2010年

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2010年10月1日

報道関係各位

MSD株式会社

抗うつ薬「レメロン®錠15mg」が長期処方可能に

MSD株式会社(本社 : 東京都千代田区、社長 : トニー・アルバレズ)が販売中の抗うつ薬「レメロン® 錠15mg」(一般名 : ミルタザピン錠)は、本日10月1日から長期処方が可能となりました。

レメロン®錠は、既存の抗うつ薬とは全く異なる作用機序を有する「NaSSA*」と称される新規カテゴリーに属する抗うつ薬です。海外では、1994年にオランダで発売されて以来、現在まで80カ国以上で臨床使用され、有効性および安全性が確立された抗うつ薬です。
*NaSSA : Noradrenergic and Specific Serotonergic Antidepressant/ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬

日本における臨床開発試験では、プラセボ対照比較試験において、投与1週目から有意な改善効果が示され、試験期間を通じてプラセボに対して優越性が検証された薬剤です。さらに、長期投与試験においては、52週まで抗うつ効果が維持されることも示されました。

うつ病治療は、急性期治療だけでなく、再発防止を含めた長期的な視野での治療が重要であることから、うつ病における薬物治療の新しい選択肢として発売後1年を迎え、14日間の投薬期間制限が解除されたレメロン®錠がうつ病治療により貢献できるものと期待しています。

以 上

MSDについて
MSDは、すこやかな世界の実現を目指して努力を続ける、グローバルなヘルスケア企業です。医療用医薬品、ワクチン、生物学的療法および一般向けならびにアニマルヘルスケア製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。さらに、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて医薬品を必要とする人々への製品寄付や供給を行い、医薬品へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDの詳細については、www.msd.co.jp をご参照ください。


<お問い合わせ先>
MSD株式会社 広報部門(担当 : 田村)
〒102-8667 東京都千代田区九段北1-13-12 北の丸スクエア
TEL : 03-6272-1001 FAX  : 03-6238-9136


参考資料

「レメロン®錠(ミルタザピン)」の作用機序(NaSSA:ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)について

「レメロン®錠(ミルタザピン)」は中枢神経のシナプス前α2-自己受容体およびヘテロ受容体に対して阻害作用を示し、中枢神経のノルアドレナリン(NA)およびセロトニン(5-HT)の神経伝達を増強し抗うつ効果を発揮します。一方、後シナプス受容体に対しては、5-HT2及び5-HT3受容体を阻害するため、遊離促進されたセロトニンは、5HT1受容体を特異的に活性化させます。

  1. NA神経シナプス前α2-自己受容体を遮断することによりNA遊離を促進
  2. NA細胞体に存在するα2-自己受容体を遮断することによりNA神経を活性化
  3. NA遊離の促進による5-HT神経細胞体α1-受容体を介した5-HT神経活動の活性化
  4. 5-HT神経シナプス前α2-ヘテロ受容体を遮断することにより5-HT遊離を促進
  5. 後シナプス5-HT2、3受容体の拮抗作用


< レメロン®錠製品概要 >

販売名 レメロン®錠15mg
剤形 錠剤
有効成分 ミルタザピン15mg
効能・効果 うつ病・うつ状態
用法・用量 通常、成人にはミルタザピンとして1日15 mgを初期用量とし、15~30 mgを1日1回就寝前に経口投与する。なお、年齢、症状に応じ1日45 mgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は1週間以上の間隔をあけて1日用量として15mgずつ行うこと。
承認年月日 2009年7月7日
薬価基準収載日 2009年9月4日
発売日 2009年9月7日
薬価 169.30円
包装 100錠(PTP10錠×10)
500錠(PTP 10錠×50)
1,000錠(PTP 10錠×100)
500錠(バラ)
名称の由来 レメロンはその創製された国であるオランダ、ジーランド州の君主の紋章が入った旗に記載されていた古いラテン語の格言「Luctor et Emergo:苦労するが、やがて苦境から抜け出す」に由来しています。本剤がつらいうつ症状を改善し、やがて寛解に導いていくという意味合いを込めています。
(現在ベルギーのみRemergon®という製品名を使用。他国ではRemeron®)