2019年

2019年

 

2019年9月18日

報道関係各位

MSD株式会社

 

この参考資料は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が2019年9月10日(米国東部時間)に発表したニュースリリース Pooled Analysis Continues to Show Merck’s KEYTRUDA® (pembrolizumab) in Combination with Chemotherapy Improved Overall Survival Versus Chemotherapy Alone as First-Line Treatment for Patients with Advanced NSCLC Whose Tumors Do Not Express PD-L1 の日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症と安全性重要情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。

KEYTRUDA®は、日本ではキイトルーダ®として、悪性黒色腫、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫、がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌、がん化学療法後に増悪した進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)の効能・効果で承認を取得しております。


参考資料

PD-L1陰性の進行NSCLCの初回治療におけるプール解析で、
KEYTRUDA®(ペムブロリズマブ)と化学療法との併用療法が
化学療法単独と比較して全生存期間を延長したことが引き続き示される

IASLC 2019世界肺癌学会議で発表されたKEYNOTE-189試験、KEYNOTE-407試験および
KEYNOTE-021試験(コホートG)のプール解析の結果



2019年9月10日 ニュージャージー州ケニルワース ― Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は本日、抗PD-1抗体KEYTRUDA®(一般名:ペムブロリズマブ)について、3つの無作為化試験に登録されたPD-L1陰性(tumor proportion score[TPS]<1%)の進行非扁平上皮または扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)患者のサブグループに対するプール解析において、初回治療としての化学療法との併用療法により全生存期間(OS)、無増悪生存期間(PFS)および奏効率(ORR)の改善が示されたことを発表しました。EGFR遺伝子変異陽性またはALK融合遺伝子陽性の非扁平上皮NSCLC患者は各試験において対象から除外されていました。今回、KEYNOTE-189試験、KEYNOTE-407試験およびKEYNOTE-021試験(コホートG)の3試験のプール解析から得られた結果は、これまでの3試験の試験対象集団で得られた結果と一致していました。これらの結果はスペイン・バルセロナで開催された国際肺癌学会(IASLC)主催の2019年世界肺癌学会議(WCLC)で口頭発表されました(アブストラクト #MA25.01)。

当社研究開発本部 オンコロジークリニカルリサーチ バイスプレジデントである Jonathan Cheng 博士は「当社の揺るぎない肺がん臨床開発プログラムでは常に、この生存率が低く悪性度の高いがんと診断された患者さんの生存期間の延長を目標としてきました。今回の進行非小細胞肺がんにおける3つの無作為化KEYNOTE試験のプール解析では、新たに肺がんと診断されたPD-L1陰性の患者さんにおいて、KEYTRUDA®と化学療法との併用療法は化学療法単独と比較して全生存期間を延長することが示されました」と述べています。

患者428名のプールされたサブグループ解析の結果から、化学療法単独と比較してKEYTRUDA®と化学療法との併用療法により死亡リスクが44%低下することが示されました(HR=0.56[95% CI:0.43~0.73])。疾患進行または死亡リスクも、KEYTRUDA®と化学療法との併用療法により、化学療法単独と比較して33%低下しました(HR=0.67[95% CI:0.54~0.84])。ORRはKEYTRUDA®+化学療法併用群で46.9%、化学療法単独群で28.6%でした。KEYTRUDA®の安全性プロファイルは進行NSCLC患者を対象とした試験でこれまでに報告されたものと一貫していました。

Fox Chase Cancer Centerの胸部腫瘍科医長であるHossein Borghaei博士は「KEYTRUDA®と化学療法との併用療法は、臨床試験で示された全生存期間延長のベネフィットにより、条件を満たす進行非小細胞肺がん患者にとって重要な初回治療となりました。今回のサブグループ解析において、初回治療としてのKEYTRUDA®と化学療法の併用療法によりPD-L1陰性の進行非扁平上皮または扁平上皮非小細胞肺がん患者の死亡リスクが44%低下すると示されたことは、私たちの励みになります」と述べました。


KEYNOTE-189試験、KEYNOTE-407試験およびKEYNOTE-021試験(コホートG)のサブグループのプール解析の追加データ
WCLCで発表されたデータは、KEYNOTE-189試験(非扁平上皮NSCLC、n=190)、KEYNOTE-407試験(扁平上皮NSCLC、n=194)およびKEYNOTE-021試験(非扁平上皮NSCLC、n=44[コホートG])における治療歴のないPD-L1陰性(TPS<1%)の患者428名のプールされたサブグループ解析で得られたものです。患者はKEYTRUDA®(200 mgを3週間ごとに投与)+化学療法併用群(n=243)または化学療法単独群(n=185)のいずれかに無作為に割り付けられました。非扁平上皮NSCLC患者にはペメトレキセド(ALIMTA®)とプラチナ製剤化学療法を投与し、扁平上皮NSCLC患者にはカルボプラチンおよびパクリタキセルまたはnab-パクリタキセルが投与されました。EGFR遺伝子変異陽性またはALK融合遺伝子陽性の非扁平上皮NSCLC患者は各試験において対象から除外されていました。有効性の重要な評価項目はOS、PFSおよびORRでした。

10.2カ月(中央値)の追跡調査の結果、死亡リスクは、KEYTRUDA®と化学療法との併用療法により、化学療法単独と比較して44%低下しました(HR=0.56[95% CI:0.43~0.73])。12カ月全生存率(推定値)はKEYTRUDA®+化学療法併用群で66%、化学療法単独群47%、18カ月全生存率(推定値)はKEYTRUDA®+化学療法併用群で52%、化学療法単独群で29%でした。OSの中央値はKEYTRUDA®+化学療法併用群で19.0カ月(95% CI:15.2~24.0)、化学療法単独群で11.0カ月(95% CI:9.2~13.5)でした。

また、疾患進行または死亡リスクも、化学療法単独と比較してKEYTRUDA®と化学療法との併用療法により33%低下しました(HR=0.67[95% CI:0.54~0.84])。12カ月無増悪生存率(推定値)はKEYTRUDA®+化学療法併用群で29%、化学療法単独群で17%でした。18カ月無増悪生存率(推定値)はKEYTRUDA®+化学療法併用群で22%、化学療法単独群で9%でした。PFSの中央値はKEYTRUDA®+化学療法併用群で6.5カ月(95% CI:6.2~8.5)、化学療法単独群で5.4カ月(95% CI:4.7~6.2)でした。

ORRはKEYTRUDA®+化学療法併用群で46.9%(n=114)、化学療法単独群で28.6%(n=53)でした。DORの中央値はKEYTRUDA®+化学療法併用群で7.9カ月(範囲:1.1カ月~28.4カ月)、化学療法単独群で6.7カ月(範囲:1.4カ月~30.1カ月)でした。奏効期間が12カ月以上の患者の割合はKEYTRUDA®+化学療法併用群で42.4%、化学療法単独群で35.3%でした。

グレード3~5の有害事象を発現した患者の割合は、KEYTRUDA®+化学療法併用群で68%(n=165)、化学療法単独群で72%(n=131)でした。致死的な有害事象を発現した患者の割合は、KEYTRUDA®+化学療法併用群で9%(n=23)、化学療法単独群で6%(n=11)でした。グレード3~5の免疫関連の有害事象およびinfusion reactionを発現した患者の割合は、KEYTRUDA®+化学療法併用群で11%(n=27)、化学療法単独群で3%(n=5)でした。免疫関連の有害事象およびinfusion reactionによる死亡はKEYTRUDA®+化学療法併用群の患者の1%(n=2)でみられ、化学療法単独群ではみられませんでした。

KEYNOTE-021試験(コホートG)およびKEYNOTE-189試験はペメトレキセド(ALIMTA®)の製造元であるイーライリリー社と共同で実施されました。


肺がんについて
肺がんは、肺の組織、通常は気道の内側を覆う細胞に発生するがんで、世界でがんによる死因の第1位となっています。大腸がんと乳がんを合わせた死亡者数よりも多くの方が毎年肺がんにより死亡しています。肺がんは非小細胞肺がんと小細胞肺がんの2つに大別されます。非小細胞肺がん(NSCLC)は肺がんのなかで最も多く、すべての肺がんの約85%を占めています。小細胞肺がん(SCLC)はすべての肺がんの10~15%を占めています。米国では、2008~2014年に進行NSCLCと診断された患者の5年生存率はわずか5%でした。


KEYTRUDA®について
KEYTRUDA®は、自己の免疫力を高め、がん細胞を見つけて攻撃するのを助ける抗PD-1抗体です。KEYTRUDA®はPD-1とそのリガンドであるPD-L1およびPD-L2との相互作用を阻害して、がん細胞を攻撃するTリンパ球を活性化するヒト化モノクローナル抗体です。 Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は業界最大のがん免疫療法臨床研究プログラムを行っており、現在1,000を超えるKEYTRUDA®の臨床試験を実施し、幅広い種類のがんや治療セッティングを検討しています。KEYTRUDA®の臨床プログラムでは、さまざまながんにおけるKEYTRUDA®の役割や、KEYTRUDA®による治療効果が得られる可能性を予測する因子について模索しており、さまざまなバイオマーカーの模索も行っています。


KEYTRUDA®用法・用量・安全性情報について
用法・用量・安全性情報など一部情報は米国のもので、日本の情報ではありません。詳しくは当社英文リリースをご参照ください。
https://www.mrknewsroom.com/news-release/oncology/pooled-analysis-continues-show-mercks-keytruda-pembrolizumab-combination-chemo


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.のがん領域における取り組み
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.では、画期的な科学を革新的ながん治療薬に変換して世界中のがん患者さんを助けることに取り組んでいます。オンコロジー事業にとって、がんと闘う人々を助けることは私たちの情熱であり、がん治療薬へアクセスしやすくすることは私たちの責任です。また、がん領域における取り組みの一環として、医薬品業界で一二を争う急成長を遂げている開発プログラムにより、30種類以上のがんに対するがん免疫療法の可能性を模索しています。また、引き続き戦略的買収を通じて、がん免疫療法のポートフォリオを強化し、進行がんの治療を改善する可能性をもつ有望ながん治療薬候補の開発を最優先に進めています。当社のオンコロジー臨床試験について詳しくは、当社ウェブサイトをご覧ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.について
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの製造に取り組んできました。Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、米国およびカナダ以外の地域ではMSDの名称で知られています。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。詳細については当社ウェブサイトやMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の TwitterFacebookInstagramYouTubeLinkedlnをご参照ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の将来に関する記述
このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.による将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対するMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.に関するForm 10-Kの2018年度年次報告書および米国証券取引委員会(SEC)のインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できるSECに対するその他の書類で確認できます。


# # #


MSDについて
MSDは1世紀以上にわたり、グローバルにおけるバイオ医薬品のリーディングカンパニーとして、人々の生命を救い、人生を健やかにするために、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの発見、開発、提供に挑みつづけてきました。MSDは、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が米国とカナダ以外の国と地域で事業を行う際に使用している名称です。世界140カ国以上で事業を展開し、医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じて革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは、がん、生活習慣病、新たな動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染症をはじめ、世界中で人々やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)やFacebookTwitter YouTubeをご参照ください。