2017年

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2017年2月21日

報道関係各位

MSD株式会社

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.
開発中のHIV-1感染症治療薬 非核酸系逆転写酵素阻害薬(NNRTI)doravirine、
主要な第3相試験での有効性主要評価項目の結果


未治療成人患者において、リトナビルでブーストしたダルナビルを投与した群と比較し、
治療開始後48週時点において有効性で非劣性を示す

 

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、2017年2月14日(米国東部時間)、非核酸系逆転写酵素阻害薬(Non-Nucleoside Reverse Transcriptase Inhibitor、以下NNRTI)の治験薬であるdoravirine(MK-1439)の安全性と有効性を評価する主要な第3相試験の結果を発表しました。

当データは、現在進行中の治療開始後48週間時点までの結果を観察する第3相試験DRIVE-FORWARDの結果で、2017年2月13~16日に米シアトルで開催されたレトロウイルス・日和見感染に関する年次会合CROI(Conference on Retroviruses and Opportunistic Infections)でLate-Breaking Abstractとして発表されました。

この資料は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が2017年2月14日(米国東部時間)に発表したニュースリリースの日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。

NNRTI: Non-Nucleoside Reverse Transcriptase Inhibitor

英語版(米国本社サイト)

以 上


MSDについて
MSDは1世紀以上にわたりグローバルヘルスケアリーダーとして、すこやかな世界の実現を目指し努力してまいりました。MSDはMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が各国(米国とカナダ以外)で事業を行う際に使用している名称です。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDの詳細については、www.msd.co.jpや当社 FacebookYouTubeをご参照ください。


<お問い合わせ先>
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TEL:03-6272-1001  FAX :03-6238-9136

 
 

 

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.
開発中のHIV-1感染症治療薬 非核酸系逆転写酵素阻害薬(NNRTI)doravirine、
主要な第3相試験での有効性主要評価項目の結果


未治療成人患者において、リトナビルでブーストしたダルナビルを投与した群と比較し、
治療開始後48週時点において有効性で非劣性を示す


2017年2月14日:ニュージャージー州ケニルワース -- Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は、非核酸系逆転写酵素阻害薬(Non-Nucleoside Reverse Transcriptase Inhibitor、以下NNRTI)の治験薬であるdoravirine(MK-1439)の安全性と有効性を評価する主要な第3相試験の結果を発表しました。有効性の主要評価項目である治療開始後48週時点でのHIV-1 RNA量が50コピー/mL未満となった患者の割合において、1日1回投与のdoravirine(DOR)が1日1回投与のリトナビルでブーストしたダルナビル(DRV+r)に対し非劣性であることが示されました。いずれの群もテノホビルジソプロキシルフマル酸塩/エムトリシタビン(TDF/FTC)またはアバカビル/ラミブジン(ABC/3TC)とともに、治療歴のない成人HIV-1感染症患者に投与されました。また、副次評価項目において、DOR群はDRV+r群と比較して、有意に低い空腹時LDLコレステロール値(LDL-C)を示しました。こちらの現在進行中の第3相試験(DRIVE-FORWARD試験)の治療開始後48週間時点までの結果は、2017年2月13~16日に米シアトルで開催されたレトロウイルス・日和見感染に関する年次会合CROI(Conference on Retroviruses and Opportunistic Infections)でLate-Breaking Abstractとして発表されました。

フィラデルフィアにあるThomas Jefferson Universityの感染症部長のKathleen Squires教授は、「HIVへの生物学的理解の改善と、現在の治療による臨床エビデンスの蓄積によりHIV診療および管理は進歩してきています。本試験の結果は、doravirineの有効性・安全性が、未治療のHIV-1患者に対する治療の選択肢の1つとなりうる明確なエビデンスを提供しています」と述べています。


DRIVE-FORWARD試験の結果
この試験では、治療開始から48週間後にHIV-1 RNA量が50コピー/mL未満となった患者の割合をみており、1日1回投与のDORをTDF/FTCまたはABC/3TCとともに投与した群では83.8%(321/383例)、1日1回投与のDRV+r(それぞれ800mg、100mg)をTDF/FTCまたはABC/3TCとともに投与した群では79.9%(306/383例)となり、群間差(95 %信頼区間)は3.9 [-1.6, 9.4]でした。ベースラインからの平均CD4陽性T細胞数の上昇はDOR群で193 cell/mm3、DRV+r群で186 cell/mm3と同程度でした。

また、ベースライン時のHIV-1 RNA量が100,000コピー/mLを超える患者においても、DOR群で81.0%(64/79例)、DRV+r群で76.4%(55/72例)となり、群間差(95%信頼区間)3.0 [-11.2, 17.1]と、同程度の有効性が認められました。DOR群では、383名中1名の患者がフェノタイプおよびジェノタイプでの耐性を示しました(この患者はアドヒアランス不良であったことから24週目に治験を中止しました)。DRV+r群では383名の患者のうちフェノタイプおよびジェノタイプでの耐性を示した患者はありませんでした。

薬剤関連の有害事象の報告はDOR群で31%(117/383例)、DRV+r群で32%(123/383例)でした。有害事象が原因で治療を中止したのは、DOR群で2%(6/383例)、DRV+r群で3%(12/383例)でした。DOR群とDRV+r群で最も高い頻度(10%以上の患者)で認められた有害事象は、下痢(それぞれ14%、22%)、頭痛(14%、11%)、吐き気(11%、12%)、鼻咽頭炎(8%、10%)でした。

空腹時の血清脂質の解析では、DOR群とDRV+r群で統計学的に有意な差(p<0.0001)が認められました。LDL-C値のベースラインからの平均変化はDOR群とDRV+r群でそれぞれ-4.5 mg/dL、+9.9 mg/dL、非HDLコレステロール値(non-HDL-C)のベースラインからの平均変化はそれぞれ-5.3 mg/dL、+13.8 mg/dLでした。総コレステロール、HDLコレステロール(HDL-C)、トリグリセリドのベースラインからの平均変化は、DOR群で-1.4 mg/dL、+3.9 mg/dL、-3.1 mg/dL、DRV+r群で+17.9 mg/dL、+4.2 mg/dL、+22 mg/dLでした。

当社研究開発本部臨床研究アソシエートバイスプレジデントのGeorge Hanna博士は、「当社は30年にわたり、HIV研究の最前線で活動をしております。このたびの結果は有望なもので、doravirineの有効性と安全性に関するより深い情報を提供しております」と述べています。


DRIVE-FORWARD試験について
DRIVE-FORWARDは、769名の未治療HIV-1感染成人患者を対象とする多施設共同二重盲検無作為化非劣性試験です。患者にはdoravirineを100mgまたはダルナビル800mg+リトナビル100mgを、いずれの群も1日1回TDF/FTCまたはABC/3TCと併用で経口投与しました。本治験の主要評価項目は、治療開始後48週時点においてHIV-1 RNA量が50コピー/mL未満となった患者の割合でした。副次評価項目は、DORおよびDRV+rの空腹時血清脂質への影響の評価、CD4陽性T細胞数のベースラインからの変化、安全性および忍容性の評価などでした。

DRIVE-FORWARDに関して詳しくは、www.clinicaltrials.gov(臨床試験登録番号:NCT02275780)をご覧ください。


Doravirineについて
doravirineはHIV-1感染症治療を目的としてMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が試験を実施中のNNRTIの治験薬です。これまでの臨床試験において、doravirineは1日1回の投与および食事の有無にかかわらず投与可能であることが薬物動態プロファイルで示されています。

また、doravirineを3TCおよびTDFとの配合錠(DOR/3TC/TDF)として評価する試験もいくつか進行しています。第2相試験ではNNRTI耐性ウイルス感染の未治療患者や忍容性の問題よりエファビレンツからDOR/3TC/TDFに変更した患者の評価を実施しています。第3相試験には、未治療患者におけるDOR/3TC/TDFとエファビレンツ/FTC/TDFを比較したDRIVE-AHEADや、現在、他の抗レトロウイルス薬でウイルス学的に抑制されている患者におけるDOR/3TC/TDFへの変更を評価するDRIVE-SHIFT試験などがあります。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.について
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、1世紀以上にわたりグローバルヘルスケアリーダーとして、すこやかな世界の実現を目指し努力してまいりました。Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、米国およびカナダ以外の地域ではMSDの名称で知られています。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。詳細については、www.merck.com や当社 TwitterFacebookYouTubeLinkedlnをご参照ください。また当社のTwitter配信については、$MRKにてフォローすることができます。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の将来に関する記述
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(以下、当社)発行のこのリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、当社の経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、当社による将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対する当社の特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

当社は、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、当社に関するForm 10-Kの2015年度年次報告書およびSECのインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できる米国証券取引委員会(SEC)に対するこの他の書類で確認できます。


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