ全土の85以上の病院やがんセンターで実施しています。Queen’s Universityに本部を置き、2万人の治験責任医師や治験担当者の国際的なネットワークを通して、6大陸40カ国の10万人が登録する600件以上の治験を支援してきました。CCTGはCanadian Cancer Societyの全国プログラムであり、すべてのがん患者さんの生存率やQoLの改善を目指しています。CCTG IND.227試験はCanadian Cancer Society (CCS)の補助金を受けて実施されました(707213)。詳しくはCCTGのウェブサイト(www.cctg.ca)をご覧ください。

 

KEYTRUDA®について

KEYTRUDA®は、自己の免疫力を高め、がん細胞を見つけて攻撃するのを助ける抗PD-1抗体です。KEYTRUDA®はPD-1とそのリガンドであるPD-L1およびPD-L2との結合を阻害して、がん細胞を攻撃するTリンパ球を活性化するヒト化モノクローナル抗体です。

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAは業界最大のがん免疫療法臨床研究プログラムを行っており、現在1,600を超えるKEYTRUDA®の臨床試験を実施し、幅広い種類のがんや治療セッティングを検討しています。KEYTRUDA®の臨床プログラムでは、さまざまながんにおけるKEYTRUDA®の役割や、KEYTRUDA®による治療効果が得られる可能性を予測する因子について模索しており、さまざまなバイオマーカーの模索も行っています。

 

KEYTRUDA®用法・用量・安全性情報について

用法・用量・安全性情報など一部情報は米国のもので、日本の情報ではありません。詳しくは当社英文リリースをご参照ください。

https://www.merck.com/news/keytruda-pembrolizumab-plus-chemotherapy-significantly-improved-overall-survival-versus-chemotherapy-alone-as-first-line-treatment-for-advanced-malignant-pleural-mesothelioma/

 

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAのがん領域における取り組み

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAでは、画期的な科学を革新的ながん治療薬に変換して世界中のがん患者さんを助けることに取り組んでいます。当社のオンコロジー事業にとって、がんと闘う人々を助けることは私たちの情熱であり、がん治療薬へアクセスしやすくすることは私たちの責任です。また、がん領域における取り組みの一環として、医薬品業界で一二を争う急成長を遂げている開発プログラムにより、30種類以上のがんに対するがん免疫療法の可能性を模索しています。また、引き続き戦略的買収を通じてポートフォリオを強化し、進行がんの治療を改善する可能性をもつ有望ながん治療薬候補の開発を最優先に進めています。当社のオンコロジー臨床試験について詳しくは、当社ウェブサイトをご覧ください。

 

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAについて

Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USA(米国とカナダ以外ではMSD)は、最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善するというパーパスのもとに結束しています。130年以上にわたり、重要な医薬品やワクチンの発見を通して人類に希望をもたらしてきました。私たちは、世界トップクラスの研究開発型バイオ医薬品企業を目指し、人類や動物の疾患予防や治療に寄与する革新的なヘルスケア・ソリューションを提供するために、研究開発の最前線で活動しています。私たちは、多様かつ包括的な職場環境を醸成し、世界中の人々と地域社会に、安全で持続可能かつ健康な未来をもたらすため、責任ある経営を日々続けています。詳細については、当社ウェブサイトTwitterFacebookInstagramYouTubeLinkedInをご参照ください。

 

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAの将来に関する記述

このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAの経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行の影響、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAによる将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対するMerck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAの特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAは、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAに関するForm 10-Kの2022年度年次報告書および米国証券取引委員会(SEC)のインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できるSECに対するその他の書類で確認できます。

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MSDについて

MSD(Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAが米国とカナダ以外の国と地域で事業を行う際に使用している名称)は、最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善するというパーパスのもとに結束しています。130年以上にわたり、重要な医薬品やワクチンの発見を通して人類に希望をもたらしてきました。私たちは、世界トップクラスの研究開発型バイオ医薬品企業を目指し、人類や動物の疾患予防や治療に寄与する革新的なヘルスケア・ソリューションを提供するために、研究開発の最前線で活動しています。私たちは、多様かつ包括的な職場環境を醸成し、世界中の人々と地域社会に、安全で持続可能かつ健康な未来をもたらすため、責任ある経営を日々続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)やFacebookTwitterYouTubeをご参照ください。

報道関係各位

MSD株式会社

この参考資料は、Merck Announces Phase 3 KEYNOTE-671 Trial Met Primary Endpoint of Event-Free Survival (EFS) in Patients With Resectable Stage II, IIIA or IIIB Non-Small Cell Lung Cancer の日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症と安全性情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。

KEYTRUDA®は、日本ではキイトルーダ®として、悪性黒色腫、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫、がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌、がん化学療法後に増悪した進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)注)、根治切除不能又は転移性の腎細胞癌、腎細胞癌における術後補助療法、再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌、根治切除不能な進行・再発の食道癌、治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌、PD-L1陽性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌、ホルモン受容体陰性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術前・術後薬物療法、がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌、がん化学療法後に増悪した高い腫瘍遺伝子変異量(TMB-High)を有する進行・再発の固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)、進行又は再発の子宮頸癌に対する効能又は効果で承認を取得しております。

注) 条件付き早期承認対象


参考資料

II期、IIIA期、IIIB期の切除可能な非小細胞肺がんを対象とする第3相KEYNOTE-671試験で
主要評価項目の無イベント生存期間(EFS)を達成

術前のKEYTRUDA®(ペムブロリズマブ)と化学療法の併用療法と、
それに続く術後のKEYTRUDA®(ペムブロリズマブ)単独療法において
術前の化学療法と比較してEFSが統計学的有意に改善

KEYTRUDA®によるレジメンは、主な副次評価項目である病理学的完全奏効および病理学的奏効についても
統計学的に有意に改善
このデータに基づく承認申請をFDAが受理、
処方薬ユーザー・フィー法(PDUFA)の審査完了予定日は2023年10月16日

2023年3月1日:ニュージャージー州ローウェイ Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は本日、II期、IIIA期、IIIB期(T3-4N2)の切除可能な非小細胞肺がん(NSCLC)患者に対する周術期療法としての抗PD-1抗体KEYTRUDA®を評価する第3相KEYNOTE-671試験において、2つの主要評価項目のうち無イベント生存期間(EFS)を達成したことを発表しました。周術期療法レジメンには術前補助療法(ネオアジュバント療法)とそれに続く術後補助療法(アジュバント療法)が含まれます。この試験では、もう1つの主要評価項目である全生存期間(OS)の評価を継続します。

独立データモニタリング委員会が実施した、事前に規定された中間解析にもとづき、KEYTRUDA®と化学療法の併用療法による術前補助療法とそれに続く切除、KEYTRUDA®単独の術後補助療法では、プラセボと化学療法による術前補助療法とそれに続く切除、プラセボによる術後補助療法と比較して統計学的に有意で臨床的に意味のあるEFSの改善が認められました。この解析では主な副次評価項目である病理学的完全奏効(pCR)および病理学的奏効(mPR)についても統計学的に有意な改善が認められました。新たな安全性の懸念は特定されませんでした。

この結果は今後の医学学会で発表します。このたびのKEYTRUDA®のデータに基づき、II期、IIIA期、IIIB期(T3-4N2)期の切除可能なNSCLC患者さんのプラチナ製剤による化学療法との併用による術前補助療法と、その後の単独療法による術後補助療法として、KEYTRUDA®の生物製剤承認一部変更申請(sBLA)が米国食品医薬品局(FDA)に受理されました。FDAにより、処方薬ユーザーフィー法(PDUFA)の審査完了予定日が2023年10月16日に設定されました。

当社研究開発本部シニアバイスプレジデント、グローバル臨床開発責任者でチーフメディカルオフィサーのEliav Barr博士は、「KEYNOTE-671試験の結果により、KEYTRUDA®と化学療法の併用療法が、II期、IIIA期、IIIB期の切除可能な非小細胞肺がん患者さんの周術期療法レジメンにおいて、無イベント生存期間、病理学的完全奏効、および病理学的奏効が、化学療法のみの場合と比較して、有意に改善することが示されました。このKEYTRUDA®によるレジメンをより早期の非小細胞肺がんで使用できるようにすることで、患者さんの再発リスクを抑制できる可能性があります。この試験は重要なマイルストーンであり、当社は詳しい結果を可能な限り速やかに医学界に共有したいと考えています。この試験に参加してくださっている患者さんと治験責任医師の皆さんの重要な貢献に感謝します」と述べています。当社は肺がんについて広範な臨床開発プログラムを実施しており、早期がんや新たな併用療法を対象とする研究など、承認申請に向けた複数の試験を実施しています。早期NSCLCにおける主な試験にはKEYNOTE-671、KEYNOTE-091、KEYNOTE-867、KEYLYNK-012、KEYVIBE-006などがあります。

 

KEYNOTE-671試験について

KEYNOTE-671試験は、II期、IIIA期、IIIB期T3-4N2)の切除可能NSCLC患者を対象として、KEYTRUDA®と化学療法との併用による術前補助療法とその後のKEYTRUDA®単独療法による術後補助療法を、プラセボと化学療法との併用による術前補助療法とその後のプラセボによる術後補助療法と比較する無作為化二重盲検第3相試験(ClinicalTrials.gov, NCT03425643)です。2つの主要評価項目はEFSとOSです。主な副次評価項目はpCRやmPRです。この試験では、786名の登録患者を以下のいずれかの群に1:1の割合で無作為に割り付けました。

  • 術前補助療法としてKEYTRUDA®(200 mgを3週間間隔で最大4サイクル静脈内投与)+化学療法(シスプラチン[75 mg/m2を各サイクル1日目に静脈内投与]、ゲムシタビン[1,000 mg/m2を各サイクル1日目および8日目に静脈内投与]、またはペメトレキセド[500 mg/m2を各サイクル1日目に静脈内投与])、その後術後補助療法としてKEYTRUDA®(200 mgを3週間間隔で最大13サイクル静脈内投与)
  • 術前補助療法としてプラセボ(生理食塩水を3週間間隔で最大4サイクル静脈内投与)+化学療法(シスプラチン[75 mg/m2を各サイクル1日目に静脈内投与]、ゲムシタビン[1,000 mg/m2を各サイクル1日目および8日目に静脈内投与]、またはペメトレキセド[500 mg/m2を各サイクル1日目に静脈内投与])、その後術後補助療法としてプラセボ(生理食塩水を3週間間隔で最大13サイクル静脈内投与)

 

肺がんについて

肺がんは世界のがんの死因のトップとなっています。2020年だけでも世界で220万人以上が新たに肺がんにかかり、180万人が死亡しました。非小細胞肺がんは肺がんの中で最も多く、すべての肺がんの約81%を占めています。米国では、肺がんと診断された患者さんの5年全生存率は25%で、過去5年で21%改善しています。生存率の改善は早期発見や検診、喫煙率の低下、診断や手術の進歩、新たな治療法の誕生などによるものです。早期発見や検診は現在も重大なアンメットニーズとなっており、肺がんの44%が進行してから発見されています。2021年、米国で肺がん検診対象者のうち実際に検診を受けたのはわずか5.8%でした。

 

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の肺がん研究について

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、死亡率の高い肺がんの転帰を改善することを目指し治療に変革をもたらす研究を進めています。肺がん研究の最前線に立ち、世界中の36,000人以上を対象とする200件近くの臨床試験を実施しています。米国では、KEYTRUDA®は進行NSCLCに対する5件の適応が承認されており(詳しくは当社英文リリースをご参照ください)、95カ国以上で進行NSCLCの治療薬として承認されています。早期肺がんに対するKEYTRUDA®の評価や、KEYTRUDA®の新たな併用療法や配合剤を特定するための研究などを進めています。

 

Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., U.S.A.の早期がんに対する臨床プログラムについて

がんをより早い病期で発見することで、患者さんの長期生存の可能性が高まります。多くのがんは、初期の段階であるほど治療しやすく、治癒の可能性も高いと考えられています。後期がんにおけるKEYTRUDA®の役割を十分に理解した上で、より早期のステージにおける研究を進めており、複数のがん種を対象とした約20件の承認申請に向けた試験が進行中です。

 

KEYTRUDA®について

KEYTRUDA®は、自己の免疫力を高め、がん細胞を見つけて攻撃するのを助ける抗PD-1抗体です。KEYTRUDA®はPD-1とそのリガンドであるPD-L1およびPD-L2との結合を阻害して、がん細胞を攻撃するTリンパ球を活性化するヒト化モノクローナル抗体です。

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAは業界最大のがん免疫療法臨床研究プログラムを行っており、現在1,600を超えるKEYTRUDA®の臨床試験を実施し、幅広い種類のがんや治療セッティングを検討しています。KEYTRUDA®の臨床プログラムでは、さまざまながんにおけるKEYTRUDA®の役割や、KEYTRUDA®による治療効果が得られる可能性を予測する因子について模索しており、さまざまなバイオマーカーの模索も行っています。

 

KEYTRUDA®用法・用量・安全性情報について

用法・用量・安全性情報など一部情報は米国のもので、日本の情報ではありません。詳しくは当社英文リリースをご参照ください。

https://www.merck.com/news/merck-announces-phase-3-keynote-671-trial-met-primary-endpoint-of-event-free-survival-efs-in-patients-with-resectable-stage-ii-iiia-or-iiib-non-small-cell-lung-cancer/

 

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAのがん領域における取り組み

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAでは、画期的な科学を革新的ながん治療薬に変換して世界中のがん患者さんを助けることに取り組んでいます。当社のオンコロジー事業にとって、がんと闘う人々を助けることは私たちの情熱であり、がん治療薬へアクセスしやすくすることは私たちの責任です。また、がん領域における取り組みの一環として、医薬品業界で一二を争う急成長を遂げている開発プログラムにより、30種類以上のがんに対するがん免疫療法の可能性を模索しています。また、引き続き戦略的買収を通じてポートフォリオを強化し、進行がんの治療を改善する可能性をもつ有望ながん治療薬候補の開発を最優先に進めています。当社のオンコロジー臨床試験について詳しくは、当社ウェブサイトをご覧ください。

 

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAについて

Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USA(米国とカナダ以外ではMSD)は、最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善するというパーパスのもとに結束しています。130年以上にわたり、重要な医薬品やワクチンの発見を通して人類に希望をもたらしてきました。私たちは、世界トップクラスの研究開発型バイオ医薬品企業を目指し、人類や動物の疾患予防や治療に寄与する革新的なヘルスケア・ソリューションを提供するために、研究開発の最前線で活動しています。私たちは、多様かつ包括的な職場環境を醸成し、世界中の人々と地域社会に、安全で持続可能かつ健康な未来をもたらすため、責任ある経営を日々続けています。詳細については、当社ウェブサイトTwitterFacebookInstagramYouTubeLinkedInをご参照ください。

 

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAの将来に関する記述

このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAの経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行の影響、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAによる将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対するMerck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAの特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAは、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAに関するForm 10-Kの2022年度年次報告書および米国証券取引委員会(SEC)のインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できるSECに対するその他の書類で確認できます。

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MSDについて

MSD(Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAが米国とカナダ以外の国と地域で事業を行う際に使用している名称)は、最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善するというパーパスのもとに結束しています。130年以上にわたり、重要な医薬品やワクチンの発見を通して人類に希望をもたらしてきました。私たちは、世界トップクラスの研究開発型バイオ医薬品企業を目指し、人類や動物の疾患予防や治療に寄与する革新的なヘルスケア・ソリューションを提供するために、研究開発の最前線で活動しています。私たちは、多様かつ包括的な職場環境を醸成し、世界中の人々と地域社会に、安全で持続可能かつ健康な未来をもたらすため、責任ある経営を日々続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)やFacebookTwitterYouTubeをご参照ください。

報道関係各位

MSD株式会社

この参考資料は、Merck’s MK-0616, an Investigational Oral PCSK9 Inhibitor, Significantly Reduced LDL-C in Patients with Hypercholesterolemia in Phase 2b Study の日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症と安全性情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。

MK-0616は、日本国内では開発中の段階です。


参考資料

開発中の経口PCSK9阻害剤のMK-0616、第2b相試験で
高コレステロール血症患者のLDL-Cを有意に低下

MK-0616の忍容性は概ね良好で、プラセボと比較してすべての用量でLDL-Cが低下

第3相試験を2023年後半に開始予定

2023年3月6日:ニュージャージー州ローウェイーMerck & Co., Inc., Rahway, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は本日、高コレステロール血症の成人患者を対象に1日1回経口投与のプロタンパク質転換酵素サブチリシン/ケキシン9型(PCSK9)阻害剤として開発中のMK-0616を評価した第2b相試験の結果を発表しました。この試験の主要評価項目では、MK-0616を4種類の異なる用量(6、12、18、30 mg)で投与したとき、8週時における低比重リポタンパク質コレステロ―ル(LDL-C)のベースラインからの変化率をプラセボと比較しました。MK-0616はいずれの用量とも、8週時においてプラセボよりLDL-Cが有意に低下し、プラセボ調整後のベースラインからの低下率は41.2%(6 mg, CI 95%, -47.8 to -34.7; p <0.001)から60.9% (30 mg, 95% CI, -67.6 to -54.3; p<0.001)でした。MK-0616の忍容性は検討した4用量すべてで概ね良好でした。このデータは本日、American College of Cardiologyの第72回Annual Scientific Session together with World Congress of Cardiology(ACC.23/WCC)で発表され、同時にJournal of The American College of Cardiologyにも掲載されました。

PCSK9を阻害すると、循環する血液中からのLDL-Cの取り込みが促進されます。MK-0616は環状ペプチドで、現在承認されている注射用のPCSK9阻害剤と同様の生物学的機序を介してLDL-Cを低下させますが、1日1回の経口薬として開発されています。LDL-Cの値が高いまま治療せずに放置すると、心臓発作や脳卒中などアテローム動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)の発症リスクが高くなります。

Baylor College of Medicineの医学部教授でこの試験の治験責任医師のChristie M. Ballantyne博士は、「スタチン系の薬剤は広く使われていますが、何百万人もの患者さんが依然としてガイドラインで推奨される水準にコレステロールを下げることができず、アテローム性動脈硬化に伴う重篤な心血管合併症のリスクに直面しています。現在使用できるPCSK9阻害剤は高コレステロール血症の治療薬として効果的ですが、注射による投与が必要となります。MK-0616がLDL-Cを最大60.9%低下させることを示す有望なデータが得られたことを受け、同剤を1日1回の経口薬として使用できる可能性について、さらに研究を継続する必要があります」と述べています。

当社研究開発本部グローバル臨床開発担当バイスプレジデントのJoerg Koglin博士は、「今回のデータにより、MK-0616が初の経口PCSK9阻害剤となりうることが改めて示され、LDL-Cのさらなる低下が必要な高コレステロール血症患者さんの治療に変革をもたらすものと期待されます。より多くの患者さんがLDL-Cの治療目標を達成できる可能性があります。今年後半にこのプログラムを第3相臨床開発試験に移行したいと考えています」と述べています。

 

MK-0616の第2b相試験(MK-0616-008)のその他のデータ

MK-0616-008(NCT05261126)は、様々なASCVDの発症リスクを有する高コレステロール血症の成人患者を対象に、MK-0616を1日1回投与したときの有効性と安全性をプラセボと比較する無作為化二重盲検プラセボ対照多施設共同第2b相試験でした。被験者はスタチンの併用なしから高強度スタチンの併用ありまで、様々な脂質低下療法を受けていました。有効性の主要評価項目は、8週時におけるLDL-Cのベースラインからの変化率でした。副次評価項目(多重性の調整は実施せず)は、8週時におけるアポリポタンパク質B-100(ApoB)と非高比重リポタンパク質コレステロール(non-HDL-C)のベースラインからの変化率および、8週時において治験実施計画書で規定されたLDL-Cの目標値を達成した患者の割合でした。

アテローム動脈硬化性心血管疾患の発症リスクが中~高リスクの18〜80歳の高コレステロール血症患者381名を、MK-0616 6 mg(n=77)、12 mg(n=76)、18 mg(n=76)、30 mg(n=76)またはプラセボ(n=76)を1日1回投与する群に1:1:1:1:1の比で無作為に割り付けました。試験対象集団は49%が女性、66%が白人、17%がアジア人、6%が黒人/アフリカ系アメリカ人、40%がラテン系またはヒスパニック系でした。

8週時において、LDL-CはMK-0616のすべての用量でプラセボと比較して有意に低下し、この結果は事前に規定した部分集団の間で概ね一貫していました。プラセボ調整後のLDL-Cのベースラインからの低下率は、検討した4用量で以下のとおりでした(いずれの用量もp<0.001)。6 mg:41.2%(95% CI, -47.8, -34.7)、12 mg:55.7%(95% CI, -62.3, -49.1)、18 mg:59.1%(95% CI, -65.7, -52.5)、30 mg:60.9%(95% CI, -67.6, -54.3)。投与2週時までに効果はほぼ最大になり、8週間の投与期間にわたり持続しました。8週時には、MK-0616の全ての用量で副次評価項目の改善もみられました。ApoBの低下率は32.8%(6 mg)から51.8%(30 mg)、non-HDL-Cの低下率は35.9%(6 mg)から55.8%(30 mg)、治験実施計画書で規定されたLDL-Cの目標値を達成した患者の割合は、プラセボでは9.3%でしたが、MK-0616では80.5%(6 mg)から90.8%(30 mg)でした。

MK-0616の忍容性は概ね良好で、いずれの投与群でも16週時における中止率や有害事象に全般的な傾向は確認されませんでした。治験担当医師によりMK-0616との因果関係ありと判定された重篤な有害事象は報告されませんでした。

 

PCSK9およびMK-0616について

PCSK9は、コレステロールを細胞内に取り込むLDL受容体の量を調節し、コレステロールの恒常性を保つうえで重要な役割を担います。PCSK9を阻害することで、PCSK9とLDL受容体の相互作用が妨げられます。その結果、細胞表面のLDL受容体が増加し、血液中からLDLコレステロールを取り除くことができます。

Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., U.S.A.が創薬、開発するMK-0616は、低比重リポタンパク質(LDL)コレステロールを下げる初の経口PCSK9阻害剤となる可能性があります。MK-0616はPCSK9に結合し、PCSK9とLDL受容体の相互作用を妨げる環状ペプチドです。

 

高コレステロール血症について

高コレステロール血症は血液中のLDL-Cの値が高くなる疾患で、米国では約7300万人の成人が罹患しています。米国をはじめ、世界中で主な死因であるASCVDの主要な危険因子です。食事への介入やスタチン治療を行っても、多くの高コレステロール血症患者さんでは、ガイドラインで推奨されるLDL-Cの低下目標を達成することができていません。

 

当社の心血管疾患および肺疾患に対する取り組み

当社は長年にわたり心血管疾患の治療薬を開発してきました。60年以上前に初の心血管疾患の治療薬を提供して以来、心血管関連の疾患に対する理解を深め、治療するための研究を進めてきました。心血管疾患は21世紀において今なお最も深刻な医療上の課題の一つとなっています。心血管疾患により、世界中で毎年約1800万人が死亡し、米国では36秒ごとに1人死亡しています。

心血管疾患の治療の進展により世界中の患者さんに大きく貢献することが可能です。当社は創薬から承認取得、ライフサイクルマネジメントまで研究のあらゆる段階で優れた革新的なサイエンスを追求します。心血管領域および肺領域の専門家と幅広く連携し、世界中の患者さんの生活の改善に向けた研究を進めています。

 

Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAについて

Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USA(米国とカナダ以外ではMSD)は、最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善するというパーパスのもとに結束しています。130年以上にわたり、重要な医薬品やワクチンの発見を通して人類に希望をもたらしてきました。私たちは、世界トップクラスの研究開発型バイオ医薬品企業を目指し、人類や動物の疾患予防や治療に寄与する革新的なヘルスケア・ソリューションを提供するために、研究開発の最前線で活動しています。私たちは、多様かつ包括的な職場環境を醸成し、世界中の人々と地域社会に、安全で持続可能かつ健康な未来をもたらすため、責任ある経営を日々続けています。詳細については、当社ウェブサイトTwitterFacebookInstagramYouTubeLinkedInをご参照ください。

 

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAの将来に関する記述

このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAの経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行の影響、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAによる将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対するMerck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAの特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAは、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAに関するForm 10-Kの2022年度年次報告書および米国証券取引委員会(SEC)のインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できるSECに対するその他の書類で確認できます。

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MSDについて

MSD(Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USA.が米国とカナダ以外の国と地域で事業を行う際に使用している名称)は、最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善するというパーパスのもとに結束しています。130年以上にわたり、重要な医薬品やワクチンの発見を通して人類に希望をもたらしてきました。私たちは、世界トップクラスの研究開発型バイオ医薬品企業を目指し、人類や動物の疾患予防や治療に寄与する革新的なヘルスケア・ソリューションを提供するために、研究開発の最前線で活動しています。私たちは、多様かつ包括的な職場環境を醸成し、世界中の人々と地域社会に、安全で持続可能かつ健康な未来をもたらすため、責任ある経営を日々続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)やFacebookTwitterYouTubeをご参照ください。

報道関係各位

MSD株式会社

この参考資料は、Merck’s Investigational Activin Signaling Inhibitor Sotatercept Improved Six-Minute Walk Distance by 40.8 Meters at Week 24 Versus Placebo in Adults with Pulmonary Arterial Hypertension on Background Therapy (https://www.merck.com/news/mercks-investigational-activin-signaling-inhibitor-sotatercept-improved-six-minute-walk-distance-by-40-8-meters-at-week-24-versus-placebo-in-adults-with-pulmonary-arterial-hypertension-on-bac/ ) の日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症と安全性情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。 

sotaterceptは、日本国内では開発中の段階です。


参考資料

アクチビンシグナル伝達阻害剤のsotaterceptが、基礎療法を実施中の肺動脈性肺高血圧症の成人患者への追加療法としてプラセボと比較して24週時の6分間歩行距離を40.8メートル延長

 副次評価項目においても、臨床的な悪化または死亡のリスクの低下を含む9項目中8項目で統計学的に有意な改善が示される

 本日、ACC.23/WCCで発表、The New England Journal of Medicineにも掲載

2023年3月6日:ニュージャージー州ローウェイーMerck & Co., Inc., Rahway, N.J., USA(米国とカナダ以外ではMSD)は本日、開発中の新規アクチビンシグナル伝達阻害剤(生物学的製剤)のsotaterceptについて、肺動脈性肺高血圧症(PAH、WHO Group 1)の成人患者を対象とし、安定した用量で実施中の基礎療法との併用療法を評価した第3相STELLAR試験の完全な結果を発表しました。Sotaterceptはこの試験の主要評価項目であるベースラインから24週時の6分間歩行距離(6MWD)を40.8メートル延長し、運動耐容能を有意に改善しました(95% CI, 27.5-54.1; p<0.001)。

また副次評価項目においては、WHO機能分類(WHO FC)や肺血管抵抗(PVR)の改善など、9項目中8項目で統計学的に有意で臨床的に意味のある改善が示されました。追跡期間の中央値32.7週間において、臨床的な悪化や死亡のリスクはプラセボと比較して84%低下しました(HR=0.16 [95% CI, 0.08-0.35]; p<0.001)。Sotaterceptの安全性プロファイルはこれまでのsotaterceptの試験で確認された結果と概ね一貫していました。このデータは本日、World Heart Federation’s World Congress of Cardiologyと共同開催されたAmerican College of Cardiologyの第72回Annual Scientific Sessionで発表され、同時にThe New England Journal of Medicineにも掲載されました。

治験責任医師でドイツのHannover Medical SchoolのMarius Hoeper博士は、「PAHは進行が速く、衰弱を来たし、最終的には命に関わる希少疾患で、5年死亡率は43%です。Sotaterceptは主要評価項目の6分間歩行距離のほか、WHO機能分類や肺血管抵抗の改善など複数の副次評価項目において大きな改善を示しました。この画期的な結果により、PAHの治療において、sotaterceptの可能性、血管の過剰増殖や病理学的リモデリングに関わる細胞シグナル伝達を標的とする治療の可能性が示されました」と述べています。

当社研究開発本部プレジデントのDean Y. Li博士は、「第3相STELLAR試験の結果は医師や患者さんにとって非常に重要なもので、sotaterceptがPAH患者さんの運動耐容能をはじめとする意味のある臨床的アウトカムを改善する重要な役割を担いうることが示されています。基礎療法に加えsotaterceptを投与した患者さんの臨床的な悪化または死亡のリスクが大きく低下し、説得力のあるデータが得られました。この新たな治療の選択肢を速やかに患者さんに提供できるよう、今回の重要なデータを元に保健当局と協議を進めたいと考えています」と述べています。

STELLAR試験はPAH成人患者さんを対象としてアクチビンシグナル伝達阻害剤の基礎療法への追加療法としての有効性を評価する初の第3相試験です。主な副次評価項目の結果は次のとおりです。

  • 24週時における複合項目の改善(6MWDの改善、N末端プロB型ナトリウム利尿ペプチド(NT-proBNP)値の改善、かつ、WHO FCの改善またはWHO FC IIの維持)を示した患者の割合はsotatercept群がプラセボ群より有意に高くなりました(それぞれ38.9% [n=63/163]、10.1% [n=16/160]; p<0.001)。
  • 24週時におけるPVR(肺動脈圧、肺動脈楔入圧、心拍出量により算出)のベースラインからの変化について、sotatercept群は-234.6 dyn·sec·cm−5(95% CI, -288.4 to -180.8; p<0.001)と、プラセボ群と比較して統計学的に有意な低下が示されました。
  • 24週時におけるNT-proBNP値のベースラインから変化については、sotatercept群は-441.6(95% CI, -573.5 to -309.6; p<0.001)と、プラセボ群と比較して統計学的に有意な低下が示されました。
  • 24週時におけるWHO FCの改善および維持を示した患者の割合はsotatercept群がプラセボ群より有意に高くなりました。WHO FCが改善した患者の割合はsotatercept群では29.4%(n=48/163)、プラセボ群では13.8%(n=22/160)でした(p<0.001)。
  • 臨床的な悪化に関連するイベント(原因を問わない死亡、または死亡に至らない特定の臨床的悪化イベント)はsotatercept群で有意に低くなりました。追跡期間の中央値32.7週間においてsotatercept群では163人中9人の患者、プラセボ群では160人中42人の患者に死亡または臨床的悪化イベントが発生しました(HR=0.16 [95% CI, 0.08 to 0.35]; p<0.001)。
  • French Riskスコアにおいて低リスクスコア(低リスクの3項目をすべて達成または維持:WHO機能分類IまたはII、6分間歩行距離が440メートル超、NT-proBNP値が300 pg/mL未満)を達成した患者の割合はsotatercept群でプラセボ群より有意に高くなりました(それぞれ39.5% [n=64/163]、18.2% [n=29/160]; p<0.001)。
  • PAH-SYMPACT®を用いた患者報告アウトカムにおいて、身体的影響の平均スコア(ベースラインからの変化:-0.26 [95% CI, -0.49 to -0.04]; p=0.010)および心肺症状の平均スコア(ベースラインからの変化:-0.13 [95% CI, -0.26 to -0.01]; p=0.028)はsotatercept群でプラセボ群と比較して有意に低下しました。PAH-SYMPACT®は、疾患特異的な患者報告アウトカム指標です。ドメインスコアは0〜4で、数値が高いほど症状が重いことを示します。
  • PAH-SYMPACT®による認知/感情的影響の平均スコアは、sotatercept群とプラセボ群とで有意差はありませんでした(p=0.156)。

治験薬投与後の有害事象(TEAE)はsotatercept群の90.8%、プラセボ群の91.9%の患者に発現し、重度のTEAEはそれぞれ12.9%、18.1%の患者に発現しました。プラセボ群よりsotatercept群で発生頻度の高かった有害事象は、出血イベント、毛細血管拡張症、ヘモグロビン値の上昇、血小板減少症、血圧の上昇、浮動性めまいでした。

 

STELLAR試験のデザインその他のデータ

STELLAR試験(NCT04576988)は、基礎療法を受けているWHO機能分類(FC)IIまたはIIIのPAH(WHO Group 1)の成人患者を対象としてsotaterceptの安全性と有効性を評価する、無作為化二重盲検プラセボ対照多施設共同並行群間比較第3相試験でした。主要評価項目は運動耐容能で、24週時における6MWDのベースラインからの変化により測定しました。副次評価項目は9項目を階層的に次の順番で評価しました。(1)複合項目の改善、(2)PVRの変化、(3)NT-proBNP値、(4)WHO FCの改善、(5)臨床的悪化または死亡までの時間、(6)French Riskスコア、(7)PAH-SYMPACT®の身体的影響ドメインスコア、(8)PAH-SYMPACT®の心肺症状ドメインスコア、(9)PAH-SYMPACT®の認知/感情的影響ドメインスコア。臨床的な悪化を除く全項目は24週時に評価しました。臨床的な悪化については、最後の患者の24週時の来院後に評価しました。

この試験では合計323人の患者を登録し、3週間ごとに、sotatercept(n=163)を登録後の初回来院に0.3 mg/kgおよびその後は0.7 mg/kg、またはプラセボ(n=160)をいずれも安定した用量で実施中のPAHの基礎療法の追加療法として投与する群に無作為に割り付けました。治験対象集団の特性の内訳は以下のとおりです。年齢の中央値 [±SD] 47.9 ± 14.8歳、白人89%、女性79%、PAHの診断からの平均期間8.8年。無作為に割り付けた患者のうち198人(61.3%)が3剤併用療法、129人(39.9%)の患者がプロスタサイクリン注入療法を受けていました。人口統計学的特性およびベースライン特性はsotatercept群とプラセボ群で類似していました。

Sotaterceptの安全性プロファイルは第2相PULSAR試験で確認された結果と概ね一貫していました。プラセボ群の7人(4.4%)の患者、sotatercept群の2人(1.2%)の患者が、データカットオフ日までの試験期間中に死亡しました。

 

肺動脈性肺高血圧症(PAH)について

肺動脈性肺高血圧症(PAH)は、肺小動脈の狭窄と肺循環系の血圧上昇を特徴とする進行性の命に関わる希少疾患です。PAH患者数は米国では約40,000人です。速く進行してしまうケースも多くあります。PAHにより心臓に非常に大きな負担がかかり、身体活動の制約、心不全、平均余命の短縮につながります。PAHの5年死亡率は約43%です。

 

Sotaterceptについて

SotaterceptはPAH(WHO Group 1)の治療薬として開発が進められている、ファーストインクラスとして期待されるアクチビンシグナル伝達阻害剤の生物学的製剤です。PAHは肺の動脈壁の細胞の過剰増殖などが原因で、血管が異常に狭くなる狭窄が起こる希少疾患です。前臨床モデルで、sotaterceptは血管細胞増殖を調節し、血管および右室のリバースリモデリングをもたらすことが示されています。

SotaterceptはPAHの治療薬として、米国食品医薬品局(FDA)のBreakthrough Therapy(画期的治療薬)およびOrphan Drug(希少疾病用医薬品)、欧州医薬品庁(EMA)のPriority Medicines(優先審査対象)およびOrphan Drugの指定を受けています。Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAは、Acceleron Pharma Inc.の買収により、肺高血圧症領域におけるsotaterceptの排他的権利を取得しています。SotaterceptはBristol Myers Squibbとのライセンス契約の対象です。

 

Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAについて

Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USA(米国とカナダ以外ではMSD)は、最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善するというパーパスのもとに結束しています。130年以上にわたり、重要な医薬品やワクチンの発見を通して人類に希望をもたらしてきました。私たちは、世界トップクラスの研究開発型バイオ医薬品企業を目指し、人類や動物の疾患予防や治療に寄与する革新的なヘルスケア・ソリューションを提供するために、研究開発の最前線で活動しています。私たちは、多様かつ包括的な職場環境を醸成し、世界中の人々と地域社会に、安全で持続可能かつ健康な未来をもたらすため、責任ある経営を日々続けています。詳細については、当社ウェブサイトTwitterFacebookInstagramYouTubeLinkedInをご参照ください。

 

Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAの将来に関する記述

このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAの経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行の影響、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAによる将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対するMerck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAの特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAは、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAに関するForm 10-Kの2022年度年次報告書および米国証券取引委員会(SEC)のインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できるSECに対するその他の書類で確認できます。

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MSDについて

MSD(Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USA.が米国とカナダ以外の国と地域で事業を行う際に使用している名称)は、最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善するというパーパスのもとに結束しています。130年以上にわたり、重要な医薬品やワクチンの発見を通して人類に希望をもたらしてきました。私たちは、世界トップクラスの研究開発型バイオ医薬品企業を目指し、人類や動物の疾患予防や治療に寄与する革新的なヘルスケア・ソリューションを提供するために、研究開発の最前線で活動しています。私たちは、多様かつ包括的な職場環境を醸成し、世界中の人々と地域社会に、安全で持続可能かつ健康な未来をもたらすため、責任ある経営を日々続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)やFacebookTwitterYouTubeをご参照ください。

報道関係各位

MSD株式会社

この参考資料は、Merck Provides Update on Phase 3 Trials KEYNOTE-641 and KEYNOTE-789 (https://www.merck.com/news/merck-provides-update-on-phase-3-trials-keynote-641-and-keynote-789/) の日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症と安全性情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。

KEYTRUDA®は、日本ではキイトルーダ®として、悪性黒色腫、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫、がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌、がん化学療法後に増悪した進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)注)、根治切除不能又は転移性の腎細胞癌、腎細胞癌における術後補助療法、再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌、根治切除不能な進行・再発の食道癌、治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌、 PD-L1陽性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌、ホルモン受容体陰性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術前・術後薬物療法、がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌、がん化学療法後に増悪した高い腫瘍遺伝子変異量(TMB-High)を有する進行・再発の固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)、進行又は再発の子宮頸癌に対する効能又は効果で承認を取得しております。 

注)条件付き早期承認対象


参考資料

第3相KEYNOTE-641試験およびKEYNOTE-789試験の最新情報を公開

2023年2月28日:ニュージャージー州ローウェイ Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は本日、第3相試験KEYNOTE-641およびKEYNOTE-789の最新情報を公開しました。独立データモニタリング委員会の勧告に基づき、転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)に対する抗PD-1抗体KEYTRUDA®(ペムブロリズマブ)とエンザルタミドおよびアンドロゲン除去療法(ADT)との併用を評価する第3相KEYNOTE-641試験を中止します。中間解析において、KEYTRUDA®とエンザルタミドおよびADTの併用療法では、プラセボ+エンザルタミドおよびADTと比較して、この試験の2つの主要評価項目である画像上の無増悪生存期間(rPFS)または全生存期間(OS)の改善が確認されず、OSについては事前に設定した無益性の境界(futility boundary)を超えました。この決定について治験責任医師への連絡を進めており、治験に参加されている患者さんには治療について医師と相談されるようお願いしています。

また、オシメルチニブを含むチロシンキナーゼ阻害剤(TKI)の治療後に進行した、上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子変異を伴う、遠隔転移のある非扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)の治療においてKEYTRUDA®とペメトレキセドおよびプラチナ製剤による化学療法の併用療法を評価する第3相KEYNOTE-789試験について、2つの主要評価項目のうちOSを達成しなかったことを発表しました。本試験の最終解析で、KEYTRUDA®+ペメトレキセドおよびプラチナ製剤による化学療法を受けた患者では、ペメトレキセドおよびプラチナ製剤による化学療法のみを受けた患者と比較してOSの改善がみられましたが、事前に設定した統計学的有意性の基準を満たしませんでした。もう1つの主要評価項目である無増悪生存期間(PFS)について、この前に実施した中間解析でKEYTRUDA®群では化学療法単独群と比較して改善がみられましたが、統計学的有意性の基準を満たしませんでした。

KEYNOTE-641試験およびKEYNOTE-789試験においてKEYTRUDA®の安全性プロファイルはこれまでの試験で認められているものと一貫しており、新たな安全性の懸念は特定されませんでした。KEYNOTE-641試験においては、併用群では対照群と比較してグレード3〜5の有害事象および重篤な有害事象の発現頻度が高くなりました。結果は今後の医学学会で発表します。

当社研究開発本部シニアバイスプレジデントでグローバル臨床開発責任者、チーフメディカルオフィサーのEliav Barr博士は、「KEYTRUDA®の臨床開発を通して、当社はこの画期的な免疫療法の持っている力を信じて、一人でも多くの患者さんに貢献するため、あらゆる可能性を追及しています。サイエンスは因果が単純な一本線ではなく、様々な要因がからんでいます。このたびの試験結果は残念ですが、他の様々な難治性のがんを対象としてKEYTRUDA®の研究を鋭意続行します。これらの試験に参加してくださるすべての治験責任医師と患者さんに心から感謝します」と述べています。

 

KEYNOTE-641試験について

KEYNOTE-641試験は、mCRPCに対する化学療法歴がなく、アビラテロン酢酸エステルの投与歴がない、またはアビラテロン酢酸エステルに不耐容または投与後に疾患進行が認められた患者を対象として、KEYTRUDA®とエンザルタミドおよびADTの併用療法をプラセボとエンザルタミドおよびADTの併用療法と比較評価する無作為化二重盲検第3相試験(ClinicalTrials.gov, NCT03834493)です。主要評価項目はOSとProstate Cancer Working Group-modified RECIST v1.1を用いて盲検下独立中央画像判定で評価したrPFSです。副次評価項目は奏効率(ORR)、奏効期間(DOR)、安全性などです。この試験では、推定1,240名の登録患者を、KEYTRUDA®(200 mgを3週間おきに最長約2年間静脈内投与)とエンザルタミド(160 mgを毎日)を投与する群と、プラセボとエンザルタミドを投与する群に無作為に割り付けました。

 

転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)について

前立腺がんは男性において2番目に罹患率が高いがんで、高い死亡率を伴います。前立腺がんの発症は多くの場合、テストステロンを含むアンドロゲンと呼ばれる男性ホルモンにより促進されます。mCRPCは、アンドロゲンの作用を抑制するADTを行ったにもかかわらず、前立腺がんが増殖し、他の部位に転移した状態です。前立腺がん患者の約10〜20%が5年以内に去勢抵抗性前立腺がん(CRPC)に至ると考えられており、そのうち84%以上がCRPC診断時に転移を有しています。また、CRPC診断時に転移のない患者のうち33%に、転移が2年以内に発現するとされています。

 

KEYNOTE-789試験について

KEYNOTE-789試験は、TKI抵抗性EGFR遺伝子変異陽性の遠隔転移のある非扁平上皮NSCLC患者を対象としてKEYTRUDA®とペメトレキセドおよびプラチナ製剤による併用療法を、ペメトレキセドおよびプラチナ製剤による化学療法と比較評価する無作為化二重盲検第3相試験(ClinicalTrials.gov, NCT03515837)です。対象患者はRECIST v1.1に基づいてTKIによる治療後に疾患が進行し、(1) T790M 遺伝子変異陰性、(2) T790M 遺伝子変異陽性で、オシメルチニブ治療歴を有する、または(3) T790M 遺伝子変異の有無にかかわらず、オシメルチニブによる初回治療が無効の患者でした。主要評価項目はOSとPFSです。副次評価項目はORR、DOR、安全性などです。この試験では登録患者492名を以下のように無作為に割り付けました。

  • KEYTRUDA®(200 mgを3週間サイクルの初日に静脈内投与、最大35サイクル)+ペメトレキセド(500 mg/m2を3週間おきに静脈内投与、サイクル数上限なし)+プラチナ製剤による化学療法(カルボプラチン[AUC 5を3週間おきに4サイクル静脈内投与]またはシスプラチン[75 mg/m2を3週間おきに4サイクル静脈内投与])、または
  • プラセボ(生理食塩水を3週間サイクルの初日に静脈内投与、最大35サイクル)+ペメトレキセド(500 mg/m2を3週間おきに静脈内投与、サイクル数上限なし)+プラチナ製剤による化学療法(カルボプラチン[AUC 5を3週間おきに4サイクル静脈内投与]またはシスプラチン[75 mg/m2を3週間おきに4サイクル静脈内投与])

 

肺がんについて

肺がんは世界のがんの死因のトップとなっています。2020年だけでも世界で220万人以上が新たに肺がんにかかり、180万人が死亡しました。NSCLCは肺がんの中で最も多く、すべての肺がんの約81%を占めています。非扁平上皮NSCLC患者のうち、欧米では約10-15%、アジアでは最大40-50%にEGFR変異があると言われています。米国では、肺がんと診断された患者の5年生存率は25%で、過去5年で21%改善しています。生存率の改善は主に早期発見やスクリーニング、喫煙率の低下、診断や手術の進歩、新たな治療法の誕生などによるものです。肺がんの44%は進行するまで発見されないため、早期発見と検診は依然として重要なアンメットニーズとなっています。2021年に米国で肺がん検診を受けたのは、対象者のわずか5.8%に過ぎません。

 

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の肺がん研究について

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、死亡率の高い肺がんの転帰を改善することを目指し治療に変革をもたらす研究を進めています。肺がん研究の最前線に立ち、世界中の36,000人以上を対象とする200件近くの臨床試験を実施しています。米国では、KEYTRUDA®はNSCLCに対する5件の適応が承認されており(詳しくは当社英文リリースをご参照ください)、95カ国以上で進行NSCLCの治療薬として承認されています。早期肺がんに対するKEYTRUDA®の評価や、KEYTRUDA®の新たな併用療法や配合剤を特定するための研究などを進めています。

 

KEYTRUDA®について

KEYTRUDA®は、自己の免疫力を高め、がん細胞を見つけて攻撃するのを助ける抗PD-1抗体です。KEYTRUDA®はPD-1とそのリガンドであるPD-L1およびPD-L2との結合を阻害して、がん細胞を攻撃するTリンパ球を活性化するヒト化モノクローナル抗体です。

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAは業界最大のがん免疫療法臨床研究プログラムを行っており、現在1,600を超えるKEYTRUDA®の臨床試験を実施し、幅広い種類のがんや治療セッティングを検討しています。KEYTRUDA®の臨床プログラムでは、さまざまながんにおけるKEYTRUDA®の役割や、KEYTRUDA®による治療効果が得られる可能性を予測する因子について模索しており、さまざまなバイオマーカーの模索も行っています。

 

KEYTRUDA®用法・用量・安全性情報について

用法・用量・安全性情報など一部情報は米国のもので、日本の情報ではありません。詳しくは当社英文リリースをご参照ください。
https://www.merck.com/news/merck-provides-update-on-phase-3-trials-keynote-641-and-keynote-789/

 

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAのがん領域における取り組み

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAでは、画期的な科学を革新的ながん治療薬に変換して世界中のがん患者さんを助けることに取り組んでいます。当社のオンコロジー事業にとって、がんと闘う人々を助けることは私たちの情熱であり、がん治療薬へアクセスしやすくすることは私たちの責任です。また、がん領域における取り組みの一環として、医薬品業界で一二を争う急成長を遂げている開発プログラムにより、30種類以上のがんに対するがん免疫療法の可能性を模索しています。また、引き続き戦略的買収を通じてポートフォリオを強化し、進行がんの治療を改善する可能性をもつ有望ながん治療薬候補の開発を最優先に進めています。当社のオンコロジー臨床試験について詳しくは、当社ウェブサイトをご覧ください。

 

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAについて

Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USA(米国とカナダ以外ではMSD)は、最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善するというパーパスのもとに結束しています。130年以上にわたり、重要な医薬品やワクチンの発見を通して人類に希望をもたらしてきました。私たちは、世界トップクラスの研究開発型バイオ医薬品企業を目指し、人類や動物の疾患予防や治療に寄与する革新的なヘルスケア・ソリューションを提供するために、研究開発の最前線で活動しています。私たちは、多様かつ包括的な職場環境を醸成し、世界中の人々と地域社会に、安全で持続可能かつ健康な未来をもたらすため、責任ある経営を日々続けています。詳細については、当社ウェブサイトTwitterFacebookInstagramYouTubeLinkedInをご参照ください。

 

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAの将来に関する記述

このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAの経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行の影響、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAによる将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対するMerck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAの特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAは、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAに関するForm 10-Kの2022年度年次報告書および米国証券取引委員会(SEC)のインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できるSECに対するその他の書類で確認できます。

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MSDについて

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