抗PD-1抗体/抗悪性腫瘍剤「キイトルーダ®」 「パドセブ™」との併用療法について 局所進行性または転移性尿路上皮がんに対する承認を申請

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January 31, 2024 11:00 Asia/Tokyo

報道関係各位

MSD株式会社

MSD株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:カイル・タトル、以下 「MSD」)は、本日、抗PD-1抗体
「キイトルーダ®(一般名:ペムブロリズマブ(遺伝子組換え))」について、抗体-薬物複合体(Antibody-Drug Conjugate: ADC)「パドセブTM(一般名:エンホルツマブ ベドチン(遺伝子組換え)、製造販売元:アステラス製薬株式会社)」との併用療法において、局所進行性または転移性尿路上皮がんに対する製造販売承認事項一部変更承認申請を行いました。

尿路上皮がんは、尿の通り道である腎盂、尿管、膀胱、尿道の内側をおおう尿路上皮に発生するがんで、最も多いものは膀胱がんです*1。日本では、2019年に約2.3万人が新たに膀胱がんと診断され、2020年に約9千人が亡くなっています*2。現在、未治療の切除不能または転移性尿路上皮がんに対しては、プラチナ製剤を中心とした化学療法が一次治療として用いられていますが*3、更なる全生存期間(OS)改善のために新たな治療の選択肢が求められています。

今回の製造販売承認事項一部変更承認申請は、一次治療として局所進行性または転移性尿路上皮がんを対象とした多施設共同無作為化非盲検第3相試験であるKEYNOTE-A39/EV-302試験のデータに基づいています。同試験において、キイトルーダ®とパドセブTMの併用療法は、主要評価項目であるOSと無増悪生存期間(PFS)について、対照薬の化学療法に対して統計学的に有意かつ臨床的に意味のある改善を示し、主要評価項目を達成しました。なお、同試験における本併用療法の安全性プロファイルは、これまでの試験で報告されたものと一貫していました。

MSDは、重点分野と位置付けるがん領域で患者さんと医療従事者のニーズに応えていけるよう、革新的な医薬品の開発を進めてまいります。

 

キイトルーダ®について

キイトルーダ®は、PD-1に対するヒト化モノクローナル抗体であり、活性化T細胞上のPD-1に結合することにより、がん細胞上のPD-L1及びPD-L2との結合を阻害することで、がん細胞による活性化T細胞の抑制を阻害します。その結果、抑制されていたT細胞が再度がん抗原を認識した際に、再活性化され、がん細胞を排除できるようになります。

キイトルーダ®は、2017年2月15日に国内で販売を開始しました。これまでに「悪性黒色腫」「切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」「再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫」「がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌」「がん化学療法後に増悪した進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)注)」「根治切除不能又は転移性の腎細胞癌」「腎細胞癌における術後補助療法」「再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌」「根治切除不能な進行・再発の食道癌」「治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌」「PD-L1陽性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌」「ホルモン受容体陰性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術前・術後薬物療法」「がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌」「がん化学療法後に増悪した高い腫瘍遺伝子変異量(TMB-High)を有する進行・再発の固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)」「進行又は再発の子宮頸癌」「再発又は難治性の原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫」の効能又は効果について承認を取得しています。また、進行または切除不能な胆道がんに対する化学療法との併用療法、HER2陰性の胃腺がんまたは食道胃接合部腺がんに対する化学療法との併用療法、および、切除可能な非小細胞肺がん(NSCLC)に対する術前の化学療法との併用療法と、それに続く術後のキイトルーダ®単独療法について申請中で、卵巣がんなどを対象とした後期臨床試験が進行中です。

注) 条件付き早期承認対象

*1 国立がん研究センターがん情報サービス 「膀胱がんについて」

*2 国立がん研究センターがん情報サービス 「がん種別統計情報 膀胱」

*3 日本泌尿器科学会 編. 膀胱癌診療ガイドライン 2019年版、腎盂癌・尿管癌診療ガイドライン 2023年版

 

以上

 


MSDについて

MSD(Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAが米国とカナダ以外の国と地域で事業を行う際に使用している名称)は、最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善するというパーパスのもとに結束しています。130年以上にわたり、重要な医薬品やワクチンの発見を通して人類に希望をもたらしてきました。私たちは、世界トップクラスの研究開発型バイオ医薬品企業を目指し、人類や動物の疾患予防や治療に寄与する革新的なヘルスケア・ソリューションを提供するために、研究開発の最前線で活動しています。私たちは、多様かつ包括的な職場環境を醸成し、世界中の人々と地域社会に、安全で持続可能かつ健康な未来をもたらすため、責任ある経営を日々続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)やFacebookYouTubeをご参照ください。