2020年

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2020年5月22日

報道関係各位

MSD株式会社

 

この参考資料は、Merck’s KEYTRUDA® (pembrolizumab) Plus Chemotherapy Demonstrated Statistically Significant Improvement in Progression-Free Survival Versus Chemotherapy in Certain Patients with Metastatic Triple-Negative Breast Cancer の日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症と安全性情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。

KEYTRUDA®は、日本ではキイトルーダ®として、悪性黒色腫、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫、がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌、がん化学療法後に増悪した進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)、根治切除不能又は転移性の腎細胞癌、再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌の効能又は効果で承認を取得しております。


参考資料

KEYTRUDA®(ペムブロリズマブ)と化学療法との併用療法が
特定の転移性トリプルネガティブ乳がん(TNBC)患者において
化学療法と比較して無増悪生存期間を統計学的に有意に延長

第3相試験でPD-L1陽性(CPS≧10)の転移性TNBC患者に対する初回治療において
KEYTRUDA®と化学療法の併用療法が
化学療法単独と比較して疾患進行または死亡のリスクを35%低減



2020年5月13日 ニュージャージー州ケニルワース―Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は本日、転移性トリプルネガティブ乳がん(mTNBC)に対する初回治療としての抗PD-1抗体KEYTRUDA®(一般名:ペムブロリズマブ)と化学療法との併用療法を評価する第3相KEYNOTE-355試験における良好な結果を発表しました。腫瘍にPD-L1発現の認められる(Combined Positive Score[CPS]≧10)患者において、KEYTRUDA®と化学療法との併用療法により無増悪生存期間(PFS)に統計学的に有意でかつ臨床的に意味のある延長が認められました。疾患進行または死亡のリスクが35%低減し(HR = 0.65 [95% CI, 0.49-0.86], p=0.0012)、PFSの中央値は化学療法単独では5.6カ月だったのに対しKEYTRUDA®と化学療法との併用療法では9.7カ月となりました。腫瘍のPD-L1発現がCPS≧1の患者において、KEYTRUDA®+化学療法では化学療法単独の場合と比較してPFSが延長しましたが(PFSの中央値はそれぞれ7.6カ月、5.6カ月; HR = 0.74 [95% CI, 0.61-0.90], p=0.0014)、統計学的には有意ではありませんでした。先日の発表のとおり、本試験ではもう一つの主要評価項目である全生存期間(OS)についても変更なく評価を継続します。

当社研究開発本部シニアバイスプレジデント、グローバル臨床開発責任者でチーフメディカルオフィサーのRoy Baynes博士は、「KEYNOTE−355試験で認められた無増悪生存期間の結果は、特定の転移性トリプルネガティブ乳がん患者さんの初回治療に大きく貢献できる可能性を示しています。当社は、KEYTRUDA®を中心として乳がんのさまざまな治療セッティングや病期における革新的な治療アプローチの評価に取り組んでいます。第3相KEYNOTE-355試験や術前・術後の補助療法を評価するKEYNOTE-522試験でトリプルネガティブ乳がんの治療においてKEYTRUDA®と化学療法の併用療法が効果的である可能性が示されており、良好な結果を心強く思っています」と述べています。

Quironsalud GroupのIOB Institute of Oncologyで乳がんプログラムの責任者を務めるJavier Cortes博士は、「進行の速い転移性トリプルネガティブ乳がん患者さんに対する治療レジメンには大きなニーズが存在しています。本試験の結果から、KEYTRUDA®と化学療法の併用療法が承認されれば、特定の女性患者さんにとって初回治療の新たな選択肢となり得る可能性が示されています」と述べています。

この結果は2020年米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会のオンラインプログラムの口頭アブストラクトセッションで発表されます(アブストラクト#1000)。すでにお知らせしているとおり、当社の幅広いがん領域のポートフォリオや研究開発パイプラインからは20種類近くの固形がん、血液がんに関する80本以上のアブストラクトが発表されます。当社のTwitterアカウントでは、ハッシュタグ#ASCO20でASCOのニュースや最新情報を発信します。

KEYTRUDA®の乳がん臨床開発プログラムでは社内外と連携した複数の研究を進めています。TNBCではKEYNOTE-355試験のほか、承認申請に向けてKEYNOTE-242試験およびKEYNOTE-522試験を実施しています。


KEYNOTE-355試験の試験デザインと追加データについて(アブストラクト#1000)
KEYNOTE-355試験は、転移に対する化学療法歴のない、手術不能な局所再発または転移性トリプルネガティブ乳がんの患者を対象として、KEYTRUDA®および3種の化学療法のうちの一つとの併用療法を、プラセボおよび同じ3種の化学療法のうちの一つとの併用療法と比較評価する、無作為化二重盲検第3相試験(ClinicalTrials.gov, NCT02819518)です。 二つの主要評価項目はPD-L1陽性(CPS≧1およびCPS≧10)患者および全患者(ITT解析集団)におけるPFSとOSです。副次評価項目は客観的奏効率(ORR)、奏効期間(DOR)、病勢コントロール率(DCR)および安全性です。

KEYNOTE-355試験では登録患者847名をKEYTRUDA®(200 mgを3週間毎)+化学療法(治験責任医師の選択によりナブパクリタキセル、パクリタキセル、またはゲムシタビン/カルボプラチン)を投与する群、またはプラセボ+化学療法(治験責任医師の選択によりナブパクリタキセル、パクリタキセル、またはゲムシタビン/カルボプラチン)を投与する群に2:1の割合で無作為に割り付けました。各治療群で腫瘍のPD-L1発現がCPS≧1の患者は約75%(KEYTRUDA®+化学療法群では566例中425例、化学療法単独群では281例中211例)で、PD-L1発現がCPS≧10の患者は約38%(KEYTRUDA®+化学療法群では566例中220例、化学療法単独群では281例中103例)でした。

中間解析のデータカットオフ日(2019年12月11日)時点において、無作為化からデータカットオフまでの期間の中央値はKEYTRUDA®+化学療法群では25.9カ月で化学療法単独群では26.3カ月でした。PD-L1発現がCPS≧10の患者において、KEYTRUDA®+化学療法群では化学療法単独群と比較してPFSが有意に延長しました(HR = 0.65 [95% CI, 0.49-0.86], p=0.0012)。PD-L1発現がCPS≧1の患者においては、統計学的に有意ではありませんでしたが、KEYTRUDA®+化学療法は化学療法単独と比較して長いPFSの中央値を示しました(PFSの中央値はそれぞれ7.6カ月、5.6カ月; HR = 0.74 [95% CI, 0.61-0.90], p=0.0014)。PFSは階層的に検証を実施し、まずPD-L1発現がCPS≧10の患者、次にCPS≧1の患者(CPS≧10の患者の有意水準を一部持ち越し)、最後にITT解析集団で検証しました。したがって、ITT集団においては統計学的有意性は評価していません(PFSの中央値はKEYTRUDA®+化学療法では7.5カ月、化学療法単独では5.6カ月、HR = 0.82 [0.69-0.97])。

安全性は各レジメンのこれまでのプロファイルと一貫しており、新たな安全性シグナルは示されませんでした。全グレードの治療関連有害事象(TRAE)はKEYTRUDA®+化学療法群では96.3%(562例)、化学療法群では95.0%(281例)でした。グレード3〜5のTRAEはKEYTRUDA®+化学療法群では68.1%、化学療法群では66.9%でした。最も高い頻度で認められたグレード3〜5のTRAE(10%以上の患者)は、KEYTRUDA®+化学療法群では好中球減少症(29.7%)、好中球数の減少(17.4%)、貧血(16.4%)で、化学療法群では好中球減少症(29.9%)、好中球数の減少(20.3%)、貧血(14.6%)でした。治療の中止に至ったTRAEはKEYTRUDA®+化学療法群では18.1%、化学療法群では11.0%でした。KEYTRUDA®+化学療法群では2例に治療関連の死亡が発生しました。

全グレードの免疫関連有害事象(AE)はKEYTRUDA®+化学療法群では25.6%、化学療法群では6.0%でした。KEYTRUDA®+化学療法群で最も高い頻度で認められた免疫関連AE(10%以上の患者)は甲状腺機能低下症(15.5%)でした。化学療法群では10%以上の患者に認められた免疫関連AEはありませんでした。


投資家向けイベント
当社は2020年ASCO年次総会の開催に伴い、オンラインイベントを6月2日(火)14:00(米国東部時間)に開催します。詳細は開催日が近くなりましたら http://investors.merck.com/home/default.aspx で公表します。


トリプルネガティブ乳がん(TNBC)について
TNBCは診断から5年以内の再発率が高く、進行の速い乳がんです。乳がんにはエストロゲン受容体、プロゲステロン受容体、ヒト上皮成長因子受容体2(HER2)のいずれかが陽性のタイプもありますが、TNBCではいずれも陰性となります。このため、TNBCはこれらのマーカーへの標的療法には反応せず、治療が困難となります。 乳がん患者の約15〜20%がTNBCと診断されています。


KEYTRUDA®について
KEYTRUDA®は、自己の免疫力を高め、がん細胞を見つけて攻撃するのを助ける抗PD-1抗体です。KEYTRUDA®はPD-1とそのリガンドであるPD-L1およびPD-L2との相互作用を阻害して、がん細胞を攻撃する Tリンパ球を活性化するヒト化モノクローナル抗体です。
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は業界最大のがん免疫療法臨床研究プログラムを行っており、現在1,200を超えるKEYTRUDA®の臨床試験を実施し、幅広い種類のがんや治療セッティングを検討しています。KEYTRUDA®の臨床プログラムでは、さまざまながんにおけるKEYTRUDA®の役割や、KEYTRUDA®による治療効果が得られる可能性を予測する因子について模索しており、さまざまなバイオマーカーの模索も行っています。


KEYTRUDA®用法・用量・安全性情報について
用法・用量・安全性情報など一部情報は米国のもので、日本の情報ではありません。詳しくは当社英文リリースをご参照ください。
https://www.mrknewsroom.com/news-release/oncology/mercks-keytruda-pembrolizumab-plus-chemotherapy-demonstrated-statistically-sig


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.のがん領域における取り組み
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.では、画期的な科学を革新的ながん治療薬に変換して世界中のがん患者さんを助けることに取り組んでいます。オンコロジー事業にとって、がんと闘う人々を助けることは私たちの情熱であり、がん治療薬へアクセスしやすくすることは私たちの責任です。また、がん領域における取り組みの一環として、医薬品業界で一二を争う急成長を遂げている開発プログラムにより、30種類以上のがんに対するがん免疫療法の可能性を模索しています。また、引き続き戦略的買収を通じて、がん免疫療法のポートフォリオを強化し、進行がんの治療を改善する可能性をもつ有望ながん治療薬候補の開発を最優先に進めています。当社のオンコロジー臨床試験について詳しくは、当社ウェブサイトをご覧ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.について
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は125年以上にわたり、人々の生命を救い、人生を健やかにするというミッションのもと、世界で最も治療が困難な病気のために、革新的な医薬品やワクチンの発見、開発、提供に挑みつづけてきました。また、多岐にわたる政策やプログラム、パートナーシップを通じて、患者さんの医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。私たちは、今日、がん、HIVやエボラといった感染症、そして新たな動物の疾病など、人類や動物を脅かしている病気の予防や治療のために、研究開発の最前線に立ち続け、世界最高の研究開発型バイオ医薬品企業を目指しています。詳細については当社ウェブサイトTwitterFacebookInstagramYouTubeLinkedlnをご参照ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の将来に関する記述
このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行の影響、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.による将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対するMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.に関するForm 10-Kの2019年度年次報告書および米国証券取引委員会(SEC)のインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できるSECに対するその他の書類で確認できます。


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MSDについて
MSD(Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が米国とカナダ以外の国と地域で事業を行う際に使用している名称)は、125年以上にわたり、人々の生命を救い、人生を健やかにするというミッションのもと、世界で最も治療が困難な病気のために、革新的な医薬品やワクチンの発見、開発、提供に挑みつづけてきました。MSDはまた、多岐にわたる政策やプログラム、パートナーシップを通じて、患者さんの医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。私たちは、今日、がん、HIVやエボラといった感染症、そして新たな動物の疾病など、人類や動物を脅かしている病気の予防や治療のために、研究開発の最前線に立ち続けています。MSDは世界最高の研究開発型バイオ医薬品企業を目指しています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)やFacebookTwitter YouTubeをご参照ください。