2019年

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2019年7月26日

報道関係各位

MSD株式会社

 

この参考資料は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が2019年7月17日(米国東部時間)に発表したニュースリリース FDA Approves Merck’s RECARBRIO™ (imipenem, cilastatin, and relebactam) For the Treatment of Adults with Complicated Urinary Tract and Complicated Intra-Abdominal Bacterial Infections Where Limited or No Alternative Treatment Options Are Available の日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症、用法・用量および、安全性重要情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。β-ラクタマーゼ阻害剤レレバクタムとイミペネム・シラスタチンの配合剤は、日本では開発中の段階です。


参考資料

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.、
RECARBRIOTM(レレバクタム+イミペネム/シラスタチン)が、
治療の選択肢が限られる、または代替治療のない成人の
複雑性尿路感染症および複雑性腹腔内感染症の治療薬としてFDAの承認を取得



2019年7月17日 ニュージャージー州ケニルワース ― Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は本日、新たな抗菌薬の配合剤RECARBRIOTM(レレバクタム+イミペネム/シラスタチン)注射用1.25gが米国食品医薬品局(FDA)の承認を取得したことを発表しました。RECARBRIO™は治療の選択肢が限られる、または代替治療のない、本剤に感性のグラム陰性菌(Enterobacter cloacae, Escherichia coli, Klebsiella aerogenes, Klebsiella pneumoniae, and Pseudomonas aeruginosa)による腎盂腎炎を含む複雑性尿路感染症(cUTI)の治療薬として18歳以上の成人患者に対する適応を取得しました。

また、RECARBRIOTMは、治療の選択肢が限られる、または代替治療のない、本剤に感性のグラム陰性菌(Bacteroides caccae, Bacteroides fragilis, Bacteroides ovatus, Bacteroides stercoris, Bacteroides thetaiotaomicron, Bacteroides uniformis, Bacteroides vulgatus, Citrobacter freundii, Enterobacter cloacae, Escherichia coli, Fusobacterium nucleatum, Klebsiella aerogenes, Klebsiella oxytoca, Klebsiella pneumoniae, Parabacteroides distasonis and Pseudomonas aeruginosa)による複雑性腹腔内感染症(cIAI)の治療薬として18歳以上の成人患者に対する適応も取得しました。

これらの適応症は、RECARBRIOTMの限定された臨床上の安全性および有効性データに基づいて承認されました。

薬剤耐性菌の発現を抑制し、RECARBRIOTMおよび他の抗菌薬の有効性を維持するため、RECARBRIOTMは本剤に感性の細菌によると判明または強く考えられる感染症の治療、あるいは経験的な使用に留めるべきです。培養や感受性の検査データが得られている場合は、抗菌薬の選択や変更の際にそれらの結果が考慮されるべきです。それらの情報がない場合は、地域での疫学的特性や感受性のパターンが、経験的な治療選択時の参考となる可能性があります。

レレバクタムは、cUTIおよびcIAIの治療薬として、FDAより認定感染症医薬品(QIDP)の指定を受けています。また、RECARBRIOTMの承認申請は、FDAの優先審査の対象に指定されました。RECARBRIOTMは、本年後半に販売開始予定です。

RECARBRIOTMの成分に対する重度の過敏症(アナフィラキシーなど重度の全身性アレルギー反応)の既往歴のある患者には本剤は禁忌です。β-ラクタム系抗菌薬を投与した患者では、重篤な、または時に致死的な過敏反応(アナフィラキシー)が報告されています。RECARBRIOTMの成分であるイミペネム/シラスタチンによる治療中、特にイミペネムが推奨用量を超えて使用された際に、痙攣、錯乱状態、ミオクローヌスなどの中枢神経系(CNS)の副作用が報告されています。これらの反応は、中枢神経障害(脳病変、痙攣の既往歴など)や腎機能障害のある患者でよく報告されています。RECARBRIOTMをバルプロ酸やdivalproex sodiumと併用することで、治療中の痙攣の再発リスクが高まる可能性があります。また、レレバクタム+イミペネム/シラスタチンを含め、ほぼすべての抗菌薬で、軽い下痢から致死性の大腸炎まで、Clostridium difficile関連下痢症(CDAD)が報告されています。詳しくは下記の「重要な安全性情報」をご覧ください。

RECARBRIOTMは、レレバクタムとイミペネム/シラスタチンの配合剤です。イミペネムはカルバペネム系抗菌薬であり、シラスタチンは腎デヒドロペプチダーゼ阻害剤であり、レレバクタムはβ-ラクタマーゼ阻害剤です。シラスタチンはイミペネムの腎臓での代謝を抑制し、抗菌活性はありません。イミペネムは、腸内細菌科細菌および緑膿菌のペニシリン結合蛋白(PBP) 2およびPBP 1Bと結合してPBPを阻害することで、殺菌作用を示します。PBPの阻害により、細菌の細胞壁合成が抑制されます。イミペネムは、一部のβ-ラクタマーゼの存在下でも安定です。レレバクタムには固有の抗菌活性はありません。レレバクタムは、Sulfhydryl Variable(SHV)、Temoneira(TEM)、Cefotaximase-Munich(CTX-M)、Enterobacter cloacae P99(P99)、Pseudomonas-derived cephalosporinase(PDC)、Klebsiella-pneumoniae carbapenemase(KPC)などのセリンβ-ラクタマーゼによる分解からイミペネムを保護します。

ミシガン大学ヘルスシステムの医学部教授で感染症部門研究ディレクターであり、本剤の臨床プログラムの治験責任医師であるKeith Kaye博士は、「現在も続いているグラム陰性菌による感染症との闘いにおいて、新たにRECARBRIOTMが重要な切り札の一つに加わりました。RECARBRIOTMは、治療の選択肢が限られる、または場合によっては代替治療がないcIAIおよびcUTI患者さんにとって新たな治療選択肢となります」と述べています。

当社研究開発本部 感染症・ワクチン領域シニアバイスプレジデントのNick Kartsonis博士は、「本日の発表は、当社の長年にわたる感染症領域の研究開発への取り組みを示すものであります。我々は、治療困難な病原菌に対する画期的なアプローチに挑み続けています」と述べています。


RECARBRIOTM(レレバクタム、イミペネム/シラスタチン)の重要な安全性情報

禁忌
RECARBRIOTMの成分に対する重度の過敏症(アナフィラキシーなど重度の全身性アレルギー反応)の既往歴のある患者には本剤は禁忌です。

警告および使用上の注意
過敏反応:β-ラクタム系抗菌薬を投与した患者では、重篤な、または時に致死的な過敏反応(アナフィラキシー)が報告されています。RECARBRIOTMの投与開始前に、カルバペネム、ペニシリン、セファロスポリン、その他のβ-ラクタム系抗菌薬および他のアレルゲンに対するこれまでの過敏反応の有無を注意深く確認してください。RECARBRIOTMに対する過敏反応が見られた場合、直ちに治療を中止してください。

痙攣などの中枢神経系(CNS)副作用:RECARBRIOTMの成分であるイミペネム/シラスタチンによる治療中、特にイミペネムが推奨用量を超えて使用された際に、痙攣、錯乱状態、ミオクローヌスなどの中枢神経系の副作用が報告されています。これらの反応は、中枢神経障害(脳病変、痙攣の既往歴など)や腎機能障害のある患者でよく報告されています。

痙攣性疾患を有することが分かっている患者に対しては、抗てんかん薬の使用を継続してください。痙攣などの中枢神経系の副作用が発生した場合、RECARBRIOTMの使用を中止すべきかどうかを判断するための神経学的評価が必要です。

バルプロ酸との相互作用による痙攣の可能性の増大:RECARBRIOTMをバルプロ酸やdivalproex sodiumと併用することで治療中の痙攣の再発リスクが高まる可能性があります。RECARBRIOTMとバルプロ酸やdivalproex sodiumとの併用を避けるか、もしくは、カルバペネム系以外の抗菌薬の使用が考慮されるべきです。

Clostridium difficile関連下痢症(CDAD):レレバクタム+イミペネム/シラスタチンを含め、ほぼすべての抗菌薬で、軽い下痢から致死性の大腸炎まで、Clostridium difficile関連下痢症(CDAD)が報告されています。抗菌薬治療により腸内細菌叢が変化し、Clostridium difficileが異常増殖します。

Clostridium difficileは、CDADの発症につながるトキシンAおよびトキシンBを産生します。Clostridium difficileの高毒素産生株は、抗菌薬による治療抵抗性があり、結腸切除術が必要となる場合があり、罹患率および死亡率の上昇をもたらします。抗菌薬投与後に下痢の認められた全患者について、CDADを考慮する必要があります。CDADは抗菌薬の投与後2カ月以上経過してから発生した例が報告されており、慎重な病歴確認が必要です。

CDADが疑われる場合、または確定された場合、Clostridium difficileに対する以外の抗菌薬の使用は、場合によっては中止する必要があります。臨床的に必要であれば、体液および電解質の適切な管理、タンパク質補給、抗菌薬によるClostridium difficileの治療、外科的な評価を実施してください。

薬剤耐性化:本剤に感性の細菌によると判明または強く考えられる感染症の場合、あるいは経験的な使用の場合を除き、RECARBRIOTMの投与による患者へのベネフィットは考えにくく、薬剤耐性菌が生じるリスクを増加させます。

有害事象:レレバクタム250 mg+イミペネム/シラスタチンを投与した患者において高頻度に報告された有害事象(発現率2%以上)は、下痢、吐気、頭痛、嘔吐、アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)増加、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)増加、静脈炎/注射部位反応、発熱、高血圧でした。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.について
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの製造に取り組んできました。Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、米国およびカナダ以外の地域ではMSDの名称で知られています。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。詳細については当社ウェブサイトやMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の TwitterFacebookInstagramYouTubeLinkedlnをご参照ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の将来に関する記述
このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.による将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対するMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.に関するForm 10-Kの2018年度年次報告書および米国証券取引委員会(SEC)のインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できるSECに対するその他の書類で確認できます。

RECARBRIOTM(イミペネム、シラスタチン、レレバクタム)の添付文書(米国)は、以下をご覧ください。
https://www.merck.com/product/usa/pi_circulars/r/recarbrio/recarbrio_pi.pdf


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MSDについて
MSDは1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、人生を健やかにするために、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの発見、開発、提供に挑みつづけてきました。MSDはMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が各国(米国とカナダ以外)で事業を行う際に使用している名称です。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)やFacebookTwitter YouTubeをご参照ください。