2019年

2019年

 

2019年4月26日

報道関係各位

MSD株式会社

 

この参考資料は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が2019年4月22日(米国東部時間)に発表したニュースリリース FDA Approves Merck’s KEYTRUDA® (pembrolizumab) in Combination With Inlyta® (axitinib) as First-Line Treatment for Patients With Advanced Renal Cell Carcinoma (RCC) の日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症と安全性重要情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。

KEYTRUDA®は、日本ではキイトルーダ®として、悪性黒色腫、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫、がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌、がん化学療法後に増悪した進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)の効能・効果で承認を取得しております。


参考資料

FDA、KEYTRUDA®(ペムブロリズマブ)について
進行性腎細胞がんの初回治療としてInlyta®(アキシチニブ)との併用療法を承認

KEYNOTE-426試験において、死亡リスクがスニチニブと比較してほぼ半減した結果に基づく



2019年4月22日 ニュージャージー州ケニルワース ― Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は本日、進行性腎細胞がん(RCC)の初回治療として、抗PD-1抗体KEYTRUDA®(ペムブロリズマブ)とチロシンキナーゼ阻害剤Inlyta®(アキシチニブ)の併用療法を米国食品医薬品局(FDA)が承認したことを発表しました。今回の承認はKEYNOTE-426試験の結果に基づくもので、このピボタル第3相試験ではKEYTRUDA®とアキシチニブの併用療法(KEYTRUDA®+アキシチニブ併用療法)において、スニチニブと比較して全生存期間(OS)、無増悪生存期間(PFS)および奏効率(ORR)の有意な改善が示されました。この結果は、事前に設定したサブグループであるIMDC(International Metastatic RCC Database Consortium)リスク分類およびPD-L1発現の有無にかかわらず、一貫していました。

有効性の主要評価項目はOSおよびPFSであり、KEYTRUDA®+アキシチニブ併用療法により死亡のリスクがスニチニブと比較して47%低下しました(HR=0.53 [95% CI, 0.38-0.74]、p<0.0001)。PFSについては、KEYTRUDA®+アキシチニブ併用療法により疾患進行または死亡のリスクがスニチニブと比較して31%低下しました(HR=0.69 [95% CI, 0.57-0.84]、p=0.0001)。さらに、有効性の評価項目の一つであるORRは、KEYTRUDA®+アキシチニブ併用療法群で59%(95% CI, 54-64)、スニチニブ群で36%(95% CI, 31-40)(p<0.0001)でした。RCCは腎がんの中で最も多くみられるがんであり、今回の承認は、KEYTRUDA®の進行性RCCに対する初めての適応症となります。KEYTRUDA®は、進行性RCC患者に対し、スニチニブと比較してOS、PFSおよびORRを有意に改善した併用療法に用いる薬剤としてFDAに承認された、世界初の抗PD-1抗体となります。

当社クリニカルリサーチ バイスプレジデントであるScot Ebbinghaus博士は、「進行性腎細胞がんの患者さんにとって、これは新たな治療選択肢であり、初回治療としての併用療法に用いる薬剤としてKEYTRUDA®を使用できるようになります。このたびの承認は、がん患者さんに対する当社の取り組みを反映するものであり、進行性腎細胞がんの患者さんの生存期間延長を目指してKEYTRUDA®を使用することが適切であることを裏付けるものです」と述べています。

重篤な、または死亡にいたる可能性のあるKEYTRUDA®の免疫関連有害事象として、肺臓炎、大腸炎、肝炎、内分泌疾患、腎炎、腎機能障害、重度の皮膚障害、固形臓器移植の拒絶反応、同種造血幹細胞移植(HSCT)関連合併症などがあります。有害事象の重症度に応じてKEYTRUDA®の投与を休薬または中止し、適宜コルチコステロイドを投与します。KEYTRUDA®は重篤な、または命にかかわるinfusion reactionを引き起こす場合があります。作用機序により、妊婦への投与は胎児に害をおよぼす場合があります。

Cleveland Clinic Cancer Centerの腫瘍内科医、Cleveland Clinic Lerner College of Medicine of Case Western Reserve Universityの医学部教授であるBrian Rini博士は、「進行性腎細胞がんは悪性度が高いため、進行性腎細胞がん患者の多くが生存期間を延長させる新たな治療選択肢を必要としています。医師が新たに進行性腎細胞がんと診断された患者の初回治療を決定する際、KEYTRUDA®とアキシチニブの併用療法は重要な治療選択肢になります」と述べています。Rini博士は当社からコンサルティングおよび研究に対する資金提供を受けていると報告しています。


KEYNOTE-426試験について
このたびの承認は、進行性RCCに対する全身治療歴のない患者861例を対象とした無作為化非盲検多施設共同試験である第3相KEYNOTE-426試験の事前に設定した中間解析のデータに基づくものです。患者はPD-L1発現の有無にかかわらず登録されました。無作為割り付けでは、IMDCリスク分類(低リスク、中リスク、高リスク)および地理的地域(北米、西欧、その他の地域)により層別化しました。過去2年以内に免疫抑制剤の全身投与を必要とする活動性の自己免疫疾患を発症した患者は除外されました。

患者を以下のいずれかの群に、1:1の比率で無作為に割り付けました。

  • KEYTRUDA® 200 mgを最長24カ月間、3週間ごとに1回静脈内投与+アキシチニブ5 mgを1日2回経口投与(432例)
  • スニチニブ50 mgを4週間、1日1回経口投与した後、2週間休薬(429例)

861例の患者背景は、年齢中央値62歳(範囲:26-90歳)、65歳以上38%、男性73%、白人79%、アジア人16%であり、ベースラインのKarnofsky Performance Status(KPS)70-80が19%、KPS 90-100が80%でした。IMDCリスク分類は、低リスクが31%、中リスクが56%、高リスクが13%でした。

KEYTRUDA®+アキシチニブ併用療法は、RECIST v1.1に基づき疾患進行または容認できない毒性が認められるまで継続しました(標的病変は合計で最大10病変かつ臓器ごとに最大5病変までとする)。有効性の主要評価項目は、盲検下独立判定機関(BICR)が改訂版RECIST v1.1に基づき評価したOSおよびPFSでした。その他の有効性の評価項目は、BICRが評価したORRでした。

KEYNOTE-426試験では、スニチニブ群と比較してKEYTRUDA®+アキシチニブ併用療法群でOS、PFSおよびORRが統計的に有意に延長しました。

追跡期間の中央値12.8カ月(範囲:0.1-22)の時点で、OSはスニチニブ群と比較してKEYTRUDA®+アキシチニブ併用療法群で有意に延長しました(HR=0.53[95% CI, 0.38-0.74]、p<0.0001)。12カ月時点の推定全生存率はKEYTRUDA®+アキシチニブ併用療法群で90%(95% CI, 86-92)、スニチニブ群で78%(95% CI, 74-82)でした。OSの中央値はいずれの群でも未到達でした。PFSもスニチニブと比較してKEYTRUDA®+アキシチニブ併用療法により有意に延長しました(HR=0.69[95%CI, 0.57-0.84]、p=0.0001)。PFS中央値は、KEYTRUDA®+アキシチニブ併用療法群で15.1カ月(95% CI, 12.6-17.7)、スニチニブ群で11.1カ月(95% CI, 8.7-12.5)でした。ORRはKEYTRUDA®+アキシチニブ併用療法群で59%(95% CI, 54-64)、スニチニブ群で36%(95% CI, 31-40)であり(p<0.0001)、完全奏効率はKEYTRUDA®+アキシチニブ併用療法群で6%、スニチニブ群で2%、部分奏効率はKEYTRUDA®+アキシチニブ併用療法群で53%、スニチニブ群で34%でした。

KEYNOTE-426試験では、治療歴のない進行性RCC患者を対象としてKEYTRUDA®+アキシチニブ併用療法の安全性を評価しました。KEYTRUDA®+アキシチニブ併用療法の曝露期間は中央値で10.4カ月(範囲:1日-21.2カ月)でした。KEYTRUDA®+アキシチニブ併用療法群の3.3%で致死的な有害事象が報告され、40%で重篤な副作用が報告されました。KEYTRUDA®+アキシチニブ併用療法群の1%以上に認められた重篤な有害事象は、肝毒性(7%)、下痢(4.2%)、急性腎障害(2.3%)、脱水(1%)および肺臓炎(1%)でした。有害事象によりKEYTRUDA®またはアキシチニブの永続的な中止に至った患者は31%でした。その内訳は、13%がKEYTRUDA®のみ、13%がアキシチニブのみ、8%が両治療薬でした。KEYTRUDA®、アキシチニブまたはKEYTRUDA®+アキシチニブ併用療法の永続的な中止に至った有害事象のうち、高頻度(1%以上)に認められたものは、肝毒性(13%)、下痢/大腸炎(1.9%)、急性腎障害(1.6%)および脳血管発作(1.2%)でした。KEYTRUDA®+アキシチニブ併用療法群で高頻度(20%以上)に認められた有害事象は、下痢(56%)、疲労/無力症(52%)、高血圧(48%)、肝毒性(39%)、甲状腺機能低下症(35%)、食欲減退(30%)、手足症候群(28%)、悪心(28%)、口内炎/粘膜炎症(27%)、発声障害(25%)、発疹(25%)、咳嗽(21%)および便秘(21%)でした。


KEYTRUDA®について
KEYTRUDA®は、免疫系ががん細胞を見つけて攻撃するのを助ける抗PD-1抗体です。KEYTRUDA®はPD-1とそのリガンドであるPD-L1およびPD-L2との相互作用を阻害してTリンパ球を活性化し、がん細胞を攻撃するヒト化モノクローナル抗体です。

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は業界最大のがん免疫療法臨床研究プログラムを行っており、現在950を超えるKEYTRUDA®の臨床試験を実施し、幅広い種類のがんや治療セッティングを検討しています。KEYTRUDA®の臨床プログラムでは、さまざまながんにおけるKEYTRUDA®の役割や、KEYTRUDA®による治療効果が得られる可能性を予測する因子について模索しており、さまざまなバイオマーカーの模索も行っています。


KEYTRUDA®用法・用量・安全性情報・Access Program・患者支援プログラムについて
用法・用量・安全性情報・Access Program・患者支援プログラムなど一部情報は米国のもので、日本の情報ではありません。詳しくは当社英文リリースをご参照ください。
https://www.mrknewsroom.com/news-release/prescription-medicine-news/fda-approves-mercks-keytruda-pembrolizumab-combination-inlyt


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.のがん領域における取り組み
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.では、画期的な科学を革新的ながん治療薬に変換して世界中のがん患者さんを助けることに取り組んでいます。オンコロジー事業にとって、がんと闘う人々を助けることは私たちの情熱であり、がん治療薬へアクセスしやすくすることは私たちの責任です。また、がん領域における取り組みの一環として、医薬品業界で一二を争う急成長を遂げている開発プログラムにより、30種類以上のがんに対するがん免疫療法の可能性を模索しています。また、引き続き戦略的買収を通じて、がん免疫療法のポートフォリオを強化し、進行がんの治療を改善する可能性をもつ有望ながん治療薬候補の開発を最優先に進めています。当社のオンコロジー臨床試験について詳しくは、当社ウェブサイトをご覧ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.について
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの製造に取り組んできました。Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、米国およびカナダ以外の地域ではMSDの名称で知られています。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。詳細については当社ウェブサイトやMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の TwitterFacebookYouTubeLinkedlnをご参照ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の将来に関する記述
このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.による将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対するMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.に関するForm 10-Kの2018年度年次報告書および米国証券取引委員会(SEC)のインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できるSECに対するその他の書類で確認できます。


# # #


MSDについて
MSDは1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、人生を健やかにするために、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの発見、開発、提供に挑みつづけてきました。MSDはMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が各国(米国とカナダ以外)で事業を行う際に使用している名称です。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)やFacebookTwitter YouTubeをご参照ください。