2016年

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2016年4月25日

報道関係各位

MSD株式会社

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.
ZEPATIERTM (elbasvir/grazoprevir)が第3相試験においてソホスブビルと
ペグインターフェロン/リバビリンの併用治療に対して
優れた有効性および安全性を示した


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、2016年4月14日(米国東部時間)、未治療またはペグインターフェロンとリバビリン(pegIFN/RBV)による治療歴のあるC型肝炎ウイルス(HCV)ジェノタイプ(GT)1、4型慢性感染を有する患者に対するZEPATIERTM(elbasvir/grazoprevir)50mg/100mgの有効性および安全性をソホスブビル 400mgとpegIFN/RBVの併用治療と比較評価した第3相非盲検直接比較試験C-EDGE Head-to-Headの結果を発表しました。

elbasvir/grazoprevir (MK-8742/ MK-5172)は、日本では2016年3月11日に、経口C型慢性肝炎治療薬「エルバスビル」および「グラゾプレビル水和物」として製造販売承認申請を行っております。

また、「エルバスビル」および「グラゾプレビル水和物」は2016年4月1日に厚生労働省より優先審査に指定されました。

※この資料は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が2016年4月14日(米国東部時間)に発表したニュースリリースの日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。

英語版(米国本社サイト)

以 上


MSDについて
MSDは125年にわたりグローバルヘルスケアリーダーとして、すこやかな世界の実現を目指し努力してまいりました。MSDはMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が各国(米国とカナダ以外)で事業を行う際に使用している名称です。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDの詳細については、www.msd.co.jp や当社 FacebookYouTube をご参照ください。


<お問い合わせ先>
MSD株式会社 広報部門         
〒102-8667 東京都千代田区九段北1-13-12 北の丸スクエア   
TEL:03-6272-1001  FAX :03-6238-9136

 

 

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.
ZEPATIERTM(elbasvir/grazoprevir)が第3相試験においてソホスブビルと
ペグインターフェロン/リバビリンの併用治療に対して
優れた有効性および安全性を示した


C型肝炎ウイルスジェノタイプ1、4型の慢性感染患者における直接比較試験
C-EDGE Head-to-Headの結果を2016年International Liver CongressTMで発表


2016年4月14日:米国ニュージャージー州ケニルワース―Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は本日、未治療またはペグインターフェロンとリバビリン(pegIFN/RBV)による治療歴のあるC型肝炎ウイルス(HCV)ジェノタイプ(GT)1、4型慢性感染を有する患者に対するZEPATIERTM(elbasvir/grazoprevir)50mg/100mgの有効性および安全性を、ソホスブビル 400mgとpegIFN/RBVの併用治療と比較評価した第3相非盲検直接比較試験C-EDGE Head-to-Headの結果を発表しました(アブストラクト#PS002)。この試験では、事前に設定した解析においてZEPATIERTMがソホスブビルとpegIFN/RBVの併用治療に対して優れた有効性および安全性を示しました。最大の解析対象集団(FAS、n=255)においては、有効性の評価項目である投与終了12週間後のウイルス学的著効(SVR12、ウイルス学的に治癒したことを示す)は、ZEPATIERTMを12週間投与した患者では99%(128/129)、ソホスブビルとpegIFN/RBVを12週間投与した患者では90%(114/126)でした。安全性の評価項目としては、忍容性、血液学的副作用、肝臓に関する検査所見の異常を中心とする事前設定された(Tier 1)安全性イベントの発生頻度が用いられました1。HCV GT1およびGT4の慢性感染を有する成人患者に対し、RBVとの併用、非併用で使用されるMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の1日1回経口投与配合剤のZEPATIERTMは、第3相試験までの結果などに基づき、2016年1月28日に米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けています。C-EDGE Head-to-Headの結果は本日、The International Liver CongressTM2016の公式記者会見の中で発表されました。

1表2をご覧ください。


治験責任医師でチェコ共和国、プラハにあるInstitute for Clinical and Experimental Healthの消化器・血液内科のJan Sperl医師は、「本試験において、ジェノタイプ1型、4型の感染患者に対するelbasvir/grazoprevirによる治療は、ソホスブビルとペグインターフェロン/リバビリンの併用療法より優れたSVRおよび事前に設定された安全性評価項目における改善を示しました。ソホスブビルとペグインターフェロン/リバビリンの併用療法は多くの地域で処方されており、このelbasvir/grazoprevirによる併用療法との比較試験は興味深く重要な洞察を提供しています。」と述べています。

C-EDGE Head-to-Headは、欧州連合、ノルウェー、トルコの複数施設で実施された非盲検ランダム化並行群間比較第3相試験で、ZEPATIERTM(elbasvir/grazoprevir)を12週間投与した場合と、ソホスブビルとpegIFN/RBVを12週間併用した場合の効果と安全性を比較したものです。被験者は未治療またはpegINF/RBVでの治療歴のある、肝硬変を伴うまたは伴わないHCV GT1、GT4慢性感染患者です。治験責任医師が12週間のpegIFN/RBV治療が適切と思われるな患者を登録し、評価においてはインターフェロンをベースとした治療に対する反応率が低くなる要因(進行性線維症/肝硬変、ベースライン時の高ウイルス量、黒人、IL28B非CCジェノタイプ、過去のpegIFN/RBV治療に無反応)が考慮されています。この試験ではGT1またはGT4感染患者255名をZEPATIERTM(elbasvir/grazoprevir)50mg/100mgを12週間投与する群(n=129)とソホスブビル 400mgとpegIFN/RBVを併用して12週間投与する群(n=126)に無作為に割り付けました。ベースライン時において17%の患者が代償性肝硬変を有し、67%でHCV RNA値が800,000 IU/mL超、99%が白人、78%がIL28B非CCジェノタイプ、約25%が過去のpegIFN/RBVによる治療失敗例でした(10%が無反応例、5%が部分反応例、10%が再燃例)。

有効性解析では、FAS(n=255)においてZEPATIERTMがソホスブビルとpegIFN/RBVの併用療法より高いSVR12を示し、優越性が認められました2。ZEPATIERTM(elbasvir/grazoprevir)の投与を受けた群のうち過去のpegIFN/RBVによる治療の効果のなかった患者や肝硬変を有する患者、ベースライン時のウイルス量の高い患者、IL28B非CCジェノタイプの患者でより高いSVRが認められました。全患者およびサブグループにおける有効性の結果を表1に示しています。ZEPATIERTM群では、治療終了後に患者1名(1%)が治験を中止しています。ZEPATIERTM群ではウイルス学的非奏効は認められませんでした。ソホスブビルおよびpegIFN/RBV群では、11名の患者(9%)にウイルス学的非奏効が認められ、1名の患者(1%)が治療開始1週間後に治験を中止しています。

2治験プロトコルに従い、ランダム化され、治験薬を少なくとも1回投与した全患者をFAS解析集団としました。治療群間におけるSVR12の差の両側95%CIの下限値が0より大きい場合に優越性が認められたと判断しました。

表1

主要安全性解析では、ZEPATIERTM群とソホスブビルおよびpegIFN/RBV併用療法群における特に関連している有害事象(Tier 1 AE)の発現率を比較しました。そのほかの有害事象(Tier 2 AE)についても検討しました。安全性解析の結果は表2に示すとおりです。pegIFNやRBV投与時によく見られるヘモグロビンの低下や好中球数の減少のような血液学的副作用などを含むTier 1 AEの発現率は、ソホスブビルおよびpegIFN/RBV治療群に比べZEPATIERTM治療群の方が低い結果となりました。

ZEPATIERTM(elbasvir/grazoprevir)治療群では、10%以上の頻度で報告された有害事象は頭痛のみでした。ソホスブビルおよびpegIFN/RBV治療群で10%以上の患者から報告された有害事象は、発熱、頭痛、倦怠感、無力症、インフルエンザ様疾患、悪寒、筋痛、食欲低下、貧血、悪心、咳でした。ZEPATIERTM群では、Grade 3および4のアラニンアミノ基転移酵素(ALT)、アスパラギン酸アミノ基転移酵素(AST)、ヘモグロビンの異常は認められませんでした。ソホスブビルおよびpegIFN/RBV群では、1名の患者にGrade 3のALT異常、5名の患者にGrade 3または4のヘモグロビン減少が認められました。


表2

デンマーク、コペンハーゲンのClinic for Infectious Diseases and RheumatologyのJan Gerstoft医師は、「ペグインターフェロンとリバビリンを使う治療には、重篤な副作用が伴います。この試験は、HCVジェノタイプ1型および4型の慢性感染患者に対する治療として、ペグインターフェロンとリバビリンをソホスブビルと併用する治療と比べて、elbasvir/grazoprevirが臨床的に期待できるものであることを示しています」と述べています。


ZEPATIERTM(elbasvir/grazoprevir)の安全性情報

ZEPATIERTMは中等度から重度の肝障害(Child-Pugh分類BまたはC)のある患者には投与できません。また有機アニオン輸送ポリペプチド1B1/3(OATP1B1/3)阻害剤(atazanavir、darunavir、lopinavir、saquinavir、tipranavir、cyclosporineなど)、強力なシトクロームP450 3A(CYP3A)誘導剤(carbamazepine、phenytoin、rifampin、セントジョーンズワートなど)、efavirenzとの併用はできません。ZEPATIERTMをRBVと併用する場合、RBVの禁忌、警告、注意事項、有害事象、投与に関わる注意が必要な場合があるため、医療従事者はRBVの添付文書の関わる項目を参照してください。

基準値上限(ULN)の5倍を超えるアラニンアミノ基転移酵素(ALT)値の上昇が、治療開始から通常8週目以降に1%の被験者に認められました。この遅い段階でのALT値の上昇は概して無症状で、ほとんどは治療継続中または終了後に回復しました。医療従事者は、治療前、8週目および臨床上必要に応じて肝機能検査を実施する必要があります。16週間の治療を受ける患者については、12週目にも肝機能検査を実施する必要があります。

患者は、倦怠感、脱力感、食欲不振、悪心、嘔吐、黄疸、排泄物の変色が見られた場合には、速やかに医療従事者に相談してください。医療従事者は、ALT値が継続してULNの10倍を超える値を示す場合は、ZEPATIERTMの投与中止を検討してください。ALT値の上昇とともに、肝臓の炎症を示す兆候や症状、抱合型ビリルビンやアルカリフォスファターゼ、プロトロンビン時間国際標準化比の上昇が認められる場合は、ZEPATIERTMの投与を中止してください。

ZEPATIERTMを他の医薬品と併用することで、ZEPATIERTMや併用剤の曝露量の増大により臨床的に重大な有害事象につながる場合があります。ZEPATIERTMは、強力なCYP3A阻害剤(ケトコナゾールまたはコビシスタットを含むelvitegravir/cobicistat/emtricitabine/tenofovirのレジメン[ジソプロキシルフマル酸塩またはアラフェナミド])との併用は推奨されません。医療従事者はZEPATIERTMをアトルバスタチンおよびロスバスタチンと併用する際、アトルバスタチンは20mg/日、ロスバスタチンは10mg/日を超えないようにしてください。また、ZEPATIERTMをフルバスタチン、lovastatinまたはシンバスタチンと併用する際は、スタチンの用量を必要最低限にとどめ、スタチン関連の有害事象を注意深く観察してください。ZEPATIERTMをタクロリムスと同時投与する場合は、タクロリムスの全血中濃度、腎機能の変化、タクロリムス関連の有害事象を高い頻度でモニターすることが推奨されます。

ZEPATIERTMを他の医薬品と併用することで、elbasvirおよびgrazoprevirの血漿中濃度が著しく低下する場合があり、ZEPATIERTMの治療効果の低下や耐性の発現につながる場合があります。ZEPATIERTMを中等度のCYP3A誘導剤(nafcillin、ボセンタン、エトラビリン、モダフィニル)と併用することは推奨されません。

ZEPATIERTMを12週間投与した被験者において最も高い頻度(プラセボ群比較試験で5%以上高い頻度)で報告されたあらゆる程度の有害事象は、倦怠感、頭痛、悪心でした。ZEPATIERTMとRBVを16週間併用した被験者において最も高い頻度(5%以上)で報告された中等度から重度の有害事象は、貧血と頭痛でした。


ZEPATIERTM(elbasvir/grazoprevir)50mg/100mgについて

ZEPATIERTMはC型肝炎ウイルス(HCV)NS5A阻害剤のelbasvirとHCV NS3/4Aプロテアーゼ阻害剤のgrazoprevirを組み合わせた固定用量配合剤で、HCVジェノタイプ(GT)1または4型の慢性感染を有する成人患者に対し、リバビリン(RBV)と併用または非併用で使用されます。HCV GT1またはGT4慢性感染を有し、肝硬変、HIV-1重感染、または腎障害を伴うまたは伴わない患者に対する1日1回投与のZEPATIERTMの投与レジメンおよび期間は以下のとおりです。

  • ZEPATIERTMの12週間投与を推奨する患者:未治療または過去にペグインターフェロンアルファおよびRBVによる治療(PegIFN/RBV治療)に失敗し、ベースライン時にNS5A耐性関連多型(アミノ酸配列28、30、31、93位)を有していないGT1a感染患者、未治療またはPegIFN/RBV治療歴のあるGT1b感染患者、未治療のGT4感染患者。

  • ZEPATIERTMおよびRBVの12週間併用療法を推奨する患者:過去にPegIFN/RBV + HCV NS3/4Aプロテアーゼ阻害剤(PI)(boceprevir、simeprevir、telaprevir)による治療に失敗したGT1aまたはGT1b感染患者。PegIFN/RBV/PIによる治療歴のあるGT1a感染患者でベースライン時に1つ以上のNS5A耐性関連多型を有している患者については、最適なZEPATIERTM治療のレジメンおよび治療期間は確立されていません。

  • ZEPATIERTM(elbasvir/grazoprevir)およびRBVの16週間併用療法を推奨する患者:未治療またはPegIFN/RBVによる治療歴があり、ベースライン時にNS5A耐性関連多型を有しているGT1a感染患者、PegIFN/RBVによる治療歴のあるGT4感染患者。

  • HCV GT1aの慢性感染を有する患者に対しては、ZEPATIERTMによる治療開始前にNS5A耐性関連多型の有無を調べる検査を実施し、最適な投与レジメンおよび期間を決定することが推奨されます。


    Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.のHCV領域における取り組み
    Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は30年近くにわたり最前線でHCVのまん延と闘ってきました。当社の従業員は、その専門知識、資源、グローバルネットワークを活用し、世界中のHCV患者さんを助けるために革新的なヘルスケア・ソリューションを提供するために尽力しています。

    Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.について
    Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、125年にわたりグローバルヘルスケアリーダーとして、すこやかな世界の実現を目指し努力してまいりました。Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、米国およびカナダ以外の地域ではMSDの名称で知られています。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。詳細については、www.merck.com や当社 TwitterFacebookYouTube をご参照ください。


    Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の将来に関する記述
    このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

    リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.による将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対するMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

    Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.に関するForm 10-Kの2014年度年次報告書およびSECのインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できる米国証券取引委員会(SEC)に対するこの他の書類で確認できます。

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