Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAのLIPFENDRA®(enlicitide)、高コレステロール血症の成人患者さんのLDL-Cを低下させる、初めてかつ唯一の1日1回経口投与のPCSK9阻害剤として米国FDAの承認を取得

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2026/08/04 15:00 JST

報道関係各位

MSD株式会社

この参考資料は、Merck’s LIPFENDRA® (enlicitide) is the First and Only Once-Daily Oral PCSK9 Inhibitor Approved by the U.S. FDA to Reduce LDL-C in Adults with Hypercholesterolemia (https://www.merck.com/news/mercks-lipfendra-enlicitide-is-the-first-and-only-once-daily-oral-pcsk9-inhibitor-approved-by-the-u-s-fda-to-reduce-ldl-c-in-adults-with-hypercholesterolemia/)の日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症と安全性情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。

Enlicitideは日本国内では開発中の段階です。


参考資料

Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAのLIPFENDRA®(enlicitide)、
高コレステロール血症の成人患者さんのLDL-Cを低下させる、
初めてかつ唯一の1日1回経口投与のPCSK9阻害剤として米国FDAの承認を取得

CORALreef Lipids試験およびCORALreef HeFH試験において、
LIPFENDRA®により24週時のLDL-Cがプラセボ調整後でそれぞれ56%、59%と有意に低下

LIPFENDRA®は、PCSK9に結合し、
PCSK9とLDL受容体の相互作用を阻害する新規の大環状ペプチドです

2026年7月16日:ニュージャージー州ローウェイ Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USA(米国とカナダ以外ではMSD)は本日、LIPFENDRA® (enlicitide) tablets 20 mgが、家族性高コレステロール血症ヘテロ接合体(HeFH)を含む、高コレステロール血症の成人患者さんにおける低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)を低下させる、食事療法および運動療法の補助療法として、米国食品医薬品局(FDA)の承認を取得したことを発表しました。LIPFENDRA®は新規の大環状ペプチドで、悪玉コレステロールとも呼ばれるLDL-Cを低下させることが示され、初めてFDAの承認を取得した経口PCSK9阻害剤です。

当社研究開発本部プレジデントのDean Y. Li(ディーン・リー)博士は、「LIPFENDRA®は、PCSK9阻害剤や新規の大環状ペプチドの技術に関する革新的なサイエンスを活用し、使いやすい1日1回の錠剤の形でLDL-Cを有意に低下させるために開発されました。これは、米国FDAに承認された初の経口PCSK9阻害剤をLDL-C値の高い成人患者さんに提供し、新たな重要な選択肢を患者さんに提供する重要な節目となります。この厳格かつ効率的な審査プロセスにおいて、規制当局と協力できたことを誇りに思います」と述べています。

この承認は、CORALreef臨床プログラムに基づく2件の第3相試験であるCORALreef Lipids試験とCORALreef HeFH試験に基づいています。CORALreef Lipids試験では、LIPFENDRA®は24週時において、LDL-Cをプラセボと比較して56%低下させました。修正データ処理ルールに従い、生物学的にあり得ないベースラインのLDL-C値を除外した結果(事後解析)、LIPFENDRA®ではベースラインから60%のLDL-Cの低下が認められました。CORALreef HeFH試験では、LIPFENDRA®は24週時において、LDL-Cをプラセボと比較して59%低下させました。これらの第3相試験の結果では、LIPFENDRA®の投与により、非高比重リポ蛋白コレステロール(non-HDL-C)やアポリポ蛋白B(ApoB)など、動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)リスクに関連する他の動脈硬化惹起性リポ蛋白も低下することが示されました。CORALreef Lipids試験におけるLIPFENDRA®の安全性プロファイルはプラセボと同程度でした。CORALreef HeFH試験において、LIPFENDRA®を投与した成人のHeFH患者さんでプラセボより高頻度に認められた主な副作用は、下痢(LIPFENDRA®群7%、プラセボ群2%)および浮動性めまい(LIPFENDRA®群9%、プラセボ群4%)でした。両試験において、副作用により投与を中止した割合は、LIPFENDRA®投与群とプラセボ投与群で同程度でした。CORALreef試験の結果について詳しくは、「FDA承認の裏付けとなる臨床試験データ」の項をご参照ください。

CORALreef Lipids試験の筆頭執筆者で、UT Southwestern Medical Centerの循環器科准教授のAnn Marie Navar(アン・マリー・ナバー)博士は、「LDL-C値が高いことは、世界中で主な死因となっている動脈硬化性心血管疾患の主要な危険因子となります。2件の第3相試験において、LIPFENDRA®によるLDL-Cの低下が認められました。患者さんは初めて、LDL-Cを低下させる経口PCSK9阻害剤を使用できるようになります」と述べています。

現在進行中の臨床試験では、心血管疾患の発生率および死亡率に対するLIPFENDRA®の効果に関する研究が進んでいます。LIPFENDRA®が心血管疾患の発生および死亡のリスクを低減できるかどうかは、現時点ではわかっていません。

Family Heart FoundationのCEOである、Katherine Wilemon(キャサリン・ワイリモン)氏は、「ASCVDのリスク管理において最も重要なことの一つは、LDL-Cなどの危険因子を早期に特定し、適切に治療することです。さらなるLDL-Cの低下が必要な成人患者さん向けに、新たな経口PCSK9阻害剤の選択肢が承認されたことを心強く思います」と述べています。

FDA承認の裏付けとなる臨床試験データ

LIPFENDRA®は、CORALreef臨床試験プログラムにおける2件の重要な第3相試験の結果に基づき承認されました。

  1. CORALreef Lipids試験において、24週時点でLIPFENDRA®投与により認められた結果は以下のとおりです。
    1. 24週時のLDL-Cのベースラインからの低下(主要評価項目)において、LIPFENDRA®群ではベースラインから57%低下したのに対し、プラセボ群では3%増加しました。統計学的に有意かつ臨床的に意味のある低下が認められ、プラセボと比較した場合のLDL-Cの低下は56%でした(95% CI: -61, -51; p<0.001)。
    2. 修正データ処理ルールに従い、0以下のLDL-C値を除外した場合(事後解析)、24週時におけるLDL-Cがプラセボ群では3%増加したのに対し、LIPFENDRA®投与により統計学的に有意かつ臨床的に意味のある低下が認められ、プラセボと比較した場合のLDL-Cの低下は60%でした(95% CI: -62, -57%)。
    3. 24週時の副次評価項目のベースラインからの低下において、プラセボ群では3%の増加であったのに対し、LIPFENDRA®投与により統計学的に有意な低下が認められました。
      1. LIPFENDRA®群ではnon-HDL-Cが平均54%低下
      2. LIPFENDRA®群ではApoBが平均50%低下
  2. CORALreef HeFH試験において、24週時点でLIPFENDRA®投与により認められた結果は以下のとおりです。
    1. 24週時のLDL-Cのベースラインからの低下(主要評価項目)において、LIPFENDRA®群ではベースラインから58%低下したのに対し、プラセボ群では3%増加しました。統計学的に有意かつ臨床的に意味のある低下が認められ、プラセボと比較した場合のLDL-Cの低下は59%でした(95% CI: -66, -53; p<0.001)。
    2. 24週時の副次評価項目のベースラインからの低下において、プラセボ群では2%の増加であったのに対し、LIPFENDRA®投与により統計学的に有意な低下が認められました。
      1. LIPFENDRA®群ではnon-HDL-Cが平均52%低下
      2. LIPFENDRA®群ではApoBが平均48%低下

    CORALreef Lipids試験において、高コレステロール血症の成人患者さんにおける副作用の発現頻度は、LIPFENDRA®群とプラセボ群で同程度でした。副作用により投与を中止した割合はLIPFENDRA®投与群とプラセボ投与群で同程度でした。CORALreef HeFH試験において、LIPFENDRA®を投与した成人のHeFH患者さんでプラセボより高頻度に認められた主な副作用は、下痢(LIPFENDRA®群7%、プラセボ群2%)および浮動性めまい(LIPFENDRA®群9%、プラセボ群4%)でした。副作用により投与を中止した割合はLIPFENDRA®投与群とプラセボ投与群で同程度でした。その他、CORALreef HeFH試験におけるHeFHの成人患者さんの安全性プロファイルは、CORALreef Lipids試験における高コレステロール血症の成人患者さんで認められたものと概ね一貫していました。

    CORALreef Lipids試験およびCORALreef HeFH試験について

    CORALreef Lipids試験(NCT05952856)は、多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照第3相試験であり、主要ASCVDイベントの既往歴、または、主要ASCVDイベント初発リスクが高い高コレステロール血症(HeFHの有無を問わない)の患者さん2,904名を、LIPFENDRA® 20mg 1日1回経口投与群(n=1,935)またはプラセボ群(n=969)に2:1の比で無作為に割り付けて、52週間投与しました。中強度または高強度のスタチンによる安定した脂質低下療法(スタチン不耐性が記録されている場合を除く)を、他の脂質低下療法の併用の有無を問わず受けているにもかかわらず、さらなるLDL-C低下を必要とする患者さんが対象でした。PCSK9阻害剤を投与中の患者さんは対象外でした。主要評価項目は、24週時までのベースラインからのLDL-C平均変化率でした。

    CORALreef HeFH試験(NCT05952869)は、多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照第3相試験であり、303名のHeFH患者さんを、LIPFENDRA® 20mg 1日1回経口投与群(n=202)またはプラセボ群(n=101)に2:1の比で無作為に割り付けて、52週間投与しました。中強度または高強度のスタチンによる安定した脂質低下療法を、他の脂質低下療法の併用の有無を問わず受けているにもかかわらず、さらなるLDL-C低下を必要とする患者さんが対象でした。HeFHの診断は臨床基準または遺伝子型判定により行われました。主要評価項目は、24週時までのベースラインからのLDL-C平均変化率でした。

    CORALreef臨床試験プログラムについて

    高コレステロール血症患者さん19,000名以上を対象とする包括的なCORALreef臨床試験プログラムにより、LIPFENDRA®の有効性と安全性プロファイルを引き続き評価しています。LIPFENDRA®は、2つの重要な第3相試験であるCORALreef Lipids試験(NCT05952856)およびCORALreef HeFH試験(NCT05952869)に基づきFDAの承認を取得しました。LIPFENDRA®は、現在も大規模な心血管アウトカム試験のCORALreef Outcomes(NCT06008756)において評価が実施されており、14,500名以上の参加者の組み入れが完了しています。その他、CORALreef臨床試験には、CORALreef Extension(NCT06492291)、CORALreef Pediatric(NCT07058077)、CORALreef Combination(NCT07216482)があります。

    LIPFENDRA® (enlicitide) tablets 20 mgについて

    LIPFENDRA®は、家族性高コレステロール血症ヘテロ接合体(HeFH)を含む、高コレステロール血症の成人患者さんにおける低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)を低下させる、食事療法および運動療法の補助療法として、FDAの承認を受けた経口プロ蛋白転換酵素サブチリシン/ケキシン9型(PCSK9)阻害剤です。心血管アウトカム試験により、高リスクの成人患者さんにおいて、スタチン単独またはスタチンにモノクローナル抗体のPCSK9阻害薬を追加して投与した場合、LDL-Cの低下により主要心血管イベント(MACE)のリスクが低減することが示されています。LIPFENDRA®は、LDL-C低下を適応として承認された初の経口PCSK9阻害剤であり、PCSK9がLDL受容体に結合するのを阻害する新規の大環状ペプチドです。

    重要な安全性情報

    CORALreef Lipids試験において、高コレステロール血症の成人患者さんにおける副作用の発現頻度は、LIPFENDRA®群とプラセボ群で同程度でした。副作用により投与を中止した割合はLIPFENDRA®投与群とプラセボ投与群で同程度でした。

    CORALreef HeFH試験において、プラセボより高頻度に認められた主な副作用は、下痢(LIPFENDRA®群7%、プラセボ群2%)および浮動性めまい(LIPFENDRA®群9%、プラセボ群4%)でした。副作用により投与を中止した割合はLIPFENDRA®投与群とプラセボ投与群で同程度でした。その他の安全性プロファイルは、CORALreef Lipids試験における高コレステロール血症の成人患者さんで認められたものと概ね一貫していました。

    当社の心代謝および呼吸器疾患に対する取り組み

    当社は長年にわたり心代謝および呼吸器疾患の治療薬を開発してきました。心血管疾患の初の治療薬を提供して以来、約70年にわたって培ってきた経験を基盤に、心代謝および呼吸器疾患の患者さんのための研究に取り組んでいます。動脈硬化性心血管疾患、心不全、肺高血圧症、慢性閉塞性肺疾患(COPD)など、幅広い疾患に注力しています。

    心代謝および呼吸器疾患の治療の進展により、世界中の患者さんと医療に大きく貢献することが可能です。当社は創薬から承認取得、ライフサイクルマネジメントまで研究のあらゆる段階で優れた革新的なサイエンスを追求します。

    Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAについて

    Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USA(米国とカナダ以外ではMSD)は、最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善するというパーパスのもとに結束しています。130年以上にわたり、重要な医薬品やワクチンの発見を通して人類に希望をもたらしてきました。私たちは、世界トップクラスの研究開発型バイオ医薬品企業を目指し、人類や動物の疾患予防や治療に寄与する革新的なヘルスケア・ソリューションを提供するために、研究開発の最前線で活動しています。私たちは、多様かつ包括的な職場環境を醸成し、世界中の人々と地域社会に、安全で持続可能かつ健康な未来をもたらすため、責任ある経営を日々続けています。詳細については、当社ウェブサイトX(旧Twitter)FacebookInstagramYouTubeLinkedInをご参照ください。

    Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAの将来に関する記述

    このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAの経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

    リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、米国および世界における医薬品業界の規制やヘルスケア関連の法制度が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAによる将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、革新的製品に対するMerck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAの特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

    Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAは、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAに関するForm 10-Kの2025年度年次報告書および米国証券取引委員会(SEC)のインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できるSECに対するその他の書類で確認できます。

    以上

    MSDについて

    MSD(Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USA.が米国とカナダ以外の国と地域で事業を行う際に使用している名称)は、「最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善する」というパーパスのもとに結束し、130年以上にわたり、重要な医薬品やワクチンの開発を通して人類に希望をもたらしてきました。私たちは、世界トップクラスの研究開発型バイオ医薬品企業を目指し、人類や動物の疾患予防や治療に寄与する革新的なヘルスケア・ソリューションを提供するために、研究開発の最前線で活動しています。また、私たちは、多様かつ包括的な職場環境を醸成し、世界中の人々と地域社会に安全で持続可能かつ健康な未来をもたらすため、責任ある経営を日々行っています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)やFacebookInstagramYouTubeをご参照ください。