2017年

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2017年8月2日

報道関係各位

MSD株式会社

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.、
1日1回投与製剤ISENTRESS® HD(ラルテグラビル)の投与開始後96週時点の試験結果を発表
対象患者のHIV-1感染症治療薬として、他の抗レトロウイルス薬との併用を
評価する試験ONCEMRKから

1日1回投与製剤のラルテグラビル、米国および欧州連合で承認取得

 

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、2017年7月24日(米国東部時間)、主要な第3相臨床試験 ONCEMRKにおける投与開始後96週時点のデータを発表しました。この試験は、治療歴のない、またはアイセントレス®錠400mgの1日2回投与による初回治療レジメンでウイルス抑制を達成した成人および体重40kg以上の小児のHIV-1感染症治療薬として承認されているIsentress®HDを、他の抗レトロウイルス薬と併用した場合の有効性および安全性を評価するものです。Isentress®HD は、1日1回1,200mg投与のインテグラーゼ阻害剤で、Isentress®(ラルテグラビル)600mgのフィルムコート錠を1日1回、2錠経口投与する薬剤です。

※ この資料は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が2017年7月24日(米国東部時間)に発表したニュースリリースの日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症や安全性重要情報、抗レトロウイルス薬治療下妊娠症例登録制度などは米国のものであり、日本国内の情報ではありません。

※ Isentress® HDは、米国外ではIsentress® 600mgとして販売されています。

※ 現在、日本では、アイセントレス®錠 400mgが発売されており、Isentress® HD、Isentress® チュアブル錠 、Isentress® 経口懸濁液は未承認です。


英語版(米国本社サイト)

以 上


MSDについて
MSDは1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、生活を改善するために、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの製造に取り組んできました。MSDはMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が各国(米国とカナダ以外)で事業を行う際に使用している名称です。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)や FacebookYouTubeをご参照ください。


 
 

 

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.
1日1回投与製剤ISENTRESS® HD(ラルテグラビル)の投与開始後96週時点の試験結果を発表
対象患者のHIV-1感染症治療薬として、他の抗レトロウイルス薬との併用を
評価する試験ONCEMRKから

1日1回投与製剤のラルテグラビル、米国および欧州連合で承認取得


2017年7月24日:ニュージャージー州ケニルワースーMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は、主要な第3相臨床試験 ONCEMRKにおける投与開始後96週時点のデータを発表しました。この試験は、治療歴のない、またはアイセントレス®400mgの1日2回投与による初回治療レジメンでウイルス抑制を達成した成人および体重40kg以上の小児のHIV-1感染症治療薬として承認されているIsentress®HD1 を、他の抗レトロウイルス薬と併用した場合の有効性および安全性を評価するものです。Isentress®HD は、1日1回1,200mg投与のインテグラーゼ阻害剤で、Isentress®(ラルテグラビル)600mgのフィルムコート錠を1日1回、2錠経口投与する薬剤です。1日1回投与のIsentress®HDは、投与開始後48週時点のデータで、1日2回投与のアイセントレス®と比較して同等の安全性・忍容性プロファイルを維持しながら、主要評価項目である非劣性をすでに達成しています。投与開始後96週時点のデータはIsentress®HDの有効性および安全性が同等であることをさらに確認するものです。これらの試験結果は2017年7月23〜26日にフランスのパリで開催された第9回国際エイズ学会(IAS 2017)のlate-breaking abstract sessionで7月24日発表されました。

アルゼンチン・ブエノスアイレスのJuan A. Fernandez Hospital 感染症ユニット長で治験責任医師のDr. Pedro Cahnは、「ONCEMRK試験の96週データは、48週の解析結果を強化するものであり、一定のHIV患者さんに、他の抗レトロウイルス薬との併用において、1日1回投与の治療の選択肢として、Isentress®HDが使用できることを示すものです」と述べています。

アイセントレス®およびIsentress®HDはHIV-1感染症やAIDSを治癒させるものではありません。また、重度の生命を脅かす、または致命的となる可能性のある皮膚反応が報告されています。これにはスティーブンス・ジョンソン症候群、過敏症反応、中毒性表皮壊死融解症が含まれます。重度の過敏症、重度の皮疹、全身症状または肝アミノトランスフェラーゼ上昇を伴う皮疹が発現した場合には、直ちにアイセントレス®、Isentress®HDおよび他の疑われる薬剤の投与を中止し、肝アミノトランスフェラーゼを含む臨床状態のモニタリングを綿密に行う必要があります。詳しくは下の「重要な安全性情報」をご参照ください。

ONCEMRK試験の96週データで、ウイルス抑制を達成しHIV-1 RNA量が40 copies/mL未満となった患者の割合は、Isentress®HD 1,200mg(600mg錠×2)1日1回投与群531名では81.5%、アイセントレス®錠400mg 1日2回投与群266名では80.1%であり(いずれもエムトリシタビン+テノホビルジソプロキシルフマル酸塩との併用投与)、群間差は1.4%(95%信頼区間- 4.4〜7.3)でした。

CD4陽性T細胞数のベースラインからの増加は2つの治療レジメンで同等であり、1日1回投与のIsentress®HDでは平均261.6 cells/mm3、1日2回投与のアイセントレス®では262.2 cells/mm3でした。有効性は、ベースライン時のウイルス量の高い患者(HIV-1 RNA >100,000 copies/mL)など様々な患者で一貫していました。

投与中に薬剤耐性につながるウイルス学的変異が検出された患者は両群とも1%未満で、96週目まででIsentress®HD1日1回投与群では4例/531例(0.8%)、アイセントレス®1日2回投与群では2例/266例(0.8%)でした。96週までに有害事象により治療を中止した患者の割合は低く、Isentress®HD 1日1回投与群で1.3%、アイセントレス®1日2回投与群で2.3%でした。

米国では2017年5月26日に、1日1回投与のIsentress®HDは、他の抗レトロウイルス薬との併用で、治療歴のない、またはアイセントレス®錠400mgの1日2回投与による初回治療レジメンでウイルス抑制を達成した成人および体重40kg以上の小児のHIV-1感染症治療薬として、食品医薬品局(FDA)の承認を受けています。Isentress®HDは、600mgフィルムコート錠2錠(1,200mg)を1日1回経口投与する薬剤です。

欧州連合では2017年7月13日に、1日1回投与のIsentress®600mgは、他の抗レトロウイルス薬との併用で、治療歴のない、またはアイセントレス®錠400mgの1日2回投与による初回治療レジメンでウイルス抑制を達成した成人および体重40kg以上の小児のHIV-1感染症治療薬として、1日1回600mg錠2錠(1,200mg)を経口投与する薬剤として欧州委員会の承認を受けています。その他、オーストラリア、スイスなど世界の各国・地域で1日1回投与のIsentress®の審査が進行中です。

1 Isentress® HDは、米国外ではIsentress® 600mgとして販売されています。


ONCEMRK試験について
ONCEMRK試験は、HIV RNA量 1,000 copies/mL以上の未治療の成人HIV-1感染者を対象に、Isentress®HD 1,200 mg(600mg錠×2)の1日1回投与の有効性および安全性を、1日2回投与のアイセントレス®錠400mg(いずれもエムトリシタビン+テノホビルジソプロキシルフマル酸塩と併用投与)と比較検討するための第3相多施設共同二重盲検無作為化実薬対照比較試験です。有効性の主要評価項目は、 投与開始後48週時点でのHIV-1 RNA量が40 copies/mL未満となった患者の割合で、治療の継続予定期間は96週でした。非劣性マージンは10%ポイントでした。


Isentress®HD(ラルテグラビル)およびアイセントレス®(ラルテグラビル)の重要な安全性情報
免疫再構築症候群を発症することがあります。これには、発症までの期間がさまざまな自己免疫疾患が含まれ、さらなる評価および治療が必要となる可能性があります。

Isentress® チュアブル錠は、アスパルテームの成分のひとつであるフェニルアラニンを含有するため、フェニルケトン尿症の患者には有害である可能性があります。

アイセントレス®またはIsentress®HDをUDP-グルクロノシルトランスフェラーゼ(UGT)1A1の誘導剤と併用すると、ラルテグラビルの血漿中濃度が低下する可能性があります。アイセントレス®またはIsentress®HDをUGT1A1 阻害剤と併用すると、ラルテグラビルの血漿中濃度が上昇することがあります。

アイセントレス®またはIsentress®HDを他の薬剤と併用すると、ラルテグラビルの血漿中濃度が変化することがあります。投与前および投与中は薬物間相互作用の可能性を念頭に置かなければなりません。アルミニウムや水酸化マグネシウムを含有する制酸薬とアイセントレス®またはIsentress®HDの併用投与または交互投与は推奨されていません。Isentress®HDと炭酸カルシウムを含有する制酸薬、チプラナビル/リトナビルまたはエトラビリンとの併用投与も推奨されていません。

リファンシビンと併用投与するときの成人におけるアイセントレス®の推奨用量は800 mgの1日2回投与です。強力なUGT1A1誘導剤であるリファンシピンはアイセントレス®の血漿中濃度を低下させます。18歳未満の患者に対するアイセントレス®とリファンシピンの併用投与の指針となるデータはありません。

リファンシピンとIsentress®HDとの併用投与は推奨されていません。

このほかの強力な薬物代謝酵素誘導剤(カルバマゼピン、フェノバルビタールおよびフェニトインなど)がラルテグラビルに及ぼす影響は明らかにされていません。アイセントレス®またはIsentress®HDと他の強力な誘導剤との併用投与は推奨されていません。


アイセントレス®(ラルテグラビル)について
2007年に承認されたアイセントレス®は、HIV-1感染症治療薬として開発された初のインテグラーゼ阻害剤です。アイセントレス®は米国保健福祉省が推奨するレジメンの一つで、治療歴のない成人HIV-1感染者に対する初回治療薬として他の抗レトロウイルス薬と併用投与します。生後4週以降の体重 20kg未満の小児には、Isentress®チュアブル錠および経口懸濁液(いずれも併用投与)が承認されています。

アイセントレス®は、インテグラーゼという酵素がHIV-1DNAをヒトDNAに挿入するのを阻害することで効果を発揮し、速やかな抗ウイルス効果を示します。インテグラーゼのこの重要な機能を阻害することで、ウイルスの複製や、新たな細胞への感染を抑制します。

アイセントレス®は、成人患者のHIV-1感染症の治療における多剤併用療法の一薬剤として112カ国で承認されています。2歳以上の小児および青年のHIV-1感染者における多剤併用療法の適応症も69カ国で取得しており、生後4週以降の小児用のIsentress® 経口懸濁液は33ヵ国で承認されています。


Isentress®HD(ラルテグラビル)およびアイセントレス®(ラルテグラビル)の重要な安全性情報(続き)
アイセントレス®を投与された治療歴のない成人患者において報告された(報告頻度:2%以上)薬剤との関連性のある中等度~重度の有害事象(アイセントレス® vs エファビレンツ)は、頭痛(4% vs. 5%)、不眠(4% vs. 4%)、悪心(3% vs. 4%)、浮動性めまい(2% vs. 6%)および倦怠感(2% vs. 3%)でした。Isentress® HDを投与された未治療の成人患者において、アイセントレス®と比較して投与開始後48週までに重症度(軽度、中等度および重度)を問わず高頻度(2%以上)で報告された副作用は、腹痛、下痢、嘔吐および食欲減退でした。重症度の定義は、徴候または症状はあるが耐えられる程度のものを軽度、日常生活に支障をきたす程度のものを中等度、仕事ができない、あるいは日常生活が送れない程度のものを重度としました。

アイセントレス®またはIsentress®HDを投与された被験者にグレード2~4のクレアチンキナーゼの臨床検査値異常が認められました。また、ミオパチーおよび横紋筋融解症が報告されています。横紋筋融解症、ミオパチーまたは血清クレアチンキナーゼ上昇の既往歴を有する患者や、このような状態を引き起こすことが確認されている薬剤を併用している患者など、ミオパチーまたは横紋筋融解症のリスクが高い患者に投与する際は注意する必要があります。

妊娠中にアイセントレス®またはIsentress®HDを投与された女性における妊娠の転帰をモニターする目的で投与中の症例登録が行われています。医療従事者の方々には患者さんをAntiretroviral Pregnancy Registry(APR:抗レトロウイルス薬治療下妊娠症例登録制度)に登録することをお勧めしています。電話番号は1-800-258-4263です。

HIV-1に感染した女性に対し、HIV感染の可能性によりアイセントレス®またはIsentress®HDの投与を受けている場合には授乳を行わないよう指導する必要があります。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.について
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの製造に取り組んできました。Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、米国およびカナダ以外の地域ではMSDの名称で知られています。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。詳細については当社ウェブサイトwww.merck.com やMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の TwitterFacebookYouTubeLinkedlnをご参照ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の将来に関する記述
このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.による将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対するMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.に関するForm 10-Kの2016年度年次報告書およびSECのインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できる米国証券取引委員会(SEC)に対するこの他の書類で確認できます。


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