2021年

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2021年7月30日

報道関係各位

MSD株式会社

 

この参考資料は、Merck Presents New Data from Ongoing Phase 2a Clinical Trial Evaluating the Safety, Tolerability and Pharmacokinetics of Investigational, Once-Monthly, Oral Islatravir for HIV-1 Prevention at IAS 2021 の日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症と安全性情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。

islatravirは、日本国内では開発中の段階です。


参考資料

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.、HIV-1感染予防におけるislatravirの
月1回経口投与の安全性、忍容性、薬物動態の評価のために実施中の
前期第2相臨床試験の最新データをIAS 2021で発表

islatravirの経口投与によるPrEP(曝露前予防)レジメンでの24週間投与の
安全性プロファイルをプラセボと比較し示す


2021年7月20日:ニュージャージー州ケニルワース―Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は本日、HIV-1感染リスクの低い成人を対象に実施中である、ヌクレオシド系逆転写酵素トランスロケーション阻害剤islatravirを月1回、6回にわたり経口投与した際のPrEP(曝露前予防)のレジメンとしての安全性、忍容性、薬物動態(PK)を24週間にわたりプラセボと比較した前期第2相臨床試験の結果を発表しました。24週間後において、islatravirを月1回経口投与した際の忍容性はプラセボと比較して概ね良好でした。ほとんどの有害事象は軽度であり、islatravir群において重篤な副作用は報告されませんでした。末梢血単核細胞(PBMC)中のislatravir濃度は、最終投与から8週間後において、評価した2用量(60 mg、120 mg)で、事前に設定したislatravirのPrEPとしての有効性に関する薬物動態学的な曝露量の閾値を上回りました。このデータはオンラインで開催された第11回International AIDS Society Conference on HIV Science(IAS 2021)のlate breakingセッションで口演発表されました。これに先立ち、オンラインで開催された2021 HIV Research for Prevention Conference(HIVR4P 2021)でも中間解析の結果を公表しています。

当社研究開発本部グローバル臨床開発部門感染症領域のバイスプレジデントであるJoan Butterton博士は、「月1回経口投与のislatravirの24週データの解析結果により、さらなるPKデータが蓄積され、HIV-1 PrEPのレジメンにおける良好な安全性と忍容性プロファイルが確認されました。様々な患者さんにおいて当社の抗HIV薬が貢献できる可能性を把握していく取り組みの一環として、HIV感染予防において特に高いアンメットニーズが存在する女性を含め、HIV感染リスクに曝される可能性のある様々な集団を登録してきました」と述べています。

islatravirは現在、他の抗HIV薬との併用療法によるHIV-1感染症治療薬として、また単剤のHIV-1感染予防薬として、様々な用量レジメンで評価が行われています。新たなHIV-1感染予防の選択肢によるメリットが期待できる様々な集団を対象とし、月1回経口投与のPrEPとしてislatravirを評価する2つの第3相IMPOWER試験など、islatravirによる治療と予防の開発プログラムの概要はこちらをご覧ください。


islatravirの経口投与を評価する前期第2相試験の結果
HIV-1感染のリスクの低い成人を対象として現在実施中の無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間多施設共同前期第2相試験(NCT04003103)において、被験者をislatravir 60 mg、islatravir 120 mg、またはプラセボを月1回経口投与する群に2:2:1の割合で無作為に割り付けました。24週間にわたり盲検下でislatravirまたはプラセボを月1回経口投与した後、いずれの群も12週間盲検下でフォローアップを行い、さらにislatravir群は32週間、非盲検下でフォローアップを行い、終末消失相の特性を評価します。安全性、忍容性及びPKの評価項目は68週まで解析を実施します。

本試験の投与期間が終了した24週の解析時点で無作為化されていた被験者242名のうち、92%(n=222/242)が規定された治験薬投与を完了し、8%(n=20/242)が24週以前に試験による介入を中止しました。有害事象により中止に至った被験者は1%未満(n=2)でした。全被験者のうち、67.4%(n=163/242)が女性、52.9%(n=128/242)が白人、41.7%(n=101/242)が黒人またはアフリカ系アメリカ人、14.9%(n=36/242)がヒスパニック系またはラテン系でした。盲検解除後の安全性データでは、忍容性はislatravirのいずれの用量も24週間にわたりプラセボと比較して概ね良好で、ほとんどの有害事象は軽度でした(73.5%)。発現頻度が高かった有害事象(被験者の5%超)は、頭痛(islatravir 60 mg群:10.3% [n=10/97]、、islatravir 120 mg群:9.3% [n=9/97]、プラセボ群:4.2% [n=2/48])、下痢(同5.2% [n=5/97]、5.2% [n=5/97]、8.3% [n=4/48])、悪心(同5.2% [n=5/97])、7.2% [n=7/97]、4.2% [n=2/48])でした。islatravir群では重篤な副作用は報告されませんでした。この試験ではHIV感染リスクの低い集団を組み入れ、実際、治療期間中にHIV感染が確認された例はありませんでした。

PK解析では、60 mgまたは120 mgの月1回の投与後のPBMC中のislatravir三リン酸化体のトラフ濃度(投与間の最低値)は、HIV-1の曝露前予防における事前に設定した規定薬物動態学的な曝露量の閾値である0.05 pmol/106 PBMCsを上回り、islatravirの最終投与後8週間にわたり持続しました。


islatravir(MK-8591)について
islatravir(MK-8591)は、他の抗HIV薬との併用療法によるHIV-1感染症治療薬として、1日1回投与を評価するILLUMINATE臨床試験プログラムなどの臨床試験を実施しているヌクレオシド系逆転写酵素トランスロケーション阻害剤です。また単剤のHIV-1感染予防のPrEPとして、月1回の経口投与を評価するIMPOWER臨床試験など、様々な製剤で臨床試験を実施しています。


当社のHIVの取り組み
35年以上にわたり、当社はHIVの科学的研究、創薬(R&D)に取り組んできました。世界中で拡大する感染症の負担を軽減することを目指し、HIVを抑制、予防するための様々な抗HIV薬の開発を今日も継続しています。世界のHIVコミュニティーと連携し、流行終息に向けた道の障害となっている複雑な課題に取り組んでいます。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.について
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は130年にわたり、人々の生命を救い、人生を健やかにするというミッションのもと、世界で最も治療が困難な病気のために、革新的な医薬品やワクチンの発見、開発、提供に挑みつづけてきました。また、多岐にわたる政策やプログラム、パートナーシップを通じて、患者さんの医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。私たちは、今日、がん、HIVやエボラといった感染症、そして新たな動物の疾病など、人類や動物を脅かしている病気の予防や治療のために、研究開発の最前線に立ち続け、世界最高の研究開発型バイオ医薬品企業を目指しています。詳細については、当社ウェブサイトTwitterFacebookInstagramYouTubeLinkedInをご参照ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の将来に関する記述
このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行の影響、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.による将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対するMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.に関するForm 10-Kの2020年度年次報告書および米国証券取引委員会(SEC)のインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できるSECに対するその他の書類で確認できます。


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MSDについて
MSD(Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が米国とカナダ以外の国と地域で事業を行う際に使用している名称)は、130年にわたり、人々の生命を救い、人生を健やかにするというミッションのもと、世界で最も治療が困難な病気のために、革新的な医薬品やワクチンの発見、開発、提供に挑みつづけてきました。MSDはまた、多岐にわたる政策やプログラム、パートナーシップを通じて、患者さんの医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。私たちは、今日、がん、HIVやエボラといった感染症、そして新たな動物の疾病など、人類や動物を脅かしている病気の予防や治療のために、研究開発の最前線に立ち続けています。MSDは世界最高の研究開発型バイオ医薬品企業を目指しています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)やFacebookTwitterYouTubeをご参照ください。