2018年

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2018年8月28日

報道関係各位

MSD株式会社

 

この参考資料は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が2018年8月20日(米国東部時間)に発表したニュースリリース FDA Approves Expanded Label for Merck’s KEYTRUDA® (pembrolizumab) in Combination with Pemetrexed (ALIMTA®) and Platinum Chemotherapy for First-Line Treatment of Patients with Metastatic Nonsquamous NSCLC, with No EGFR or ALK Genomic Tumor Aberrations の日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症と安全性重要情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。

KEYTRUDA®は、日本ではキイトルーダ®として、根治切除不能な悪性黒色腫、PD-L1陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫、がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌の効能・効果で承認を取得しております。


参考資料

KEYTRUDA®(ペムブロリズマブ)、EGFR遺伝子変異またはALK融合遺伝子を
伴わない転移性非扁平上皮NSCLC患者の初回治療におけるペメトレキセド(アリムタ®)およびプラチナ製剤化学療法との併用療法の適応拡大でFDAの承認を取得

KEYNOTE-189試験でKEYTRUDA®とペメトレキセドおよびプラチナ製剤の化学療法の併用により
死亡リスクが化学療法のみの場合と比較して半減することが示されたことに基づく承認



2018年8月20日 ニュージャージー州ケニルワース ― Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は、抗PD-1抗体KEYTRUDA®が、KEYNOTE-189試験の結果に基づき、EGFR遺伝子変異またはALK融合遺伝子を伴わない転移性非扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)患者の初回治療におけるペメトレキセド(アリムタ®)およびプラチナ製剤化学療法との併用療法の適応拡大で米国食品医薬品局(FDA)の承認を取得したことを発表しました。この重要な第3相試験KEYNOTE-189では、PD-L1発現にかかわらず、KEYTRUDA®とペメトレキセドおよびプラチナ製剤化学療法の併用で、全生存期間(OS)に統計学的に有意で臨床的に意味のある改善が見られ(HR=0.49 [95% CI, 0.38-0.64]; p<0.00001)、死亡リスクは化学療法のみの場合と比較して半減しました。この試験では無増悪生存期間(PFS)も化学療法のみの場合と比較して有意に改善しました(HR=0.52 [95% CI, 0.43-0.64]; p<0.00001)。KEYNOTE-189の結果はKEYTRUDA®がこれらの患者で期待される生存期間に変革をもたらしつつあることを示唆しています。

当社研究開発部門責任者のRoger M. Perlmutter博士は、「KEYTRUDA®は、転移性非小細胞肺がん患者さんの治療基盤に急速になりつつあります。本日、KEYNOTE-189の結果に基づきKEYTRUDA®の適応拡大が承認されたことは大きな節目であり、一人でも多くの肺がん患者さんの生存期間を改善し希望をもたらす当社の揺るぎない取り組みを強化するものです」と述べています。

重篤な、または死亡にいたる可能性のあるKEYTRUDA®の免疫関連有害事象として、肺臓炎、大腸炎、肝炎、内分泌疾患、腎炎、重篤な皮膚反応、固形臓器移植の拒否反応、同種造血幹細胞移植(HSCT)の合併症があります。有害事象の重症度に応じてKEYTRUDA®の投与を中断または中止し、適宜コルチコステロイドを投与します。KEYTRUDA®は注入に伴う重篤な、または命にかかわる反応を引き起こす場合があります。作用機序により、妊婦への投与は胎児に影響をおよぼす場合があります。詳しくは下の「重要な安全性情報」をご覧ください。

ミシガン大学Rogel Cancer Center肺がん部門のShirish Gadgeel教授は、「ここ数年で、大きな臨床上の進歩を遂げ、転移性非小細胞肺がんと診断された方の治療アプローチが大きく変わりました。KEYTRUDA®をペメトレキセドとプラチナ製剤化学療法と併用することで、化学療法のみの場合と比較して全生存期間および無増悪生存期間が有意に延長することがKEYNOTE-189で示されたという本日の発表を臨床医として歓迎します」と述べています。

KEYTRUDA®とペメトレキセドおよびカルボプラチンの併用療法は、第2相試験(KEYNOTE-021、コホートG1)の腫瘍縮小効果および無増悪生存期間のデータに基づき、転移性非扁平上皮NSCLCの初回治療においてFDAの迅速承認プロセスで2017年に初めて承認されました。迅速承認プロセスに従い、承認維持の条件として臨床における効果の確認および記述が必要でしたが、KEYNOTE-189でこれが達成され、FDAは同剤を迅速承認薬から通常の承認薬に移行しました。KEYTRUDA®は転移性NSCLC患者に対する併用療法および単独療法の初回治療薬として承認された初の抗PD-1抗体です。


承認の根拠となったデータ
このたびの承認は、PD-L1発現にかかわらず、 EGFR遺伝子変異またはALK融合遺伝子を伴わず全身治療歴のない転移性NSCLC患者を対象とする無作為化多施設共同二重盲検プラセボ対照第3相試験であるKEYNOTE-189の結果に基づくものです。治療の2年以内に自己免疫疾患の全身治療を受けた患者、免疫抑制を必要とする状態の患者、過去26週間に30 Gy以上の胸部放射線療法を受けた患者は対象外でした。
患者は、 KEYTRUDA®200 mg、シスプラチンまたはカルボプラチン、およびペメトレキセドを3週間ごとに4サイクル静脈投与し、その後KEYTRUDA®200 mgを24ヵ月までおよびペメトレキセドを3週間ごとに投与する群(410例)と、シスプラチンまたはカルボプラチン、およびペメトレキセドを3週間ごとに4サイクル静脈投与し、その後ペメトレキセドを3週間ごとに投与する群(206例)に無作為に割り付けました。治療は、疾患進行または容認できない毒性が認められるまで継続しました。主要評価項目はRECIST v 1.1に基づいて盲検下独立判定機関(BICR)が判定したPFS(対象病変数は最大10、臓器ごとに最大5に変更)および OSでした。副次評価項目は全奏効率(ORR)および奏効期間(DOR)でした。化学療法およびペメトレキセドを受けて疾患が進行した患者はKEYTRUDA®の単独療法にクロスオーバーすることが認められました。KEYNOTE-189はペメトレキセド(アリムタ®)を製造するEli Lilly and Companyと共同で実施されました。

KEYNOTE-189の有効性に関するデータ

評価項目 KEYTRUDA®
ペメトレキセド
プラチナ製剤化学療法
410例
プラセボ
ペメトレキセド
プラチナ製剤化学療法
206例
OS
 イベント発生患者の割合(%) 127 (31%) 108 (52%)
 月数の中央値(95% CI) NR
(NR, NR)
11.3
(8.7, 15.1)
 ハザード比*(95% CI) 0.49 (0.38, 0.64)
 p値 <0.00001
PFS
 イベント発生患者数(%) 244 (60%) 166 (81%)
 月数の中央値(95% CI) 8.8 (7.6, 9.2) 4.9 (4.7, 5.5)
 ハザード比*(95% CI) 0.52 (0.43, 0.64)
 p値 <0.00001
ORR
 全奏効率(95% CI) 48% (43, 53) 19% (14, 25)
  完全奏効 0.5% 0.5%
  部分奏効 47% 18%
 p値§ <0.0001
奏効期間
 月数の中央値(範囲) 11.2 (1.1+, 18.0+) 7.8 (2.1+, 16.4+)

* 層別Cox比例ハザードモデルに基づく
† 層別ログランク検定に基づく
‡ 奏効:完全奏効または部分奏効が確認された最良客観的奏効
§ PD-L1の発現状況、プラチナ製剤の種類、喫煙状況により層別化したMiettinen and Nurminen法に基づく
NR=未到達


KEYNOTE-189では、KEYTRUDA®とペメトレキセドおよびプラチナ製剤の化学療法を併用した患者405名と、プラセボ、ペメトレキセドおよびプラチナ製剤化学療法を受けた患者202名を対象として安全性を評価しました。20%の患者が有害事象によりKEYTRUDA®を中止しました。KEYTRUDA®の完全な投与の中止にいたった有害事象で最も頻度が高かったのは肺臓炎(3%)と急性腎障害(2%)でした。53%の患者が有害事象によりKEYTRUDA®を休薬しました。KEYTRUDA®の休薬にいたった有害事象や検査による異常で最も頻度が高かった(5%以上)のは、好中球減少症(13%)、無力症/倦怠感(7%)、貧血(7%)、血小板減少性(5%)でした。KEYTRUDA®とペメトレキセドおよびプラチナ製剤の化学療法を併用した患者のうち、グレードにかかわらず20%以上の患者に認められた有害事象は、吐気(56%)、倦怠感(56%)、便秘(35%)、下痢(31%),食欲減退(28%)、発疹(25%)、嘔吐(24%)、咳(21%)、呼吸困難(21%)、発熱(20%)でした。

KEYTRUDA®について
KEYTRUDA®は、免疫系ががん細胞を見つけて攻撃するのを助ける抗PD-1抗体です。KEYTRUDA®はPD-1とそのリガンドであるPD-L1およびPD-L2との相互作用を阻害してTリンパ球を活性化し、がん細胞を攻撃するヒト化モノクローナル抗体です。
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は業界最大のがん免疫療法臨床研究プログラムを行っており、現在750を超えるKEYTRUDA®の臨床試験を実施し、幅広い種類のがんや治療セッティングを検討しています。KEYTRUDA®の臨床プログラムでは、さまざまながんにおけるKEYTRUDA®の役割や、KEYTRUDA®の治療効果予測因子について模索しており、さまざまなバイオマーカーの模索も行っています。


KEYTRUDA®用法・用量・安全性情報・Access Program・患者支援プログラムについて
用法・用量・安全性情報・Access Program・患者支援プログラムなど一部情報は米国のもので、日本の情報ではありません。詳しくは当社英文リリースをご参照ください。
https://www.mrknewsroom.com/news-release/oncology/fda-approves-expanded-label-mercks-keytruda-pembrolizumab-combination-pemetrex


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.のがん領域における取り組み
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.では、画期的な科学を革新的ながん治療薬に変換して世界中のがん患者さんを助けることに取り組んでいます。オンコロジー事業にとって、がんと闘う人々を助けることは私たちの情熱であり、がん治療薬へアクセスしやすくすることは私たちの責任です。

また、がん領域における取り組みの一環として、医薬品業界で一二を争う急成長を遂げている開発プログラムにより、30種類以上のがんに対するがん免疫療法の可能性を模索しています。また、引き続き戦略的買収を通じて、がん免疫療法のポートフォリオを強化し、進行がんの治療を改善する可能性をもつ有望ながん治療薬候補の開発を最優先に進めています。

当社のオンコロジー臨床試験について詳しくは、当社ウェブサイトをご覧ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.について
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの製造に取り組んできました。Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、米国およびカナダ以外の地域ではMSDの名称で知られています。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。詳細については当社ウェブサイトやMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の TwitterFacebookYouTubeLinkedlnをご参照ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の将来に関する記述
このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.による将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対するMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.に関するForm 10-Kの2017年度年次報告書および米国証券取引委員会(SEC)のインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できるSECに対するその他の書類で確認できます。


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MSDについて
MSDは1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、生活を改善するために、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの製造に取り組んできました。MSDはMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が各国(米国とカナダ以外)で事業を行う際に使用している名称です。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)やFacebookYouTubeをご参照ください。