MSDでは、主に生産工場、本社オフィス、営業活動現場における3つのエリアに分けて、環境保全に取り組んでいます。また、グローバルで取り組む「環境チャンピオン」プログラムにも参加しています。
環境への取り組み 基本理念・方針
1.使命
MSDは、Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.の一員として、環境の保護・保全に十分な配慮をします。私たちは米国本社グローバルの価値観に従い、環境に対し責任を持って業務のあらゆる側面を実行します。これは私たちの事業の基本となるものであり、社員一人ひとりの責務と考えています。
2.私たちの価値観
- 遵守
環境関連法令およびMerck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.の環境方針・ガイドラインの規定事項・精神に従い、環境に十分配慮して業務を遂行することを誓約します。
- リーダーシップ
環境対策のリーダーとなるべく切磋琢磨します。外部基準を採用した社内評価を行い、最良の実施手順を採用します。また、継続的な環境改善に取り組めるメカニズムを確立し、必要に応じて研究への参画、目標への進捗状況を評価します。
- 実施管理
業務を遂行する上で、全社・部署ごとに実際の業務に関連する環境目標、施策、手順を設定し、継続的な環境改善に努めます。設定した目標に対する進捗管理を適切に実施し、定期的に部門及び経営陣に報告を行います。
- グローバル・スタンダード
会社の目標、施策、手順及び諸規定は、それぞれ環境への配慮に関して全世界的に同水準の基準を定めるものであり、これを遵守します。
- 環境への影響
環境保全の最良の方法として、予防が重要であると考えます。環境への影響を未然に防ぐことができない場合は、“Global Sustainable Development”に従って、業務が環境に及ぼす影響を把握・評価し、また天然資源を保護するために最も有効な業務手法を採用することにより、環境への影響を最小限に留めるよう努力します。
- 製品への配慮
新製品を開発するに当たり、潜在的な環境への影響を評価し、環境に配慮した取り扱いや廃棄に必要な情報を顧客に提供します。
- コミュニケーション
業務の環境への影響についての懸念に耳を傾け、これに対応することで、社員及び一般の方々との透明性ある対話を促進します。
- 教育と研修
環境に配慮した業務を遂行できるよう、社員には環境についての適切な教育と研修を実施します。環境担当社員の知識と技能を向上させ、環境に関する業務を遂行する上での専門能力を伸ばし、業務の効率化を促進します。
3.組織および体制
各事業所では環境安全衛生委員会を開催し、年間目標の設定、進捗の確認、改善活動の立案および実施、プログラムの見直しを行っています。また、米国本社の安全環境部門の出先機関として本社に安全環境室が設置され、米国本社と連携をとりつつ全社の環境活動を調整し深めています。
妻沼(めぬま)工場での環境保全活動
省エネ活動と二酸炭素排出量低減への取組み
生産工場である妻沼工場では、高効率ターボ冷凍機およびNAS電池の導入をはじめ様々な省エネ活動に取組んでいます。2008年には、すでに妻沼工場での二酸化炭素排出量は京都議定書の日本国目標(1990年比6%減)レベルを達成し、使用燃料を環境にやさしい天然ガスへ転換しました。こうした省エネ・環境活動が評価され、さいたま環境賞・彩の国エコアップ大賞(2007年)、エネルギー管理優良工場等表彰・関東経済産業局長賞(2008年)を受賞しました。
エネルギー管理優良工場等表彰・関東経済産業
局長賞を受賞(2008年)

産業廃棄物の最終処分量ゼロを達成
資源循環型社会の形成を目指し、妻沼工場では廃棄物の減量化・再資源化に取組み、廃棄物最終処分量ゼロを2008年度、2009年度に達成しました。(廃棄物最終処分量のうち、焼却灰がリサイクルされたことが確認されたことにより、廃棄物最終処分量がゼロとなりました。)
環境マネジメントシステム
MSDでは、環境関連法令に準じた活動を行い、1999年7月、日本製薬工業協会加盟の外資系製薬会社としては初めて生産工場である妻沼工場が ISO14001の認証を取得しました。現在、米国本社の統合的な環境マネジメントシステムに移行中です。
埼玉県地球温暖化対策計画書
埼玉県地球温暖化対策推進条例に基づき地球温暖化対策計画書を以下の通り公表します。
本社オフィスにおける環境保全活動:省エネへの取組み
本社オフィスでは、2007年度を基準に床面積あたりのエネルギー消費効率を年平均で1%以上改善するという目標に取組み、2008年度は5%削減、2009年度は、12%削減を達成しました。

営業活動における環境保全活動
低公害車の導入
医療機関を多数訪問する営業部門では、営業車での移動距離も長くなるため、全ての営業車は低排出ガス車や燃料基準達成車を採用しています。また、2006 年から電気モーターとガソリンエンジンを併用したハイブリッドカーの導入を開始しており、営業活動においても二酸化炭素排出削減に取り組んでいます。
「環境チャンピオン」プログラム
「環境チャンピオン」プログラムは、1994年から米国本社、Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.が主体となり、環境保全に貢献する活動を支援することを目的にグローバルプログラムとして実施しているものです。「環境と地球資源の保全に貢献するもの」「社員と地域社会に、環境問題に関する責任意識を育成するもの」などの要件を満たす活動に対し補助金が支給され、社員自ら地域社会と交流しながら環境保全活動に取り組んでいます。
MSDでは、妻沼工場にて2006年から近隣の小学校や高等学校の環境教育プログラムの支援に取り組んでいます。
妻沼工場
「環境教育プログラム」
2006年より、コミュニティとのかかわりの一環として、妻沼工場の近隣の小学校や高等学校での環境保全活動の支援に取り組んでいます。
妻沼工場「環境教育プログラム」