うつ病の病初期

うつ病の病初期


うつ病と診断されたら、どのように療養したらいいですか?

抗うつ薬などによる「薬物治療」を受けながら、とにかく「休養」するようにしてください。

うつ病になると判断能力や物事の処理能力が落ちてしまうため、普段なら簡単にできることができなかったり、いつもより何倍もの労力が必要になったりします。そのような時に無理をしてしまうと、心身ともに疲れ果ててしまい、症状をさらに悪化させてしまうことになります。

したがって、病初期でうつ病の症状が強い時には、脳の中で感情をコントロールする神経伝達物質のバランスを正常化する作用がある抗うつ薬などを飲みながら、とにかく十分な休養をとるようにしてください。決して無理をしてはいけません。

うつ状態・うつ病になるとあらゆる機能・能力が低下し、また不安な気持ちが強くなって悲観的な考えから抜け出せなくなるため、いくら考えても進むべき正しい道が見出せなくなります。うつ病の時は本来の自分ではない状態なのです。うつ病の時にはできないと思うことでも、回復すればできるようになることが多いものです。したがって、このような時に人生の上での大きな決断をしてはいけません。うつ病の時の悩み事はいったん棚上げにして、回復してから考えるようにしましよう。

身体を休ませるために・・・

身体を休ませるためには、睡眠を十分にとることが必要です。ところが困ったことに、うつ病になると病気の症状として「眠れない」「眠りが浅い」「朝早く目が覚める」といった不眠症状が出ることが多いのです。不眠に対する対応は、うつ病治療においても重要なことなので、不眠症状でお困りの方は一度、医師にお伝えください。

心を休ませるために・・・

心を休ませるためには、できるだけ「何もしない」「何も考えない」ようにしてください。睡眠をとることは、心を休ませるためにも効果的です。「何もしない」ということに、罪悪感や後ろめたさを感じる必要はありません。なぜなら「何もしない」ことが“治療”であり、“怠け”ではないからです。また「何かをしなければ」という気持ちになるのと、「何かをしたい」という気持ちになるのはまったく違います。自然に「何かをしたい」という気持ちになるまで、ゆっくり待ちましょう。

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