KEYTRUDA®(ペムブロリズマブ)、FIGO 2014進行期分類でIII〜IVA期の子宮頸がんに対する化学放射線療法との併用療法がFDAの承認を取得

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February 13, 2024 15:00 Asia/Tokyo

報道関係各位

MSD株式会社

この参考資料は、FDA Approves Merck’s KEYTRUDA® (pembrolizumab) Plus Chemoradiotherapy as
Treatment for Patients With FIGO 2014 Stage III-IVA Cervical Cancer (https://www.merck.com/news/fda-approves-mercks-keytruda-pembrolizumab-plus-chemoradiotherapy-as-treatment-for-patients-with-figo-2014-stage-iii-iva-cervical-cancer/) の日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症と安全性情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。

KEYTRUDA®は、日本ではキイトルーダ®として、悪性黒色腫、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫、がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌、がん化学療法後に増悪した進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)注)、根治切除不能又は転移性の腎細胞癌、腎細胞癌における術後補助療法、再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌、根治切除不能な進行・再発の食道癌、治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌、PD-L1陽性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌、ホルモン受容体陰性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術前・術後薬物療法、がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌、がん化学療法後に増悪した高い腫瘍遺伝子変異量(TMB-High)を有する進行・再発の固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)、進行又は再発の子宮頸癌、再発又は難治性の原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫に対する効能又は効果で承認を取得しております。

注) 条件付き早期承認対象

 


参考資料

KEYTRUDA®(ペムブロリズマブ)、FIGO 2014進行期分類でIII〜IVA期の子宮頸がんに対する
化学放射線療法との併用療法がFDAの承認を取得

対象患者さんに対する化学放射線療法との併用療法として承認された初めての抗PD−1抗体

米国では、KEYTRUDA®の子宮頸がんの適応としては3件目、KEYTRUDA®全体では39件目のFDA承認

2024年1月12日:ニュージャージー州ローウェイ Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は本日、抗PD-1抗体KEYTRUDA®が、国際産婦人科連合(FIGO)2014進行期分類でIII〜IVA期の子宮頸がんに対する化学放射線療法(CRT)との併用療法として、米国食品医薬品局(FDA)の承認を取得したことを発表しました。この承認は第3相KEYNOTE-A18試験の結果に基づくものです。この試験では、FIGO 2014進行期分類のIII〜IVA期の患者さんに対し、KEYTRUDA®とCRTの併用療法群が、プラセボとCRT群と比較して無増悪生存期間(PFS)を改善し、疾患進行または死亡のリスクを41%低下させました(HR=0.59 [95% CI, 0.43-0.82])。PFSの中央値は、疾患進行または死亡のイベントが少なく未到達でした。今回の承認は米国では、KEYTRUDA®の子宮頸がんの適応として3件目、KEYTRUDA®全体では39件目となります。

University of Arizona College of Medicineおよび、Creighton University School of Medicineの産婦人科教授でがん専門医のBradley Monk(ブラッドレイ・モンク)博士は、「KEYTRUDA®とCRTの併用療法が本日、承認されたことは素晴らしいニュースです。FIGO 2014進行期分類のIII〜IVA期子宮頸がんと新たに診断された患者さんに、抗PD-1抗体によるレジメンの選択肢が初めて提供可能となります。このKEYTRUDA®によるレジメンは、対象患者さんにとって新たな治療の選択肢となり、本日の承認は子宮頸がんの治療を前進させる重要な意味を持つものです」と述べています。

重篤な、または死亡にいたる可能性のある免疫関連の副作用が様々な臓器や組織に発生する可能性があり、複数の体組織に同時に影響する場合もあります。KEYTRUDA®による免疫関連の副作用は、治療中または治療後のあらゆる時点で起こる可能性があり、肺臓炎、大腸炎、肝炎、内分泌疾患、腎炎、皮膚反応、臓器移植の拒絶反応、同種造血幹細胞移植の合併症などがあります。このほかにも、重篤で命にかかわる免疫関連の副作用があります。KEYTRUDA®の安全な使用のためには、免疫関連の副作用の早期発見と管理が重要です。副作用の重症度に応じてKEYTRUDA®の投与を休薬または中止し、適宜コルチコステロイドを投与します。KEYTRUDA®は重篤な、または命にかかわるinfusion reactionを引き起こす場合があります。作用機序により、妊婦への投与は胎児に害をおよぼす場合があります。詳しくは下の「重要な安全性情報」をご覧ください。

当社研究開発本部のグローバル臨床開発担当バイスプレジデントのGursel Aktan(ガーセル・アクタン)博士は、「KEYTRUDA®は進行子宮頸がんにおける従来の適応症に加え、CRTとの併用療法が、PD-L1の発現状況にかかわらずFIGO 2014進行期分類のIII〜IVA期子宮頸がん患者さんに対する初めての抗PD-1抗体によるレジメンとして米国で承認されました。この承認により、新たに診断された患者さんに対してCRT単独療法と比較して疾患進行または死亡のリスクを低減させる可能性のある抗PD-1による治療の選択肢を提供することが可能となります」と述べています。

米国ではKEYTRUDA®は子宮頸がんにおいてこのほかに「FDAが承認する検査でPD-L1陽性(CPS≧1)と確認された治療抵抗性、再発または転移性子宮頸がんに対する化学療法±ベバシズマブとの併用療法」と「FDAが承認する検査でPD-L1陽性(CPS≧1)が確認され、化学療法による治療中または治療後に疾患が進行した再発または転移性子宮頸がんに対する単独療法」の2つの適応が承認されています。

 

試験のデザインおよび承認の裏付けとなったその他のデータ

KEYNOTE-A18(ENGOT-cx11/GOG-3047)試験は、KEYTRUDA®とCRT(シスプラチンと外部照射[EBRT]による放射線治療とそれに続く小線源治療[BT])の併用療法を評価する多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照第3相試験(ClinicalTrials.gov, NCT04221945)で、Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., U.S.A.が治験依頼者となり、European Network for Gynaecological Oncology Trial(ENGOT)グループおよびGOG Foundation, Inc.(GOG)と協力して実施しています。この試験は過去に子宮頸がんに対する根治的手術、放射線治療、または全身療法を受けたことのない1,060名の子宮頸がん患者さんを対象として実施されました。FIGO 2014進行期分類のIII〜IVA期(膣の下部まで腫瘍が進展しているが骨盤側壁への進展が認められないもの、骨盤側壁への進展が認められるもの、水腎症/無機能腎が認められるもの、または隣接する骨盤内臓器への進展が認められるもの)の、リンパ節転移陽性またはリンパ節転移陰性の子宮頸がん患者さんが596名、FIGO 2014進行期分類のIB2〜IIB期(腫瘍が4 cmを超える、または臨床的に肉眼で確認可能な病変が子宮頸部を超えて広がっているが、骨盤壁または膣の下部1/3には達していない)の、リンパ節転移陽性の子宮頸がん患者さんが462名でした。FIGO 2014進行期分類のIVB期の患者さんは2名でした。患者さんは次の群に1:1の割合で無作為に割り付けました。

  1. KEYTRUDA®(200 mgを3週間間隔)を5サイクル静脈内投与し、同時にシスプラチン(40 mg/m2)を週1回、5サイクル静脈内投与(実施医療機関の基準によっては6サイクル目の投与が可能)、および放射線療法(EBRTの後にBT)、その後KEYTRUDA®400 mgを6週間間隔で15サイクル静脈内投与

  2. プラセボを3週間間隔で5サイクル静脈内投与し、同時にシスプラチン(40 mg/m2)を週1回、5サイクル静脈内投与(実施医療機関の基準によっては6サイクル目の投与が可能)、および放射線療法(EBRTの後にBT)、その後プラセボを6週間間隔で15サイクル静脈内投与

投与は、治験責任医師の判断により、RECIST v1.1の定義における疾患進行または許与できない毒性が認められるまで継続しました。腫瘍の状態はCRTの終了後2年間は12週ごと、3年目は24週ごと、その後は1年ごとに評価しました。主要評価項目はRECIST v 1.1(標的病変は合計で最大10病変かつ1臓器につき最大5病変までに変更)または病理診断に基づいて治験責任医師が判定したPFS、および全生存期間(OS)でした。

この試験では、全集団でPFSが統計学的に有意に改善しました。FIGO 2014進行期分類のIB2〜IIB期の462名(44%)の患者さんを対象に実施した探索的サブグループ解析では、PFSの推定HRは0.91(95% CI, 0.63-1.31)であり、全集団におけるPFSの延長は主にFIGO 2014進行期分類のIII〜IVA期の患者さんのサブグループの結果であることが示されました。全生存期間のデータはPFS解析の時点では未成熟で、全集団における死亡率は10%でした。

FIGO 2014進行期分類のIII〜IVA期の596名の患者さんを対象に実施した探索的サブグループ解析では、KEYTRUDA®+CRT併用療法群(n=293)では61名(21%)、プラセボ+CRT群(n=303)では94名(31%)の患者さんにPFSイベントが発生しました。PFSの中央値は、疾患進行または死亡のイベントが少なくいずれの群も検出基準に未到達でした。12カ月PFS率はKEYTRUDA®+CRT併用療法群では81%(95% CI, 75-85)、プラセボ+CRT群では70%(95% CI, 64-76)でした。

KEYTRUDA®の投与期間の中央値は12.1カ月(範囲:1日〜27カ月)でした。死亡に至った副作用はKEYTRUDA®とCRTの併用療法群292名の患者さんの1.4%に発生し、大腸穿孔、尿路性敗血症、敗血症、膣出血が各1例(0.3%)でした。重篤な副作用は、KEYTRUDA®とCRTの併用療法群の30%の患者さんに認められました。1%以上の患者さんに認められた重篤な副作用は、尿路感染症(2.7%)、尿路性敗血症(1.4%)、敗血症(1%)でした。7%の患者さんが副作用によりKEYTRUDA®の投与を中止しました。完全な中止に至った副作用で頻度が高かった(1%以上)のは下痢(1%)でした。43%の患者さんが副作用によりKEYTRUDA®の投与を中断しました。KEYTRUDA®の投与の中断に至った副作用で頻度が高かった(2%以上)のは、貧血(8%)、新型コロナウイルス感染症(6%)、SARS-CoV-2検査陽性(3.1%)、好中球数減少(2.7%)、下痢(2.7%)、尿路感染症(2.7%)、アラニンアミノトランスフェラーゼ値の上昇(2.4%)でした。KETYRUDA®投与群で最も高頻度に認められた副作用(10%以上)は、悪心(56%)、下痢(50%)、嘔吐(33%)、尿路感染症(32%)、疲労(26%)、甲状腺機能低下症(20%)、便秘(18%)、食欲減退、体重低下(各17%)、腹痛、発熱(各12%)、甲状腺機能亢進症、排尿困難、皮疹(各11%)、骨盤痛(10%)でした。

 

子宮頸がんについて

子宮頸がんは子宮下部にある子宮頸部の粘膜の細胞に発生するがんです。検診や予防により子宮頸がんの発生率は低下していますが、今も米国を含め世界中で多くの人が発症しています。子宮頸がんは女性においては世界で4番目に多いがんです。米国では、2023年に約13,960人が新たに侵襲性子宮頸がんと診断され、約4,310人が死亡したと推定されています。

 

KEYTRUDA®について

KEYTRUDA®は、自己の免疫力を高め、がん細胞を見つけて攻撃するのを助ける抗PD-1抗体です。KEYTRUDA®はPD-1とそのリガンドであるPD-L1およびPD-L2との結合を阻害して、がん細胞を攻撃するTリンパ球を活性化するヒト化モノクローナル抗体です。

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAは業界最大のがん免疫療法臨床研究プログラムを行っており、現在1,600を超えるKEYTRUDA®の臨床試験を実施し、幅広い種類のがんや治療セッティングを検討しています。KEYTRUDA®の臨床プログラムでは、さまざまながんにおけるKEYTRUDA®の役割や、KEYTRUDA®による治療効果が得られる可能性を予測する因子について模索しており、さまざまなバイオマーカーの模索も行っています。

 

KEYTRUDA®用法・用量・安全性情報・Access Program・患者支援プログラムについて

用法・用量・安全性情報・Access Program・患者支援プログラムなど一部情報は米国のもので、日本の情報ではありません。詳しくは当社英文リリースをご参照ください。

https://www.merck.com/news/fda-approves-mercks-keytruda-pembrolizumab-plus-chemoradiotherapy-as-treatment-for-patients-with-figo-2014-stage-iii-iva-cervical-cancer/

 

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAのがん領域における取り組み

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAでは、画期的な科学を革新的ながん治療薬に変換して世界中のがん患者さんを助けることに取り組んでいます。当社のオンコロジー事業にとって、がんと闘う人々を助けることは私たちの情熱であり、がん治療薬へアクセスしやすくすることは私たちの責任です。また、がん領域における取り組みの一環として、医薬品業界で一二を争う急成長を遂げている開発プログラムにより、30種類以上のがんに対するがん免疫療法の可能性を模索しています。また、引き続き戦略的買収を通じてポートフォリオを強化し、進行がんの治療を改善する可能性をもつ有望ながん治療薬候補の開発を最優先に進めています。当社のオンコロジー臨床試験について詳しくは、当社ウェブサイトをご覧ください。

 

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAについて

Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USA(米国とカナダ以外ではMSD)は、最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善するというパーパスのもとに結束しています。130年以上にわたり、重要な医薬品やワクチンの発見を通して人類に希望をもたらしてきました。私たちは、世界トップクラスの研究開発型バイオ医薬品企業を目指し、人類や動物の疾患予防や治療に寄与する革新的なヘルスケア・ソリューションを提供するために、研究開発の最前線で活動しています。私たちは、多様かつ包括的な職場環境を醸成し、世界中の人々と地域社会に、安全で持続可能かつ健康な未来をもたらすため、責任ある経営を日々続けています。詳細については、当社ウェブサイトX(旧Twitter)FacebookInstagramYouTubeLinkedInをご参照ください。

 

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAの将来に関する記述

このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAの経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行の影響、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAによる将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対するMerck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAの特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAは、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAに関するForm 10-Kの2022年度年次報告書および米国証券取引委員会(SEC)のインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できるSECに対するその他の書類で確認できます。


MSDについて

MSD(Merck & Co., Inc., Rahway, N.J., USAが米国とカナダ以外の国と地域で事業を行う際に使用している名称)は、最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善するというパーパスのもとに結束しています。130年以上にわたり、重要な医薬品やワクチンの発見を通して人類に希望をもたらしてきました。私たちは、世界トップクラスの研究開発型バイオ医薬品企業を目指し、人類や動物の疾患予防や治療に寄与する革新的なヘルスケア・ソリューションを提供するために、研究開発の最前線で活動しています。私たちは、多様かつ包括的な職場環境を醸成し、世界中の人々と地域社会に、安全で持続可能かつ健康な未来をもたらすため、責任ある経営を日々続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)やFacebookYouTubeをご参照ください。