ワークライフバランスの調整を後押ししてもらえたことで、チャレンジに前向きな自分へと変化できた。

齋藤 千紗恵

グローバル研究開発部門 安全対策部 対策1課

掲載日:2023年8月18日

齋藤 千紗恵
齋藤 千紗恵

01
現在の仕事内容は?

ファーマコビジランス(PV)では、医薬品やワクチンの副作用といった安全性に関する情報の収集、評価、そして対策の検討などの安全管理業務を行っています。この業務では、開発段階から市販後にいたるまで、医薬品のライフサイクル全体に関わることができ、安全管理業務を通じた適正使用の推進や、その価値を最大化する重要な役割を果たしていると感じています。 私の所属する安全対策部対策1課は、その中でも特にワクチンに関する安全性情報の評価や安全対策の検討を担当しています。安全管理業務は開発部門や営業部門、米国本社のPVチーム、規制当局など、業務を行う上で関わる方々や部署が多いことも特徴で、そのために難しさを感じる場面もありますが、共通した思いである「医療従事者やワクチン接種を受けられる方々の安心と安全を確保すること」を念頭に、日々の業務にあたっています。

02
MSDに入社した理由は?

MSDには2016年10月に中途入社しました。前職では主に医療機器の安全管理業務を担当していました。不具合情報などの評価や、品質改善に向けた製造元へのアプローチなど医療機器ならではのやりがいや面白さを感じていましたが、収集された情報をどのように安全対策につなげていくのかということを考えるなかで、医薬品の安全管理業務も学んでみたいと思うようになったのが転職のきっかけでした。
製薬企業のなかでもMSDは革新的な医療用医薬品とワクチンに特化し、真摯に研究開発を続けている会社として当時から魅力を感じていました。安全管理業務に対する姿勢や考え方は会社によってさまざまでしたが、MSDでは積極的にデータ活用の取り組みを行っていることを知り、入社を決意したことを覚えています。

03
MSDの仕事のやりがいは?

革新的な医薬品やワクチンに関する業務に携わり、人々の暮らしや生命に直結する重要な製品を扱っているという点にやりがいと責任を感じています。また、入社時に期待していたとおり、MSDのPV部門は「医薬品とワクチンの有用性情報が活用される世の中を創ること」を存在意義として掲げ、データの活用に積極的に取り組んでいることも魅力の一つです。
私は以前、製造販売後調査に携わっていましたが、計画時点から調査結果の公表を考慮し、論文化や学会発表などを行うことを部門全体で推進していました。現在は安全対策を検討する部署に所属していますので、どのような情報を収集すれば評価可能となるのか、そしてどのような情報提供を行えば患者さんや医療従事者の安全確保につながるのかをチームメンバーとともに考え、実行していきたいと考えています。

04
自分自身の成長を感じた仕事はありましたか?

MSDは裁量労働制や短時間勤務制度、そして自己啓発への補助や支援等、さまざまな制度が充実しているうえ、それらが実際に活用されている会社だと思います。このことはMSDでの働きやすさ、働きがいにつながっているように思います。
私自身は2度の産休・育休を取得しました。短時間勤務制度を利用した時期もありましたが、現在は裁量労働制にて勤務しています。このように、その時々で「ワーク」と「ライフ」のバランスを上長に相談しながら調整できたことは非常に有難かったです。また、第一子の育休から復帰した際の面談で、当時の上長が「MSDは働き方で評価が変わることはない」と断言してくださったことも非常に印象に残っています。子育て中であってもいろいろなチャレンジを後押ししてくれることに感謝していますし、やりがいに繋がっています。
二人の育児を通して実感しているのが、一口に「Working Parents」と言っても、子どもの年齢や性格、健康状態、家庭環境などによって置かれている状況はさまざまであり、これは育児に限ったことではないということです。MSDの価値観として「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンの尊重」も掲げられていますが、今後もさまざまな背景をもつ社員がそれぞれの強みを発揮できる場所、働きがいのある会社であり続けるためには、私たち一人ひとりの行動が大きく関わってくると思います。

(※所属・内容等は取材当時のものとなります)