運動療法

運動療法


運動療法は効果がありますか?

運動療法は、食事療法とならぶ糖尿病治療の有効な手段です。特に2型糖尿病の患者さんでは、食事療法と運動療法 を組み合わせることで、血糖コントロールが改善することが知られています。

また効率的に内臓脂肪を減らすことができるので、メタボリック・シンドロームの予防にも効果的です。

運動療法を行ってよい方、行ってはいけない方

糖尿病の患者さんのなかには、運動療法を行ってよい方と行ってはいけない方がいます。運動療法を始める前に、必ず医 師によるメディカルチェックを受けるようにしましょう。

メディカルチェック項目  
問診 自覚症状や日常生活の状態など
診察 血圧、脈拍数、内科、整形外科、眼科など
胸部X線 立ち姿で正面と側面から撮影
心電図 安静時12誘導心電図
血液検査 腎機能、血糖値、脂質代謝異常など
尿検査 糖、ケトン体、蛋白、潜血、沈さなど

運動療法を行ってよい方

あくまでも目安です。必ず医師に相談してから始めましょう。

  • 血糖コントロールが良好で、重い合併症がない2型糖尿病の方
  • 糖尿病の初期、あるいは境界例の方

運動療法を行ってはいけない方

  • 1型糖尿病で運動により高血糖、高ケトン血症を生じる可能性がある方
  • 増殖網膜症、腎症(血清クレアチニン値:男性2.5mg/dL以上、女性2.0mg/dL以上)など重い合併症がある方
  • 心筋梗塞など心血管系障害がある方

運動中にあらわれたら注意する症状

運動の最中に以下の症状があらわれた場合は、ただちに運動を中止してください。

  • 胸の痛み、圧迫感
  • 動悸や息切れ
  • 息苦しい、呼吸困難
  • 腹痛、吐き気、嘔吐
  • 足や腰の痛み
  • めまい、目の前がくらくなる
  • 意識を失う
  • チアノーゼ、顔色が蒼白になる