MSD株式会社 「15価肺炎球菌結合型ワクチン」の承認を申請

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2021/10/26 00:00 Asia/Tokyo

報道関係各位

MSD株式会社

MSD株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:カイル・タトル、以下 「MSD」)は、本日、15種類の肺炎球菌血清型に対応した「沈降15価肺炎球菌結合型ワクチン(無毒性変異ジフテリア毒素結合体)(以下、15価肺炎球菌結合型ワクチン)」の日本国内における製造販売承認申請を行いました。

15価肺炎球菌結合型ワクチンは、15種類(1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F、22F、23F及び33F)の肺炎球菌血清型に対応したワクチンです。今回の承認申請は、高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる成人における肺炎球菌(血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F、22F、23F及び33F)による感染症の予防を効能又は効果として提出しています。

15価肺炎球菌結合型ワクチンは、2020年11月に米国およびEUで承認申請が行われ、2021年7月に米国で肺炎球菌(血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F、22F、23F及び33F)による侵襲性感染症の予防として18歳以上の成人に対する適応を取得しています。

肺炎は日本人の死因の第5位で、肺炎で亡くなる方の約95%以上は65歳以上の高齢者が占めています1。そして、市中肺炎の原因菌で最も多いのが肺炎球菌です。また、肺炎球菌への感染は体の抵抗力(免疫力)が弱まったときなどでも起こりやすく、65歳未満でも肺炎球菌に感染するリスクが高い疾患を有する方は注意が必要です。

MSDは、1988年11月に23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン「ニューモバックス®」を、そして2006年11月には23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン「ニューモバックス®NP」を発売し、日本人の肺炎球菌感染予防に貢献してまいりました。15価肺炎球菌結合型ワクチンは「ニューモバックス®NP」と免疫原性の面で異なる特性を持ち、「ニューモバックス®NP」と共に、高齢者および肺炎球菌に罹患しやすい疾患を持つ方の肺炎球菌感染症予防に貢献できると考えております。

MSDは、15価肺炎球菌結合型ワクチンの承認取得に向けて取り組むとともに、引き続き革新的なワクチンの開発を進めてまいります。

1 厚生労働省 人口動態統計(確定数)2019年

以上

 

MSDについて

MSD(Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が米国とカナダ以外の国と地域で事業を行う際に使用している名称)は、130年にわたり、人々の生命を救い、人生を健やかにするというミッションのもと、世界で最も治療が困難な病気のために、革新的な医薬品やワクチンの発見、開発、提供に挑みつづけてきました。MSDはまた、多岐にわたる政策やプログラム、パートナーシップを通じて、患者さんの医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。私たちは、今日、がん、HIVやエボラといった感染症、そして新たな動物の疾病など、人類や動物を脅かしている病気の予防や治療のために、研究開発の最前線に立ち続けています。MSDは世界最高の研究開発型バイオ医薬品企業を目指しています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト( www.msd.co.jp) や  Facebook 、  Twitter 、  YouTube をご参照ください。