横浜市と「外国人への多言語での医療情報提供」で協力 10言語の医学事典「MSDマニュアル」を用いた多言語リーフレットを横浜市内で配布
March 29, 2019 00:01 Asia/Tokyo
報道関係各位
MSD株式会社
MSD株式会社(本社:東京都千代田区、社長:ヤニー・ウェストハイゼン、以下 「MSD」)は、「医療に関する総合的な市民啓発に関する連携協定」を締結している横浜市と、医学情報を10言語注1でまとめたデジタル医学事典「MSDマニュアル」を用いて、外国人への多言語での医療情報提供を進めることに合意しました。
日本に訪れる外国人の数は2018年には3,119万人注2となり、過去最高を記録しました。また、今年4月には、外国人労働者の受け入れを拡大する改正出入国管理法が施行されることから、今まで以上に多くの外国人が日本に訪れることが予想されます。横浜市においても現在約98,000人の外国人注3が居住していることに加え、今年は8月に第7回アフリカ開発会議、9~10月にはラグビーワールドカップ2019™が開催されるため、滞在する外国人のさらなる増加が見込まれます。
しかし、言語の専門性が求められる「医療」分野においては、厚生労働省が「訪日外国人旅行者等に対する医療の提供に関する検討会」を設置し、医療通訳、外国人向け医療コーディネーターの整備を課題として挙げるなど、対策が求められています。
そうした現状を踏まえ、横浜市とMSDは、外国人向けに多言語での医療情報の提供で連携することに合意し、第一弾として、「MSDマニュアル」の利用法や横浜市からの様々な医療情報・サービスをまとめた多言語リーフレットを制作することとなりました。MSDマニュアルが10言語で展開しているという特徴を生かし、外国人の方が日本にいても母国語で安心して、適切な医療情報を入手できるような内容を目指しております。6月初旬頃から横浜市内各所で配布する予定です。
MSDでは今後、他の自治体においても本リーフレットを活用いただけるよう取り組みを広げ、日本に居住・滞在する外国人の方々が適切な医療情報を入手し、必要なときに安心して医療を受けられる環境整備のために貢献してまいります。
注1 英語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・イタリア語・日本語・韓国語・ポルトガル語・ロシア語・中国語
注2 日本政府観光局発表 2018年訪日外客数
注3 横浜市区別外国人人口(2019年2月末時点)
以上
医療に関する総合的な市民啓発に関する連携協定について
横浜市では、「よこはま保健医療プラン2018」に基づき、市民が将来にわたり安心して健やかに暮らしつづけられるよう、医療・保健の仕組みづくりを進めています。
この取り組みの一環として、「医療の視点」をコンセプトに掲げ、市民に医療を他人ごとではなく、「自分ごと」として捉えていただくことに重点を置いた、新たな手法による医療広報を実施しています。
この取り組みは、横浜市の趣旨に賛同する民間企業とも連携しており、MSDは2018年10月に「医療に関する総合的な市民啓発に関する連携協定」を締結し、協力を行っています。

「医療の視点」特設サイトをご覧になるには、「医療の視点」と検索ください。
MSDについて
MSDは1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、人生を健やかにするために、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの発見、開発、提供に挑みつづけてきました。MSDはMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が各国(米国とカナダ以外)で事業を行う際に使用している名称です。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト( www.msd.co.jp)や
Facebook 、
Twitter 、
YouTube をご参照ください。
「MSDマニュアル」について
「MSDマニュアル」は1899年の初版発行以来120年にわたり、信頼のおける医学事典として世界中の医師や医療の専門家の日々の診療で活用されてきました。米国およびカナダでは「Merck Manual」として、また、日本をはじめとするその他の国と地域では「MSDマニュアル」として提供されています。この専門家向けの医学事典(「MSDマニュアルプロフェッショナル版」)をご家庭でも利用いただけるよう、画像やイラスト、動画などを用いて、わかりやすい言葉で書き下ろしたものが、「MSDマニュアル家庭版」です。現在、10言語(英語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・イタリア語・日本語・韓国語・ポルトガル語・ロシア語・中国語)に翻訳され、ウェブサイトやモバイルアプリで無料で公開しています。日本語訳は国内の多数の医学専門家の協力のもと、高精度な翻訳の実現に努めています。なお、本マニュアルの編集は、MSDの医薬品開発や製品プロモーションから完全に独立した社会貢献事業として行われ、定評ある社外専門家による執筆と査読を経ることで、正確で偏りのない内容を実現しています。
[編集長] Robert S. Porter
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A. Clinical Assistant Professor, Department of Emergency Medicine, Jefferson
Medical College
[日本語版総監修] 福島 雅典
公益財団法人神戸医療産業都市推進機構 医療イノベーション推進センター センター長
京都大学名誉教授

<PC/タブレット/スマートフォンと様々な機器に対応>

<アプリ画面イメージ>
URL: https://www.msdmanuals.com/ja-jp/

※モバイルアプリのダウンロードおよび初回起動時は、データ量が大きくなるため、Wi-Fi環境での接続を推奨しています。
「MSDマニュアル家庭版」公式Facebook
MSDマニュアル家庭版の中から、日々の暮らしに役立つ医学知識を定期的に配信しています。
URL: https://www.facebook.com/MSDマニュアル-家庭版-1636360353340642/