2018年

2018年

 

2018年4月20日

報道関係各位

MSD株式会社

 

この参考資料は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が2018年4月15日(米国東部時間)に発表したニュースリリース KEYTRUDA® (pembrolizumab) Reduced the Risk of Disease Recurrence or Death by More than 40 Percent Compared to Placebo as Adjuvant Therapy in Resected, High-Risk Stage III Melanoma の日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症と安全性重要情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。

KEYTRUDA®は、日本ではキイトルーダ®として、根治切除不能な悪性黒色腫、PD-L1陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫、がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌の効能・効果で承認を取得しております。


参考資料

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A、
KEYTRUDA®(ペムブロリズマブ)が切除後の再発リスクが高い
ステージIIIの悪性黒色腫に対する術後補助療法で
プラセボと比較して再発または死亡のリスクを40パーセント以上低減

ステージIIIA(リンパ節転移1mm超)、IIIB、IIICの悪性黒色腫で
無再発生存期間(RFS)の延長を示した初の抗PD-1抗体

EORTC1325/KEYNOTE-054試験の結果をAACR 2018のオープニングプレナリー
およびニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンで発表


2018年4月15日 ニュージャージー州ケニルワース、ブリュッセル ― Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)とEuropean Organisation for Research and Treatment of Cancer(EORTC)は、切除後の再発リスクが高いステージIIIの悪性黒色腫に対する抗PD-1抗体KEYTRUDA®の術後補助療法を評価する第3相試験EORTC1325/KEYNOTE-054の結果を発表しました。KEYTRUDA®は無再発生存期間(RFS)を有意に延長し、全患者においてプラセボと比較して再発または死亡のリスクが43パーセント低減しました(HR=0.57 [98.4% CI, 0.43-0.74]; p<0.0001)。全患者におけるRFSを主要評価項目として評価し、1年RFS率はKEYTRUDA®群で75.4パーセント(95% CI, 71.3-78.9)、プラセボ群で61.0パーセント(95% CI, 56.5-65.1)でした。同様に主要評価項目であるPD-L1陽性患者におけるRFSも、KEYTRUDA®ではプラセボと比較して有意に延長しました(HR=0.54; 95% CI, 0.42-0.69; p<0.0001)。KEYTRUDA®の安全性は、進行期悪性黒色腫を対象とするこれまでの試験で認められているものと一貫していました。この結果は4月15日、American Association for Cancer Research(AACR)の2018年年次会合のオープニングプレナリーセッション(アブストラクト#10526)で初めて発表され、ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンにも同時に掲載されました。

研究代表者でGustave Roussy Cancer Institute のディレクタージェネラル、University of Paris-Saclayの腫瘍学教授のAlexander Eggermont先生は、「EORTCはMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.と共同でこの重要な試験を実施し、ステージIIIの悪性黒色腫で全般的に無再発生存期間の有意な延長が認められたことを嬉しく思います」と述べています。

当社研究開発本部シニアバイスプレジデント、グローバル臨床開発責任者でチーフメディカルオフィサーのRoy Baynes博士は、「このデータでは、再発リスクが高いステージIIIの悪性黒色腫患者に対するKEYTRUDA®の術後補助療法により、無再発生存期間が有意に延長する力強いエビデンスが示されました。これはKEYTRUDA®の術後補助療法に関する初めてのデータであり、切除後のステージIIIの悪性黒色腫の治療を進展させる重要なものとなります。世界中の規制当局にこのデータを提出していきたいと考えています」と述べています。

KEYTRUDA®はステージIIIA(リンパ節転移1mm超)、IIIB、IIICの悪性黒色腫でRFSの延長が認められた初の抗PD-1抗体です。またRFSの延長はBRAF変異にかかわらず示されました(野生型BRAFはHR=0.64 [99% CI, 0.42-0.96]、変異型BRAFはHR=0.57 [99% CI, 0.37-0.89])。すでに発表しているとおり、当社はEORTC1325/KEYNOTE-054試験のデータを米国その他各国の規制当局に提出する準備を進めています。

Melanoma Research AllianceのチーフサイエンスオフィサーのLouise M. Perkins博士は、「悪性黒色腫の発症および死亡の撲滅に専門的に取り組む当団体は、新たにKEYTRUDA®の重要なデータが示されたことを心から嬉しく思います。術後の悪性黒色腫の再発を大幅に抑制し、安全性プロファイルも示されたことは、悪性黒色腫の闘病患者にとって歓迎すべき進展です」と述べています。

当社は悪性黒色腫に関する幅広い臨床開発プログラムにおいてKEYTRUDA®の単独療法および他の新規メカニズムとの併用療法を評価しています。このプログラムでは、4,500名以上の患者を対象とする10件の臨床試験で、この疾患のあらゆる治療セッティングや病期でKEYTRUDA®を評価しています。


EORTC1325/KEYNOTE-054試験のデータおよび安全性情報(アブストラクト#10526)
EORTC 1325/KEYNOTE-054試験は、当社が資金提供し、EORTCと共同で実施される無作為化二重盲検第3相試験(ClinicalTrials.gov, NCT02362594)です。この試験は、切除後の再発リスクが高い悪性黒色腫(ステージIIIA[転移1mm超]、IIIB、IIIC)患者におけるKEYTRUDA®の術後補助療法をプラセボと比較する試験です。全体で1,019名の患者が登録し、KEYTRUDA®200 mg(514例)またはプラセボ(505例)を3週間ごとに最長1年(合計18回)まで静脈内投与する群に無作為に割り付けられました。再発が認められた場合、KEYTRUDA®へのクロスオーバーまたは再投与が許容されました。主要評価項目は全患者のRFSと腫瘍にPD-L1発現が認められる患者のRFSでした。副次評価項目は、全患者および腫瘍にPD-L1発現が認められる患者における無遠隔転移生存期間と全生存期間(OS)でした。RFSは、無作為割り付けから最初の再発(局所、領域、遠隔転移)または原因を問わず死亡までの期間と定義されました。試験実施計画書に従い、この試験はOSを含む副次評価項目を評価するために引き続き実施します。

フォローアップ期間の中央値は15.1カ月で、ITT解析集団全体における12カ月RFS率はKEYTRUDA®群で75.4パーセント(95% CI, 71.3-78.9)、プラセボ群で61.0パーセント(95% CI, 56.5-65.1)でした。RFSは有意に延長し、KEYTRUDA®ではプラセボと比較して再発または死亡のリスクが43パーセント低減しました(HR=0.57; 98.4% CI, 0.43- 0.74; p<0.0001)。18カ月時点におけるRFS率はそれぞれ71.4パーセント(95% CI, 66.8-75.4)、53.2パーセント(95% CI, 47.9-58.2)でした。

PD-L1陽性患者(853例)における12カ月RFS率は、KEYTRUDA®群で77.1パーセント(95% CI, 72.7-80.9)、プラセボ群で62.6パーセント(95% CI, 57.7-67.0)でした。この患者層でRFSは有意に延長し、KEYTRUDA®ではプラセボと比較して再発または死亡のリスクが46パーセント低減しました(HR=0.54; 95% CI, 0.42-0.69; p<0.0001)。KEYTRUDA®で示されたRFSの改善はPD-L1陰性患者およびPD-L1発現が不明の患者においても一貫して認められました。

さらに、KEYTRUDA®によるRFSの改善は病期やリンパ節転移の有無など他のサブグループでも同様に認められており、BRAF変異、性別、ベースライン時のbody mass indexによる治療の差異への大きな影響はありませんでした。

KEYTRUDA®の安全性プロファイルは進行期悪性黒色腫患者におけるこれまでに報告されている試験のものと一貫していました。薬剤関連のグレード3〜5の有害事象はKEYTRUDA®群で14.7パーセント、プラセボ群で3.4パーセントの患者に認められました。KEYTRUDA®で特に高い頻度で認められた治療関連有害事象は、倦怠感または無力症(37.1%)、皮膚反応(28.3%)、下痢(19.1%)、関節痛(12.0%)、吐気(11.4%)でした。最も多く見られた免疫関連有害事象はグレード1または2がほとんどで、内分泌系疾患(特に甲状腺機能低下症[14.3%]、甲状腺機能亢進症[10.2%]、甲状腺炎[3.1%])でした。グレード3〜5の免疫関連有害事象は7.1パーセントで、大腸炎(2.0%)、肺臓炎(0.8%)、肝炎(1.4%)でした。その他の有害事象は1パーセント以下でした。KEYTRUDA®群では、筋炎による死亡が1例ありました。


EORTCについて
European Organisation for the Research and Treatment of Cancer(EORTC)は、がん臨床研究の専門家が集まり、がん患者の生存期間の延長およびQOL改善のためのよりよい治療を明らかにすることに取り組む団体です。学際的な国際団体で、そのネットワークは35カ国の800件以上の病院でがんの治療や研究に携わる4600名を超える協力者によって構成されています。トランスレーショナル研究や臨床研究をとおして、EORTCは治療戦略、医薬品評価制度、サバイバーシップの問題、QOLなどに包括的に取り組んでいます。独自の国際臨床研究基盤であるEORTCの本部はベルギーのブリュッセルにあり、様々な活動のコーディネートや実施を行っています。


悪性黒色腫について
悪性黒色種は皮膚がんのうち最も深刻なもので、色素産生細胞の増殖が制御困難になるのが特徴です。悪性黒色腫の罹患率は過去40年間増加の一途をたどっており、2012年には世界で約232,000人が新たに悪性黒色腫と診断されました。米国では最も多く診断されるがんの一つで、皮膚がんによる死亡の大多数を占めています。2018年には米国だけで91,270人が悪性黒色腫と診断され、9,320人が死亡すると推定されています。


KEYTRUDA®用法・用量・安全性について
用法・用量・安全性情報など一部情報は米国のもので、日本の情報ではありません。
詳しくは当社英文リリースをご参照ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.のがん領域における取り組み
当社は画期的な科学を革新的ながん治療薬に結びつけ、世界中のがん患者に貢献することを目指しています。がんと闘う患者さんを支援することに熱意をもって注力し、当社のがん治療薬へのアクセスを確保するべく取り組んでいます。がん免疫分野の研究を進め、研究から臨床へのあらゆる過程を迅速に進め、がん患者さんに新たな希望をもたらしたいと考えています。

がん分野の取り組みの一環として、がん免疫療法の開発を業界有数のスピードで進めています。現在、30種類以上のがんに対して抗PD-1抗体を評価する幅広い研究プログラムを実施しています。また、戦略的買収によりがん免疫ポートフォリオを引き続き強化し、進行がんの治療を改善しうる期待の高い複数のがん免疫候補薬の開発を優先的に実施しています。

当社のがん臨床試験について詳しくは、当社ウェブサイトをご覧ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.について
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの製造に取り組んできました。Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、米国およびカナダ以外の地域ではMSDの名称で知られています。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。詳細については当社ウェブサイトやMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の TwitterFacebookYouTubeLinkedlnをご参照ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の将来に関する記述
このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.による将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対するMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.に関するForm 10-Kの2017年度年次報告書およびSECのインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できる米国証券取引委員会(SEC)に対するこの他の書類で確認できます。


# # #


MSDについて
MSDは1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、生活を改善するために、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの製造に取り組んできました。MSDはMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が各国(米国とカナダ以外)で事業を行う際に使用している名称です。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)やFacebookYouTubeをご参照ください。