2019年

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2019年6月10日

報道関係各位

MSD株式会社

 

この参考資料は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が2019年6月1日(米国東部時間)に発表したニュースリリース Results Evaluating Merck’s KEYTRUDA® (pembrolizumab) for First-Line Treatment of Patients with Advanced Gastric or Gastroesophageal Junction (GEJ) Adenocarcinoma to be Presented at 2019 ASCO Annual Meeting の日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症と安全性重要情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。

KEYTRUDA®は、日本ではキイトルーダ®として、悪性黒色腫、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫、がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌、がん化学療法後に増悪した進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)の効能・効果で承認を取得しております。


参考資料

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.、
進行胃腺がんまたは食道胃接合部腺がん患者の初回治療における
KEYTRUDA®(ペムブロリズマブ)の評価結果を2019年ASCO年次総会で発表

当該患者集団の初回治療における抗PD-1抗体の単独療法および化学療法との併用療法を評価した初の無作為化第3相試験(KEYNOTE-062)



2019年6月1日 ニュージャージー州ケニルワース―Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は本日、進行胃腺がんまたは食道胃接合部腺がんの初回治療として抗PD-1抗体KEYTRUDA®の単独療法および化学療法(シスプラチン+5-フルオロウラシルまたはカペシタビン)との併用療法を評価するピボタル第3相試験KEYNOTE-062の最終結果を発表しました。当該患者集団における初回治療として抗PD-1抗体を評価した初の第3相試験データとなる今回の結果は、米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会の公式記者会見で取り上げられたほか、6月2日(日)の口演セッションでも発表されました(アブストラクト#LBA4007)。PD-L1陽性(Combined Positive Score[CPS]≧1)のintention-to-treat(ITT)集団全体における全生存期間(OS)と無増悪生存期間(PFS)に加え、事前に規定されたPD-L1高発現(CPS≧10)患者のサブグループのデータも含まれています。

スペイン・バルセロナのVall d’Hebron University Hospital and Institute of Oncology腫瘍内科の責任者であるJosep Tabernero博士は、「胃がんは深刻な疾患で、従来、治療の難しい種類のがんとされています。昨年は世界で80万人近くの患者が亡くなり、2019年には米国で約11,000人が亡くなると推測されています。この試験でペムブロリズマブ(KEYTRUDA®)の単独療法は初回治療として良好でしたが、ペムブロリズマブ(KEYTRUDA®)と化学療法の併用療法では統計学的に有意な全生存期間の改善は認められず、さらなる研究が必要です」と述べています。

KEYNOTE-062試験では、PD-L1陽性でヒト上皮成長因子受容体2(HER2)陰性の進行胃腺がんまたは食道胃接合部腺がん患者763名を、KEYTRUDA®単独療法群(256例)、KEYTRUDA®と化学療法との併用療法群(257例)、化学療法のみの群(250例)に無作為に割り付けました。この試験で、ITT集団におけるPD-L1陽性(CPS≧1)患者のOSは化学療法のみの群に対してKEYTRUDA®単独療法群の非劣性が認められました(HR=0.91 [99.2% CI, 0.69-1.18]; 非劣性マージン=1.2)。OSの中央値はKEYTRUDA®単独療法群で10.6カ月(95% CI, 7.7-13.8)、化学療法のみの群では11.1カ月(95% CI, 9.2-12.8)でした。推定2年生存率はKEYTRUDA®単独療法群が27%、化学療法のみの群が19%でした。事前に規定されたPD-L1高発現(CPS≧10)患者のサブグループでは、KEYTRUDA®単独療法群は化学療法のみの群と比較してOSの改善が認められましたが(HR=0.69 [95% CI, 0.49-0.97])、統計解析計画に従い、正式な評価は実施されませんでした。このサブグループにおいて、OSの中央値はKEYTRUDA®単独療法群で17.4カ月(95% CI, 9.1-23.1)、化学療法のみの群では10.8カ月(95% CI, 8.5-13.8)でした。推定2年生存率はKEYTRUDA®単独療法群が39%、化学療法のみの群が22%でした。

当社研究開発本部 オンコロジークリニカルリサーチ バイスプレジデントであるJonathan Cheng博士は、「進行胃がんの患者さんには大きなアンメットメディカルニーズが存在しています。死亡率も高く、併用化学療法を除いては初回治療における治療の進展はほとんどありませんでした。この重要な研究領域では、KEYNOTE-062試験以外にも、初回治療の試験や術前・術後補助療法における試験を進めています」と述べています。

KEYNOTE-062試験の併用療法群では、KEYTRUDA®+化学療法はCPS≧1でのOS(HR=0.85 [95% CI, 0.70-1.03]; p=0.046)、CPS≧10でのOS(HR=0.85 [95% CI, 0.62-1.17]; p=0.158)、CPS≧1での無増悪生存期間(PFS)(HR=0.84 [95% CI, 0.70-1.02]; p=0.039)のいずれにおいても、化学療法のみの群と比較して統計学的な優位性は認められませんでした。KEYTRUDA®+化学療法群と化学療法のみの群で比較した場合、OS中央値はそれぞれ12.5 カ月(95% CI, 10.8-13.9) と11.1カ月(95% CI, 9.2-12.8)で、同じく推定2年生存率はそれぞれ24%と19%でした。CPS≧10の患者では、KEYTRUDA®+化学療法群と化学療法のみの群で比較した場合、OS中央値はそれぞれ12.3カ月(95% CI, 9.5-14.8)と10.8カ月(95% CI, 8.5-13.8)で、同じく推定2年生存率はそれぞれ28%と22%でした。

免疫関連の有害事象およびinfusion reactionsは、KEYTRUDA®単独療法群では21.3%、KEYTRUDA®+化学療法群が24.0%、化学療法のみの群が7.8%に認められました。KEYTRUDA®単独療法群および化学療法のみの群でそれぞれ3例、KEYTRUDA®+化学療法群で5例の治療関連の死亡がありました。この試験における治療関連の有害事象(TRAEs)の発生率は、単独療法と化学療法のみの群とを比較して、全グレードでそれぞれ54%、92%、グレード3〜4でそれぞれ16%、68%と、単独療法群で低くなりました。KEYTRUDA®単独療法群で5%以上の高い頻度で認められたTRAEsは、倦怠感(9.8%)、食欲低下(7.5%)、下痢(6.3%)、貧血(5.1%)でした。この試験におけるTRAEsの発生率は、KEYTRUDA®+化学療法群と化学療法のみの群とを比較して、全グレードでそれぞれ94%、92%、グレード3〜4でそれぞれ71%、68%と、両群で類似していました。KEYTRUDA®+化学療法群で20%以上の高い頻度で認められたTRAEsは、吐気(58%)、貧血(36%)、倦怠感(36%)、好中球減少症(35.2%)、食欲低下(30%)、嘔吐(26.4%) 、下痢(25.2%)、手掌足底発赤知覚不全症候群(23.6%)、好中球数減少(22.4%)でした。


KEYNOTE-062(アブストラクト#LBA4007)の試験デザイン
KEYNOTE-062試験は、PD-L1陽性、HER2陰性の進行胃腺がんまたは食道胃接合部腺がん患者の初回治療としてKEYTRUDA®の単独療法および化学療法との併用療法を評価する部分盲検化無作為化実薬対照バイオマーカー選択第3相試験(ClinicalTrials.gov:NCT02494583)です。主要評価項目は、KEYTRUDA®単独療法群およびKEYTRUDA®+化学療法群のPD-L1陽性(CPS≧1およびCPS≧10)患者におけるOS、およびKEYTRUDA®+化学療法群のPD-L1陽性(CPS≧1)患者におけるPFSでした。主な副次評価項目は、PD-L1陽性(CPS≧1)患者における奏効率(ORR)および奏効期間(DOR)でした。

本試験では、763例を次の3つの投与群のいずれかに無作為に割り付けました。 KEYTRUDA®単独療法群(固定用量200 mgを3週間ごとに1回、256例) 、KEYTRUDA®(固定用量200 mgを3週間ごとに1回)とシスプラチン(80 mg/m2を3週間ごとに1回)に加え、5-フルオロウラシル(800 mg/m2を3週間ごとの1~5日目に1日1回)またはカペシタビン(1,000 mg/m2を3週間ごとの1~14日目に1日2回)の併用療法群(257例) 、プラセボ(3週間に1回)とシスプラチン(80 mg/m2を3週間ごとに1回)に加え、5-フルオロウラシル(800 mg/m2を3週間ごとの1~5日目に1日1回)またはカペシタビン(1,000 mg/m2を3週間ごとの1~14日目に1日2回)の併用療法群(250例)。治療は疾患進行または許容できない毒性が認められるまで継続しました。


胃がんについて
胃がんは胃に発生し、複数年にわたりゆっくり進行するがんです。胃がんのほとんどは腺がんで、胃の最も内側の層(粘膜)の細胞から発生します。胃がんの危険因子としては、性別、年齢、人種、地域、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染などが挙げられます。世界的にみると胃がんは5番目に多いがんで、2018年には約1,033,700人が新たに胃がんと診断され、約782,700人が死亡したと推定されています。米国だけでも2019年に27,500人が胃がんと診断され、11,100人が胃がんにより死亡すると推定されています。


KEYTRUDA®について
KEYTRUDA®は、自己の免疫力を高め、がん細胞を見つけて攻撃するのを助ける抗PD-1抗体です。KEYTRUDA®はPD-1とそのリガンドであるPD-L1およびPD-L2との相互作用を阻害してTリンパ球を活性化し、がん細胞を攻撃するヒト化モノクローナル抗体です。 Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は業界最大のがん免疫療法臨床研究プログラムを行っており、現在1,000を超えるKEYTRUDA®の臨床試験を実施し、幅広い種類のがんや治療セッティングを検討しています。KEYTRUDA®の臨床プログラムでは、さまざまながんにおけるKEYTRUDA®の役割や、KEYTRUDA®による治療効果が得られる可能性を予測する因子について模索しており、さまざまなバイオマーカーの模索も行っています。


KEYTRUDA®用法・用量・安全性情報について
用法・用量・安全性情報など一部情報は米国のもので、日本の情報ではありません。詳しくは当社英文リリースをご参照ください。
https://www.mrknewsroom.com/news-release/oncology/results-evaluating-mercks-keytruda-pembrolizumab-first-line-treatment-patients


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.のがん領域における取り組み
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.では、画期的な科学を革新的ながん治療薬に変換して世界中のがん患者さんを助けることに取り組んでいます。オンコロジー事業にとって、がんと闘う人々を助けることは私たちの情熱であり、がん治療薬へアクセスしやすくすることは私たちの責任です。また、がん領域における取り組みの一環として、医薬品業界で一二を争う急成長を遂げている開発プログラムにより、30種類以上のがんに対するがん免疫療法の可能性を模索しています。また、引き続き戦略的買収を通じて、がん免疫療法のポートフォリオを強化し、進行がんの治療を改善する可能性をもつ有望ながん治療薬候補の開発を最優先に進めています。当社のオンコロジー臨床試験について詳しくは、当社ウェブサイトをご覧ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.について
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの製造に取り組んできました。Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、米国およびカナダ以外の地域ではMSDの名称で知られています。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。詳細については当社ウェブサイトやMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の TwitterFacebookYouTubeLinkedlnをご参照ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の将来に関する記述
このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.による将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対するMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.に関するForm 10-Kの2018年度年次報告書および米国証券取引委員会(SEC)のインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できるSECに対するその他の書類で確認できます。


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MSDについて
MSDは1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、人生を健やかにするために、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの発見、開発、提供に挑みつづけてきました。MSDはMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が各国(米国とカナダ以外)で事業を行う際に使用している名称です。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)やFacebookTwitter YouTubeをご参照ください。