2017年

2017年

 

2017年10月24日

報道関係各位

MSD株式会社

抗 PD-1抗体キイトルーダ®
PD-L1高発現患者の転移性非小細胞肺がん(NSCLC)初回治療の
2年間のフォローアップにおいて全生存期間の中央値が化学療法の2倍以上に

 

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、2017年10月18日(米国東部時間)、抗PD-1抗体
キイトルーダ®(一般名:ペムブロリズマブ)について、PD-L1高発現(腫瘍細胞のうちPD-L1陽性細胞の割合が50%以上:TPS≧50%)の進行非小細胞肺がん(NSCLC)患者の初回治療における単独療法として化学療法と比較する第3相臨床試験、KEYNOTE-024試験の最新の全生存期間データを発表しました。

キイトルーダ®は、国内で根治切除不能な悪性黒色腫およびPD-L1陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんの効能・効果で承認を取得しており、2017年2月15日に発売を開始しました。 

また、2016年12月22日には、再発または難治性の古典的ホジキンリンパ腫に対する効能・効果について、2017年4月28日に局所進行性または転移性の尿路上皮がんに対する効能・効果について製造販売承認事項一部変更承認申請を行っています。さらに、乳がん、大腸がん、食道がん、胃がん、頭頸部がん、肝細胞がん、腎細胞がん、卵巣がん、前立腺がんなどを対象とした後期臨床試験が進行中です。

キイトルーダ®は、米国を含む50カ国以上で承認を取得しており、世界では600以上の臨床試験において30種類以上のがんに対して検討が行われています。

※ この資料は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が2017年10月18日(米国東部時間)に発表したニュースリリースの日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症と安全性重要情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。


英語版(米国本社サイト)

以 上


MSDについて
MSDは1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、生活を改善するために、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの製造に取り組んできました。MSDはMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が各国(米国とカナダ以外)で事業を行う際に使用している名称です。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)や FacebookYouTubeをご参照ください。


 
 

日本語版 

抗 PD-1抗体キイトルーダ®
PD-L1高発現患者の転移性非小細胞肺がん(NSCLC)初回治療の
2年間のフォローアップにおいて全生存期間の中央値が化学療法の2倍以上に

全生存期間はキイトルーダ®群で30.0カ月、化学療法群で14.2カ月

世界肺癌学会でKEYNOTE-024試験データを発表


2017年10月18日 ニュージャージー州ケニルワース―Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は、抗PD-1抗体キイトルーダ®(ペムブロリズマブ)について、PD-L1高発現(全腫瘍細胞数のうち PD-L1 陽性細胞数の割合が 50%以上:TPS≧50%)の非小細胞肺がん(NSCLC)患者の初回治療における単独療法として化学療法と比較する第 3 相臨床試験、KEYNOTE-024 試験の 副次評価項目である全生存期間(OS)の最新データを発表しました。この試験は、EGFR遺伝子変異またはALK転座が見られない扁平上皮がんおよび非扁平上皮がんのNSCLC患者を対象として実施されました。2年間以上のフォローアップに基づくデータは、International Association for the Study of Lung Cancer が横浜で開催した第18回WCLC(世界肺癌学会)で口頭発表されました(アブストラクト:OA 17.06)。

新たに6カ月間のデータを加えた本結果では、引き続き中央値2年間以上のフォローアップ期間においてキイトルーダ®は化学療法に比べ死亡リスクが37%減少しました(HR, 0.63 [95% CI, 0.47–0.86]; nominal p=0.002)。また、キイトルーダ®群ではOSが1年以上改善し、化学療法の2倍以上となりました(キイトルーダ®群:30.0カ月[95% CI, 18.3–未到達]、化学療法群:14.2カ月[95% CI, 9.8–19.0])。

ドイツのLungenClinic GrosshansdorfでHead of the Department of Thoracic Oncology のMartin Reck教授は、「NSCLC患者の初回治療における最新データが新たに発表されたことにより、キイトルーダ®のより長期的な臨床上の有用性に関する貴重な所見が得られました。予後の悪い患者も含まれるKEYNOTE-024試験の全生存期間の優れたデータは、初回治療においてキイトルーダ®が適応となる患者に対する効果をさらに裏付けるものです」と述べています。

現在、NSCLCにおけるキイトルーダ®臨床開発プログラムにおいて、単独療法および併用療法を評価する複数の承認申請に向けた臨床試験が進行中です。

当社研究開発本部がん領域後期開発部門長のDr. Roger Danseyは、 「当社の臨床開発プログラムではがん患者さんの生存率の改善を常に重視しています。KEYNOTE-024試験の今回の結果は、NSCLCの生存転帰に対してキイトルーダ®の効果が期待できることを、引き続き示すものです」と述べています。

KEYNOTE-024試験のデータ(アブストラクトOA 17.06)
KEYNOTE-024試験は、転移性NSCLC患者305例を対象とした第3相臨床試験であり、キイトルーダ®を単独投与する群(n=154)または標準治療であるプラチナ製剤併用化学療法を行う群(n=151)のいずれかに患者を割り付けました。進行性病変に対する全身化学療法歴がなく、EGFR変異またはALK転座が認められず、FDAが承認した診断薬を用いて実施する測定によって腫瘍組織がPD-L1を高発現している(TPS≧50%)と判断された患者を対象に実施されました。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)、副次評価項目はOS、奏効率(ORR)および安全性でした。探索的評価項目は奏効期間でした。

世界肺癌学会で発表されたデータは中央値で25.2カ月のフォローアップ期間に得られたもので、治験実施計画書に従って化学療法群からキイトルーダ®群にクロスオーバーした患者82例および本試験のクロスオーバー以外で抗 PD-1 抗体による治療を受けた患者12例を含む305例のデータが含まれます。有効クロスオーバー率は62.3%です。

フォローアップ期間が6カ月追加された本解析では、OSの中央値はキイトルーダ®群で30.0カ月(95% CI, 18.3–未到達)、化学療法群で14.2カ月(95% CI, 9.8–19.0)でした。これまでに報告されているデータと同様に、キイトルーダ®では化学療法と比較して死亡リスクが37%減少しました(HR, 0.63 [95% CI, 0.47-0.86]; nominal p=0.002)。24カ月OS率はキイトルーダ®群で51.5%、化学療法群で34.5%でした。12カ月におけるOS率はキイトルーダ®群で70.3%、化学療法群で54.8%でした。

ORRはキイトルーダ®群で45.5%(95% CI, 37.4-53.7)、化学療法群で29.8%(95% CI, 22.6-37.8)でした。奏効期間の中央値はキイトルーダ®群では未到達で(範囲:1.8+カ月〜20.6+カ月)、化学療法群では7.1カ月(範囲:2.1+カ月〜18.1+カ月)でした。

キイトルーダ®の安全性は、転移性NSCLC患者を対象とするこれまでの試験で認められているものと一貫していました。キイトルーダ®群では31.2%の患者にグレード3〜5の治療関連有害事象が認められました。キイトルーダ®で最も高い頻度で認められた治療関連有害事象は、下痢、倦怠感、発熱、掻痒、吐気、食欲減退、発疹でした。キイトルーダ®群で最も高い頻度で認められた免疫関連有害事象は、甲状腺機能低下症、肺臓炎、甲状腺機能亢進症、重篤な皮膚毒性、infusion reactionでした。キイトルーダ®群で治療関連の死亡例が1件ありました。

肺がんについて
肺がんは、肺の組織、通常は気道の内側を覆う細胞に発生するがんで、世界でがんによる死因の第1位となっています。大腸がん、乳がん、前立腺がんを合わせた死亡者数よりも多くの方が毎年肺がんにより死亡しています。肺がんは小細胞肺がん(SCLC)と非小細胞肺がん(NSCLC)の二つに大別され、NSCLCは肺がんのなかで最も多く、すべての肺がんの約85%を占めています。すべての進行または転移性(ステージ4)肺がんを合わせた5年生存率は2%と推定されています。

キイトルーダ®用法・用量・安全性について
用法・用量・安全性情報など一部情報は米国のもので、日本の情報ではありません。
詳しくは当社英文リリースをご参照ください。
http://www.mrknewsroom.com/news-release/prescription-medicine-news/mercks-keytruda-pembrolizumab-more-doubled-median-overall-su

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.のがん領域における取り組み
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.では、画期的な科学を革新的ながん治療薬に変換して世界中のがん患者さんを助けることに取り組んでいます。オンコロジー事業にとって、がんと闘う人々を助けることは私たちの情熱であり、がん治療薬へアクセスしやすくすることは私たちの責任です。私たちは、がん患者さんに新たな希望を届けるため、免疫腫瘍治療における研究を推進し、研究から臨床に至るまでのすべての段階を迅速に進めることに取り組んでいます。

また、がん領域における取り組みの一環として、医薬品業界で一二を争う急成長を遂げている開発プログラムにより、がん免疫療法の可能性を模索しています。現在、広範な研究プログラムを進めており、30種類以上のがんに対するキイトルーダ®の検討を行っています。また、引き続き戦略的買収を通じて、がん免疫療法のポートフォリオを強化し、進行がんの治療を改善する可能性をもつ有望ながん免疫療法薬候補の開発を最優先に進めています。

当社のオンコロジー臨床試験について詳しくは、www.merck.com/clinicaltrialsをご覧ください。

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.について
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの製造に取り組んできました。Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、米国およびカナダ以外の地域ではMSDの名称で知られています。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。詳細については当社ウェブサイトwww.merck.com やMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の TwitterFacebookYouTubeLinkedlnをご参照ください。

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の将来に関する記述
このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.による将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対するMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.に関するForm 10-Kの2016年度年次報告書およびSECのインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できる米国証券取引委員会(SEC)に対するこの他の書類で確認できます。


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