2015年

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2015年12月11日

報道関係各位

MSD株式会社

2015年ノーベル生理学・医学賞受賞の
元研究員ウィリアムC.キャンベル博士と
北里大学大村智博士を祝福


MSD株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:トニー・アルバレズ、以下「MSD」)は、MSD元研究員ウィリアムC.キャンベル博士および北里大学の大村智博士が、2015年ノーベル生理学・医学賞を受賞されたことに、心からお祝い申し上げます。キャンベル博士と大村智博士は、アフリカ、中南米、イエメンでみられる熱帯病である河川盲目症(オンコセルカ症)に対する治療薬メクチザン®(イベルメクチン)の開発につながった発見が評価され、このたびの受賞となりました。

MSD代表取締役社長トニー・アルバレズは、「河川盲目症に苦しむ多くの人々の生活を変えたキャンベル博士たちの素晴らしい取り組みと貢献に心から感謝しています。メクチザン®の開発と当社の長期的なメクチザン®無償提供プログラムは、健やかな世界の実現を目指す当社の使命を具現化したものです」と述べています。

MSDは1987年、河川盲目症撲滅に向け、メクチザン®を数量と期間に制限をつけず、「必要な人がいる限り、必要なだけ」無償提供することを決断しました。1998年には河川盲目症とともにリンパ系フィラリア症(象皮症)がアフリカの国々およびイエメンにもメクチザン®の無償提供の対象を拡大しました。いずれの疾患も世界で撲滅を目指す顧みられない熱帯病として世界保健機関(WHO)の指定を受けています。アフリカの数カ国では両疾患の撲滅に向け大きな進展が見られており、コロンビア、エクアドル、メキシコの中南米3カ国は、河川盲目症撲滅の認定をWHOから受けています。


<お問い合わせ先>
MSD株式会社 広報部門         
〒102-8667 東京都千代田区九段北1-13-12 北の丸スクエア   
TEL:03-6272-1001  FAX :03-6238-9136


メクチザン®とメクチザン®無償提供プログラムの歴史
1970年代、キャンベル博士はMSD研究所の寄生虫研究者として、動物用の新しい寄生虫駆除薬の開発チームを率いていました。キャンベル博士のチームは日本の北里研究所の大村博士のチームから送られてきた土壌サンプルNo. OS3153から探していた物質をついに発見しました。アベルメクチンの発見は、寄生虫症の治療における大きな転換点となりました。

キャンベル博士のチームはMSDでさらに研究を進めイベルメクチンを開発、1970年代半ばから後半にかけて、メクチザン®がヒトのオンコセルカ症に有効であることを突き止めました。河川盲目症はアフリカおよび中南米の一部でみられ、ブヨに刺されることで感染し、強いかゆみ、外観を損なう皮膚炎、眼病変などを引き起こし、やがて失明に至ります。同じくMSD研究員だった故モハメド・アジズ博士は、キャンベル博士の画期的な研究を受け継ぎ、メクチザン®の臨床開発を統括、MSDとWHOが資金を提供したアフリカでの臨床試験で河川盲目症の治療にメクチザン®が有効であることを確認しました。

MSDは、河川盲目症撲滅という目標を達成するためには、さまざまなスキルを持った多くの組織が一つのチームとして連携する必要があることを認識していたため、メクチザン®無償提供プログラムを構築しました。アトランタを拠点とするグローバルヘルスのタスクフォース(Task Force for Global Health)で運営されるこのプログラムにおいて、MSDはWHO、世界銀行、その他さまざまな官民ステークホルダーの活動との調整を行っています。

メクチザン®無償提供プログラムは官民のパートナーシップに基づく特定疾患向けの薬剤無償提供プログラムとして最長のもので、毎年、感染地域の2億5,000万人以上の人に届けられ、1987年以来累計で20億処方分以上が無償提供されました。


MSDについて
MSDは、すこやかな世界の実現を目指して努力を続けるグローバルヘルスケアリーダーです。MSDはMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が各国(米国とカナダ以外)で事業を行う際に使用している名称です。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDの詳細については、www.msd.co.jp をご参照ください。


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