2016年

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2016年11月1日

報道関係各位

MSD株式会社

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の
抗PD-1抗体 キイトルーダ®
PD-L1高発現(腫瘍細胞のうちPD-L1発現陽性細胞の割合が50%以上:TPS≧50%)で
EGFRやALK遺伝子変異陰性の転移性非小細胞肺がんに対する
ファーストライン治療としてFDAの承認取得


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、2016年10月24日(米国東部時間)、抗PD-1抗体 キイトルーダ®(一般名:ペムブロリズマブ)について、PD-L1高発現(TPS≧50%)と判定されEGFRまたはALK遺伝子変異陰性の転移性非小細胞肺がん(非小細胞肺がん)患者のファーストライン治療薬として、米国食品医薬品局(FDA)の承認を取得したことを発表しました。

国内では、キイトルーダ®は本年9月28日に根治切除不能な悪性黒色腫に対する効能・効果について製造販売承認を取得しました。また、去る2月29日には、切除不能な進行または再発の非小細胞肺がんを効能・効果として抗PD-1抗体キイトルーダ®の承認申請を行い、さらにKEYNOTE-024試験データをもとに日本でも進行性非小細胞肺がん患者に対するファーストライン治療について当局において審査中です。

キイトルーダ®の臨床試験では、膀胱がん、肺がん、乳がん、大腸がん、食道がん、胃がん、頭頸部がん、多発性骨髄腫、ホジキンリンパ腫、肝がん、卵巣がん、前立腺がんなどを対象とした後期臨床試験が進行中です。また2015年10月27日には、治癒切除不能な進行・再発の胃がんに対する効能・効果について、厚生労働省から『先駆け審査指定制度』施行後初めての対象品目の一つに指定されました。

キイトルーダ®は、米国を含む50カ国以上で承認を取得しており、世界では30を超えるがん種に対し350以上の臨床試験が進行中です。

※この資料は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が2016年10月24日(米国東部時間)に発表したニュースリリースの日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症と安全性重要情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。

英語版(米国本社サイト)

以 上


MSDについて
MSDは125年にわたりグローバルヘルスケアリーダーとして、すこやかな世界の実現を目指し努力してまいりました。MSDはMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が各国(米国とカナダ以外)で事業を行う際に使用している名称です。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDの詳細については、www.msd.co.jpや当社 FacebookYouTubeをご参照ください。


<お問い合わせ先>
MSD株式会社 広報部門         
〒102-8667 東京都千代田区九段北1-13-12 北の丸スクエア   
TEL:03-6272-1001  FAX :03-6238-9136


 

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の
抗PD-1抗体 キイトルーダ®

PD-L1高発現(腫瘍細胞のうちPD-L1発現陽性細胞の割合が50%以上:TPS≧50%)で
EGFRやALK遺伝子変異陰性の転移性非小細胞肺がんに対する
ファーストライン治療としてFDAの承認取得

転移性非小細胞肺がんのファーストライン治療薬として承認された唯一の抗PD-1抗体
PD-L1高発現患者において化学療法より優れた無増悪生存期間および全生存期間を示しました

プラチナ製剤を含む化学療法による治療中または治療後に疾患進行が認められた
PD-L1発現のある(腫瘍細胞の1%以上に発現:TPS≧1%)転移性非小細胞肺がん患者に対する
使用に関するキイトルーダ®の添付文書の改訂についてもFDAの承認を取得

EGFRまたはALK遺伝子変異陽性患者はプラチナ製剤を含む化学療法に加えて
FDAが承認するこれらの遺伝子変異を対象とした治療薬で
疾患進行が認められた場合にキイトルーダ®の使用が可能

2016年10月24日:ニュージャージー州ケニルワース―Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は本日、抗PD-1抗体キイトルーダ®(ペムブロリズマブ)が、米国食品医薬品局(FDA)の承認する検査でPD-L1高発現(TPS≧50%)と判定されEGFRまたはALK遺伝子変異陰性の転移性非小細胞肺がん患者のファーストライン治療薬として、FDAの承認を取得したことを発表しました。今回の承認取得により、キイトルーダ®は当該患者に対するファーストライン治療に使用できる唯一の抗PD-1抗体となります。また、FDAの承認する検査でPD-L1発現陽性(TPS≧1%)と判定され、プラチナ製剤を含む化学療法の治療中または治療後に疾患進行が認められた転移性非小細胞肺がん患者に対するセカンドライン以降の治療に関するKEYNOTE-010試験のデータを添付文書に記載することについてもFDAの承認を取得しました。EGFRまたはALK遺伝子変異陽性患者は、プラチナ製剤を含む化学療法に加えてFDAが承認する遺伝子変異を対象とした治療で疾患進行が認められた場合にキイトルーダ®の使用が可能となります。キイトルーダ®は転移性非小細胞肺がんの適応では、疾患進行または許容できない毒性が認められるまで、または疾患進行の認められない患者では最大24カ月まで、3週間ごとに固定用量200mgの投与が承認されています。

キイトルーダ®では、肺臓炎、大腸炎、肝炎、内分泌疾患、腎炎といった免疫反応による有害事象が見られました。有害事象の重篤度により、キイトルーダ®の投与を一時中断または中止し、必要に応じて副腎皮質ステロイドを投与します。キイトルーダ®は重篤または致死的なインフュージョンリアクション(注入に伴う反応)を引き起こす場合があります。インフュージョンリアクションの兆候や症状を観察し、グレード3またはグレード4のリアクションが見られた場合は、注入を中止し、キイトルーダ®の使用を完全に中止してください。キイトルーダ®はその作用機序により、妊婦に投与すると胎児に害を及ぼす場合があります(日本においては妊娠している可能性のある婦人を含めて禁忌)。妊娠可能な女性患者には、胎児に害を及ぼす場合があることを知らせる必要があります。免疫介在性および注入関連の有害事象および妊娠中の投与について詳しくは、「重要な安全性情報」をご覧ください。

当社研究開発本部統括責任者のDr. Roger Perlmutterは「キイトルーダ®は、PD-L1高発現の非小細胞肺がん患者において、従来の化学療法より生存率を改善します。キイトルーダ®が転移性非小細胞肺がんのファーストライン治療薬として承認されたことは、これらの患者に対する治療を変革する可能性を秘めています。」と述べています。

イエールニューヘイブンのイエールがんセンターおよびスミロウがん病院の医学部教授で腫瘍内科部長のDr. Roy S. Herbstは、「今回の適応取得により、キイトルーダ®はPD-L1高発現の転移性非小細胞肺がん患者にとって化学療法に取って代わる第一選択肢となります。これらのデータは、非小細胞肺がんのPD-L1発現の検査を行いキイトルーダ®の高い効果が見込まれる患者を特定することの重要性を裏付けるものです。」と述べています。


ファーストライン承認の裏付けデータ
この承認は、扁平上皮(18%)および非扁平上皮(82%)の転移性非小細胞肺がん患者に対するキイトルーダ®の単独治療と標準治療(SOC)のプラチナ製剤を含む化学療法を比較した無作為化非盲検第3相臨床試験であるKEYNOTE-024試験のデータに基づいて行われました。この試験は、転移性疾患に対する全身化学療法を受けたことがなく、PD-L1を高発現(TPS≧50%)し、EGFRまたはALK遺伝子異常の見られない患者を対象として行われました。患者 305 名はキイトルーダ®群(3週間ごとに200mg)と、標準治療のプラチナ製剤化学療法(ペメトレキセド+カルボプラチン、ペメトレキセド+シスプラチン、ジェムシタビン+シスプラチン、ジェムシタビン+カルボプラチン、パクリタキセル+カルボプラチン)のうち治験責任医師が選択する化学療法群に無作為に割り付けられました。非扁平上皮がん患者に対しては、ペメトレキセド維持療法も許容されました。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)、副次評価項目は 全生存期間(OS)および奏効率(ORR)でした。

中間解析においてキイトルーダ®が主要評価項目のPFSおよび副次評価項目のOSにおいて化学療法より優れた効果を示したことから、治験は2016年6月上旬に中止され、化学療法を受けている患者もキイトルーダ®による治療を受けることが可能になりました。

この試験では、化学療法と比較してキイトルーダ®による治療で疾患進行または死亡リスクが50パーセント減少(HR, 0.50 [95% CI, 0.37, 0.68]; p<0.001)し、死亡リスクも40パーセント減少(HR, 0.60 [95% CI, 0.41, 0.89]; p=0.005)しました。

KEYNOTE-024試験の有効性データ

肺がん協会(Lung Cancer Alliance)のプレジデントでCEOのLaurie Fenton Ambroseは、「キイトルーダ®がファーストライン治療薬として承認されたことで、特に免疫療法の分野における肺がん治療の取り組みが推進さるでしょう。最初の診断で化学療法以外の選択肢が提供されることになります。より個別化され効果の高い治療を実現するためにバイオマーカー検査が必要であることがこの承認で強調されています。」と述べています。


セカンドライン治療に関する添付文書改訂の裏付けデータ
KEYNOTE-010試験は、PD-L1が1%以上の腫瘍細胞に発現している扁平上皮(21%)および非扁平上皮(70%)の転移性非小細胞肺がん患者を対象としておこなわれました。治療背景に関しては、プラチナ製剤を含む化学療法および必要に応じてEGFRまたはALK遺伝子異常に対する標的療法の後に疾患進行が認められた1,033名の患者を対象として、キイトルーダ®(2mg/kg [n=344]または10mg/kg [n=346]を3週間ごと)と標準治療の化学療法(ドセタキセル75mg/m2を3週間ごと[n=343])を比較した無作為化非盲検第2/3相試験です。また、キイトルーダ®2mg/kg群(n=139)、キイトルーダ®10mg/kg群(n=151)、および化学療法群(n=152)におけるPD-L1高発現(TPS≧50%)患者のサブセットについてもデータが報告されました。主要評価項目はOSおよびPFSで、副次評価項目はORRおよび奏効期間でした。

キイトルーダ®は、すべてのPD-L1発現レベルにおいてドセタキセルより優れた全生存期間を示しました。探索的解析では、PD-L1の発現レベルが高いほど全生存期間が延長する傾向が見られました。

KEYNOTE-010試験の有効性データ:PD-L1高発現患者サブグループ
KEYNOTE-010試験の有効性データ: PD-L1発現陽性の無作為化された全患者

KEYNOTE-010試験では、キイトルーダ®のいずれかの用量を投与した682名の患者のうち8パーセントが有害事象により治療を中止しました。キイトルーダ®の投与の完全中止に至った有害事象で最も多かったのは肺臓炎(1.8%)でした。キイトルーダ®の中断に至った有害事象は23%の患者に見られ、最も多かった(≥1%)のは、下痢(1%)、倦怠感(1.3%)、肺炎(1%)、肝酵素の上昇(1.2%)、食欲減退(1.3%)、肺臓炎(1%)でした。最も頻度の高い有害事象(キイトルーダ®群の10%以上で報告され、発生率がドセタキセル群と同等またはより高かったもの)は、食欲減退(キイトルーダ®25%、ドセタキセル23%)、呼吸困難(23%、20%)、悪心(20%、18%)、咳(19%、14%)、発疹(17%、8%)、便秘(15%、12%)、嘔吐(13%、10%)、関節痛(11%、9%)、腰痛(11%、8%)、掻痒(11%、3%)でした。その他キイトルーダ®を投与した患者に見られた臨床的に重要な有害事象は、倦怠感(25%)、下痢(14%)、無力症(11%)、および発熱(11%)でした。


転移性非小細胞肺がん患者に対するPD-L1コンパニオン診断薬
いくつかの腫瘍の細胞に発現する免疫関連のバイオマーカーであるPD-L1の検査薬として、アジレント・テクノロジーズ社傘下のDako North America, Inc.のPD-L1 IHC 22C3 PharmDx™キットが2015年にFDAの承認を取得しています。この診断薬はPD-L1発現レベルに関わらず(TPS≧1%)治療歴のある患者およびPD-L1高発現(TPS≧50%)の未治療患者のうち、キイトルーダ®による治療が適切な患者を特定することを目的としています。1%未満の腫瘍細胞にPD-L1が発現していた場合は、発現なしとみなします。


キイトルーダ®注射液100mg・用法・用量・安全性について
適応症・用法・用量・安全性情報など一部情報は米国のもので、日本の情報ではありません。詳しくは当社英文リリースをご参照ください。

http://www.mercknewsroom.com/news-release/prescription-medicine-news/fda-approves-mercks-keytruda-pembrolizumab-metastatic-nsclc-


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.のがん領域における取り組み
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.では、画期的な科学を革新的ながん治療薬に変換して世界中のがん患者さんを助けることに取り組んでいます。オンコロジー事業にとって、がんと闘う人々を助けることは私たちの情熱であり、がん治療薬へアクセスしやすくすることは私たちの責任です。私たちは、がん患者さんに新たな希望を届けるため、免疫腫瘍治療における研究を推進し、研究から臨床に至るまでのすべての段階を迅速に進めることに取り組んでいます。

また、がん領域における取り組みの一環として、医薬品業界で一二を争う急成長を遂げている開発プログラムにより、がん免疫療法の可能性を模索しています。現在、広範な研究プログラムを進めており、350を超える臨床試験において30種類以上のがん種に対するキイトルーダ®の検討を行っています。また、引き続き戦略的買収を通じて、がん免疫療法のポートフォリオを強化し、進行がんの治療を改善する可能性をもつ有望ながん免疫療法薬候補の開発を最優先に進めています。

当社のオンコロジー臨床試験について詳しくは、www.merck.com/clinicaltrialsをご覧ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.について
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、125年にわたりグローバルヘルスケアリーダーとして、すこやかな世界の実現を目指し努力してまいりました。Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、米国およびカナダ以外の地域ではMSDの名称で知られています。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。詳細については、www.merck.com や当社 TwitterFacebookYouTube をご参照ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の将来に関する記述
このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.による将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対するMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.に関するForm 10-Kの2015年度年次報告書およびSECのインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できる米国証券取引委員会(SEC)に対するこの他の書類で確認できます。


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