2018年

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2018年6月11日

報道関係各位

MSD株式会社

 

この参考資料は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が2018年6月4日(米国東部時間)に発表したニュースリリース KEYTRUDA® (pembrolizumab) Demonstrated Long-Term Survival Benefit Based on Four and Five Years of Follow-Up from Two Pivotal Studies in Advanced Melanoma の日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症と安全性重要情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。

KEYTRUDA®は、日本ではキイトルーダ®として、根治切除不能な悪性黒色腫、PD-L1陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん、再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫、がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌の効能・効果で承認を取得しております。


参考資料

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.
進行性悪性黒色腫患者を4年間および5年間フォローアップした
2つのピボタル試験においてKEYTRUDA®(ペムブロリズマブ)が長期生存率を改善

KEYTRUDA®の4年間のデータを解析した第3相試験KEYNOTE-006の新たなデータで、
86パーセントの患者がKEYTRUDA®による2年間の治療後20カ月の無増悪を達成

第1b相試験KEYNOTE-001では、KEYTRUDA®のフォローアップ期間として最長となる
5年間のデータで、未治療の転移性悪性黒色腫患者で生存率が40パーセント以上



2018年6月4日 ニュージャージー州ケニルワース ― Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は、進行性悪性黒色腫患者を対象として抗PD-1抗体KEYTRUDA®を評価する第3相試験KEYNOTE-006および第1b相試験KEYNOTE-001(このうちの悪性黒色腫コホートを対象)の解析から、長期的な有効性に関するデータを発表しました。KEYNOTE-006の新たな解析結果では、KEYTRUDA®による2年間の治療を完遂した患者で持続的な有効性が認められました。また両試験で全生存期間(OS)の最新データも明らかになり、進行性悪性黒色腫患者に対する抗腫瘍活性が確認されました。KEYNOTE-006では、KEYTRUDA®による治療完遂後のフォローアップ期間の中央値は20.3カ月で、86パーセントの患者がこの試験の主要評価項目の一つである無増悪を達成しました。KEYNOTE-006の主要評価項目であるOSについては、4年生存率はKEYTRUDA®群では41.7パーセント(2週間ごとに投与する群と3週間ごとに投与する群を合算)、イピリムマブ群では34.1パーセントでした。未治療患者における4年生存率は、KEYTRUDA®群では44.3パーセント(2週間ごとに投与する群と3週間ごとに投与する群を合算)、イピリムマブ群では36.4パーセントでした。KEYNOTE-001では副次評価項目の5年生存率は全患者では34パーセント、未治療患者では41パーセントでした。両試験ともKEYTRUDA®の安全性プロファイルは進行性悪性黒色腫患者を対象とするこれまでの試験におけるものと一貫していました。KEYNOTE-006(アブストラクト#9503)およびKEYNOTE-001(アブストラクト#9516)のデータは本日、American Society of Clinical Oncology (ASCO)の2018年年次総会で発表されました。

当社研究開発本部臨床研究担当バイスプレジデントのScot Ebbinghaus博士は、「KEYNOTE-006およびKEYNOTE-001のデータでは、BRAF変異の有無に関わらずKEYTRUDA®が転移性悪性黒色腫患者さんの初回治療における生存期間を有意に延長できることがさらに確認されました。KEYNOTE-006ではKEYTRUDA®による2年間の治療を完遂した患者さんで有効性の持続も認められています。悪性黒色腫患者さんの生存期間を改善、延長する目標の実現に向け、進行性悪性黒色腫の標準治療としてKEYTRUDA®の単独療法の有望性をさらに示すデータを公表できることをうれしく思います」と述べています。

Melanoma Institute Australia(MIA)の共同メディカルディレクターでUniversity of SydneyのRoyal North Shore HospitalのMelanoma Medical Oncology and Translational Research責任者であるGeorgina V. Long教授は、「ペムブロリズマブはすでに進行性悪性黒色腫患者に対しイピリムマブより優れた生存率を達成していますが、今回のKEYNOTE-006の4年間のデータでこれがさらに強固なものとなります。重要なのは、治験実施計画書に従ったペムブロリズマブによる2年間の治療を完遂した患者で有効性が継続したこと、さらには1回目の治療後に進行し、2回目の治療を完遂した患者でさらなる抗腫瘍活性が見られたことです」と述べています。

カリフォルニア州ロサンゼルスのThe Angeles Clinic and Research InstituteのTranslational Research and Immuno-Oncology責任者でMelanoma TherapeuticsディレクターのOmid Hamid博士は、「KEYNOTE-001の最新のデータでは進行性悪性黒色腫患者において生存期間の有意な改善が認められています。5年生存はがん患者、特に転移性悪性黒色腫患者にとって大きな節目であり、この最新のデータを共有できることは非常にうれしいことです」と述べています。

当社の悪性黒色腫における長期的な取り組みには、KEYTRUDA®を単独療法および他の新規作用機序の薬剤との併用療法において評価する幅広い臨床開発プログラムがあります。当社が資金提供する10件の臨床試験で構成される4,500名以上の患者を対象とするこのプログラムでは、悪性黒色腫のあらゆる治療セッティングおよび病期でKEYTRUDA®の評価を行っています。


KEYNOTE-006の詳細データおよび安全性情報(アブストラクト#9503)
KEYNOTE-006は、治療歴のない(初回治療)、またはBRAF変異陽性悪性黒色腫の標的療法を受けたことのある(KEYTRUDA®群の34%がBRAF/MEK阻害剤による治療歴あり、イピリムマブ群の35%が治療歴あり)切除不能のステージIIIまたはIVの悪性黒色腫患者を対象として、KEYTRUDA®とイピリムマブを比較する非盲検無作為化ピボタル国際第3相試験(ClinicalTrials.gov, NCT01866319)です。この試験では834名の患者をKEYTRUDA®10 mg/kgを3週間ごとに投与する群、KEYTRUDA®10 mg/kgを2週間ごとに投与する群、イピリムマブ3 mg/kgを3週間ごとに4サイクル投与する群に割り付けました。治療は、容認できない毒性または疾患進行が認められるまで、または疾患進行のない患者では最大24カ月まで継続しました。疾患進行が認められた場合、一定の患者でさらに1年間KEYTRUDA®による治療が認められました。主要評価項目は、無増悪生存期間(PFS)とOSで、副次評価項目は全奏効率(ORR)、奏効期間(DOR)、安全性で、健康関連QOLの探索的解析も実施しました。

フォローアップ期間の中央値は45.9カ月(範囲:0.3〜50.0カ月)、4年OS率はKEYTRUDA®全群では41.7パーセント(556例)、イピリムマブ群では34.1パーセント(278例)でした。治験責任医師により報告されたORRはそれぞれ42パーセント、17パーセントでした。DORの中央値はKEYTRUDA®(範囲:1.0+〜46.1+カ月)、イピリムマブ(範囲:1.1+〜45.6+カ月)いずれも未到達で、KEYTRUDA®群の62パーセント、イピリムマブ群の59パーセントの患者が42カ月以上の奏効期間を達成しました。

未治療患者における4年OS率は、KEYTRUDA®全群では44.3パーセント(368例)、イピリムマブ群では36.4パーセント(181例)で、ORRはそれぞれ47パーセント、17パーセントでした。DORの中央値はKEYTRUDA®(範囲:1.6+〜46.0+カ月)、イピリムマブ(範囲:1.1+〜42.2+カ月)いずれも未到達で、KEYTRUDA®群で65パーセント、イピリムマブ群で68パーセントの患者が42カ月以上の奏効期間を達成しました。

18.5パーセント(103例)の患者が治験実施計画書に基づき、KEYTRUDA®による2年間の治療を完遂しました。フォローアップ期間の中央値は20.3カ月(範囲:0.03〜24.8カ月)で、86パーセントの患者(89例)が無増悪でした。8名の患者がKEYTRUDA®の二次治療を受け、3名が治療を中止しました。8名のうち、1名に完全奏効、3名に部分奏効、3名に安定が認められ、残りの1名は進行しました。

KEYTRUDA®の安全性プロファイルは進行性悪性黒色腫患者を対象とするこれまでの試験におけるものと一貫していました。KEYTRUDA®の二次治療中に、5名の患者に免疫関連有害事象が認められました。グレード3〜4の免疫関連有害事象または死亡はありませんでした。


KEYNOTE-001の詳細データおよび安全性情報(アブストラクト#9516)
KEYNOTE-001は、進行性悪性黒色腫患者655名を含むさまざまな進行がん患者を対象としてKEYTRUDA®を評価する多施設非盲検マルチコホート第1b相試験です(ClinicalTrials.gov, NCT01295827)。悪性黒色腫コホートの患者にはKEYTRUDA®2 mg/kgまたは10 mg/kgを3週間ごと、またはKEYTRUDA®10 mg/kgを2週間ごとに、容認できない毒性または疾患進行が認められるまで投与しました。主要評価項目は確定ORR(confirmed ORR)でした。副次評価項目はPFS、OS、DORでした。

フォローアップ期間の中央値55カ月(範囲:48〜69カ月)の後、35名の患者がKEYTRUDA®による治療を継続していました。KEYNOTE-001の主要評価項目である、治験責任医師により報告されたORRは、全患者の41パーセント(完全奏効例16%を含む)、未治療患者の52パーセント(完全奏効例25%を含む)でした。推定5年OS率は全患者の34パーセント(655例)、未治療患者の41パーセント(151例)でした。OSの中央値は全患者では23.8カ月(95% CI, 20.2-30.4)、未治療患者では38.6カ月(95% CI, 27.2-NR)でした。

PFSの中央値は全患者と未治療患者でそれぞれ8.3カ月(95% CI, 5.8-11.1)、16.9カ月(95% CI, 9.3-35.5)でした。

DORの中央値は全奏効患者(範囲:1.3+〜66.3+カ月)および未治療患者(範囲:1.3+〜60.8+カ月)で未到達でした。全患者の73パーセント、未治療患者の82パーセントでデータカットオフ日において奏効が持続していました。全患者における最長の奏効例は66カ月の時点で継続していました。

KEYTRUDA®の安全性プロファイルは進行性悪性黒色腫患者を対象とするこれまでの試験におけるものと一貫していました。治療関連有害事象は86パーセント(562例)に認められ、17パーセントがグレード3〜4で、8パーセントが治療を中止しました。12パーセントの患者に深刻な治療関連有害事象が認められ、5パーセントの患者が治療を中止しました。免疫関連有害事象および注入に伴う反応が23パーセントの患者で報告されました。免疫関連有害事象は、甲状腺機能低下症や肺臓炎を含め、ほとんどがグレード1または2でした。報告された免疫関連有害事象のうち、甲状腺機能低下症が最も多く、次が肺臓炎、大腸炎、皮膚障害でした。


悪性黒色腫について
悪性黒色腫は皮膚がんのうち最も深刻なもので、色素産生細胞の増殖が制御困難になるのが特徴です。過去40年間、悪性黒色腫は増加の一途をたどっており、2012年には世界で約232,000人が新たに悪性黒色腫と診断されました。米国では最も診断数の多いがんの一つで、皮膚がんによる死亡の大半を占めています。2018年には米国だけでも91,270人が悪性黒色腫と診断され9,320人が死亡すると推定されています。


KEYTRUDA®用法・用量・安全性について
用法・用量・安全性情報など一部情報は米国のもので、日本の情報ではありません。
詳しくは当社英文リリースをご参照ください。
http://www.mrknewsroom.com/news-release/asco/mercks-keytruda-pembrolizumab-demonstrated-long-term-survival-benefit-based-four-a


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.のがん領域における取り組み
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.では、画期的な科学を革新的ながん治療薬に変換して世界中のがん患者さんを助けることに取り組んでいます。オンコロジー事業にとって、がんと闘う人々を助けることは私たちの情熱であり、がん治療薬へアクセスしやすくすることは私たちの責任です。

また、がん領域における取り組みの一環として、医薬品業界で一二を争う急成長を遂げている開発プログラムにより、30種類以上のがんに対するがん免疫療法の可能性を模索しています。また、引き続き戦略的買収を通じて、がん免疫療法のポートフォリオを強化し、進行がんの治療を改善する可能性をもつ有望ながん治療薬候補の開発を最優先に進めています。

当社のオンコロジー臨床試験について詳しくは、当社ウェブサイトをご覧ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.について
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの製造に取り組んできました。Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、米国およびカナダ以外の地域ではMSDの名称で知られています。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。詳細については当社ウェブサイトやMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の TwitterFacebookYouTubeLinkedlnをご参照ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の将来に関する記述
このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.による将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対するMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

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