2019年

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2019年8月9日

報道関係各位

MSD株式会社

 

この参考資料は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が2019年7月31日(米国東部時間)に発表したニュースリリース FDA Approves New Monotherapy Indication for Merck’s KEYTRUDA® (pembrolizumab) の日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症と安全性重要情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。

KEYTRUDA®は、日本ではキイトルーダ®として、悪性黒色腫、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫、がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌、がん化学療法後に増悪した進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)の効能・効果で承認を取得しております。


参考資料

FDA、KEYTRUDA®(ペムブロリズマブ)の単独療法として新たな適応を承認

1回以上の全身療法後に疾患進行が認められた
PD-L1陽性(CPS≧10)の局所進行再発または転移性食道扁平上皮がん治療薬として承認



2019年7月31日 ニュージャージー州ケニルワース ― Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は本日、抗PD-1抗体KEYTRUDA®(一般名:ペムブロリズマブ)が単独療法として新たな適応で米国食品医薬品局(FDA)の承認を取得したことを発表しました。今回承認されたのは、1回以上の全身療法後に疾患進行が認められ、FDAが承認した診断薬により腫瘍にPD-L1発現陽性(Combined Positive Score[CPS]≧10)が確認された局所進行再発または転移性食道扁平上皮がんに対する適応です。

当社研究開発本部 オンコロジークリニカルリサーチ バイスプレジデントである Jonathan Cheng 博士は、「これまで進行食道がんの患者さんでは、特に疾患進行が認められた場合には治療選択肢が限られていました。今回の承認により、KEYTRUDA®は治療歴のあるPD-L1発現陽性(CPS≧10)の局所進行再発または転移性食道扁平上皮がんの治療の適応を取得した世界初の抗PD-1抗体となり、米国の医師と患者さんの双方にとって、単独療法としての選択肢が広がります」と述べています。

重篤な、または死亡に至る可能性のあるKEYTRUDA®の免疫関連有害事象として、肺臓炎、大腸炎、肝炎、内分泌疾患、腎炎や腎機能障害、重篤な皮膚反応、臓器移植の拒絶反応、同種造血幹細胞移植関連合併症などがあります。有害事象の重症度に応じてKEYTRUDA®の投与を休薬または中止し、適宜コルチコステロイドを投与します。KEYTRUDA®は重篤な、または命にかかわるinfusion reactionを引き起こす場合があります。作用機序により、妊婦への投与は胎児に害をおよぼす場合があります。


KEYNOTE-181試験およびKEYNOTE-180試験について
今回の承認はKEYNOTE-181試験(NCT02564263)のデータに基づくものです。KEYNOTE-181試験は、進行食道がんに対する初回治療の全身療法の施行中または施行後に疾患進行が認められた局所進行再発または転移性食道がん患者628名を対象とした、多施設共同無作為化非盲検実薬対照試験です。HER2陽性患者は既承認のHER2標的療法による治療済であることが求められました。すべての患者を対象に、PD-L1 IHC 22C3 pharmDxキットを用いて中央検査機関で腫瘍検体におけるPD-L1の発現状況が検査されました。ステロイドによる治療を必要とする非感染性肺臓炎の既往歴を有する患者や、現在、肺臓炎、活動性の自己免疫疾患、免疫抑制剤による治療を必要とする疾患を有する患者は対象から除外されました。

患者は、KEYTRUDA®群(1回200 mgを3週間ごとに投与)または治験責任医師が選択した化学療法群(パクリタキセル[4週間を1サイクルとして各サイクルの1、8、15日目に80~100 mg/m2を投与]、ドセタキセル[1回75 mg/m2を3週間ごとに投与]またはイリノテカン[1回180 mg/m2を2週間ごとに投与])に1:1の比率で無作為に割り付けられ、組織型(食道扁平上皮がん vs. 食道腺がん/Siewert分類type I食道胃接合部腺がん)および地域(アジア vs. アジア以外)で層別化されました。KEYTRUDA®または化学療法による治療は、許容できない毒性または疾患進行が認められるまで継続しました。KEYTRUDA®群では、臨床的に安定している場合には、RECIST v 1.1(標的病変は合計で最大10病変かつ臓器ごとに最大5病変までとする)による最初の疾患進行が認められた後、4週間以上間隔を空けて実施した画像評価で疾患進行が確認されるまで継続可能としました。また、KEYTRUDA®群では疾患進行が認められなかった場合には最長24カ月間継続可能としました。腫瘍の評価は9週間ごとに実施しました。主要評価項目は全生存期間(OS)とし、食道扁平上皮がん患者、PD-L1陽性(CPS≧10)患者、無作為割り付けされたすべての患者において評価しました。この他の評価項目は、RECIST v 1.1(標的病変は合計で最大10病変かつ臓器ごとに最大5病変までとする)に基づいて盲検下独立判定機関(BICR)が判定した無増悪生存期間(PFS)、奏効率(ORR)、奏効期間(DoR)でした。

OSのハザード比は食道扁平上皮がん患者で0.77(95% CI:0.63~0.96)、PD-L1陽性(CPS≧10)患者で0.70(95% CI:0.52~0.94)、無作為割り付けされたすべての患者で0.89(95% CI:0.75~1.05)でした。更なる検討にて、PD-L1陽性(CPS≧10)の食道扁平上皮がん患者では、化学療法群と比較してKEYTRUDA®群でOSの改善がみられました。

PD-L1陽性(CPS≧10)の食道扁平上皮がん患者で観察されたイベントは、KEYTRUDA®群(n=85)で68件(80%)、化学療法群(n=82)で72件(88%)でした。OSの中央値はKEYTRUDA®群で10.3カ月(95% CI:7.0~13.5)、化学療法群で6.7カ月(95% CI:4.8~8.6)でした(HR=0.64[95% CI:0.46~0.90])。PFSの中央値はKEYTRUDA®群で3.2カ月(範囲:2.1~4.4カ月)、化学療法群で2.3カ月(範囲:2.1~3.4カ月)でした(HR=0.66[95% CI:0.48~0.92])。KEYTRUDA®群のORRは22%(95% CI:14.0~33.0)で、完全奏効(CRR)は5%(n=4)、部分奏効は18%(n=15)でした。化学療法群のORRは7%(95% CI:3.0~15.0)で、CRRは1%(n=1)、部分奏効は6%(n=5)でした。奏効期間の中央値はKEYTRUDA®群で9.3カ月(範囲:2.1~18.8カ月以上)、化学療法群で7.7カ月(範囲:4.3~16.8カ月以上)でした。

KEYNOTE-181試験でKYETRUDA®の投与を受けた食道がん患者314名では、KEYTRUDA®の投与期間の中央値は2.1カ月(範囲:1日~24.4カ月)でした。自己免疫疾患または免疫抑制剤による治療を必要とする疾患を有する患者は対象から除外されました。食道がん患者にみられた有害事象は、KEYTRUDA®の単独投与を受けた悪性黒色腫または非小細胞肺がん患者2,799名にみられたものと同様でした。

今回の承認はKEYNOTE-180試験(NCT02559687)のデータにも基づいています。KEYNOTE-180試験は、進行食道がんに対する2回以上の全身療法の施行中または施行後に疾患進行が認められた局所進行または転移性食道がん患者121名を対象とした、多施設共同非無作為化非盲検試験です。適格基準は前治療の回数以外はKEYNOTE-181試験と同様であり、用法・用量はKEYNOTE-181試験と同じでした。

主な有効性の評価項目はRECIST v 1.1(標的病変は合計で最大10病変かつ臓器ごとに最大5病変までとする)に基づいてBICRが判定したORRとDoRでした。

PD-L1陽性(CPS≧10)の食道扁平上皮がん患者35名におけるORRは20%(95% CI:8.0~37.0)でした。奏効が得られた7名のDoRは4.2~25.1カ月以上で、そのうち5名(71%)で6カ月以上のDoR、また、3名(57%)で12カ月以上のDoRがみられました。


KEYTRUDA®について
KEYTRUDA®は、自己の免疫力を高め、がん細胞を見つけて攻撃するのを助ける抗PD-1抗体です。KEYTRUDA®はPD-1とそのリガンドであるPD-L1およびPD-L2との相互作用を阻害してTリンパ球を活性化し、がん細胞を攻撃するヒト化モノクローナル抗体です。

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は業界最大のがん免疫療法臨床研究プログラムを行っており、現在1,000を超えるKEYTRUDA®の臨床試験を実施し、幅広い種類のがんや治療セッティングを検討しています。KEYTRUDA®の臨床プログラムでは、さまざまながんにおけるKEYTRUDA®の役割や、KEYTRUDA®による治療効果が得られる可能性を予測する因子について模索しており、さまざまなバイオマーカーの模索も行っています。


KEYTRUDA®用法・用量・安全性情報・Access Program・患者支援プログラムについて
用法・用量・安全性情報・Access Program・患者支援プログラムなど一部情報は米国のもので、日本の情報ではありません。詳しくは当社英文リリースをご参照ください。
https://www.mrknewsroom.com/news-release/prescription-medicine-news/fda-approves-new-monotherapy-indication-mercks-keytruda-pemb


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.のがん領域における取り組み
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.では、画期的な科学を革新的ながん治療薬に変換して世界中のがん患者さんを助けることに取り組んでいます。オンコロジー事業にとって、がんと闘う人々を助けることは私たちの情熱であり、がん治療薬へアクセスしやすくすることは私たちの責任です。また、がん領域における取り組みの一環として、医薬品業界で一二を争う急成長を遂げている開発プログラムにより、30種類以上のがんに対するがん免疫療法の可能性を模索しています。また、引き続き戦略的買収を通じて、がん免疫療法のポートフォリオを強化し、進行がんの治療を改善する可能性をもつ有望ながん治療薬候補の開発を最優先に進めています。当社のオンコロジー臨床試験について詳しくは、当社ウェブサイトをご覧ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.について
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの製造に取り組んできました。Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、米国およびカナダ以外の地域ではMSDの名称で知られています。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。詳細については当社ウェブサイトやMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の TwitterFacebookInstagramYouTubeLinkedInをご参照ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の将来に関する記述
このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

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MSDについて
MSDは1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、人生を健やかにするために、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの発見、開発、提供に挑みつづけてきました。MSDはMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が各国(米国とカナダ以外)で事業を行う際に使用している名称です。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)やFacebookTwitter YouTubeをご参照ください。