2017年

2017年

 

2017年6月12日

報道関係各位

MSD株式会社

抗PD-1抗体 キイトルーダ®
転移性非扁平上皮非小細胞肺がんの初回治療における
ペメトレキセド/カルボプラチンとの併用療法の
長期フォローアップデータを2017 ASCO年次総会で発表

 

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、2017年6月3日(米国東部時間)、抗PD-1抗体
キイトルーダ®(一般名:ペムブロリズマブ)について、 PD-L1の発現にかかわらず進行非扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)を有する患者の初回治療として、ペメトレキセド/カルボプラチン(pem/carbo)との併用療法を検討したKEYNOTE-021試験(コホートG1)の最新データを発表しました。

国内でキイトルーダ®は、根治切除不能な悪性黒色腫およびPD-L1陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんの効能・効果で承認を取得しており、2017年2月15日に発売を開始しました。

また、2015年10月27日には、治癒切除不能な進行・再発の胃がんに対する効能・効果について、厚生労働省から『先駆け審査指定制度』施行後初めての対象品目の一つに指定されています。さらに、乳がん、胃がん、頭頸部がん、肝細胞がん、多発性骨髄腫、食道がん、腎細胞がん、大腸がん、卵巣がん、前立腺がんなどを対象とした後期臨床試験が進行中です。2016年12月22日には、再発または難治性の古典的ホジキンリンパ腫に対する効能・効果について、2017年4月28日には、局所進行性または転移性の尿路上皮がんに対する効能・効果について、製造販売承認事項一部変更承認申請を行っています。

キイトルーダ®は、米国を含む50カ国以上で承認を取得しており、世界では500以上の臨床試験において30種類以上のがんの検討が行われています。

※ この資料は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が2017年6月3日(米国東部時間)に発表したニュースリリースの日本語訳であり、内容や解釈については英語が優先されます。適応症と安全性重要情報も米国のものであり、日本国内の情報ではありません。


英語版(米国本社サイト)

以 上


MSDについて
MSDは1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、生活を改善するために、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの製造に取り組んできました。MSDはMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が各国(米国とカナダ以外)で事業を行う際に使用している名称です。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)や FacebookYouTubeをご参照ください。


 
 

 

抗PD-1抗体 キイトルーダ®

転移性非扁平上皮非小細胞肺がんの初回治療における
ペメトレキセド/カルボプラチンとの併用療法の
長期フォローアップデータを2017 ASCO年次総会で発表

KEYNOTE-021試験においてフォローアップをさらに5カ月間継続して得られた
奏効率、無増悪生存期間および全生存期間のデータ


2017年6月3日 ニュージャージー州ケニルワースーMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)は、抗PD-1抗体キイトルーダ®(ペムブロリズマブ)について、PD-L1の発現にかかわらず進行非扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)を有する患者の初回治療として、ペメトレキセド/カルボプラチン(pem/carbo)併用療法とのを検討したKEYNOTE-021試験(コホートG1)の最新データを発表しました。このデータは、フォローアップをさらに5カ月間継続して得られたもので、キイトルーダ®+pem/carbo併用療法の持続的な有用性を示しており、奏効率(ORR)は
キイトルーダ®+pem/carbo併用療法群で56.7%、pem/carbo群で30.2%でした(95% CI, 8.9%-42.3%; P = 0.0016)。無増悪生存期間(PFS)はキイトルーダ®+pem/carbo併用療法群の方が長く、中央値はキイトルーダ®+pem/carbo併用療法群では未到達(95% CI, 8.5カ月~未到達)、pem/carbo群では8.9カ月(95% CI, 6.2-10.3)でした(HR 0.50 [95% CI, 0.29-0.84, P = 0.0038])。最新の解析では、
キイトルーダ®+pem/carbo併用療法群において、pem/carbo群と比較して統計的に有意ではなかったものの全生存期間(OS)の延長傾向がみられました(HR, 0.69 [95% CI, 0.36-1.31, P = 0.13])。これらのデータはシカゴで開催された2017年米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会で発表されました(アブストラクト#9094)。

テキサス大学 MD Anderson Cancer Centerのsection chief thoracic medical oncology であるDr. Vassiliki Papadimitrakopoulouは「フォローアップをさらに5カ月間継続した時点においても、
キイトルーダ®+ペメトレキセド/カルボプラチン併用療法によりORRの増加とPFSの延長がみられています。今回のデータは、PD-L1の発現にかかわらず、転移性非扁平上皮非小細胞肺がんを有する患者さんに、この併用療法を行うことを支持するものです」と述べています。

当社は現在、がん免疫療法を検討する臨床開発プログラムを着実に進めています。このプログラムでは肺がんにおいて広範な開発を行っており、キイトルーダ®の承認申請に向け複数の試験が進行中です。キイトルーダ®の臨床開発プログラムでは、30種類以上のがんに対して500以上の臨床試験が進行しており、このうち300以上がキイトルーダ®と他のがん治療薬の併用療法を評価するものです。

当社研究開発本部 がん領域後期開発部門長のDr. Roger Danseyは「肺がんにおいては何十年にもわたり深刻なアンメットニーズが存在していますが、今回のデータではキイトルーダ®とペメトレキセド/カルボプラチン併用療法が、転移性非扁平上皮非小細胞肺がんの初回治療において持続的な効果が得られることがわかりました。今回の追加データに基づき、当社の臨床開発プログラムを通じてこの併用療法の試験が進んでいくことを期待しています」と述べています。


KEYNOTE-021(コホートG1):PD-L1の発現量にかかわらず初回治療を受けた患者におけるデータ(アブストラクト#9094)
多施設共同非盲検マルチコホート第1/2相臨床試験、KEYNOTE-021試験(コホートG1)では、EGFR・ALK陰性の転移性非扁平上皮NSCLC患者123例を対象に、初回治療としてのキイトルーダ®とペメトレキセド/カルボプラチン併用療法(キイトルーダ®+pem/carbo併用療法群)の有効性および安全性をペメトレキセド/カルボプラチン(pem/carbo群)と比較し、検討しました。
KEYNOTE-021G1試験は、ペメトレキセドの製造元であるイーライリリー社と共同で実施されました。患者をキイトルーダ®+pem/carbo併用療法群(n=60)またはpem/carbo群(n=63)のいずれかに無作為に割り付けました。キイトルーダ®+pem/carbo併用療法群にはキイトルーダ®(200 mg)、ペメトレキセド(500 mg/m2)/カルボプラチン(AUC 5 mg/mL/分)を3週間ごとに1回、計4サイクル投与した後、キイトルーダ®を3週間ごとに1回投与しました。pem/carbo群には、ペメトレキセド(500 mg/m2)/カルボプラチン(AUC 5 mg/mL/分)のみを4サイクル投与しました。両群とも、治験責任医師の判断で維持療法としてペメトレキセド(500 mg/m2)を3週間ごとに1回投与することが可能でした。有効性の主要評価項目は、RECIST (Response Evaluation Criteria in Solid Tumors) 1.1に基づく盲検下での独立中央判定によるORRでした。このほかの有効性の評価項目は、RECIST 1.1に基づく盲検下での独立中央判定によるPFS、奏効期間およびOSでした。

ASCOで発表されたデータは中央値で14.5カ月(0.8~24.0カ月)のフォローアップで得られたものです。この解析では、キイトルーダ®+pem/carbo併用療法はpem/carboのみの併用療法と比較して奏効率、奏効期間およびPFSの改善が認められました。ORRはキイトルーダ®+pem/carbo併用療法群で56.7%、pem/carbo群で30.2%でした(95% CI, 8.9%-42.3%; P = 0.0016)。奏効期間の中央値は、
キイトルーダ®+pem/carbo併用療法群では未到達(1.4カ月以上~18.6カ月以上)であり、pem/carbo群では16.2カ月(2.8~20.7カ月以上)でした。

このほか、PD-L1の発現量別の解析結果も発表されました。PD-L1の発現が認められない患者(TPS<1%)では、ORRはキイトルーダ®+pem/carbo併用療法群で62%(95% CI, 38-82)、pem/carbo群で13%(95% CI, 3-34)でした。PD-L1陽性患者(TPS≧1%)では、ORRはキイトルーダ®+pem/carbo併用療法群で54%(95% CI, 37-70)、pem/carbo群で40%(95% CI, 25-57)でした。PD-L1陽性患者の中では、PD-L1高発現(TPS≧50%)の患者で最も効果が高く、ORRはキイトルーダ®+pem/carbo併用療法群で80%(95% CI, 56-94)、pem/carbo群で41%(95% CI, 18-67)でした。PD-L1低発現(TPS=1~49%)の患者では、ORRはキイトルーダ®+pem/carbo併用療法群で26%(95% CI, 9-51)、pem/carbo群で39%(95% CI, 20-61)でした。

PFSはキイトルーダ®+pem/carbo併用療法群の方が長く、中央値はキイトルーダ®+pem/carbo併用療法群では未到達(95% CI, 8.5カ月~未到達)、pem/carbo群では8.9カ月(95% CI, 6.2-10.3)でした(HR 0.50 [95% CI, 0.29-0.84, P = 0.0038])。9カ月および12カ月時点のPFSは、キイトルーダ®+pem/carbo併用療法群でそれぞれ63.2%および56.4%、pem/carbo群でそれぞれ48.1%および33.9%でした。

pem/carbo群の患者の75%(n=36/48)にはその後抗PD-1抗体または抗PD-L1抗体が投与され、うち22例には本試験のクロスオーバーによりキイトルーダ®が投与されました。

OSの解析では統計的に有意ではなかったもものの、キイトルーダ®+pem/carbo併用療法により死亡リスクを31%(HR, 0.69 [95% CI, 0.36-1.31, P = 0.13])減少させました。OSの中央値はいずれの群でも未到達であり、9カ月および12カ月時点のORRは、キイトルーダ®+pem/carbo併用療法群でそれぞれ84.6%および76.0%、pem/carbo群ではそれぞれ82.3%および69.3%と推定されました。

キイトルーダ®の安全性プロファイルは、これまでに報告された試験で認められた安全性プロファイルと一致していました。キイトルーダ®+pem/carbo併用療法群で認められたグレード3~5の治療との関連性が否定できない有害事象は、貧血(11.9%)、好中球数減少(6.8%)、倦怠感(3.4%)、悪心(1.7%)、発疹(1.7%)、嘔吐(1.7%)、AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)上昇(1.7%)およびALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)上昇(1.7%)でした。キイトルーダ®+pem/carbo併用療法群でグレードを問わず高頻度に認められた免疫関連の有害事象は、甲状腺機能低下症(11.9%)、甲状腺機能亢進症(8.5%)、間質性肺疾患(6.8%)、infusion reaction(3.4%)、重度の皮膚毒性(1.7%)および大腸炎(1.7%)でした。治療との関連性が否定できない死亡は、キイトルーダ®+pem/carbo併用療法群で1例、pem/carbo群で2例認められました。


肺がんについて
肺がんは、肺の組織、通常は気道の内側を覆う細胞内に発生するがんで、世界でがんによる死因の第1位となっています。大腸がん、乳がん、前立腺がんを合わせた死亡者数よりも多くの方が毎年肺がんにより死亡しています。肺がんは非小細胞肺がん(NSCLC)と小細胞肺がん(SCLC)の二つに大別され、NSCLCは肺がんのなかで最も多く、すべての肺がんの約85%を占めています。すべての進行または転移性(ステージIV)肺がんを合わせた5年生存率は2%と推定されています。


キイトルーダ®用法・用量・安全性について
用法・用量・安全性情報など一部情報は米国のもので、日本の情報ではありません。
詳しくは当社英文リリースをご参照ください。

http://www.mrknewsroom.com/news-release/asco/longer-term-follow-data-mercks-keytruda-pembrolizumab-combination-pemetrexed-and-c



Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.のがん領域における取り組み
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.では、画期的な科学を革新的ながん治療薬に変換して世界中のがん患者さんを助けることに取り組んでいます。オンコロジー事業にとって、がんと闘う人々を助けることは私たちの情熱であり、がん治療薬へアクセスしやすくすることは私たちの責任です。私たちは、がん患者さんに新たな希望を届けるため、免疫腫瘍治療における研究を推進し、研究から臨床に至るまでのすべての段階を迅速に進めることに取り組んでいます。

また、がん領域における取り組みの一環として、医薬品業界で一二を争う急成長を遂げている開発プログラムにより、がん免疫療法の可能性を模索しています。現在、広範な研究プログラムを進めており、500以上の臨床試験において30種類以上のがんに対するキイトルーダ®の検討を行っています。また、引き続き戦略的買収を通じて、がん免疫療法のポートフォリオを強化し、進行がんの治療を改善する可能性をもつ有望ながん免疫療法薬候補の開発を最優先に進めています。

当社のオンコロジー臨床試験について詳しくは、www.merck.com/clinicaltrialsをご覧ください。




Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.について
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの製造に取り組んできました。Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、米国およびカナダ以外の地域ではMSDの名称で知られています。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。詳細については当社ウェブサイトwww.merck.com やMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の TwitterFacebookYouTubeLinkedlnをご参照ください。


Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の将来に関する記述
このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。

リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.による将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対するMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。

Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.は、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.に関するForm 10-Kの2016年度年次報告書およびSECのインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できる米国証券取引委員会(SEC)に対するこの他の書類で確認できます。


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