2017年

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2017年5月23日

報道関係各位

MSD株式会社

抗PD-1抗体 キイトルーダ®

PD-L1発現に関わらず転移性非扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)に対する
ペメトレキセドおよびカルボプラチンとの併用での初回治療としてFDAの承認を取得

転移性非扁平上皮NSCLCの初の抗PD-1併用療法として承認

 

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、2017年5月10日(米国東部時間)、抗PD-1抗体キイトルーダ®(一般名:ペムブロリズマブ)について、化学療法として一般的に使用されているペメトレキセドおよびカルボプラチンとの併用療法で、PD-L1発現にかかわらず転移性非扁平上皮NSCLC患者に対する初回治療として米国食品医薬品局(FDA)の承認を取得したことを発表しました。

国内でキイトルーダ®は、根治切除不能な悪性黒色腫およびPD-L1陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんの効能・効果で承認を取得しており、2017年2月15日に発売を開始しました。

また、2015年10月27日には、治癒切除不能な進行・再発の胃がんに対する効能・効果について、厚生労働省から『先駆け審査指定制度』施行後初めての対象品目の一つに指定されています。さらに、乳がん、胃がん、頭頸部がん、肝細胞がん、多発性骨髄腫、食道がん、腎細胞がん、大腸がん、卵巣がん、前立腺がんなどを対象とした後期臨床試験が進行中です。2016年12月22日には、再発または難治性の古典的ホジキンリンパ腫に対する効能・効果について、2017年4月28日には、局所進行性または転移性の尿路上皮がんに対する効能・効果について、製造販売承認事項一部変更承認申請を行っています。

キイトルーダ®は、米国を含む50カ国以上で承認を取得しており、世界では450以上の臨床試験において30種類以上のがんの検討が行われています。

※ この資料は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が2017年5月10日(米国東部時間)に発表したニュースリリースの日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症と安全性重要情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。


英語版(米国本社サイト)

以 上


MSDについて
MSDは1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、生活を改善するために、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの製造に取り組んできました。MSDはMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が各国(米国とカナダ以外)で事業を行う際に使用している名称です。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイトwww.msd.co.jpFacebookYouTubeをご参照ください。


 
 

 

抗PD-1抗体 キイトルーダ®

PD-L1発現にかかわらず転移性非扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)に対する
ペメトレキセドおよびカルボプラチンとの併用での初回治療としてFDAの承認を取得

転移性非扁平上皮NSCLCの初の抗PD-1併用療法として承認


2017年5月10日 ニュージャージー州ケニルワースーMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は本日、同社の抗PD-1抗体キイトルーダ®(ペムブロリズマブ)が、化学療法として一般的に使用されているペメトレキセド(製品名アリムタ®)およびカルボプラチンとの併用療法(ペメトレキセド/カルボプラチン)で、PD-L1発現にかかわらず転移性非扁平上皮NSCLC患者に対する初回治療として米国食品医薬品局(FDA)の承認を取得したことを発表しました。FDAの迅速承認制度により、この適応は腫瘍に対する奏効率および無増悪生存期間(PFS)のデータに基づいて承認されました。本適応の承認継続には、検証試験における臨床上の効果の確認が条件となります。

この承認は、PD-L1の発現にかかわらず、EGFR遺伝子変異・ALK融合遺伝子陰性の未治療の転移性非扁平上皮NSCLC患者123名を対象とするKEYNOTE-021コホートG1試験に基づくものです。この試験で、キイトルーダ®+ペメトレキセド/カルボプラチンの奏効率(ORR)は、ペメトレキセド/カルボプラチンだけの場合と比較して2倍近くとなりました(それぞれ55パーセント[95% CI: 42-68]、29パーセント[95% CI: 18-41]、すべて部分奏効)。6カ月以上の奏効期間を達成したのは、キイトルーダ®+ペメトレキセド/カルボプラチン投与群では93パーセント(範囲:1.4+〜13.0+カ月)、ペメトレキセド/カルボプラチンのみの群では81パーセント(範囲:1.4+〜15.2+カ月)でした。また、PFSにも改善が見られ(HR 0.53 [95% CI, 0.31-0.91; p=0.0205])、PFS中央値はキイトルーダ®+ペメトレキセド/カルボプラチン群で13.0カ月(95% CI, 8.3-評価不能)、ペメトレキセド/カルボプラチン群で8.9カ月(95% CI, 4.4-10.3)でした。

キイトルーダ®の免疫関連の有害事象には、肺臓炎、大腸炎、肝炎、内分泌疾患、腎炎などがありました。有害事象の重篤度によって、キイトルーダ®の投与を一時中断または中止し、コルチコステロイドの投与が必要な場合があります。キイトルーダ®は重篤または致死的なInfusion reaction(点滴静注に伴う反応)を引き起こす場合があります。Infusion reactionの徴候や症状を観察し、グレード3またはグレード4の反応が見られた場合は、ただちに注入を中止し、その後のキイトルーダ®の使用を完全に中止してください。キイトルーダ®はその作用機序により、妊婦に投与すると胎児に害を及ぼす場合があります(日本においては妊娠している可能性のある婦人を含めて禁忌)。妊娠可能な女性患者には、胎児に害を及ぼす場合があることを知らせる必要があります。免疫関連の有害事象およびInfusion reactionおよび妊娠中の投与についての詳細は、「重要な安全性情報」をご覧ください。

当社研究開発本部統括責任者のDr. Roger Perlmutterは、「キイトルーダ®とペメトレキセド/カルボプラチンの併用における奏効率の向上は顕著で、転移性非扁平上皮NSCLC患者の満たされていないニーズに対応する新たな方法を探索することの重要性を示すものです。本日の承認取得は、がん患者さんの生活を改善する当社の取り組みを後押しするものです」と述べました。

ペンシルベニア大学病院の胸部腫瘍学部長・医学部教授のDr. Corey Langerは、「この承認は、肺がん治療の重要なマイルストーンとなるものです。PD-L1発現にかかわらず、転移性非扁平上皮NSCLC患者の初回治療においてペムブロリズマブとペメトレキセド/カルボプラチンの併用が可能となりました。医師は引き続き、バイオマーカーや組織学、その他の臨床上の因子が示す各患者さんの特性に従い、最適な治療方針を決定する必要があります」と述べました。

併用療法により、より多くの患者さんにキイトルーダ®を治療の選択肢として提供することが可能となります。キイトルーダ®は、転移性NSCLC患者に対する単剤および併用の初回治療として承認されている、唯一の抗PD-1抗体です。キイトルーダ®は、EGFR遺伝子変異・ALK融合遺伝子陰性患者に対して、FDAの承認する検査に基づきPD-L1の高発現(50パーセント以上の腫瘍に発現(TPS≧50%))が認められる転移性NSCLC患者の初回治療の単剤療法として承認されています。また、プラチナ製剤による化学療法による治療中または治療後に疾患進行が認められ、FDAの承認する検査に基づきPD-L1発現(TPS≧1%)の認められる転移性NSCLC患者の既治療の単剤療法としても承認されています。EGFR・ALK遺伝子異常が陽性の場合は、キイトルーダ®投与前にFDAが承認する治療方法を実施し、それにもかかわらず疾患進行した患者が対象となります。

Bonnie J. Addario Lung Cancer Foundationの創立者で肺がんを克服したBonnie J. Addarioは、「この免疫療法とペメトレキセド/カルボプラチンの併用が可能になったことは、患者にとってさらなる朗報です。患者に対する新たな重要な治療選択肢の提供に向けMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.とFDAが迅速に動いてくれたことは素晴らしいことです。この承認により、肺がん患者はさらに希望を持つことができます」と述べました。


承認の元となるデータ
キイトルーダ®の有効性は、多施設共同非盲検マルチコホート試験KEYNOTE-021の登録患者を対象として検証されました。有効性データは、単一コホート(コホートG1)に無作為に割り付けられた転移性非扁平上皮NSCLC患者に限定されています。KEYNOTE-021G1試験はペメトレキセドを製造するイーライリリー・アンド・カンパニーと共同で実施されました。このコホートの主な登録条件は、PD-L1発現にかかわらず、転移性疾患の全身治療を受けたことのない、局所進行または転移性非扁平上皮NSCLC患者でした。治療後2年以内に全身治療が必要となった自己免疫疾患患者、免疫抑制療法の必要な病状の患者、過去26週間に30 グレイ(放射線量)以上の胸部放射線治療を受けた患者は対象外でした。KEYNOTE-021G1試験患者はキイトルーダ®+ペメトレキセド/カルボプラチン群(60例)とペメトレキセド/カルボプラチン群(63例)に無作為に割り付けられました。キイトルーダ®併用群は、キイトルーダ®(200 mg)、ペメトレキセド(500 mg/m2)、カルボプラチン(AUC 5 mg/mL/分)を3週間ごとに4サイクル投与後、キイトルーダ®を3週間ごとに投与しました。対照群は、ペメトレキセド(500 mg/m2)およびカルボプラチン(AUC 5 mg/mL/分)のみを4サイクル投与しました。治験責任医師の判断で、両治療群において3週間ごとにペメトレキセド(500 mg/m2)を維持療法として投与することが認められました。キイトルーダ®による治療は、匿名の独立判定機関(BICR)によりRECIST(Response Evaluation Criteria in Solid Tumors)1.1に基づいて進行が認められるまで、許容できない毒性が認められるまで、または進行の認められるまで、あるいは進行の認められない患者は最大24カ月まで投与されました。RECISTに基づく進行が認められた場合も、患者が臨床的に安定しており、臨床上の効果があると治験責任医師が判断した場合は、キイトルーダ®の投与が認められました。
主な評価項目は、BICRがRECIST 1.1に基づいて判定するORRでした。副次評価項目は、BICRがRECIST 1.1に基づいて判定するPFSのほか、奏効期間、全生存期間(OS)でした。
このコホートにおいて、ORRはキイトルーダ®+ペメトレキセド/カルボプラチン群では55パーセント(95% CI: 42-68)、ペメトレキセド/カルボプラチン群では29パーセント(95% CI: 18-41)でした。またキイトルーダ®併用の場合、疾患進行または死亡のリスクが47パーセント(HR, 0.53 [95% CI, 0.31-0.91]; p=0.0205)低減しました。探索的解析では、PD-L1発現の有無にかかわらず同等の結果が認められ、PD-L1発現のない患者(TPS<1%)のORRはキイトルーダ®+ペメトレキセド/カルボプラチン群で57パーセント、ペメトレキセド/カルボプラチンのみの群では13.0パーセントでした。PD-L1発現のあった患者(TPS≧1%)においては、ORRはキイトルーダ®+ペメトレキセド/カルボプラチン群で54パーセント、ペメトレキセド/カルボプラチンのみの群では38パーセントでした。

KEYNOTE-021G1試験では、キイトルーダ®+ペメトレキセド/カルボプラチンを投与した59名の患者およびペメトレキセド/カルボプラチンのみを投与した62名の患者を対象に安全性を評価しました。KEYNOTE-021試験は、下の表に示す特定の有害事象について、キイトルーダ®と化学療法の併用療法における有害事象の割合が化学療法単体の場合と比較して統計学的に優位な差異を示すようデザインされたものではありません。

10パーセントの患者が有害事象によりキイトルーダ®の投与を中止しました。キイトルーダ®の中止に至った主な有害事象(≧2%)は急性腎障害(3.4%)でした。39%の患者が有害事象によりキイトルーダ®を中断しました。主な有害事象(≧2%)は倦怠感(8%)、好中球数減少(8%)、貧血(5%)、呼吸困難(3.4%)、肺臓炎(3.4%)でした。

キイトルーダ®とペメトレキセド/カルボプラチンの併用の際、同日に投与する場合は化学療法より先にキイトルーダ®を投与します。転移性NSCLCの治療において、キイトルーダ®は、疾患進行が認められるまで、または容認できない毒性が認められるまで、または疾患進行のない場合は最大24カ月まで、3週間ごとに200 mgの固定容量を30分間かけて点滴静注します。ペメトレキセド/カルボプラチンはFDA承認の添付文書に従い投与します。


キイトルーダ®用法・用量・安全性・各種プログラムについて
適応症・用法・用量・安全性情報・各種プログラムなど一部情報は米国のもので、日本の情報ではありません。
詳しくは当社英文リリースをご参照ください。

http://www.mrknewsroom.com/news-release/prescription-medicine-news/fda-approves-mercks-keytruda-pembrolizumab-first-line-combin


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.のがん領域における取り組み
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.では、画期的な科学を革新的ながん治療薬に変換して世界中のがん患者さんを助けることに取り組んでいます。オンコロジー事業にとって、がんと闘う人々を助けることは私たちの情熱であり、がん治療薬へアクセスしやすくすることは私たちの責任です。私たちは、がん患者さんに新たな希望を届けるため、免疫腫瘍治療における研究を推進し、研究から臨床に至るまでのすべての段階を迅速に進めることに取り組んでいます。

また、がん領域における取り組みの一環として、医薬品業界で一二を争う急成長を遂げている開発プログラムにより、がん免疫療法の可能性を模索しています。現在、広範な研究プログラムを進めており、450以上の臨床試験において30種類以上のがんに対するキイトルーダ®の検討を行っています。また、引き続き戦略的買収を通じて、がん免疫療法のポートフォリオを強化し、進行がんの治療を改善する可能性をもつ有望ながん免疫療法薬候補の開発を最優先に進めています。

当社のオンコロジー臨床試験について詳しくは、www.merck.com/clinicaltrialsをご覧ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.について
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの製造に取り組んできました。Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、米国およびカナダ以外の地域ではMSDの名称で知られています。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。詳細については当社ウェブサイトwww.merck.com やMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の TwitterFacebookYouTubeLinkedlnをご参照ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の将来に関する記述
このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.による将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対するMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.に関するForm 10-Kの2016年度年次報告書およびSECのインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できる米国証券取引委員会(SEC)に対するこの他の書類で確認できます。


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