2018年

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2018年11月7日

報道関係各位

MSD株式会社

 

この参考資料は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が2018年10月30日(米国東部時間)に発表したニュースリリース FDA Approves KEYTRUDA® (pembrolizumab) in Combination with Carboplatin and Either Paclitaxel or Nab-Paclitaxel for the First-Line Treatment of Patients with Metastatic Squamous Non-Small Cell Lung Cancer (NSCLC) の日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症と安全性重要情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。

KEYTRUDA®は、日本ではキイトルーダ®として、根治切除不能な悪性黒色腫、PD-L1陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫、がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌の効能・効果で承認を取得しております。


参考資料

KEYTRUDA®(ペムブロリズマブ)、
カルボプラチン+パクリタキセルまたはnab-パクリタキセルとの併用療法が
転移性扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)患者の一次治療としてFDAの承認を取得

第3相試験KEYNOTE-407で化学療法のみと比較して
KEYTRUDA®と化学療法の併用療法により全生存期間の延長が示されたことに基づく承認

PD-L1発現にかかわらず扁平上皮NSCLCの一次治療で承認された初の抗PD-1抗体



2018年10月30日:ニュージャージー州ケニルワース―Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は本日、抗PD-1抗体KEYTRUDA®が、KEYNOTE-407試験の結果に基づき、転移性扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)患者の初回治療におけるカルボプラチン+パクリタキセルまたはnab-パクリタキセルとの併用療法として米国食品医薬品局(FDA)の承認を取得したことを発表しました。この第3相試験では、PD-L1の発現にかかわらず、KEYTRUDA®を化学療法(カルボプラチン+パクリタキセルまたはnab-パクリタキセル)と併用することで、全生存期間(OS)が有意に改善し、プラセボ群と比較して死亡リスクが36パーセント低下しました(HR=0.64 [95% CI, 0.49, 0.85]; p=0.0017)。これによりKEYTRUDA®はPD-L1発現にかかわらず扁平上皮NSCLCの一次治療で承認された初の抗PD-1抗体となります。

当社研究開発本部長のRoger M. Perlmutter博士は、「本日の承認は、当社の肺がん適応を、特に治療の難しい肺がんである扁平上皮がんに対する併用療法に拡大するものです。FDAの承認は、この消耗性疾患に苦しむより多くの患者さんの生存期間を改善するためにKEYTRUDA®を使用できる可能性を示すものです」と述べています。

重篤な、または死亡にいたる可能性のあるKEYTRUDA®の免疫関連有害事象として、肺臓炎、大腸炎、肝炎、内分泌疾患、腎炎、重篤な皮膚障害、固形臓器移植の拒否反応、同種造血幹細胞移植(HSCT)の合併症があります。有害事象の重症度に応じてKEYTRUDA®の投与を中断または中止し、適宜コルチコステロイドを投与します。KEYTRUDA®は重篤な、または命にかかわるインフュージョンリアクションを引き起こす場合があります。作用機序により、妊婦への投与は胎児に害をおよぼす場合があります。詳しくは下の「重要な安全性情報」をご覧ください。

Montefiore Einstein Center for Cancer Careの集学的胸部腫瘍プログラムディレクターでAlbert Einstein College of Medicineの臨床がんゲノミクス部門ディレクターのBalazs Halmos医師は、「この承認の裏付けとなるKEYNOTE-407試験のデータは、PD-L1発現にかかわらず、扁平上皮非小細胞肺がん患者さんに対するKEYTRUDA®と化学療法の併用療法の可能性を示しています。この重要な承認により、さらに多くの患者さんががん免疫療法の恩恵を受けることが可能となります」と述べています。

KEYTRUDA®は一定の転移性NSCLC患者に対する併用療法および単独療法の初回治療薬として承認された初の抗PD-1抗体です(KEYTRUDA®の適応症については下記をご覧ください)。この承認により、転移性扁平上皮NSCLC患者およびEGFR遺伝子変異またはALK融合遺伝子転座を伴わない転移性非扁平上皮NSCLC患者のうち対象となる全患者にKEYTRUDA®による初回治療の選択肢が提供されます。


承認の根拠となったデータ
この承認は、無作為化二重盲検多施設共同プラセボ対照試験KEYNOTE-407のデータに基づいています。この試験は、PD−L1発現にかかわらず、転移性病変に対して全身治療を受けたことのない転移性扁平上皮NSCLC患者が対象でした。治療の2年以内に自己免疫疾患の全身治療を受けた患者、免疫抑制を必要とする状態の患者、過去26週間に30 Gy以上の胸部放射線療法を受けた患者は対象外でした。患者はKEYTRUDA® 200 mgおよびカルボプラチンを3週間毎に4サイクル、加えてパクリタキセルを3週間毎に4サイクル、またはnab-パクリタキセルを1日目、8日目、15日目に3週間毎に4サイクル投与し、その後KEYTRUDA® 200 mgを3週間毎に投与する群と、プラセボおよびカルボプラチンを3週間毎に4サイクル、加えてパクリタキセルを3週間毎に4サイクル、またはnab-パクリタキセルを1日目、8日目、15日目に3週間毎に4サイクル投与し、その後プラセボを3週間毎に投与する群に無作為に割り付けました。

KEYTRUDA®またはプラセボの投与は、疾患進行または容認できない毒性が認められるまで、最長24カ月継続しました。プラセボ群の患者には、疾患の進行が認められた段階でKEYTRUDA®を単独で投与しました。

主要評価項目はOS、盲検下独立判定機関(BICR)がRECIST v 1.1に基づいて判定した無増悪生存期間(PFS)、客観的奏効率(ORR)でした(対象病変数は最大10、臓器ごとに最大5)。さらに奏効期間も評価項目としました。

KEYNOTE-407試験ではKEYTRUDA®とカルボプラチン+パクリタキセルまたはnab-パクリタキセルとの併用療法に無作為に割り付けられた患者では、プラセボとカルボプラチン+パクリタキセルまたはnab-パクリタキセルに割り付けられた患者と比較して、OS、PFS、ORRの統計学的に有意な改善が認められました。

KEYNOTE-407の安全性および有効性に関するデータ

評価項目 KEYTRUDA®
カルボプラチン
パクリタキセル/nab-パクリタキセル
プラセボ
カルボプラチン
パクリタキセル/nab-パクリタキセル
  n=278 n=281
OS
 イベント数(%) 85 (31%) 120 (43%)
 月数の中央値(95% CI) 15.9 (13.2, NE) 11.3 (9.5, 14.8)
 ハザード比*(95% CI) 0.64 (0.49, 0.85)
 p値 0.0017
PFS
 イベント数(%) 152 (55%) 197 (70%)
 月数の中央値(95% CI) 6.4 (6.2, 8.3) 4.8 (4.3, 5.7)
 ハザード比*(95% CI) 0.56 (0.45, 0.70)
 p値 <0.0001
  n=101 n=103
 全奏効率  
  全奏効率(95% CI) 58% (48, 68) 35% (26, 45)
  差異(95% CI) 23.6% (9.9, 36.4)
 p値§ 0.0008
奏効期間
 奏効期間の中央値、月数(範囲) 7.2 (2.4, 12.4+) 4.9 (2.0, 12.4+)

* 層別Cox比例ハザードモデルに基づく
† 層別ログランク検定に基づく
‡ ORRの主要評価項目解析およびDOR解析は204人目までの登録患者を対象に実施されました。
§ 層別Miettinen-Nurminen法に基づく
NE=not estimable(推定不可)


KEYNOTE-407試験では203人目までの登録患者(KEYTRUDA®+化学療法群(101例)、プラセボ+化学療法群(102例))の安全性データが提供されています。KEYTRUDA®とカルボプラチン+パクリタキセルまたはnab-パクリタキセルとの併用療法の安全性は、KEYNOTE-407試験の初の中間解析において101名の患者を対象として評価されました。15%の患者が有害事象によりKEYTRUDA®を中止しましたが、特定の有害事象が中止理由ではありませんでした。43%の患者が有害事象によりKEYTRUDA®を中断しました。中断理由として高頻度(2%以上)で認められたのは、血小板減少症(20%)、好中球減少症(11%)、貧血(6%)、無力症(2%)、下痢(2%)でした。高頻度(2%以上)で認められた重篤な有害事象は、発熱性好中球減少症(6%)、肺炎(6%)、尿路感染症(3%)でした。KEYTRUDA®と化学療法の併用療法で高頻度(20%以上)で認められた有害事象は、倦怠感/無力症、吐気、便秘、下痢、食欲減退、発疹、嘔吐、咳、呼吸困難、発熱、脱毛症、末梢神経障害でした。


KEYTRUDA®について
KEYTRUDA®は、免疫系ががん細胞を見つけて攻撃するのを助ける抗PD-1抗体です。KEYTRUDA®はPD-1とそのリガンドであるPD-L1およびPD-L2との相互作用を阻害してTリンパ球を活性化し、がん細胞を攻撃するヒト化モノクローナル抗体です。

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は業界最大のがん免疫療法臨床研究プログラムを行っており、現在850を超えるKEYTRUDA®の臨床試験を実施し、幅広い種類のがんや治療セッティングを検討しています。KEYTRUDA®の臨床プログラムでは、さまざまながんにおけるKEYTRUDA®の役割や、KEYTRUDA®による治療効果が得られる可能性を予測する因子について模索しており、さまざまなバイオマーカーの模索も行っています。


KEYTRUDA®用法・用量・安全性情報・Access Program・患者支援プログラムについて
用法・用量・安全性情報・Access Program・患者支援プログラムなど一部情報は米国のもので、日本の情報ではありません。詳しくは当社英文リリースをご参照ください。
https://www.mrknewsroom.com/news-release/oncology/fda-approves-mercks-keytruda-pembrolizumab-combination-carboplatin-and-either-


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.のがん領域における取り組み
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.では、画期的な科学を革新的ながん治療薬に変換して世界中のがん患者さんを助けることに取り組んでいます。オンコロジー事業にとって、がんと闘う人々を助けることは私たちの情熱であり、がん治療薬へアクセスしやすくすることは私たちの責任です。

また、がん領域における取り組みの一環として、医薬品業界で一二を争う急成長を遂げている開発プログラムにより、30種類以上のがんに対するがん免疫療法の可能性を模索しています。また、引き続き戦略的買収を通じて、がん免疫療法のポートフォリオを強化し、進行がんの治療を改善する可能性をもつ有望ながん治療薬候補の開発を最優先に進めています。

当社のオンコロジー臨床試験について詳しくは、当社ウェブサイトをご覧ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.について
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの製造に取り組んできました。Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、米国およびカナダ以外の地域ではMSDの名称で知られています。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。詳細については当社ウェブサイトやMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の TwitterFacebookYouTubeLinkedlnをご参照ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の将来に関する記述
このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.による将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対するMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.に関するForm 10-Kの2017年度年次報告書および米国証券取引委員会(SEC)のインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できるSECに対するその他の書類で確認できます。


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MSDについて
MSDは1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、人生を健やかにするために、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの発見、開発、提供に挑みつづけてきました。MSDはMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が各国(米国とカナダ以外)で事業を行う際に使用している名称です。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)やFacebookTwitter YouTubeをご参照ください。