綿密なコミュニケーションと、「まずはやってみる」という精神で目の前の業務に懸命に取り組む。こうした姿勢が多くの好機を生む。

桐原 知江

ポートフォリオ営業部門 九州営業部 福岡第2営業所

掲載日:2023年8月18日

桐原 知江

01
現在の仕事内容は?

MRとして病院と開業医両方の先生方を担当しています。担当製品は、プライマリー領域(糖尿病や不眠症)と感染症領域(COVID-19治療薬/抗菌薬)、そしてワクチン領域(HPVワクチン/肺炎球菌ワクチン)です。勤務スケジュールとしては、基本的に午前中は特約店を訪問して情報交換をしたり、ウェブ会議をしたりするほか、先生方に面会するための事前準備に充てています。午後は1日あたり7~8軒を訪問します。時には自社医薬品に関する説明会や講演会を実施するため、その準備も必要です。
私がお伝えした医薬品情報が先生の目の前にいる患者さんの健康に関わってくるため、自分の言葉に責任を持ち、毎日緊張感を持って仕事をしています。

02
MSDへの入社のきっかけは? 

新薬の開発力が高いことや中途入社したい製薬会社ランキングで上位だったこと、そして人事の方と波長が合ったことなど複数の理由はありましたが、最終的には日本MSDという地域限定の雇用制度があったことが決め手となりました。
そのような雇用制度を考えるきっかけとなったのが熊本地震です。当時私は就職活動中でしたが、そのさなかに大きな地震が起こり、家の中にある冷蔵庫や棚がすべて倒れて食器も割れ、室内が多くの物で散乱するなど、大変な日々を過ごしました。ライフラインが断たれ、身の回りの環境が一夜にして変わる経験をしたのですが、今でも、家族の不安げな表情を鮮明に覚えています。それ以降、何かあった際はすぐに家族のもとに駆けつけたいという思いが日増しに強くなり、自分自身のライフプランに合わせて柔軟な働き方ができる日本MSDへの入社を決意しました。

03
MSDでの仕事のやりがいは? 

ファーストインクラス、ベストインクラスの薬剤が豊富な会社なので、どの薬剤でも先生方に自信を持ってご紹介できることです。MRは副作用情報の収集や伝達、適正使用の推進をメインに行う仕事ですが、営業的側面も担っています。「自分の目標を達成することが、患者さんへの貢献につながる」と100%信じて働くことができるのはMSDのMRの特権だと思いますし、生涯MRとして働く上で非常に重要なポイントだと考えています。
また、MSDはダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンを尊重している会社です。常日頃から互いの違いを認め合う文化が醸成されており、心理的安全性が高いことも魅力の1つです。年齢・性別・国籍・等級など関係なく活発に意見交換が繰り広げられますし、全員が平等に機会を与えられ、生き生きと仕事をしていると感じます。

04
日々の仕事で心掛けていることは?

まずは双方向のコミュニケーションを心がけること。そして、まずはやってみるという精神をもって目の前の業務に懸命に取り組むこと。私はこの2点をこれまでのキャリアで重視してきました。
入社当初は仕事をうまくこなせず、決して楽しいとは言えない毎日でしたが、所長や教育係をはじめとする営業所の先輩方のおかげで徐々に仕事のコツをつかみ、仕事に対する熱量が変わっていくのを感じました。仕事に対するやりがいを感じ始めたのもこの頃からです。そうした姿勢がより多くの好機を生み、特約店の方からの情報共有や医師・薬剤師の先生方からのサポートが日ごとに増えていき、すべての歯車が噛み合っていくような感覚を持ったことを覚えています。
そして3年目で営業成績上位者に与えられる賞を受賞したり、日本MSDからMSDへの転籍の話を所長から持ち掛けていただいたりと、自分のキャリアにおいて色々なチャンスが巡ってきました。営業所メンバー、特約店の方、先生方の助けがなければこの受賞はありませんでしたし、所長からの声掛けがなければ転籍もしていなかったかもしれません。チャンスをつかむためには、自分自身の姿勢を見せることが重要だと実感しています。

(※所属・内容等は取材当時のものとなります)