万有製薬株式会社(本社 : 東京、社長 : トニー・アルバレズ)は、このたびMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)感染症の治療薬、「ダプトマイシン(一般名)」の製造販売承認申請を行いました。
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 : Methicillin-resistant Staphylococcus aureus)は、メチシリン(methicillin)を始めとして、ペニシリン(penicillin)、アモキシシリン(amoxicillin)、セファロスポリン(cephalosporin)などの多くの抗生物質に対して薬剤耐性を獲得した黄色ブドウ球菌のことです。主に接触感染で呼吸器感染症や敗血症、感染性心内膜炎、皮膚軟部組織感染症などを引き起こし、国内でのMRSA感染患者は、年間約20万人にのぼるといわれています。病院内で分離される黄色ブドウ球菌に占めるMRSAの分離頻度はすでに全体の約半数を超え、院内感染の起炎菌の一つとしても大きな問題となっています。
ダプトマイシンはリポペプチド系抗生物質で、MRSAに有効性を示す新しい作用機序の抗生物質です。
グラム陽性細菌の細胞質膜に作用し、細胞機能不全を引き起こして、細菌を死に至らしめます。
海外では主にCUBICIN®の製品名で、米国、欧州をはじめ、現在世界68カ国で承認されています(2010年5月現在)。米国ではCubist Pharmaceuticals, Inc.(以下Cubist社)が、その他の国ではCubist社が提携をした複数の製薬会社が販売をしています。日本では、2007年3月のMerck and Company, IncorporatedとCubist 社が締結したライセンス契約により、当社が国内での開発・販売権を取得しています。
当社では、すでに国内でMRSA感染症患者さんに対する有効性と安全性を評価したフェーズIII試験が終了し、また海外でもMRSA感染症治療に対して使用経験のあるダプトマイシンが、日本のMRSA治療における新たな治療選択肢となり、患者さんおよび医療従事者の皆さんに貢献できるものと期待しております。
以 上
万有製薬について
万有製薬は、グローバルに事業展開する研究開発型の製薬企業「Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.」の完全子会社です。医薬品は患者さんのためにあるという理念のもと、医療用医薬品およびワクチンの研究開発、製造、販売までを行っております。世界一流の医薬品・ワクチンを提供し、クオリティー・オブ・ライフの向上に貢献します。詳細については、こちら をご参照ください。
Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.について
現在、Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.は世界中が健康であるための努力を続けています。医薬品、ワクチン、生物学的療法および一般向けならびにアニマルヘルスケア製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上の国で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。さらに、さまざまなプログラムを通じて医薬品を必要とする人々への医薬品の寄付や供給を行い、医薬品へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。「Merck. Be Well.」詳細については、 http://www.merck.com/ をご参照ください。
Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.の将来に関する記述についての注記
このプレスリリースは、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.と旧シェリング・プラウ社の統合による利得に関する記述などが含まれ、将来の財務と営業結果、会社の連結計画、目標、期待と意図、並びに歴史的事実ではないその他の記述が含まれています。こうした記述は、Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.の経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合もあります。
とりわけ以下の要因については、将来に関する記述で述べたものと実際の成果が異なる可能性があります : 医薬品業界の規制や医薬品業界に影響を及ぼすおそれのある係争中の訴訟により、Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.と旧シェリング・プラウ社の統合で期待した相乗効果が実現しない可能性、または期待した期間中に実現しない可能性について;ビジネスの統合が成功しないリスクについて;取引関係の維持を以前より困難にする統合の途絶について; Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.による将来の市況予測の正確性について;Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.の特許権や画期的製品の保護の有効性への依存について;米国や国際的な規制・保健政策の新規制定や変更、並びに訴訟や規制措置の対象となる可能性について。
Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.は、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.に関するForm 10-Kの2009年度年次報告書、およびSECのインターネットサイト( www.sec.gov )で入手できる米国証券取引委員会(SEC)に対するこの他の提出書類で確認できます。
※ Cubist とCUBICIN®は、Cubist Pharmaceuticals, Inc.の登録商標です。