2018年

2018年

 

2018年6月8日

報道関係各位

MSD株式会社

 

この参考資料は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が2018年6月3日(米国東部時間)に発表したニュースリリースKEYTRUDA® (pembrolizumab) Plus Chemotherapy Significantly Improved Overall Survival in First-Line Treatment of Metastatic Squamous Non-Small Cell Lung Cancer in Phase 3 KEYNOTE-407 Study の日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症と安全性重要情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。また、本試験結果には日本国内においては適応外の内容が含まれます。

KEYTRUDA®は、日本ではキイトルーダ®として、根治切除不能な悪性黒色腫、PD-L1陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん、再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫、がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌の効能・効果で承認を取得しております。


参考資料

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.
KEYTRUDA®(ペムブロリズマブ)、第3相KEYNOTE-407試験において
転移性扁平上皮非小細胞肺がんに対する初回治療としての
化学療法との併用療法により全生存期間を有意に延長

KEYTRUDA®の併用療法によりPD-L1の発現にかかわらず
扁平上皮NSCLCにおいて全生存期間を延長

2018 ASCO年次総会で発表する結果では
KEYTRUDA®の併用療法により無増悪生存期間も有意に延長


2018年6月3日 ニュージャージー州ケニルワース―Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国と カナダ以外ではMSD)は、抗PD-1抗体KEYTRUDA®(ペムブロリズマブ)について、転移性扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)に対する初回治療としてカルボプラチン+パクリタキセルまたはnab-パクリタキセルとの併用療法を検討するピボタル第3相試験、KEYNOTE-407の結果を発表しました。この試験では、KEYTRUDA®と化学療法との併用療法により、化学療法単独と比較して全生存期間(OS)が有意に延長し、死亡のリスクが36%低下しました(HR=0.64[95% CI:0.49~0.85]、p=0.0008)。扁平上皮NSCLC患者の初回治療において抗PD-1抗体と化学療法との併用療法により全生存期間が有意に延長することが今回初めて示されました。これは進行NSCLCにおけるKEYTRUDA®の生存期間の延長効果を示した5つ目の試験であり、これらの 結果は本日2018年米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会の口頭セッションで発表されました(アブストラクト#105)。

事前に計画された探索的解析では、PD-L1陰性(HR=0.61[95% CI:0.38~0.98])、PD-L1低発現(TPS=1~49%)(HR=0.57[95% CI:0.36~0.90])およびPD-L1高発現(TPS≧50%)(HR=0.64[95% CI:0.37~1.10])の患者において、PD-L1の発現にかかわらずOS延長効果が示されました。また、KEYTRUDA®と カルボプラチン+パクリタキセルまたはnab-パクリタキセルとの併用療法により無増悪生存期間(PFS)も延長し、KEYTRUDA®併用群では化学療法単独群と比較して進行または死亡のリスクがほぼ半減しました(HR=0.56[95% CI:0.45~0.70]、p<0.0001)。KEYTRUDA®併用群でのPFSの延長は、PD-L1陰性(HR=0.68[95% CI:0.47~0.98])、PD-L1低発現(HR=0.56[95% CI:0.39~0.80])およびPD-L1高発現(HR=0.37[95% CI:0.24~0.58])の患者で認められました。

マドリードのHospital Universitario 12 de Octubreの治験責任者であり内科教授である Luis Paz-Ares医師は「転移性扁平上皮NSCLCは治療の難しい肺がんです。KEYNOTE-407では、初回治療としてのKEYTRUDA®と従来の化学療法との併用療法によって、PD-L1の発現にかかわらず、このような患者さんの全生存期間と無増悪生存期間を有意に延長しました」と述べました。

当社研究開発本部長の Roger M. Perlmutter博士は「KEYTRUDA®はNSCLC治療の礎になります。転移性扁平上皮肺がんの患者さんにおいて初回治療としてのKEYTRUDA®と化学療法との併用療法が化学療法単独と比べて生存期間を延長させるというKEYNOTE-407の重要なデータをASCO 2018で報告できることをうれしく思います」と述べました。

既に発表したとおり、KEYNOTE-407のデータは米国食品医薬品局(FDA)に提出され、審査を受けています。現在、肺がんにおいて広範な臨床開発プログラムを進めており、KEYTRUDA®と他の治療法との併用療法およびKEYTRUDA®の単独療法の承認申請に向け複数の試験が進行中です。このプログラムでは、15の臨床試験で9,000例近くの患者さんを対象として、さまざまな治療ラインおよび病期においてKEYTRUDA®の評価を行っています。

KEYNOTE-407の追加データ(アブストラクト#105)
KEYNOTE-407(ClinicalTrials.gov:NCT 02775435)は、転移性扁平上皮NSCLC患者559例を対象として、KEYTRUDA®とカルボプラチン+パクリタキセルまたはnab-パクリタキセルとの併用療法とカルボプラチン+パクリタキセルまたはnab-パクリタキセルの単独療法とを比較する第3相無作為化二重盲検プラセボ対照試験です。進行病変に対する全身治療歴のない患者を対象としました。主要評価項目はOSとPFSで、副次評価項目は奏効率(ORR)と奏効期間でした。

この試験では、OSの中央値はKEYTRUDA®併用群で15.9ヵ月(95% CI:13.2~推定不能)、化学療法単独群で11.3ヵ月(95% CI:9.5~14.8)でした。化学療法単独群に無作為割り付けされ、化学療法中止後に抗PD-1抗体または抗PD-L1抗体が投与された42.8%の患者(n=89)のうち、75例にはクロスオーバー期にKEYTRUDA®が単独投与されました。PD-L1の発現量により分類したサブグループに加え、年齢、性別、ECOGの一般状態、登録地域、処方されたタキサン系薬剤の種類(パクリタキセルまたはnab-パクリタキセル)により分類したすべての患者サブグループでもOSの延長が認められました。PFSの中央値はKEYTRUDA®併用群で6.4ヵ月(95% CI:6.2~8.3)、化学療法単独群で4.8ヵ月(95% CI:4.3~5.7)でした。

ORRについては、既に発表したとおり、第1回中間解析ではKEYTRUDA®併用群で58.4%(95% CI:48.2~68.1%)、化学療法単独群で35.0%(95% CI:25.8~45.0%)でした(p=0.0004)。第2回中間解析(今回発表したOSおよびPFSも評価)では、ORRの結果は有意水準を調整した初回のORRの解析と同様であり、KEYTRUDA®併用群で57.9%(95% CI:51.9~63.8%)、化学療法単独群で38.4%(95% CI:32.7~44.4%)でした。奏効期間の中央値は、KEYTRUDA®併用群で7.7ヵ月(範囲:1.1ヵ月以上~14.7ヵ月以上)、化学療法単独群で4.8ヵ月(範囲:1.3ヵ月以上~15.8ヵ月以上)でした。

KEYTRUDA®と化学療法との併用療法の安全性は、これまでに報告されている転移性NSCLC患者に対するKEYTRUDA®と化学療法との併用療法の安全性プロファイルと一貫しており、新たな安全性のシグナルは認められませんでした。因果関係にかかわらずグレード3~5の有害事象がKEYTRUDA®併用群の69.8%、化学療法単独群の68.2%で認められました。グレードおよび因果関係にかかわらずKEYTRUDA®併用群の患者の20%以上に認められた有害事象は、貧血(53.2%)、脱毛(46.0%)、好中球数減少(37.8%)、悪心(35.6%)、血小板数減少(30.6%)、下痢(29.9%)、食欲減退(24.5%)、便秘(23.0%)、倦怠感(22.7%)、無力症(21.6%)、関節痛(20.5%)および末梢性ニューロパチー(20.5%)でした。グレードにかかわらずKEYTRUDA®併用群で高頻度に認められた免疫関連の有害事象は、甲状腺機能低下症(7.9%)、甲状腺機能亢進症(7.2%)、間質性肺疾患(6.5%)、大腸炎(2.5%)、肝炎(1.8%)、重度の皮膚反応(1.8%)、下垂体炎(1.1%)、甲状腺炎(1.1%)および腎炎(0.7%)でした。治療との関連性が否定できない死亡はKEYTRUDA®併用群の10例および化学療法単独群の6例で認められました。両群とも間質性肺疾患による死亡が1例含まれます。

KEYNOTE-407に関する追加情報
KEYNOTE-407では、患者559例を以下の2つの治療群のいずれかに1:1の比率で無作為に割り付け、
疾患進行または許容できない毒性が認められるまで、医師が中止を決定するまで、あるいは同意が撤回されるまで治療を継続しました。

● KEYTRUDA®(200mgの固定用量を3週間ごとに1回)+カルボプラチン(AUC 6 mg/mL/分を 3週間ごとに1回)+パクリタキセル200mg/m2(3週間ごとに1回)またはnab-パクリタキセル(100mg/m2を週1回)を4サイクル投与した後、KEYTRUDA®200mgを3週間ごとに1回、最大31サイクル投与
● プラセボ(生理食塩水、3週間ごとに1回)+カルボプラチン(AUC 6 mg/mL/分を3週間ごとに1回)+パクリタキセル(200mg/m2を3週間ごとに1回)またはnab-パクリタキセル(100mg/m2を週1回)を4サイクル投与した後、プラセボを3週間ごとに1回、最大31サイクル投与。独立中央判定により疾患進行が認められた実薬対照群の適格患者には盲検を解除し、クロスオーバー期に非盲検下でKEYTRUDA®を投与した。


肺がんについて
肺がんは、肺の組織、通常は気道の内側を覆う細胞に発生するがんで、世界でがんによる死因の第1位となっています。大腸がん、乳がん、前立腺がんを合わせた死亡者数よりも多くの方が毎年肺がんにより死亡しています。肺がんは非小細胞肺がん(NSCLC)と小細胞肺がん(SCLC)の二つに大別され、NSCLCは肺がんのなかで最も多く、すべての肺がんの約85%を占めています。米国では、ステージを問わず肺がんと診断された患者さんの5年生存率は18%と推定されています。


KEYTRUDA®用法・用量・安全性について
用法・用量・安全性情報など一部情報は米国のもので、日本の情報ではありません。
詳しくは当社英文リリースをご参照ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.のがん領域における取り組み
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.では、画期的な科学を革新的ながん治療薬に変換して世界中のがん患者さんを助けることに取り組んでいます。オンコロジー事業にとって、がんと闘う人々を助けることは私たちの情熱であり、がん治療薬へアクセスしやすくすることは私たちの責任です。

また、がん領域における取り組みの一環として、医薬品業界で一二を争う急成長を遂げている開発プログラムにより、30種類以上のがんに対するがん免疫療法の可能性を模索しています。また、引き続き戦略的買収を通じて、がん免疫療法のポートフォリオを強化し、進行がんの治療を改善する可能性をもつ有望ながん治療薬候補の開発を最優先に進めています。

当社のオンコロジー臨床試験について詳しくは、当社ウェブサイトをご覧ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.について
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの製造に取り組んできました。Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、米国およびカナダ以外の地域ではMSDの名称で知られています。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。詳細については当社ウェブサイトやMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の TwitterFacebookYouTubeLinkedlnをご参照ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の将来に関する記述
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