2019年

2019年

 

2019年11月15日

報道関係各位

MSD株式会社

 

この参考資料は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が2019年10月29日付(米国東部時間)に発表した2019年度第3四半期のプレスリリース Merck Announces Third-Quarter 2019 Financial Results を日本語に翻訳したもので、内容および解釈については英語が優先されます。

以下の医薬品は日本国内で発売しております。カナ表記は括弧内をご参考ください。
BRIDION®(ブリディオン®)、CUBICIN®(キュビシン®)、GARDASIL®(ガーダシル®)、ISENTRESS®(アイセントレス®)、JANUVIA®(ジャヌビア®)、KEYTRUDA®(キイトルーダ®)、Lenvima®(レンビマ®)、Lynparza®(リムパーザ®)、PNEUMOVAX®(ニューモバックス®)、PREVYMIS®(プレバイミス®)、ZETIA®(ゼチーア®


参考資料

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.
2019年度第3四半期決算発表


  • 2019年度第3四半期の全世界売上高は、前年同期比15%増の124億ドル(為替の影響を除き16%増。オンコロジー領域およびワクチン領域の成長がけん引)
    • ・ KEYTRUDAの売上高は、62%の成長で31億ドル(為替の影響を除き64%の成長)
    • ・ ワクチン領域の売上高は、17%の成長で25億ドル(為替の影響を除き18%の成長)
  • 2019年度第3四半期のGAAPベースのEPSは1%増の0.74ドル、non-GAAPベースでは27%増の1.51ドル
  • 2019年度通期の収益を465億ドル~470億ドルに上方修正(為替のマイナス影響約2%を含む)
  • 2019年度通期のGAAPベースのEPSレンジを3.75ドル~3.80ドルに下方修正、2019年度通期のnon-GAAPベースのEPSレンジを5.12ドル~5.17ドルに上方修正(為替のマイナス影響約1%を含む)

米国ニュージャージー州ケニルワース-- Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は2019年10月29日、2019年度第3四半期の決算を発表しました。

会長兼最高経営責任者(CEO)ケネス・C・フレージャーは、「当社は、第3四半期決算において堅調な収益と売上高の成長を達成しました。引き続き研究開発に対する継続的な投資で優位性を発揮しつつ、事業に注力いたします。私たちは、このような投資により、最先端の科学技術を医薬品やワクチンの開発につなげ、患者さんと株主の皆さんに大きな恩恵と価値をもたらすと確信しております」と述べています。

決算サマリー

(単位:百万ドル、EPSを除く) 第3四半期
2019年度 2018年度 変動率 為替の影響を
除く変動率
売上高 $12,397 $10,794 15% 16%
GAAPベースの当期純利益1 1,901 1,950 -3% -3%
特定の項目の影響を
除いたnon-GAAP
ベースの当期純利益 1,2*
3,873 3,178 22% 22%
GAAP EPS 0.74 0.73 1% 1%
特定の項目の影響を
除いたnon-GAAP
ベースのEPS 2
1.51 1.19 27% 27%

* 当期純利益およびEPSのGAAPベースからnon-GAAPベースへの調整の表を参照

2019年度第3四半期のGAAP(GAAP:一般に公正妥当と認められる会計基準)ベースの希薄化後EPSは0.74ドルでした。non-GAAPベースのEPSは1.51ドルで、Peloton Therapeutics(Peloton社)の買収に関連する費用9億8,200万ドル、税効果会計適用前の無形資産の減損損失6億1,200万ドル、その他の事業統合・売却関連費用、事業再構築費用および特定のその他の項目を除外しています。2019年度四半期累計の決算数値は、添付の表に記載しています。

パイプラインハイライト
オンコロジー

当社は、抗PD-1抗体KEYTRUDA(ペムブロリズマブ)、アストラゼネカ社との共同開発・商業化を進めるPARP阻害剤Lynparza(オラパリブ)、およびエーザイ社と共同開発・商業化を進める経口チロシンキナーゼ阻害剤Lenvima(レンバチニブメシル酸塩)の開発プログラムを引き続き進展させました。


KEYTRUDA

  • 以下の適応症でKEYTRUDAが薬事上の承認を取得したことを発表:
    • ・ PD-L1陽性の局所進行または転移性の非小細胞肺がん(NSCLC)患者への初回治療における単独療法が中国で承認(KEYNOTE-042試験による全生存期間の結果に基づく)。現在KEYTRUDAは、NSCLCの初回治療として単独療法および化学療法との併用療法に関する適応を取得した中国で初の抗PD-1抗体。
    • ・ 進行性腎細胞がん(RCC)の初回治療でアキシチニブとの併用療法がIMDC(International Metastatic RCC Database Consortium)リスク分類を問わず欧州で承認(KEYNOTE-426試験による全生存期間の結果に基づく)。
    • ・ 1回以上の治療後に疾患進行が認められ、腫瘍にPD-L1発現陽性(Combined Positive Score[CPS]≧10)が確認された局所進行再発または転移性食道扁平上皮がんに対する単独療法として米国食品医薬品局(FDA)による承認を取得(KEYNOTE-181試験およびKEYNOTE-180試験の結果に基づく)。
    • ・ 転移性または切除不能再発性頭頸部扁平上皮がん(HNSCC)を有するPD-L1発現陽性(CPS≧1)成人患者の初回治療において、単独療法またはプラチナ製剤および5-フルオロウラシル(5-FU)による化学療法との併用療法の2つのレジメンに関して、欧州医薬品庁(EMA)の欧州ヒト用医薬品委員会(CHMP)が肯定的見解を採択(KEYNOTE-048試験のデータに基づく)。
    • ・ 手術または放射線療法で根治されていない再発性および/または転移性皮膚扁平上皮がん(cSCC)患者の治療にKEYTRUDAの使用を検討する生物製剤追加承認申請(sBLA)をFDAが受理したことを発表。FDAは、PDUFAによる期日を2020年6月29日に指定。
  • 早期のトリプルネガティブ乳がん(TNBC)患者を対象に、術前・術後薬物療法を評価する第3相KEYNOTE-522試験(抗PD-1抗体を評価した初めての無作為化試験)の結果を欧州臨床腫瘍学会(ESMO)2019で発表。この術前薬物療法による中間解析結果では、早期のTNBCにおいてKEYTRUDAと化学療法の併用療法が、化学療法単独と比較して病理学的完全奏効率を統計学的に有意に改善した結果を示した。
  • 進行性NSCLCにおけるKEYTRUDAと化学療法との併用療法を評価する3つの無作為化KEYNOTE試験(KEYNOTE-189試験、KEYNOTE-407試験、KEYNOTE-021試験[コホートG])のプール解析の結果を初めて発表。新たに診断されたPD-L1陰性の患者において、KEYTRUDAと化学療法との併用療法は全生存期間を延長することを示した。本データは、IASLC 2019 世界肺癌学会議で発表。

Lynparza

  • 当社とアストラゼネカ社は、相同組換え修復(HRR)遺伝子変異を有し、新規ホルモン薬による前治療中に疾患進行が認められた転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)患者を対象とした第3相PROfound試験の結果を2019 ESMOで発表。本試験でLynparzaは、BRCA1/2またはATM変異腫瘍における標準治療と比較して、画像診断に基づく無増悪生存期間を改善し、HRRに関連する他の遺伝子の変異を有する腫瘍における疾患進行または死亡リスクを減少。
  • 当社とアストラゼネカ社は、プラチナ製剤を含む化学療法およびベバシズマブに対する完全または部分奏効を示した進行卵巣がん患者への初回治療後の維持療法として、Lynparzaとベバシズマブの併用療法が疾患進行または死亡リスクの減少(41%)を示した第3相PAOLA-1試験の結果を2019 ESMOで発表。
  • 当社とアストラゼネカ社によるBRCAm膵臓がんに対するLynparzaの使用について、FDAおよびEMAは申請を受理(第3相POLO試験の結果に基づく)。FDAでは2019年度第4四半期に、またEMAでは2020年度下半期に結論が出される予定。

Lenvima

  • 当社とエーザイ社は、特定の子宮内膜がん患者を対象としたKEYTRUDAとLenvimaの併用療法に関するFDAの迅速承認を発表(KEYNOTE-146/Study 111試験のデータに基づく)。米国において、進行性子宮内膜がんに対するキナーゼ阻害剤との併用療法として初めて承認された抗PD-1抗体による治療。FDAのリアルタイムオンコロジーレビューパイロットプログラムおよび新しいFDA主導プログラムのもと承認を授与(オーストラリアおよびカナダの規制当局との申請審査に関する提携により全3カ国における同時決定が可能)。

その他のパイプラインハイライト

  • 持続的な抗HIV治療においてウイルス学的抑制が得られており(HIV-1 RNA量が50コピー/mL未満)、ウイルス学的失敗の経験がないHIV-1感染症成人患者に対する治療薬として、PIFELTRO(doravirine)が他の抗HIV薬と併用投与で、また、DELSTRIGO(doravirine/ラミブジン/テノホビルジソプロキシルフマル酸塩)がコンプリートレジメンとして、FDAの承認を取得したことを発表。
  • 当社は、生後6カ月以上の小児におけるクロストリジウム・ ディフィシル感染症の治療薬として経口懸濁液DIFICID(fidaxomicin)の新薬承認申請(NDA)およびDIFICID錠の追加新薬承認申請(sNDA)に関するFDAの受理を発表。FDAは、両申請ともPDUFAによる期日を2020年1月24日に指定。
  • RECARBRIO(relebactam+イミペネム/シラスタチン)が細菌性の院内肺炎および人工呼吸器関連肺炎(HABP/VABP)の成人患者を対象とした第3相試験(RESTORE-IMI 2)で主要評価項目を達成したことを発表。
  • ザイールエボラウイルスによるエボラウイルス疾患を防御するため、当社が開発中のV920ワクチンであるERVEBO(rVSVΔG-ZEBOV-GP、生ワクチン)に対し、EMAのCHMPが条件付き販売承認に関する肯定的見解を採択したこと、FDAがV920の生物製剤承認申請(BLA)を受理および優先審査したことを発表。FDAは、PDUFAによる期日を2020年3月14日に指定。

2019年度第3四半期の業績
以下の表は当社の医薬品の売上高上位製品およびアニマルヘルス製品の売上高総額を表しています。

(単位:百万ドル) 第3四半期
2019年度 2018年度 変動率 為替の影響を
除く変動率
売上高総額 $12,397 $10,794 15% 16%
医薬品 11,095 9,658 15% 16%
 KEYTRUDA 3,070 1,889 62% 64%
 GARDASIL / GARDASIL 9 1,320 1,048 26% 27%
 JANUVIA / JANUMET 1,311 1,490 -12% -11%
 PROQUAD, M-M-R II, VARIVAX 623 525 19% 19%
 BRIDION 284 217 31% 32%
 ISENTRESS / ISENTRESS HD 250 275 -9% -6%
 NUVARING 241 234 3% 4%
 PNEUMOVAX 23 237 214 11% 11%
 SIMPONI 203 210 -3% 1%
 IMPLANON / NEXPLANON 199 186 7% 8%
アニマルヘルス 1,122 1,021 10% 12%
 家畜類 726 660 10% 12%
 コンパニオンアニマル 396 361 10% 12%
その他の収益 180 115 59% -18%

医薬品の業績
2019年度第3四半期の医薬品売上高は、前年同期比15%増の111億ドルとなりました(為替のマイナス影響を除けば、当四半期の医薬品売上高は16%増)。この増加は主に、オンコロジー領域およびワクチン領域の成長によるもので、複数製品の特許切れが及ぼす継続的な影響およびJANUVIA(シタグリプチン)とJANUMET(シタグリプチン/メトホルミン)の売上高減少により、一部相殺されました。米国外の医薬品売上高は、当四半期の全売上高の54%を占めました。米国外市場における業績は中国がけん引し、前年同期比84%増の8億9,800万ドルでした。この増加は、主にGARDASIL(組み換え沈降4価 [6、11、16、18型] ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン)およびGARDASIL 9(組換え沈降9価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン)によるワクチン領域およびオンコロジー領域がけん引しました。為替のマイナス影響を除けば、中国の医薬品売上高は90%増となります。

オンコロジー領域の売上高増加は、主にKEYTRUDAの売上高31億ドル(12億ドルの売上高増加)によるもので、NSCLCの適応における力強い進展と、最近のRCCおよび悪性黒色腫の術後補助療法を含む継続的な適応症追加を反映しており、さらにLynparzaおよびLenvimaの成長も含まれます。

ワクチン領域の成長は、HPVによるがん、およびその他のHPV関連疾患を予防するGARDASILおよびGARDASIL 9の売上高増加を反映しています。これは、アジア太平洋諸国、特に中国での需要が増加したことに起因しています。また欧州において主に男児と女児両方でワクチン接種率が上昇したことによる高い需要、ならびに米国での高い価格設定および需要も売上高増加に寄与しましたが、公的機関による購買傾向により一部相殺されました。

2019年10月、米疾病予防管理センターの小児ワクチン備蓄よりGARDASIL 9を補充したことによって、2019年度第4四半期のGARDASIL 9の売上高は約1億2,000万ドル減少する見込みです。この補充は、米国における定期的なワクチン接種に分配される予定であり、これにより世界的に最も立場の弱い人々が生活している地域を含む他国のための製造に注力することを可能にします。

小児ワクチン領域における成長は、VARIVAX(水痘ワクチン)、PROQUAD(麻しん-おたふくかぜ-風しん-水痘混合ワクチン)によるもので、米国での高い需要および価格設定、欧州および中南米の高い需要を反映しています。

急性期治療・病院領域の業績は、世界的な需要の増加を反映しており、特に外科手術処置時の成人患者を対象にした筋弛緩薬ロクロニウム臭化物またはベクロニウム臭化物の回復剤であるBRIDION注射液100mg/mL(スガマデクスナトリウム)の米国における需要、ならびにサイトメガロウイルス(CMV)抗体陽性の成人同種造血幹細胞移植患者を対象に、CMV感染または感染症の予防を目的とした抗ウイルス薬PREVYMIS(レテルモビル)の発売が影響しています。

当四半期の医薬品売上高の増加は、INVANZ(ertapenem sodium)、ZETIA(エゼチミブ)およびVYTORIN(エゼチミブ/シンバスタチン)、CUBICIN(ダプトマイシン)およびREMICADE(インフリキシマブ)の特許切れが引き続き影響し、一部相殺されました。さらに、JANUVIAとJANUMETの売上高減少は、米国における継続的な価格抑制の影響が世界的需要の増加を上回ったことによるものです。


アニマルヘルスの業績
アニマルヘルスの2019年度第3四半期の全世界での売上高は、前年同期比で10%増の11億ドルでした(為替のマイナス影響を除けば、アニマルヘルスの売上高は12%増)。2019年度第3四半期における売上高増加は、主に家畜類によるもので、Antelliqの買収で得た製品が寄与しました。またコンパニオンアニマルの成長は、寄生虫予防薬BRAVECTO(フルララネル)の売上高増加に主にけん引されました。

2019年度第3四半期におけるアニマルヘルスのセグメント利益は、2018年度第3四半期の4億900万ドルに比べ4%増の4億2,300万ドルでした3

2019年度第3四半期の費用、EPSおよび関連情報
以下の表は、費用に関する抜粋情報を表しています。


(単位:百万ドル) GAAP 事業統合・
売却関連
費用4
事業
再構築
費用
その他の
特定の
項目
Non-GAAP2
2019年度第3四半期
材料費および製造費 $3,990 $941 $62 $− $2,987
販売費および一般管理費 2,589 22 1 2,566
研究開発費 3,204 6 1 982 2,215
事業再構築費用 232 232
その他の費用(収益)純額 35 6 29
 
2018年度第3四半期  
材料費および製造費 $3,619 $680 $2 $420 $2,517
販売費および一般管理費 2,443 2 2,441
研究開発費 2,068 5 (4) 2,067
事業再構築費用 171 171
その他の費用(収益)純額 (172) (10) (162)

GAAPベースの費用、EPSおよび関連情報
GAAPベースでは、2019年度第3四半期の売上高総利益率は67.8%で、2018年度第3四半期では66.5%でした。2019年度第3四半期における売上高総利益率の増加は、2018年度のSamsung Bioepis Co., Litd.(Samsung社)との提携の終了に関連する負担費用およびプロダクト・ミックスのプラス影響を反映していますが、事業統合・売却関連費用の増加(2019年度の無形資産の減損損失の影響を含む)、製造に関する不利差異に係る償却費の増加、提携に関連する無形資産の償却費の増加、事業再構築費用の増加および製造設備の立ち上げ費用により一部相殺されました。

2019年度第3四半期の販売費および一般管理費は、前年同期比で6%増の26億ドルでした。この増加は、販売促進費および管理費の増加(主に戦略的なブランドのサポート)、および事業統合・売却関連費用の増加を主に反映していますが、為替のプラス影響により一部相殺されました。

2019年度第3四半期の研究開発費は32億ドルで、2018年度第3四半期の55%増となりました。この増加は、2019年度第3四半期に計上したPeloton社の買収による臨床開発関連費用の増加9億8,200万ドル、および開発候補品の発見と初期の医薬品開発への投資の増加を主に反映しています。

2019年度第3四半期のその他の費用(収益)純額は、2018度第3四半期の1億7,200万ドルの収益に対し3,500万ドルの費用を計上しました。2019年度第3四半期のその他の費用(収益)純額は、株式の投資による収益の減少および正味支払利息の増加を主に反映しています。

2019年度第3四半期の実効税率は18.7%で、Peloton社の買収に関連する費用によるマイナス影響(税務便益を伴わない)およびプロダクト・ミックスのプラス影響を反映しています。

2019年度第3四半期のGAAPベースのEPSは0.74ドル、2018年度第3四半期では0.73ドルでした。


non-GAAPベースの費用、EPSおよび関連情報
non-GAAPベースでは、2019年度第3四半期の売上高総利益率は75.9%で、2018年度第3四半期では76.7%でした。2019年度第3四半期のnon-GAAPベースの売上高総利益率の減少は、製造に関する不利差異に係る償却費の増加、提携に関連する無形資産の償却費の増加および製造設備の立ち上げ費用を主に反映しています。

2019年度第3四半期のnon-GAAPベースの販売費および一般管理費は、前年同期比で5%増の26億ドルでした。この増加は、販売促進費および管理費の増加(主に戦略的なブランドのサポート)を反映していますが、為替のプラス影響により一部相殺されました。

2019年度第3四半期のnon-GAAPベースの研究開発費は、前年同期比で7%増の22億ドルでした。この増加は、臨床開発に関連する費用の増加、および開発候補品の発見と初期の医薬品開発への投資の増加を主に反映しています。

non-GAAPベースでの2019年度第3四半期のその他の費用(収益)純額は、2018年度第3四半期の1億6,200万ドルの収益に対し2,900万ドルの費用を計上しました。non-GAAPベースでの2018年度第3四半期のその他の費用(収益)純額は、株式の投資による収益の減少および正味支払利息の増加を主に反映しています。

2019年度第3四半期のnon-GAAPベースの実効税率は15.7%で、プロダクト・ミックスのプラス影響を反映しています。

2019年度第3四半期のnon-GAAPベースのEPSは1.51ドル、2018年度第3四半期では1.19ドルでした。


当期純利益およびEPSのGAAPベースからnon-GAAPベースへの調整は、以下の表のとおりです。

(単位:百万ドル、EPSを除く) 第3四半期
2019年度 2018年度
EPS
GAAP EPS $0.74 $0.73
差異5 0.77 0.46
下記項目控除後のnon-GAAPベースのEPS 2 $1.51 $1.19
 
当期純利益
GAAPベースの当期純利益1 $1,901 $1,950
差異 1,972 1,228
下記項目調整後のnon-GAAPベースの当期純利益1,2 $3,873 $3,178
 
調整項目による当期純利益の減少/(増加):
 事業統合・売却関連費用4 $975 $677
 事業再構築費用 296 169
 Peloton社の買収に関連する費用 982
 Samsung社との提携の終了に関連する負担費用 420
税引前当期純利益の減少/(増加) 2,253 1,266
見積法人税(便益)/費用6 (281) (38)
当期純利益の減少/(増加) $1,972 $1,228

業績見通し
2019年10月中旬の為替を基準として、上記のGARDASIL 9の備蓄在庫の借り入れの影響および為替のマイナス影響約2%を含み、2019年度通期の収益を465億ドル~470億ドルに上方修正しました。

2019年度通期のGAAPベースの実効税率は、約16.5%に減少すると予想しています。また2019年度通期のnon-GAAPベースの実効税率は、約17.5%に減少すると予想しています。これらの減少は、主にプロダクト・ミックスのプラス影響を反映しています。

2019年度通期のGAAPベースのEPSレンジを3.75ドル~3.80ドルに下方修正しました。このGAAPベースのEPSレンジの下方修正は、上記の無形資産の減損損失の影響を主に反映しています。2019年10月中旬の為替を基準として、為替のマイナス影響約1%を含み、2019年度通期のnon-GAAPベースのEPSレンジを5.12ドル~5.17ドルに上方修正しました。このnon-GAAPベースのEPSレンジは、事業統合・売却関連費用、事業再構築計画関連費用、特定の連邦所得税問題の解決に関連した法人税額の減少、Peloton社の買収に関連する費用および特定のその他の項目を除外しています。


以下の表は、当社の2019年の業績ガイダンスの要約を表しています。

  GAAP Non-GAAP2
収益 465~470億ドル 465~470億ドル*
営業費用 2018年より1桁台前半の
上昇率
2018年より1桁台半ばの
上昇率
実効税率 約16.5% 約17.5%
EPS** 3.75~3.80ドル 5.12~5.17ドル

* non-GAAPベースの収益の調整はありません
** EPSガイダンス(2019)では株式数(希薄化を前提)を約26億株と想定

2019年度のGAAPベースの予想EPSからnon-GAAPベースのEPSへの調整、およびnon-GAAPベースのEPSからの削除項目は以下の表のとおりです。

(単位:百万ドル、EPSを除く) 2019年度通期
GAAP EPS $3.75~$3.80
差異5 1.37
下記項目控除後のnon-GAAPベースのEPS 2 $5.12~$5.17
   
事業統合・売却関連費用 4 $2,700
事業再構築費用 750
Peloton社の買収に関連する費用 982
税引前当期純利益の減少/(増加) 4,432
法人税(便益)/費用 6 (900)
当期純利益の減少/(増加) $3,532

2019年度通期のGAAPベースの実効税率は、上記項目から約1%ポイントのプラス影響を受け、16.5%と予想しています。


コンファレンス・コール
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の投資家、メディア関係者および一般の方々へのコンファレンス・コールのライブ・ウェブキャストが同社ウェブサイトで米国東部夏時間の本日(2019年10月29日)午前8時から始まります(http://investors.merck.com/events-and-presentations/default.aspx)。機関投資家およびアナリストは、IDコード番号5635157にて(706)758-9927または(877)381-5782からご参加いただけます。メディア関係者は、IDコード番号5635157にて(706)758-9928または(800)399-7917からお聞きいただけます。メディア関係者で質問のある方は、本コンファレンス・コール終了時に当社のメディア広報担当者が対応いたします。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.について
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、人生を健やかにするために、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの発見、開発、提供に挑みつづけてきました。Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、米国およびカナダ以外の地域ではMSDの名称で知られています。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客さまと協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。詳細については当社ウェブサイトやMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の TwitterFacebookYouTubeおよび、Linkedlnをご参照ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の将来に関する記述
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(以下、当社)発行のこのニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、当社の経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、当社による将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対する当社の特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

当社は、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、当社に関するForm 10-Kの2018年度年次報告書およびSECのインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できる米国証券取引委員会(SEC)に対するこの他の書類で確認できます。


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1 Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.に帰属する当期純利益

2 Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、事業業績や傾向に関する分析への特定項目の性質による影響を考慮し、2019年度および2018年度の特定の項目の影響を除いたnon-GAAPベースの情報を提供しています。経営陣は、この情報が会社の決算結果および経営陣による業績評価方法に関する投資家の理解を深めるものと考えています。経営陣は、これらの指標を目標の設定や達成予測のため、またその他の基準で当社の業績を評価するために社内的に活用します。上級管理職の年間報酬の一部はnon-GAAPベースの収益およびnon-GAAPベースのEPSから支払われています。これはGAAPに基づき算出された情報に関する追加情報であって、その代わりとなるものではなく、また優先されるものでもありません。これらの項目についての詳細は、本報告書に添付された表2a(脚注を含む)を参照してください。

3 アニマルヘルスのセグメント利益は、セグメント売上高からセグメントに直接含まれるすべての売上原価、販売費および一般管理費、研究開発費を差引いたものです。当社の内部管理報告では、セグメントに直接含まれない一般管理費および資金調達コストを配賦していません。各部門が使用している固定資産の減価償却費を含めたこれらの費用のモニタリングおよび管理はそれぞれの部門が担当しており、セグメント利益には含まれていません。

4 事業統合・売却に関する統合、取引およびその他の費用と共に、買収の結果認識された無形資産の償却費および棚卸資産に対するパーチェス法適用に伴う調整額、無形資産の減損損失、および、条件付対価による負債の公正価値測定の見積り変更に関連する費用または収益が含まれます。

5 GAAPベースで算出したEPSとnon-GAAPベースで算出したEPSとの差額を表し、調整項目による影響額を当期の加重平均株式数で除した額とは異なる場合があります。

6 調整項目に対する見積法人税の影響が含まれます。さらに特定の連邦所得税問題の解決に関連した3億6,000万ドルの法人税額の減少およびTax Cuts and Jobs Act(2017)の米国財務省規則の最終決定に伴う課税額6,700万ドルが含まれます。

以上


MSDについて
MSDは1世紀以上にわたり、グローバルにおけるバイオ医薬品のリーディングカンパニーとして、人々の生命を救い、人生を健やかにするために、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの発見、開発、提供に挑みつづけてきました。MSDは、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が米国とカナダ以外の国と地域で事業を行う際に使用している名称です。世界140カ国以上で事業を展開し、医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じて革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは、がん、生活習慣病、新たな動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染症をはじめ、世界中で人々やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)やFacebookTwitterYouTubeをご参照ください。