2020年

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2020年5月15日

報道関係各位

MSD株式会社

 

この参考資料は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が2020年5月6日(米国東部時間)に発表したニュースリリース Results of Phase 3 Trial Evaluating the Efficacy and Safety of Merck’s RECARBRIO™ (Imipenem, Cilastatin, and Relebactam) Versus Piperacillin and Tazobactam in Adult Patients with HABP/VABP Now Available の日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症、用法・用量および、安全性重要情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。β-ラクタマーゼ阻害剤レレバクタムとイミペネム/シラスタチンの配合剤は、日本では開発中の段階です。


参考資料

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.
RECARBRIO™(レレバクタム+イミペネム/シラスタチン)の、
細菌性の院内肺炎および人工呼吸器関連肺炎(HABP/VABP)の成人患者に対する
有効性と安全性をタゾバクタム/ピペラシリンと比較した第3相試験の結果を公表
HABP/VABP患者を対象とした
RECARBRIO™の適応追加申請(sNDA)を米国食品医薬品局(FDA)が2020年2月に受理



ニュージャージー州ケニルワース ― Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は本日、RECARBRIO™(レレバクタム+イミペネム/シラスタチン)の細菌性の院内肺炎および人工呼吸器関連肺炎(HABP/VABP)の成人患者を対象として評価した、無作為化比較対照二重盲検第3相試験(RESTORE-IMI 2)の結果を発表しました。本試験では、主要評価項目および重要な副次評価項目である、Day 28(無作為化後28日)までの全死亡率および早期フォローアップ時点の臨床効果の双方において、RECARBRIO™は、対照薬のタゾバクタム/ピペラシリン(TAZ/PIPC)に対して非劣性を示しました。これらの患者に対するRECARBRIO™の使用に関する適応追加申請(sNDA)が、2020年2月に米国食品医薬品局(FDA)に受理されました。FDAによる処方薬ユーザーフィー法(PDUFA)に基づいた審査完了予定日は、2020年6月4日です。この第3相試験のデータは、第30回European Congress of Clinical Microbiology & Infectious Diseases (ECCMID)の抄録集の公表と併せて、当社の発表概要にて公開しました。

当社研究開発本部の感染症クリニカルリサーチ領域 アソシエイトシニアバイスプレジデントのJoan Butterton博士は、「RECARBRIO™が、本剤に感性のグラム陰性菌によるHABP/VABPの治療にも有望であることが示されたRESTORE-IMI 2試験の結果を公表できることをうれしく思います。このデータは、新たな抗菌薬を必要とする患者さんのために革新的な治療の選択肢を追求する当社の取り組みを示すものです」と述べています。


RESTORE-IMI 2試験のデザイン
RESTORE-IMI 2試験は、HABP/VABPの成人患者を対象として、RECARBRIO™とTAZ/PIPCの有効性および安全性を比較した第3相、多施設国際共同、無作為化、二重盲検、非劣性試験です。本試験では、113の治験施設において537名の患者をRECARBRIO™(レレバクタム250 mg、イミペネム500 mg、シラスタチン500 mg)またはTAZ/PIPC(タゾバクタム500 mg、ピペラシリン4,000 mg)をそれぞれ6時間毎に7〜14日間静脈内投与する群に、1:1の比で無作為に割り付けました。いずれの投与群も、ベースライン時の細菌分離培養検査でメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が検出されないことが確認されるまで、リネゾリド(600 mgを12時間毎)を非盲検下で経験的に投与しました。主要評価項目は、Day 28(無作為化後28日)までの全死亡率で、重要な副次評価項目は、早期フォローアップ時点(治療終了後7〜14日)の臨床効果でした。


RESTORE-IMI 2試験の結果
RECARBRIO™は、主要評価項目および重要な副次評価項目において、TAZ/PIPCに対して非劣性を示しました。Day 28(無作為化後28日)までの全死亡率(主要評価項目)は、RECARBRIO™群で15.9%(42/264例)、TAZ/PIPC群で21.3%(57/267例)でした[補正後の群間差:-5.3%、95%信頼区間(CI):(-11.9, 1.2)]。早期フォローアップ時点の臨床効果の有効率(重要な副次評価項目)は、RECARBRIO™群で60.9%(161/264例)、TAZ/PIPC群で55.8%(149/267例)でした[補正後の群間差:5%、95% CI:(-3.2, 13.2)]。

有害事象の発現割合は両群で類似しており、RECARBRIO™群で84.9%(226/266例)、TAZ/PIPC群で86.6%(233/269例)でした。治験担当医師により治験薬との因果関係ありと判断された有害事象(副作用)の発現割合は、RECARBRIO™群で12%(31/266例)、TAZ/PIPC群で10%(26/269例)でした。また有害事象による投与中止は、RECARBRIO™群で6%(15/266例)、TAZ/PIPC群で8%(22/269例)の患者でみられ、両群で同程度でした。副作用による投与中止も同様に、RECARBRIO™群で2.3%(6/266例)、TAZ/PIPC群で1.5%(4/269例)の患者でみられ、両群で同程度でした。RECARBRIO™群で最も多く報告された副作用(>5名)は、下痢、肝機能バイオマーカーのアラニンアミノトランスフェラーゼ増加およびアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加(いずれも2%[6/266例])でした。


RECARBRIO™(レレバクタム250 mg、イミペネム500 mg、シラスタチン500 mg)について
RECARBRIO™は、治療の選択肢が限られる、または代替治療のない、本剤に感性のグラム陰性菌による腎盂腎炎を含む複雑性尿路感染症(cUTI)および複雑性腹腔内感染症(cIAI)の成人患者に対する治療薬として2019年7月に初めてFDAの承認を取得しました。

RECARBRIO™は、治療の選択肢が限られる、または代替治療のない、本剤に感性のグラム陰性菌(Enterobacter cloacae、Escherichia coli、Klebsiella aerogenes、Klebsiella pneumoniaeおよびPseudomonas aeruginosa)による腎盂腎炎を含む複雑性尿路感染症(cUTI)の治療薬として、18歳以上の成人患者に対する適応を取得しています。

また、RECARBRIO™は、治療の選択肢が限られる、または代替治療のない、本剤に感性のグラム陰性菌(Bacteroides caccae、Bacteroides fragilis、Bacteroides ovatus、Bacteroides stercoris、Bacteroides thetaiotaomicron、Bacteroides uniformis、Bacteroides vulgatus、Citrobacter freundii、Enterobacter cloacae、Escherichia coli、Fusobacterium nucleatum、Klebsiella aerogenes、Klebsiella oxytoca、Klebsiella pneumoniae、Parabacteroides distasonisおよびPseudomonas aeruginosa)による複雑性腹腔内感染症(cIAI)の治療薬として、18歳以上の成人患者に対する適応も取得しています。

これらの適応症は、RECARBRIO™の限定された臨床上の有効性および安全性データに基づいて承認されました。

薬剤耐性菌の発現を抑制し、RECARBRIO™および他の抗菌薬の有効性を維持するため、RECARBRIO™は本剤に感性の細菌によるものと判明または強く考えられる感染症の治療に留めるべきです。培養や感受性の検査データが得られている場合は、抗菌薬の選択や変更の際にそれらの結果が考慮されるべきです。それらの情報がない場合は、地域での疫学的特性や感受性のパターンが、経験的な治療選択時の参考となる可能性があります。


RECARBRIOTM(レレバクタム、イミペネム/シラスタチン)の主要な安全性情報
用法・用量、安全性情報を含む一部の情報は米国のもので、日本の情報ではありません。詳しくは当社の英文リリースをご参照ください。
https://www.mrknewsroom.com/news-release/research-and-development-news/results-phase-3-trial-evaluating-efficacy-and-safety-merc


感染症領域における当社の取り組み
当社は100年以上にわたり、感染症と闘うために革新的な医薬品やワクチンの発見および開発に挑んできました。ワクチンや抗菌薬、抗ウイルス薬、抗真菌薬などの製品群に加え、発見から後期開発段階まで幅広いプログラムを実施しています。当社の感染症パイプラインについてはwww.merck.comをご覧ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.について
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は125年以上にわたり、人々の生命を救い、人生を健やかにするというミッションのもと、世界で最も治療が困難な病気のために、革新的な医薬品やワクチンの発見、開発、提供に挑みつづけてきました。MSDはまた、多岐にわたる政策やプログラム、パートナーシップを通じて、患者さんの医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。私たちは、今日、がん、HIVやエボラといった感染症、そして新たな動物の疾病など、人類や動物を脅かしている病気の予防や治療のために、研究開発の最前線に立ち続けています。MSDは世界最高の研究開発型バイオ医薬品企業を目指しています。詳細については当社ウェブサイトや Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.のTwitterFacebookInstagramYouTubeLinkedlnをご参照ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の将来に関する記述
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(以下、当社)発行のこのニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、当社の経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行の影響、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、当社による将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対する当社の特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

当社は、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、当社に関するForm 10-Kの2019年度年次報告書およびSECのインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できる米国証券取引委員会(SEC)に対するこの他の書類で確認できます。


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MSDについて
MSD(Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が米国とカナダ以外の国と地域で事業を行う際に使用している名称)は、125年以上にわたり、人々の生命を救い、人生を健やかにするというミッションのもと、世界で最も治療が困難な病気のために、革新的な医薬品やワクチンの発見、開発、提供に挑みつづけてきました。MSDはまた、多岐にわたる政策やプログラム、パートナーシップを通じて、患者さんの医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。私たちは、今日、がん、HIVやエボラといった感染症、そして新たな動物の疾病など、人類や動物を脅かしている病気の予防や治療のために、研究開発の最前線に立ち続けています。MSDは世界最高の研究開発型バイオ医薬品企業を目指しています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)やFacebookTwitter YouTubeをご参照ください。