2016年

2016年

 

 

2016年12月15日

報道関係各位

MSD株式会社

抗PD-1抗体 キイトルーダ®

再発または難治性古典的ホジキンリンパ腫患者の治療成績を
第58回米国血液学会年次総会で発表

KEYNOTE-087試験での奏効率は69.0%、完全寛解率は22.4%

KEYNOTE-013試験では2年以上追跡した結果、奏効率は58%、完全寛解率は19%で、
奏効例の70%で奏効が12カ月以上持続


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、2016年12月5日(米国東部時間)、抗PD-1抗体キイトルーダ®(一般名:ペムブロリズマブ)について、再発または難治性古典的ホジキンリンパ腫(cHL)患者を対象とした2つの試験の最新結果を発表しました。

国内においてキイトルーダ®は、2016年9月28日に根治切除不能な悪性黒色腫に対する効能・効果について承認を取得しました。また、現在、PD-L1陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんの効能・効果に対しても製造販売承認事項一部変更承認申請中です。

これに先立ち、2015年10月27日には、治癒切除不能な進行・再発の胃がんに対する効能・効果について、厚生労働省から『先駆け審査指定制度』施行後初めての対象品目の一つに指定されています。また、ホジキンリンパ腫、膀胱がん、乳がん、胃がん、頭頸部がん、肝がん、多発性骨髄腫、食道がん、腎細胞がん、大腸がん、卵巣がん、前立腺がんなどを対象とした後期臨床試験が進行中です。

キイトルーダ®は、米国を含む50カ国以上で承認を取得しており、世界では約400の臨床試験において30種類以上のがんの検討が行われています。

※この資料は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が2016年12月5日(米国東部時間)に発表したニュースリリースの日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症と安全性重要情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。

英語版(米国本社サイト)

以 上


MSDについて
MSDは125年にわたりグローバルヘルスケアリーダーとして、すこやかな世界の実現を目指し努力してまいりました。MSDはMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が各国(米国とカナダ以外)で事業を行う際に使用している名称です。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDの詳細については、www.msd.co.jpや当社 FacebookYouTubeをご参照ください。


<お問い合わせ先>
MSD株式会社 広報部門         
〒102-8667 東京都千代田区九段北1-13-12 北の丸スクエア   
TEL:03-6272-1001  FAX :03-6238-9136


 

抗PD-1抗体 キイトルーダ®

再発または難治性古典的ホジキンリンパ腫患者の治療成績を
第58回米国血液学会年次総会で発表

KEYNOTE-087試験での奏効率は69.0%、完全寛解率は22.4%

KEYNOTE-013試験では2年以上追跡した結果、奏効率は58%、完全寛解率は19%で、
奏効例の70%で奏効が12カ月以上持続

2016年12月5日:ニュージャージー州ケニルワース―Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は本日、抗PD-1抗体キイトルーダ®(一般名:ペムブロリズマブ)について、再発または難治性古典的ホジキンリンパ腫(cHL)患者を対象とした2つの試験の最新結果を発表しました。KEYNOTE-087試験およびKEYNOTE-013試験では、キイトルーダ®の奏効率(ORR)はそれぞれ69%および58%でした。KEYNOTE-013(追跡期間:中央値29カ月間)では、奏効例の70%で奏効が12カ月以上持続しました。本日、これらの結果が第58回米国血液学会(ASH)年次総会で発表されました。また、これらの試験のデータは、最近発表した米国食品医薬品局(FDA)への承認申請を裏付けるものとなりました。

当社研究開発本部 がん領域後期開発部門長のDr. Roger Danseyは、「この2つの試験のデータが蓄積するにしたがって、再発または難治性の古典的ホジキンリンパ腫患者における完全寛解と持続的奏効を含む奏効率は今後も期待できるものになると思われます」と述べています。

キイトルーダ®臨床開発プログラムでは約400の臨床試験において30種類以上のがんの検討が行われています。これには、キイトルーダ®と他のがん治療薬との併用療法を検討する200を超える臨床試験も含まれます。特に血液がんでは大規模ながん免疫療法臨床開発プログラムを展開しており、キイトルーダ®の単独療法および併用療法における役割を評価しています。血液がんのプログラムでは、企業主導研究、医師主導研究、共同研究など40近い試験が進行中です。このうちのいくつかは承認申請に用いられます。

Memorial Sloan Kettering Cancer Center血液腫瘍科臨床部長のDr. Craig Moskowitzは「古典的ホジキンリンパ腫患者が標準化学療法や自家幹細胞移植に奏効を示さない場合、治療を成功させるのは困難です。このような患者は、多くが20~30歳代であり、新たな治療選択肢を特定することが緊急課題となっています。これらのデータは有望であり、キイトルーダ®が意味のある臨床的有益性をもたらすことが期待できます」と述べています。


KEYNOTE-087試験結果
KEYNOTE-087試験結果は、Dr. Moskowitzが12月5日午後5時(太平洋時間)に口頭発表しました(場所:San Diego Convention Center、Room 6B)(アブストラクト#1107)。

KEYNOTE-087試験は3つのコホートの再発または難治性古典的ホジキンリンパ腫患者を対象としてキイトルーダ®(200mgの固定用量を3週間ごと)単独投与の有効性を評価する第2相多施設共同非盲検マルチコホート試験です。主要評価項目は全般的安全性、忍容性およびORR(盲検下での独立した中央判定[BICR:Blinded Independent Central Review]に基づく)で、副次的評価項目はORR(治験責任医師の判定に基づく)、奏効期間(DOR)、無増悪生存期間(PFS)および全生存期間(OS)です。患者コホートは、自家幹細胞移植とその後の抗体薬物複合体ブレンツキシマブ ベドチンによる治療後に進行した患者(コホート1)、救済化学療法が奏効せず、移植の適応とならず、ブレンツキシマブ ベドチンによる治療後に進行した患者(コホート2)、および移植後に進行し、移植後にブレンツキシマブ ベドチンによる治療を受けていない患者(コホート3)においてこれらの評価項目を検討するよう設定されています。

登録した患者全210例において、BICRによるORRは69.0%(n=145、95% CI:62.3~75.2)、完全寛解率は22.4%(n=47、95% CI:16.9~28.6)でした。すべてのコホートにおいて、患者の93%で腫瘍の縮小が認められました(n=192)。

 コホート別データ:
  • コホート1(n=69)では、ORRは73.9%(n=51、95% CI:61.9~83.7)で、完全寛解が21.7%(n=15、95% CI:12.7~33.3)、部分寛解が52.2%(n=36、95% CI:39.8~64.4)で認められました。また、15.9%が安定を示し(n=11、95% CI:8.2~26.7)、7.2%で進行がみられました(n=5、95% CI:2.4~16.1)。奏効例の82.2%では奏効が6カ月以上持続しました。
  • コホート2(n=81)では、ORRは64.2%(n=52、95% CI:52.8~74.6)で、完全寛解が24.7%(n=20、95% CI:15.8~35.5)、部分寛解が39.5%(n=32、95% CI:28.8~51.0)で認められました。また、12.3%が安定を示し(n=10、95% CI:6.1~21.5)、21.0%で進行がみられました(n=17、95% CI:12.7~31.5)。奏効例の70%では奏効が6カ月以上持続しました。
  • コホート3(n=60)では、ORRは70.0%(n=42、95% CI:56.8~81.2)であり、完全寛解が20.0%(n=12、95% CI:10.8~32.3)、部分寛解が50.0%(n=30、95% CI:36.8~63.2)で認められました。また、16.7%が安定を示し(n=10、95% CI:8.3~28.5)、13.3%で進行がみられました(n=8、95% CI:5.9~24.6)。奏効例の75.6%では奏効が6カ月以上持続しました。

  • 結果には一次治療に対して難治性の患者(n=73、一次治療により完全奏効または部分奏効が得られなかった患者と定義)の解析結果も含まれています。この患者集団では、ORR(BICRによる)は79.5%(n=58、95% CI:68.4~88.0)でした。また、3ライン以上の前治療後に再発した患者(n=99/146)でのORRは67.8%(95% CI:59.6~75.3)でした。

    キイトルーダ®の安全性プロファイルは、これまでの試験で報告された安全性プロファイルと一致していました。治療との関連性が否定できない有害事象のうち高頻度に認められたものは、甲状腺機能低下症(12.4%)、発熱(10.5%)、倦怠感(9.0%)、発疹(7.6%)、下痢(7.1%)、頭痛(6.2%)、悪心(5.7%)、咳(5.7%)および好中球減少症(5.2%)でした。治療との関連性が否定できない有害事象のうち、高頻度に認められたグレード3または4の有害事象は、好中球減少症(2.4%)、下痢(1.0%)および呼吸困難(1.0%)でした。免疫関連の有害事象は、肺炎(2.9%)、甲状腺機能亢進症(2.9%)、大腸炎(1.0%)および筋炎(1.0%)でした。治療との関連性が否定できない有害事象による中止例は9例で、治療との関連性が否定できない死亡はみられませんでした。


    KEYNOTE-013試験結果
    KEYNOTE-013試験結果は、Dana-Farber Cancer Instituteの腫瘍内科医であるDr. Philippe Armandが12月5日午後5:15(太平洋時間)に口頭発表しました(場所:San Diego Convention Center、Room 6B)(アブストラクト#1108)。

    KEYNOTE-013試験は、骨髄異形成症候群、多発性骨髄腫、古典的ホジキンリンパ腫、縦隔大細胞型B細胞リンパ腫および他の非ホジキンリンパ腫(またはリンパ腫)などの血液がん患者におけるキイトルーダ®単独投与の安全性、忍容性および有効性を評価する第1b相多施設共同非無作為化試験であり、現在約200例の患者を対象に実施中です。本試験の主要評価項目は全般的安全性、忍容性および完全寛解率(国際共同プロジェクトの効果判定基準により判定)で、副次的評価項目はORR、DOR、PFSおよびOSです。

    この試験のコホートデータを用いて、自家幹細胞移植に失敗した後、ブレンツキシマブ ベドチンによる治療中または治療後に進行した再発または難治性古典的ホジキンリンパ腫患者、または移植の適応とならない再発または難治性古典的ホジキンリンパ腫患者におけるキイトルーダ®単独投与(10mg/kgを2週間ごと)を評価しました。効果の判定は国際共同プロジェクト2007の基準に従って12週目、以後8週間ごとに行いました。
    KEYNOTE-013試験の古典的ホジキンリンパ腫コホートに組み入れた患者全31例では、BICRによるORRは58%(n=18、95% CI:39~76)、完全寛解率は19%(n=6、95% CI:8~38)でした。患者の39%が部分寛解を達成し(n=12、95% CI:22~58)、23%が安定を示しました (n=7、95% CI:10~41)。奏効期間は中央値に達しておらず(範囲0.0カ月以上~26.1カ月以上)、奏効例の70%で奏効が12カ月以上持続していました。追跡期間中央値は29カ月でした。

    BICRによる判定では、PFS中央値は11.4カ月(4.9~27.8)でした。6カ月PFSは66%、12カ月PFSは48%でした。OSは中央値に達していませんでした。6カ月全生存率は100%、12カ月全生存率は87%でした。

    キイトルーダ®の安全性プロファイルは、これまでの試験で報告された安全性プロファイルと一致していました。治療との関連性が否定できない有害事象のうち高頻度に認められたものは、下痢(19%)、甲状腺機能低下症(13%)、肺炎(13%)、悪心(13%)、倦怠感(10%)および呼吸困難(10%)でした。治療との関連性が否定できない有害事象のうち、高頻度に認められたグレード3または4の有害事象は、大腸炎(3%)、腋窩痛(3%)、AST増加(3%)、関節腫脹(3%)、ネフローゼ症候群に伴う背部痛(3%)および呼吸困難(3%)でした。中止に至った有害事象はネフローゼ症候群(グレード3)、間質性肺疾患(グレード2)および肺臓炎(グレード2)でした。治療との関連性が否定できない死亡はみられませんでした。


    ホジキンリンパ腫について
    ホジキンリンパ腫はリンパ腫の一種で、免疫系の一部であるリンパ球という白血球に発生します。ほぼすべての部位に発生する可能性がありますが、ほとんどの場合は上半身のリンパ節にみられ、好発部位は胸部、頸部または脇の下です。2016年には、米国で8,500人以上がホジキンリンパ腫と診断されると推定されています。先進国では、古典的ホジキンリンパ腫は全ホジキンリンパ腫の約95%を占めます。


    キイトルーダ®用法・用量・安全性について
    適応症・用法・用量・安全性情報など一部情報は米国のもので、日本の情報ではありません。詳しくは当社英文リリースをご参照ください。

    http://www.mercknewsroom.com/news-release/oncology-newsroom/keytruda-pembrolizumab-treatment-results-patients-relapsed-or-refract


    Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.のがん領域における取り組み
    Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.では、画期的な科学を革新的ながん治療薬に変換して世界中のがん患者さんを助けることに取り組んでいます。オンコロジー事業にとって、がんと闘う人々を助けることは私たちの情熱であり、がん治療薬へアクセスしやすくすることは私たちの責任です。私たちは、がん患者さんに新たな希望を届けるため、免疫腫瘍治療における研究を推進し、研究から臨床に至るまでのすべての段階を迅速に進めることに取り組んでいます。

    また、がん領域における取り組みの一環として、医薬品業界で一二を争う急成長を遂げている開発プログラムにより、がん免疫療法の可能性を模索しています。現在、広範な研究プログラムを進めており、約400の臨床試験において30種類以上のがんに対するキイトルーダ®の検討を行っています。また、引き続き戦略的買収を通じて、がん免疫療法のポートフォリオを強化し、進行がんの治療を改善する可能性をもつ有望ながん免疫療法薬候補の開発を最優先に進めています。

    当社のオンコロジー臨床試験について詳しくは、www.merck.com/clinicaltrialsをご覧ください。


    Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.について
    Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、125年にわたりグローバルヘルスケアリーダーとして、すこやかな世界の実現を目指し努力してまいりました。Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、米国およびカナダ以外の地域ではMSDの名称で知られています。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。詳細については、www.merck.com や当社 TwitterFacebookYouTube をご参照ください。


    Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の将来に関する記述
    このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

    リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.による将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対するMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

    Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.に関するForm 10-Kの2015年度年次報告書およびSECのインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できる米国証券取引委員会(SEC)に対するこの他の書類で確認できます。


# # #