マタニティ・エクササイズ

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マタニティ・エクササイズについて

必ず医師の許可を得てから、運動療法を行うようにしましょう。

糖尿病ママのマタニティ・エクササイズ

妊娠中の糖尿病には、もともと糖尿病であった場合と、妊娠をきっかけに発症あるいは発見された「妊娠糖尿病」があります。血糖が高いままでは母体や赤ちゃんの合併症リスクが大きくなるため、厳格な血糖コントロールが必要です。医師の指導のもとで行う適切な運動は、妊婦さんの血糖コントロールや全身状態の改善にもとても有効です。かかりつけの医師と相談のうえ、適度な運動を行ってみましょう。

妊娠していても運動はできますか?

メディカルチェック*を行ったうえで問題がない場合は、運動療法は血糖コントロール改善にも効果的で、妊婦さんでも適度なエクササイズができます。ただし、身体の状態によっては、運動ができない場合もありますので、必ず医師に相談するようにしましょう。

*メディカルチェック:運動をしても問題がないかどうか、問診のほかに血圧、心電図などの検査を行います。また糖尿病に伴う合併症がないかどうかもチェックしてもらいましょう。妊娠中は産科的に問題ないかどうか、必ず確認しましょう。

こんな方は、運動療法を行ってはいけません!

  • 切迫流産・早産ほか産科的に問題がある
  • 重症の網膜症・腎症・高血圧症や妊娠高血圧症候群がある
  • 1型糖尿病で血糖の変動が激しい
  • 関節炎など整形外科的な問題がある
  • 重度の貧血がある
メディカルチェック項目
問診 自覚症状や日常生活の状態など
診察 血圧、脈拍数、内科、整形外科、眼科など
尿検査 糖、ケトン体、蛋白、潜血、沈さなど
心電図 安静時12誘導心電図
血液検査 腎機能、血糖値、脂質代謝異常など

どんな効果がありますか?

基礎代謝*が高まるので、肥満予防や血糖コントロールの改善にも有効です。筋力のアップや血流の改善により全身状態がよくなるので、妊娠期間中も快適に過ごせます。また、分娩時に必要な体力を養うことができます。

*基礎代謝:安静にしている時に消費されるエネルギー

こんな効果があります!

  • 基礎代謝を高める

    血糖コントロールの改善

  • 妊娠期間中を快適に過ごす

    足腰の筋力アップ
    腰痛、肩こりの解消
    ストレス解消、気分転換

  • 分娩時に必要な筋力・体力の強化
  • 腹式呼吸法が身につく
  • 全身、特に骨盤内の血流改善
  • 運動不足の解消・肥満予防

どんな運動が向いていますか?

ウォーキング、体操、ヨガ、水泳、エアロビクスなど、安全に行うことができ、血糖と全身の血流を改善する「有酸素運動」が効果的です。運動の強さは1分間の脈拍数が110~135を超えないのんびりペースを目安にしてください。急な動きや関節や腹筋に負担がかかる運動は不向きです。また記録や得点を争うスポーツも避けた方がいいでしょう。

運動時の注意事項

運動療法を行う時には以下のことに気をつけましょう。また必ず医師の許可を得たうえで、運動療法を行うようにしましょう。

  • 運動療法を行う前に医師によるメディカルチェックを必ず受けてください。
  • 食前・食後30分以内は運動を避けましょう(食後1~2時間後、あるいは子宮が収縮しにくい10:00~14:00の時間帯がおすすめです)。
  • 準備運動、整理運動は必ず行いましょう。
  • インスリン注射をしている場合は、運動前に血糖値を測定してください。1型糖尿病でも運動はできます。その場合は低血糖に注意しながら慎重に行いましょう。
  • 運動前後の血圧、脈拍、血糖の測定を行いましょう。運動中の心拍数は110~135(20~30歳代)に保ち、のんびりペースで続けましょう。脈拍が135以上になるほどの強い運動はかえって危険です。
  • 妊娠5ヵ月以降は、あおむけでの運動は避けましょう(ただし、軽度・短時間の運動は可能です)。
  • 体調が悪い時は無理をしないようにしましょう。

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