うつ病の回復期

うつ病の回復期


回復期のうつ病患者さんにどのように接していけばいいですか?

ゆったりとした気持ちで接しつつ、再発予防のためのサポートをしてあげましょう。

回復期には患者さんも周囲の人も、なんとか早く元の状態に戻そうとあせりがちになります。しかし、このあせりが症状をぶりかえしてしまう【再燃】引き金になるのです。気長に見守ることが病気を完治させる一番の近道になると考え、ゆったりとした気持ちで接するようにしましょう。

患者さんがあせっている時にはブレーキをかける・まわりの人もあせらない

患者さんが自然と何かをしてみたいという気持ちになり、それをすることで患者さんの気が楽になるのであれば、応援してあげましょう。しかし、あせりや義務感から患者さんが何かを始めようとする場合には、『病気がもっとよくなってから始めればいいのでは?』といったん保留にし、医師に相談するよう提案しましょう。

段階を踏んで確実に進めることが治療につながるので、患者さんもまわりの人もあせらず、心に余裕をもつことが大切です。

生活リズムをたてなおす協力を

スムーズな社会復帰のためには、無理のない範囲で起床・就寝の時間を元に戻したり、日中は短い時間でも戸外に出て運動するなど、徐々に生活のメリハリをつけていくことが大切になります。不規則になっているうつ病患者さんの生活リズムのたてなおしに協力してあげてください。

患者さんの様子を客観的に見て伝える

この時期になると患者さんは、やり過ぎたり、頑張り過ぎたりすることもあります。このような状態は、病気の症状からくることもありますし、あせりからくることもあります。患者さん本人が頑張り過ぎていると感じた時にはそのことを本人に伝え、医師と相談するように勧めましょう。程度が強ければ、ご家族の方が医師に直接相談することが必要になることもあります。

発症時の状況などを話し合う

どのような状況でうつ病を発症したのか、どのような状態になるとうつ病の症状がひどくなるのか、といったことを患者さんが自覚することはうつ病の再発予防にとても効果的です。症状がほぼ回復してきたら、患者さんが落ち着いている時を見計らって、生活状況と病状の関係について話し合ってみるのがいいでしょう。

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